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【SNAKEPIPEが試着したところ。さすがにサイズぴったり!】

SNAKEPIPE WROTE:

オリジナルの洋服や雑貨を制作し、それを発表する「逸品制作日誌」を最後に書いたのが、なんと2013年7月のこと!
実に4年も前のことと気付いて愕然とする。
その間何も制作していなかったのかというと、そんなことはない。
大抵の場合、制作というよりはリフォーム作業をしていたようで…。
このブログには「劇的ビフォ→アフター」というリフォームについて特集するカテゴリーがあるけれど、そこで書くまでもない程度の作業しかしていなかったみたい。
今までも何度か書いているけれど、大好きだったバンド、ROBINが解散してしまってからというもの、ライブに行く機会は皆無になり、それと同時に制作にも熱が入らなくなってしまった。
あの頃はライブに行くため、という目的が制作意欲を掻き立てていたんだよね。

そんなSNAKEPIPEが久しぶりに作ってみたいと思ったのは、ROCKHURRAHが着ているレザー・シャツが羨ましかったから!
それはウエスタン調のレザー・シャツで、とてもカッコ良いんだよね。
もちろんROCKHURRAHにとても似合っているから余計なんだけど。(笑)
レディスには、そんなレザー・シャツってなかなかないと思う。
よおし、それならば作ってしまえ!
と意気込んで柔らかい革を手に入れたのが、2015年の年末近く。
ROCKHURRAHに付き合ってもらい、一緒に選んでもらった。
そしてシャツの裁断をしたのが、2016年の正月。
そう、去年の1月なんだよね!

洋服の場合はいつもそうなんだけど、この裁断という作業が一番苦労する。
型紙置いて、印付けてカットするだけなんだけどね。(笑)
素材がレザーだからなのか、この裁断まで済んでしまえば、ほとんど完成したと言っても良いくらい。
もちろん実際はそうじゃないんだけど、それくらい裁断の作業は大変なんだよね。
腰が痛くなりながらも、なんとか裁断し終わり、あとは縫うだけ。
左は裁断してパーツになった革の様子。
最初は順調だったはずなのに。
ああ、それなのに。(笑)
なんでこんなに時間がかかっちゃったんだろうね?

原因の一つは、 シャツの作り方そのままを参考にしてしまったから。
レザーと布では厚みが違うのに、同じように作ろうとして苦労してしまった。
例えば襟とかね。
右は非常に時間をかけて作った襟部分の画像。
レザーで裏表を作っているため、少し不格好なんだよね。
もう一つは裏地を付けてしまったこと。
ROCKHURRAHのレザー・シャツには裏地が付いていなくて、シャツの中に着る素材によっては、滑りが悪くて着づらいことがあるとのこと。
この話を参考に、裏地を作ろうと計画したのが更に苦労の元になってしまった。
シャツを作ったこともないのにも関わらず無謀だったのかもしれない。

そしてSNAKEPIPEが胸ポケットの素材にこだわってしまったのも原因かな。
同じレザーではなく、ハラコにしてはどうだろうと想像してしまったのである。
そしてその考えが素晴らしいと思い、また素材を調達することになってしまった。
ここでまたタイムロスだ。(笑) 
左はハラコのポケットを付けた身頃を撮影した画像。
ここまでで何ヶ月かかったんだろう?

去年の冬には間に合わず、結局今年中持ち越しそうになってしまった。
いや、今年の冬はこのレザー・シャツジャケットを着たい!
そう決心して再び制作を始める。
襟、袖、身頃と完成させたら、あとはそれら全てを合体させるだけ!
右は合体させて、残るは袖のカフス部分を作るだけとなった画像。
裏地が少し見えているのがおわかり頂けるだろうか。
これは古着屋で手に入れた70’sのブラウスを使用している。
ちょっとサイケっぽい柄が気に入って、何かで使おうと買っておいたものだ。
「開くとすごいんです」
って感じにしたかったんだよね。(笑)
この画像からは見えないけれど、内ポケットも付けて好みの状態にしてある。
レディスの洋服って、ポケット少ないのが多いんだよね。

カフスを作り、シャツの裾部分を縫って完成!
これでやっと今年デビューすることができたよ。
計画からということになると、約2年をかけて完成にこぎつけた逸品。
今年中に仕上げることができて、本当に良かった。(笑)

次回の逸品制作日誌はいつ書けるだろう?
まさかまた4年後?
オリンピックみたいだね。(笑) 

【染めQを染めてみた!(笑)】

SNAKEPIPE WROTE:

