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【SNAKEPIPEが一番印象に残っている部屋はこれ!】

SNAKEPIPE WROTE:

今週は勤労感謝の日を加えた3連休をお過ごしの方も多いのではないだろうか。
ROCKHURRAH RECORDSは買い物に出かけたのである。
行き先はIKEA!
今までにも何度か訪れ小物を購入しているけれど、今回の目的はパソコン用のデスクなんだよね。
しかもその机を配送にしないで持って帰ろうというのがROCKHURRAHの計画。
何故ならば、IKEAの店舗から頼んだ場合でも¥3,000、オンラインで頼んだ場合には¥3,990の配送料金がかかるから!
IKEAにはお手頃価格の商品が多いのに、この配送料金ではがっかりしちゃうよね。

ROCKHURRAHは、IKEAには30㎏まで運ぶことができるカート(トロリー)があるから大丈夫だ、というのである。
このカート、お値段なんと¥1,299!
専用のバッグも購入可能なので、近所の買い物にも使えるし。

少し風の冷たい連休初日、IKEAに向かったROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
そして今まで何度か来ているIKEAだけれど、一度足を踏み入れたら最後の「IKEA方式」にまんまとはまってしまうことに!
IKEAは最初2階から見させて、フロア全体を歩かせ、1階に降ろすんだよね。
2階で散々「おしゃれで機能的なライフ・スタイル」を勉強させ、「これがあったら良いな」とインプットさせた上で、1階で買い物を促すという作戦。
わかっているのに、その作戦にヤラれてしまい、想定外の買い物をしてしまう。
今回の目的はデスクだったのに、やっぱりキッチン小物まで買ってしまったよ。
79円や199円という価格も作戦だよね。(笑)

意外と大きな荷物になってしまったけれど、当初の計画通り電車を利用して持って帰ることにする。
これが思った以上に大変なことになってしまった。
トロリーより大きく幅がはみ出たデスクは、トロリーの車輪をまっすぐ動かしてくれない。
道によってはガタガタ音が出て、ちょっとの段差につまづく。
IKEAの有名な大きなブルーのバッグに入れた大荷物を、2人とも肩から下げて「えんやこらさ」と運ぶ。
ROCKHURRAHはレザーのハットにレザーシャツという、まるで肉体労働には似合わない服装。
SNAKEPIPEも全身黒づくめのカラス族(古い!)の出で立ちである。
そんな2人がガラガラ音をさせ、大荷物にヒーヒー言いながら歩く様は、きっと不思議な光景だったことでしょう。(笑)

そんな苦労のおかげで、ROCKHURRAHがその日のうちに机の設置や配線を完了してくれた。
ありがとうROCKHURRAH!
大変だったけれど、次回以降の教訓になった出来事だったね。
動きやすい服装にすること、買い物は大物と小物で日にちを分けること、かな。 
次回はトロリー持って、くくりつけられる大きさを考えて買い物しようね。(笑)
まだまだROCKHURRAH RECORDSの事務所移転に伴う、荷物の整理整頓は完了していない。 
生活に必要な部分はある程度終わったけれど、例えば写真を飾ったりするような装飾部分はこれからの課題。
何か参考になりそうな部屋はないかしら?

アーティストの部屋はどうだろう。
思い出したのはフランシス・ベーコンの雑多な部屋。
本人にしか分からないルールがあるんだろうね。
他人からはメチャクチャで乱雑にしか見えないよ。
この部屋で様々な作品を生み出していたんだもんね。
ベーコン本人がアトリエにいる写真が残っている。
上に載せた画像の状態とほとんど変化がないことが分かるね。
ベーコンの伝記映画で、この部屋に侵入した泥棒がベーコンの愛人になることを知るんだけど、部屋に入ること自体に勇気が要るように思うよ。
今だったらベーコンの作品が高値で取引されているけど、部屋にお宝がありそうには見えないもんね。(笑)
ベーコンだったら雑多な部屋でも許されるんだなあ! 

地下に特別室を作っているのは有名俳優。
「ベン・ハー」「猿の惑星」などで知られるチャールトン・ヘストンの部屋とされているのがこのガン・コレクションなんだよね。
SNAKEPIPEも映画は観ているし、俳優としてのチャールトン・ヘストンも知っているけれど、プライベートまでは詳しくないよ。
調べて初めて分かったのは、チャールトン・ヘストンは全米ライフル協会の会長を務めた経験があるということ。 
ちなみにチャールトン・ヘストンは2008年に亡くなっている。

きっと銃が好きだったんだろうね。 
ここまでの数を収集しキレイに飾っている様子は、いわゆるコレクターだもんね。
ライフル以外の機関銃のような大型の武器までコレクションしているように見えるよ。
「武装する権利の擁護」を唱えてライフル協会のメンバーになったとWikipediaに書いてあったけど、身を護るために機関銃を所持するという理屈は通るのだろうか?
ちょっと疑問を感じながらも、趣味のために専用部屋が作れることに憧れちゃうよね!

