Drastic Plastic(プラスティック幻想)【CD】/Be Bop Deluxe(ビー・バップ・デラックス)
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【コメント】 1974年にデビューしたこのバンドは当時のブリティッシュ・ロックの三大 主流であったグラム・ロック、プログレッシブ・ロック、ハード・ロックという要素をバランス良く兼ね備えた未来的かつセンスの良いサウンドで、後のニュー・ ウェイブ、テクノ・ポップの元祖的な事もいち早くやっていた。 この後、ビル・ネルソンは早過ぎたデジタル・パンクとも言うべきバンド、ビル・ネルソンズ・レッド・ノイズを経て(初期ウルトラヴォックスやXTCファンの人は必聴のバンド)ソロになり、自らのレー ベル、コクトー・レコードを作ったり、様々なニュー・ウェイブ・バンドのプロデュースなどをやったり、「知る人ぞ知る」といったマイペース&マイホームな 活動をしていて、その辺にROCKHURRAHもシンパシーを感じる。 このアルバムは78年、すでにパンクも初期ニュー・ウェイブも出揃っていた時代の作 品で、そういう新しい音楽との出会いをビル・ネルソン流に処理したとも言えるが、どちらかというとこのバンドが元々持っていた世界に時代の方がやっと追い ついたという印象を個人的には持っている。 南フランスのお城の中で行われた近未来的(この当時の科学レベルではかなりSF的な)セッションにより生まれた 音楽は4thアルバム「MODERN MUSIC」と共に彼らの最高傑作だと思える。 【曲目】 |