3月6日は鳥飼否宇先生の誕生日!
鳥飼先生、お誕生日おめでとうございます。
SNAKEPIPEも2日前に一つ年を取りました!(笑)

鋲打ちが趣味だった頃、様々なタイプのスタッズを求めてパーツを売っているところに出入りすることが多かった。
例えば新宿のオカダヤ、ある時は渋谷の東急ハンズ。
記憶が正しければ、その時の東急ハンズで宣伝用のテレビで流れていたのが染めQだった。
その画面に見入って
「レザーを簡単に染められるなんてすごい!」
と感心し、「いつか試してみたい」と思ったSNAKEPIPE。
ROCKHURRAHも興味津々で、その話題で盛り上がったものだった。

あれから10年以上の月日が経過しているのに、
「いつか試してみたい」
という思いを残しつつ、結局やっていなかったんだよね。(笑)
理由その1は、染めたいと思う品物がなかったから!
本当はあったのかもしれないけれど、染めQを思い出さなかった、というのが正確な理由なのかもしれないね?
理由その2は、軽く試してみたいと思うほど染めQがお手頃じゃない、ということだろうか。
小さい70mlサイズと大きな264mlサイズがあるんだけど、大きいほうで約2000円なんだよね!
264mlで染められるのは平均0.8平米〜1平米という。
大きさによるけれど、1本で足りない場合は更にお値段がかかるってことだからね!
二の足を踏むのも当然かな?(笑)

SNAKEPIPEが2016年の目標に掲げたのが
「面倒がらない」
ということ。
やろうと思って後回しにすることって多いからね。
「面倒だから」を理由にせず、小さなことでも自分でできることはやってみよう!と思っているのである。

そこで思い出したのが、数年前にリサイクルショップで購入したレザーのスカート!
びっくりするほどの安値で購入し、何かの材料にすれば良いとそのままにしていたスカートだったのである。
デザインは巻きスカートタイプで、前面にフラップ付きのポケットがあるのが非常に好み!(笑)
色がモスグリーン系で、傷がつきやすい表面加工のレザーだったため、いくら手入れをしても「汚れたスカート」にしか見えない。
色さえなんとかなれば、普通に着用できるんだけど、と思いながら放置されていたスカートだったのである。

ここで思い出したのが前述した「いつか試してみたい」と思っていた染めQである。
ものすごい安値で買ったスカートに使うのは勿体ない?
いや、似たタイプを購入すると考えたらお安いかも。
それに染めQをものすごくお気に入りのレザーで、初めて試すのも怖いような気もするし。(笑)

先ほども書いたようにこのスカートは巻きスカートなので、実は表面積は広いんだよね。
264mlで染められる範囲を超えてるだろうな、と思いながらまずは1本だけ購入してみる。
「室内でも染められる」と宣伝ではいわれていたけれど、スプレーが飛び散るのが怖かったのでベランダで試すことにする。
1回目の状態が右の画像。
まだまだだよねー!

散布したのは風が強い日だったので、スプレーが撒き散らされる状態になってしまった。
そのせいでスプレーの強烈なにおいが充満している。
ラッカーのにおい、なのかな。
ROCKHURRAHによると、プラカラーのにおいと同じ、だそうで。

これ、とても室内でなんて作業できないよ?
このにおいが落ちるのかあ?
心配になっちゃうよね。
上の画像で3回ほど塗った状態。
光の加減にもよるけど、黒というよりはブロンズに近いのかな?
心配していた通り、1本では足りなかったね。
スカートのサイズは135cm☓60cmなので810平米だけど、完全に色を変えてしまうためには2本必要ってことね。

1本目を購入した近所の店に出向くと…なんとブラック売り切れ!
えー!明日作業したかったのにっ!
きっと再入荷は未定だろうな、と見切りをつけてAmazonで購入。
通販のほうが早くて確実だね!
2本目は、まず裏から散布することにする。
上に書いたように、巻きスカートタイプのため、歩いたり何かしらの動きがあった時には、ペラッとめくれることがあるんだよね。
裏側のレザー部分は、そのめくれるかもしれない危険ゾーン!
ここもちゃんと塗っておかないと、急に別のカラーがチラリズムしちゃうからね!(笑)

めくれそうな部分を重点的に塗ってみた。
この後も数回塗って、多分見えても大丈夫な程度にまでなったはず!
表面とは違ってなんとなく黒っぽければ良いか、程度なのでこれで大丈夫かな。
写真がかなりピンぼけなのが気になりますなあ。

1本目の時にはブロンズ色にしか見えなかった表面にも再び散布。
洗濯をした後の、少し表面がボコボコした状態で塗っているので、どうしても角度によって色ムラがあるような気がするね。
靴とかバッグなどの、ある程度硬さがあるものへの散布だとキレイになるのかもしれないな。
それでもかなり黒っぽくなってるよね?

そしてこれがビフォ→アフター!
オイルを塗るようなお手入れはまだなので、シワシワだけどね。
色はかなり黒になったと思うよ!

初めて知った時から10年以上の時を経ての初体験!
それほど長い歴史がある染めQだけど、段階を追ってチャレンジしている記事が少なかったのが意外。
そしてレザーの洋服や靴などを染めた後、その後着用しても問題なかったのか、剥がれてきてしまったのかなどの記事は更に少ないんだよね。
SNAKEPIPEが見つけたのは1件だけで、「剥がれた」というもの。
その後その方がどうされたのかは載っていなかった。

今回のブログはここまでで書き終えるけど、追記としてその後の情報も載せたいと思っている。
染めQの実力やいかに?!(笑)

【不気味なアートワークで有名なCRASS一派、ルディメンタリー・ペニ】

ROCKHURRAH WROTE:

この「 がっちりBUYましょう!」というシリーズ記事はROCKHURRAHとSNAKEPIPEが買った逸品を紹介するという、割とどこにでもありそうな企画。
しかし「また同じようなの買ったの?」と人に呆れられてしまうような買い物ばかりなぜか紹介してしまう傾向にあり、大した買い物をしないから更新頻度も非常に少ない。およそ年に1〜2回くらいしか記事を書いてないな。
服自体はこれまた人が呆れるくらいに買ってて、大半が服ばかりというひと部屋さえあるような我が家なのに、紹介出来そうな品が特にないんだよな。

前回は珍しく夏場にミリタリー系スリングバッグを買ったという話を書いたけど、その前は大体クリスマス・シーズンにお互いのプレゼントとして買ったようなものばかり書いてきた。しかもクリスマス・プレゼントには不似合いなミリタリーやタクティカル系のものばかりという内容。
今回も実は同じパターンなのでまた呆れないようにね。

今年の秋のこと、去年買ったレディース用ソフトシェルのパーカがとても使い勝手が良いので、別の色のをまた欲しいとSNAKEPIPEが言い出したのが発端だ。
毎回同じような事を書いてるが、ソフトシェルとは撥水加工された伸縮するポリエステルを素材として作られた衣料のこと。
どんな動きをしても伸びが良いし、大体裏側がフリースのような起毛素材になっているので、ある程度の保温性もある。
ゴアテックスなどと並んでアウトドアやミリタリーの世界では結構前からこの素材を使ったアウターが定番になってるんだが、近年は普通のアパレル・ブランドもこういう素材を使い出したから、昔に比べたら知名度も上がってきてるのかな。

ミリタリーの衣料ではどこのメーカーでも冬場の主力商品としてソフトシェルを出してるのが近年では当たり前になっているが、どこのメーカーも機能や色、デザインがとても似通っているのが現状。
正直言って、10着同じ色のを並べたらどれがどこのメーカーなのか区別つかないものも多い。
昔は元祖的な存在としてアメリカのT.A.D Gear(Triple Aught Design)が出したStealth Hoodieというジャケットがあり、他のメーカーはこのデザインに追従した、というかパクリにしか思えないものばかりだったなあ。
ROCKHURRAHが最初に買ったのもこの手のデザイン。
最近は各社とも独自の研究が進んで、多少は個性も見えるようにはなったが、それでも軍で使うとなるとデザインよりは機能が優先するのが当たり前。ここにこういうものを入れるポケット、それが誰でも必要な時にすぐ取り出せる位置というのは大体決まってるからね。

前にも書いたがSNAKEPIPEのような女性でも着れるピッタリサイズのソフトシェルも海外ではたぶん出ているはず。しかし日本ではほとんど需要がないからか、レディース・サイズを輸入しているショップは滅多にない。
そんな中、本当にちゃんと日本女性用として作られたのが日本のメーカー、サブデュード(SUBDUED)のBELLATRIX JACKETだった。
ミリタリー・ショップの大手、ファントムが手がけたオリジナル・ブランドらしい。
この女性用ソフトシェルについてはウチの過去の記事でも紹介してるから興味ある人は参考にしてね。

前は黒のBELLATRIX JACKETを買ったから今度は色違い、と言ってもフォリッジグリーン(オリーブドラブより薄く明るい緑色)かコヨーテブラウン(砂漠に出陣する系の衣料で良く使われているな)しか選択肢がないけど。
しかしネットで見る色と実際は違う場合が多いから、実物を見に行ってみようということで発端の文章にやっと戻ることが出来た。

ウチから一番近いファントムは秋葉原に二軒ある。夏場にマグフォースのリュックか他のどれにするか迷った時に行ってるんだけど、その時は暑くてもソフトシェルがわんさか売ってたのを横目で見てたはず。
ここだったら一年中アウターが当たり前に売ってると思って安心してたんだよね。
しかし10月くらいに行ったら、似たような他社のソフトシェルは売ってるのにサブデュード商品はなぜか皆無だった。がびーん。
店の人に聞いたらもう全然在庫がなくて、もう少し寒くなったらまた入荷するんじゃないですかねぇ、などと当たり前なこと言われて予想外だったのでトホホな状態で帰宅した。
他のソフトシェルだったら他店でも探せるがサブデュードはファントム以外では手に入らないからなあ。

実はSNAKEPIPE着用のもの以外で、ROCKHURRAHが男性用のソフトシェルをやっぱり買いたくて探してて、それと一緒に買おうという話だったのだ。
メンズの方はGRIFFIN JACKETという名称で出してて、レディース仕様とちょっと違う作りになってるもの。しかし全体的な雰囲気は同じで、ミリタリー系のアウターとしてはかなり細身なところが気に入ってた。
去年クリスマス・プレゼントで貰ったプリマロフトの中綿入りジャケットは大層暖かくて冬場には最強の威力を発揮したものだ。今年の真冬の外出も全く怖くない。それを買った時にこのGRIFFIN JACKETも試着してみて、よく似合ってたから次の機会に買おうと狙ってたのだ。
「一緒に買えばいいのに」と言われたけど、いつでも買えると高をくくってその時は買わなかった。で、欲しくなった時に行ってみたら品切れになってたというありがちなエピソードを延々と書いてしまったよ。よほど悔しかったと見える。

それからかなりマメにサイトをチェックしたけど、結構寒くなっても全然今年の入荷はない模様。もしかしたら作ったけどあまり売れなくて、もうやめたのかな?などとメーカーが聞いたら怒るような想像までしてしまったよ。

なくなってたのはメンズの方だけでレディースの方は一応SNAKEPIPEの欲しい色とサイズがあったから、試着せずにフォリッジグリーンのをネットの方で購入。
ミリタリーでレディース仕様というのは日本では需要も供給もかなり少ないのが現状。よくその辺に売ってるミリタリー・テイストのウソっぽいのじゃなくて、ちゃんと本物と同等のマテリアルという意味ね。
だから本当になくなった時に悔しい思いをしたくないんだよね、その気持ちはよく分かるよ。

そして11月後半になってようやくGRIFFIN JACKETも全色・全サイズ「予約商品」としてサイトに掲載されるようになった。しかも何だか知らないがアップデートされていて去年の商品よりはさらに良くなってるらしい。
SNAKEPIPEが今年のクリスマス・プレゼントに買ってくれると言ってくれたのでROCKHURRAHのプレゼントはこれに決定。
まだ早すぎるのは百も承知だが、本当に季節になった時に品切れで焦るのはイヤだから、ウチはいつも早いんだよね。イヴだけが特別なわけではなくて日常を大事にする姿勢。
いつも良いプレゼントをありがとう、SNAKEPIPE。

先に買ったBELLATRIX JACKETはプレゼントにはまだ早い時期だったから、今年のSNAKEPIPEへのプレゼントは何にしようか?
しかし実は、これまた去年に買いたかったのに品切れになってしまったモノを思い出して密かに探していたのだ。
それはレディース仕様のMA-1フライトジャケットだ。

近年はタクティカル系ばかりのROCKHURRAHだが、ミリタリーに興味を持ちだしたそもそもの発端がフライトジャケットだったなあ、と思い出す。
90年代初頭は個人的にサイコビリーをよく聴いていて、髪型も今よりずっと短くしていた。その頃にバズ・リクソンやフェローズ、リアルマッコイといったメーカーが復刻のMA-1を続々出していて、ROCKHURRAHもバズ・リクソンのMA-1を買ったものだ。Oi!、スキンズと呼ばれる一派がMA-1というのは定番だが、当時のサイコビリー界でもなぜかMA-1を着てる人間が多いという印象だった。
かなり本格的で気に入ってたんだが袖は長いのに着丈が短くて、全体的にやや太めの印象になってしまう。初期型はナイロンの中綿じゃなかったから重かったし、あまり着なくなってしまったけど大好きな形なのは確か。
その後、数多くのフライトジャケットを着てきたけど、やっぱり多くのミリタリー好きな人の原点がMA-1だと言えるだろう。
中でも代名詞と言えるほど有名なのがアルファ・インダストリーズのMA-1だよね。実際に米軍に納入していたメーカーなので、最上級メーカーではないにしても、やっぱり一目置く存在。
そのアルファが最近はレディースのタイトなMA-1を出したと知って、去年はしきりに探していたんだけど、どこでも品切れ状態で悔しい思いをしたものだ。

本当の軍服の世界と違ってファッションの世界では毎年「流行り」というものがあって、それでゆくと去年から今年にかけてはMA-1を着た女性が多かったもんね。その関係でMA-1の品切れ続出という事態になった模様。

SNAKEPIPEはそういう流行りとは関係なしにずっと前からMA-1を着用し続けてきた。まだタイトMA-1などが世に出回ってなかった頃から黒いMA-1が冬のSNAKEPIPEの着こなしに重要な役割を果たしてきたわけだ(大げさ)。ウチのフライトジャケット愛については大昔のこんな記事で書いてたよ。
でもやっぱり小さいサイズでも男物だから、ちょっと袖のところとか太くてかわいそうだった。こういうのが自分でチャチャッと修正出来たら便利なんだけど、リバーシブルのはちょっと難しいかな?

よし、今年こそはアルファのレディースMA-1を品切れになる前に何とか探してプレゼントにしよう、と秋くらいから考えてたのだ。
そして見つけたのが通常のセットイン・スリーブではなくてラグラン袖のもの。
肩幅が狭くてメンズでは適切なサイズがなかった、それなのにメンズと同様に本格的なミリタリー物が欲しいという難しい好みを持つSNAKEPIPEにはちょうどいいんじゃない?と思えるシルエット。通常のMA-1みたいに中綿でモコモコ体型にもならず、腕も細身だし着丈も長すぎない。
見せると気に入ってもらえたので、こちらをプレゼントにすることにした。
二人とも迷わずあっさりプレゼントが決まって良かったね。

二人とも別々のところで注文したので別々に届いたんだが、まずは先に届いたMA-1の方から。
世は空前のスターウォーズ・ブームらしいのでこのような姿になってもらった。
最近のデザイナーズ物とかで出てる同じようなものだったら、スマートなのはいくらでもありそうだけど、ちゃんと本物出してたメーカーのでこの華奢なデザインというのが嬉しい。本来無骨なだけだったMA-1も女性の機能アウターとして進化したな、という印象。

ラグラン袖は別のフライト・ジャケット、N3-Bとかでも採用されてるので、特に違和感はないね。細身に作ってるために中綿が通常のMA-1よりも少ない=防寒性がなくなるというのが弱点だけど、もっと寒くなったら別のアウターもあるし、レイヤーも色々なヴァリエーションで楽しめるね。

夏場でも冷房が寒いというSNAKEPIPEだから、かなり長い期間活躍すること間違いなし、買って良かった逸品だと思える。
袖のリブと裾のリブが素材が違うとの事で、何と初めて着た日に袖リブを引っ掛けてほつれさせてしまった。プレゼントなのにトホホ、ということで袖リブはもう少し強力な素材の方がいいんじゃないかとアルファの人に伝えたいよ。

こちらはプレゼントではなく、去年に引き続き2着目というサブデュードのBELLATRIX(女戦士) JACKET。
女性で2着も所有してるのも結構珍しいかな?

やっぱりものすごく細いよね。このデザインでちゃんとしたソフトシェル、撥水性も申し分ないしポケットもかなり大きく機能的。
細身で首の部分も締まっててフードも他のメーカーのに比べると小さい。髪の毛が長い人は後ろの部分がちょっとまとまりにくいのが数少ない難点か。今年はメンズの方でパーカじゃない形の新作も出したようなので、レディースでももっとヴァリエーション出してよ、とサブデュードの人に伝えたいよ。

ROCKHURRAHがプレゼントしてもらった方がサブデュードのGRIFFIN JACKET。
形は上の女性用と大体同じに見えるがメンズなのでシェイプはされてない。
違っているのはまず脇の下にベンチレーション用のジッパーが付いてて暑い時は排気が出来るところ。女性用は脇腹の後ろのジッパーだったけど、男性用はECWCSや一般的なソフトシェルと同じ仕様になっている。
女性用は上の写真でポケットに手を突っ込んでる部分がメインのポケットだが、男性用はさらにその下の両側にポケットが付いている。取り出し口より上の方までポケットの空洞が開いてるので、見た目よりずっとものが入りそう。メーカーの解説文によると、ここに500mlのペットボトル収納可能とのことだが、たぶんものすごくポッコリとかさばるのは間違いないので試してない。野山ではたぶん重宝するでしょう。女性用でSNAKEPIPEが気に入ってる袖先の小さなポケットは付いてない。

いやしかし、これまで着てきたどのミリタリー・ウェアよりも格段に細身でスマート。難燃性素材ノーメックスで有名なMASSIFのジャケットもかなり細身だったが、これはそれ以上だね。
去年出てたGRIFFIN JACKETよりもさらに進化・改良されてるらしいので細くても充分なストレッチ性がある。
「ライフルを構える際には、いつもより0.1秒早くAimできます」などとメーカーのサイトには書いてあったが、いや、本当に素早くAim出来たわ、とサブデュードの人には伝えたいよ(笑)。

個人的な難点としては、写真見てわかる通り、袖がROCKHURRAHにはちょっと長いこと。裏がフリースであまり滑らないから、余計にダブつきが袖先に集中してしまうんだよね。本当はワンサイズ大きめでも良かったくらいのを着てるのに、それでも「大きい子用」のを無理に着たかのように見えてしまう。
まあSNAKEPIPEにも指摘されてるんだが、どうやらROCKHURRAHは手が人よりちょっと短いみたい。だからこれは個人的な難点で一般的にはきっとピッタリなんだろう。

今年もお互いにちょうどピッタリのいいものが見つかって良かった。一般的なクリスマスとは随分かけ離れた趣味、嗜好のROCKHURRAH家だが、いつまでも変わらず仲良くしてゆけることが肝心。

冒頭で書いた通り、相変わらず同じようなものばかり紹介した同じような記事を書いてるな。しかも今回のはかなり長い文章。
手は短いくせに(笑)。

【地味で目立たないサブデュードな部隊章たち。派手好きは一流兵士になれないのか】

ROCKHURRAH WROTE:

何とこのシリーズ記事も本当に一年ぶりとなるので、書く前から自分で呆れ返っている。
これはウチが買ったさまざまなアイテム(主に着用するものが多いな)について割といいかげんな紹介をするというシリーズなんだが、わざわざ書けるようなシロモノをあまり買わないので、そこまでの頻度で書けないのが弱点。にしても一年も放ったらかしにしておくとは。
質素倹約で何も買わないわけでもなく、むしろ一般的には無駄なんじゃないか?と思えるようなアイテムを奇妙なこだわりで増やし続けてるというのに、人様に紹介出来るようなのは本当に少ないなあ。

そんな中、少しでも何か書けそうなものをピックアップしてみたよ。
今回もまたまたタクティカル系になってしまった。
知らない人は一生知らずに済むジャンルだが、ミリタリー系の中でも近代的なもの、特殊部隊や傭兵が着てるようなものをこの手の世界ではタクティカル・ウェアという呼び方をする。

世界的に有名なウッドランド迷彩から発展して現代では一般的な人が知らない迷彩がウヨウヨ蔓延しているという時代。ROCKHURRAHは近年の主流だったマルチカムはいくつか着用したりするが、それより後の時代のはほとんど着ない。というより似合わない。例外的にイギリス軍のDPM迷彩は割と似合うと自分では思っているが、基本的には迷彩服はあまり着ないことにしている。
だからその手のタクティカル・ウェアーを買う時も街着で違和感ない無地のオリーブドラブや黒のものを選んでしまう。

今回はたまたまファントム秋葉原ラジ館店で買ったものを紹介してみよう。ファントムと言えば東京のミリタリーショップでも大手、昔から渋谷にもあったし横田基地のすぐ近くにもある。東久留米とかになるとウチからかなり遠いので(横田も遠いが)なかなか足を運ぶ事ができないけど、それがROCKHURRAH家の最寄り駅から電車で一本で行ける秋葉原に2店舗もあるから「今度行ってみよう」と夏くらいから話していた。しかし秋葉原に行くような機会がそれからなくて、やっと今頃行って来ましたよ、しかもまんまと物欲に負けて買ってしまったよ、というのが今回の品物。

季節柄、二人ともクリスマス・プレゼントを考えていて、SNAKEPIPEにあげるものは実は事前にあっさり良いものが見つかっていたのだ。
しかしROCKHURRAHの方が案外難しく、直前に考えていたものが全然雰囲気に合ってなかったのでキャンセルして、何か他にないか考えていた。
探していてたまたま見つけたのがこれからの季節に重宝しそうな防寒ジャケットだった。
それがファントムのサイトで大々的にプッシュしているサブデュードというメーカーのもの。うーん、今まで全然聞いたことないメーカーだけど、商品紹介のページを見ていると、なかなか良さげに見える。
ファントムだったら近くにあるから見に行って試着してみよう、という事でやっと秋葉原に出かけたわけだ。

サブデュードはまだ新しいブランドで作ってるアイテムも少ない。
大まかに書くとゴアテックスっぽいハードシェル防水ジャケットとソフトシェル、中綿入りのジャケットの三種類がメインだ。
ROCKHURRAHがいいと思ったのはプリマロフトと呼ばれる中綿が入ったダウンジャケットっぽいもの。
英国軍御用達のSNUGPAK(スナグパック)というメーカーの薄手の中綿ジャケットはかなり前から愛用していて、防寒性抜群なのは実証済みだった。このメーカーのはソフティという中綿だったが、プリマロフトは米軍の要請で開発された人口羽毛でダウンの8倍も暖かいとのこと。本当かよ。
ソフティはかなりマイナーだがプリマロフトの方はワイルドシングスやヒステリック・グラマーが好んで採用しているな。
軍用や宇宙開発とこういった新素材の発明は密接な関係にあって、世界のあったか衣料や防水衣料が進化したのもそういう開発のフィードバックなんだろうね。何はともあれ、昔よりは格段に選択肢が多いのは歓迎するよ。

さて、ファントム内部の事とか途中を全部省略してしまったが、試着してみて気に入ったのがこの写真のもの。AMBUSH(待ちぶせ)などという名前がついたジャケットで石川ひとみの顔が脳裏を横切る。
持ってるSNUGPAKのパーカと似たような感じだが、こちらの方が分厚くて丈も長い。ダウンでパンパンに膨れ上がったのは嫌いだから、割とスマートなシルエットなのが気に入ったよ。同じSNUGPAKの最強防寒ジャケット、サスカッチはマイナス10℃までの寒さに耐えられるというけど、昔試着した時は一番小さいサイズでもブカブカでかなりデブに見えてしまったからな。このサブデュードのものはどれくらいの寒さに耐えられるか不明だったが、この肉厚さなのに比較的細身という作りは本格的ミリタリー・ウェアにはない魅力だから、すぐに購入(というかプレゼントで買ってもらったわけだが)を決めたよ。

ポケットも豊富で両方の胸に縦のジッパー・ポケット、ハンドウォーマーと合わせて外側に4つ、内ポケットも両サイドに大きめのがついてて、脇の内側にはカイロポケットまである。この辺は日本のメーカーっぽいな。
残念なのはハンドウォーマー用のポケットが予想より小さくて深さもあまりない事。さらにジッパーが女性用のジャケットに多いまっすぐ縦向きについてる事。
タクティカルやアウトドア系ではここのポケットは斜め向きのものが多いと勝手に思っている。縦一直線ではジッパーを閉めない時は中のものが落ちてしまう場合があるんだよね。
深みのあるスナグパックのものを参考にして欲しかったよ。ジッパー自体ももうちょっと強力そうな方が良かったかな、ちょっとレディースっぽいな。

買ってすでに何度もかなり寒い日に着たが、防寒性防風性は申し分なし、前のジッパーも首の上の方まで閉まって良いね。表面もダウンでよくあるペラペラの光沢ナイロンではなく、ちゃんとリップストップ・ナイロンになっていて、この辺がただのダウンと違うところ。撥水性も多少はありそうだし、質感もいいよ。
街着のダウンともう一つ違うところは、タクティカル系ジャケットではおなじみの腕から脇にかけてジッパーが付いていて、これを開けるとベンチレーションが出来るという点か。防寒ジャケットは室内に入るととたんに汗だくになる欠点があるけど、そういう時の換気が出来るという機能ね。ただし閉め忘れて全開のまま電車の吊革につかまると内側が丸見えでちょっと変態っぽくなってしまうから注意。 裸にAMBUSHジャケットはやめよう(当たり前)。

今年の冬は寒い日が多いけど、これを着てる時の安心感は素晴らしい。
本来は毎日同じ上着を着ない事で一部有名なROCKHURRAHなんだが、寒さに耐えられず続けて同じジャケットを着てしまうくらい気に入ったよ。暖かくていい感じのジャケットをプレゼントしてくれてありがとう、SNAKEPIPE。

余談というか何と言うか、ここで話が終わらないのがROCKHURRAHのいつものパターン。
サブデュードのウェブサイトを見ていた時に発見したんだが、このメーカーはタクティカル系では珍しく、レディースのソフトシェル・ジャケットも販売している。
例えばアメリカだったら女性兵士も女性FBI捜査官もいるし、需要があるからその手のメーカーも女性用を作っているのは確か。タクティカルの大手5.11でも必ず女性用はカタログに載っている。しかし日本ではそういう需要もない=売ってないという事で華奢なSNAKEPIPEはいくら自分の好みがあっても男物のブカブカな服しか手に入らなかったのが現状。本格的な服でレディース出してるだけでも拍手ものだよ。これは試着してみるしかない。
そしてSNAKEPIPEが試着してみたところ、確かにソフトシェルとしてはかなり細身、それでもちょっと着丈は長いが、メンズを着るよりはずっと良いと思える。

実はアークテリクスの細身ソフトシェルを持ってて、その防風性、実用性は良く知ってた。が、やっぱり本当にタクティカル・ジャケットのディティールで作られたものじゃなかったから、これを見て一目惚れする気持ちはよーくわかるよ。遂に誘惑に負けてしまって、プレゼント用と自分用のまでお買い上げとなったわけだ。

Bellatrix(女戦士)というそのまんまな名前がついたジャケット、これは細身の男性用ではなくて、本当にレディース仕様のソフトシェルだ。ROCKHURRAHが買った中綿タイプではなく伸縮性がある生地で裏側が薄いフリースというもの。防寒性はそこまで高くないが暖かいものと重ね着することにより威力を発揮する。夏以外の3シーズンは着用出来るという高機能上着なので真冬しか着れないROCKHURRAHのよりは汎用性が高い。いいなあ。

アウトドア系のソフトシェルではおなじみの胸の縦ポケットはついてないが、その代わり大きく斜めに切れ込んだメインのポケットが結構な容量があり、さらに内部もコンパートメントがある。いいなあ。
TAD GEAR(この手のソフトシェルの元祖的存在)やコンドルなどの典型的ソフトシェル・パーカーと同じように左袖に小さなポケットもある。ROCKHURRAHにとってはほとんど実用性はなかったが、こういう意味のない小さなポケットが「かわいい」とのこと。リップクリームなどを入れるのにちょうど良いらしい。おお、実用性あるではないか。いいなあ。

そしてやっぱりお約束、腰の後ろ側両サイドにジッパーがついてて、これと両サイドのメインポケットを開けるとベンチレーション機能もバッチリ・・・とカタログには書いてあったが、これは本当に開くと内側丸見えで、女性で開く人は滅多にいないでしょう、の世界。
上記のTAD GEARタイプの(全く同じデザインのものが多数出回っている)ものはこの部分がちゃんと手袋などを入れるポケットになっていて、意外と役に立ってたのに、この辺はメッシュ張るとかもうちょっと考えて欲しかったね。
内側にはポケット類もなく「女性はポケットにじゃらじゃらものを入れない」ってことはわかってても、あるとないとではやっぱり大違いなんだよな。使うとか使わないではなくてね。

欠点はあってもSNAKEPIPEもとても気に入ったようで良かった。
ROCKHURRAH家は二人の趣味がほぼ一緒ということもあって服装もいつも似通っている。実は意外とお揃いの服が多く、ペアルック率も高いのだ。今回も一緒に着れて良かったね。

関係ないけど、買ってはじめてわかったこと。
SUBDUEDタグの裏側にKIWAの文字があり、どこかで見たことがあったと思ったら際コーポレーション、つまりはファントムの親会社でないの。ここが新しく作ったブランドだったわけね。ファントムで一押しするわけだ。

ただ褒めるだけなら誰でもできるから敢えて厳しい点も書いたが、開発者が謎の元米兵とかじゃなくて、日本人ならどこかでこの記事が目に入る事もなくはないだろう。
これを踏まえて改良して来年にはもっとより良い本格派タクティカル・ウェアを開発して欲しい・・・というのは建前で、本心は改良されてるのがすぐ出回ったら自分たちがかわいそうだもんな。何年かして新しいのを買いたくなった頃にはより良い品が手に入ればいいな。

ではみなさんも楽しいクリスマスになりますように。