扉を開けるとギーっと音が鳴りそうな中世の雰囲気と、オカルトを思わせるフィギュアたち。
これは一体誰の部屋?と思ったら、実はギレルモ・デル・トロ監督の展覧会なんだよね!
作品のイメージ通りなので、思わずニヤリとしてしまうよ。
どうやらギレルモ・デル・トロ監督は、2014年に「ギレルモ・デル・トロ 創作ノート 驚異の部屋」という本を出版したみたいで。 
その本と関連した展覧会で、私物と共にモンスター達を展示した様子がこの画像みたいね。
デル・トロ監督は映画にクリーチャーを登場させることが多いので、こういう企画も可能なんだね!
「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞作品賞と監督賞を獲って、一層趣味の世界を展開することが可能になっただろうな!
実際のデル・トロの部屋にも、きっとクリーチャーがいっぱいあるんだろうね。
認められた趣味人間って、本当に羨ましいよ!

最後はこの方に登場して頂きましょう。
自らを「バービー・マン」と称するアメリカ・フロリダ州にお住まいでクリーニング事業主のStanley Coloriteさん、46歳!
20年以上前からバービー人形の収集を始め、現在では2000体以上のバービー、1000体以上のバービーのボーイフレンドであるケン人形をコレクションしているという。
スタンリーさんは7つの寝室がある屋敷に住んでるお金持ちだけど、その中の4つの部屋がバービー用だというからビックリ!
年間3万ドル、日本円にして約340万円をバービー人形購入費に充てているとのこと。
動画があるので載せてみよう。 

「買うことをやめられない」とバービー中毒を公言しているバービー・マン。
趣味にそこまで費用を捻出できるなんて素晴らしいよね!

趣味の世界に没頭できる環境にある方々の部屋を紹介してみたよ。
コレクションを飾るスペースに加えて、購入するための資金にも余裕がある恵まれた人達だね。
ROCKHURRAH RECORDSの事務所には全く参考にならなかったみたいね。(笑)

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【手に入れたあの時が蘇る思い出の缶バッジたち】

ROCKHURRAH WROTE:

10月最後の週のブログでSNAKEPIPEが発表した通り、ROCKHURRAH RECORDSは引っ越しという一大イベントを実行して、やっと新居で少し落ち着いたところだ。
いやー、毎度まいどの事だけど引っ越しはものすごく心身ともに疲れるし、寝ても覚めても色々な心配事ばかりで困難の連続だったよ。
世間一般の家庭がどの程度の荷物か比較した事はないけど、うちの場合はとにかく「何でこんなに狭い部屋にこんなに荷物が入ってたの?」とビックリするくらいの荷物量を誇ってるので、前回の時も今回も荷造りや準備が特に大変だったのだ。
レコード、本、そしておびただしい服やブーツ類の山、これらがウチの荷物の大半を占めててあっという間に部屋の中がダンボールの山となってしまった。さらに人から見れば何でこんなものを取っておくのか理解に苦しむような捨てられない荷物も多数。
それでも今回は思い切って捨ててしまった物も多く、ゴミ収集日には大量のゴミ袋をSNAKEPIPEと二人で捨てに行って、というのがお決まりのパターンだったよ。最後の数日は睡眠二時間という日が続いてヘロヘロの状態でやっと荷造りを済ませたものだ。普段からもっと荷物をスッキリさせておけよ、と言われればそれまで。

この大量の荷物が引っ越し屋のトラックに果たして積めるのか?というのが冒頭に書いた心配事のひとつだったんだけど、何とか無事に全部載せる事が出来た。ここまでは良かったけど引っ越し当日、まさに運び込みしようとする時間にまさかの土砂降りとなって天を仰ぎ呪う(大げさ)。
ROCKHURRAHは自他ともに認める本格派の雨男であり、旅行とか楽しみにしていたイベントでよりによって雨という事がとても多いんだよね。それが今回もバッチリ大当たりだったというわけだ。

苦労した甲斐あって今度のところは駅から近い、広い、周りが静か、買い物が便利、ごみ捨てがとても便利、道も広くて歩きやすい、自転車置き場もゆったりで雨の日も安心、緑が多いといったウチの理想とする物件。
無理してでも引っ越して良かった。

さて、実は前日くらいまで荷解きがあまり進まず、最低限の暮らしは出来ても日常を取り戻すにはまだまだかかりそうと思っていたもんだ。昨日やっと二人のパソコンを取り出して新居で初めてのブログを書き始めたけど周りはまだダンボールの山に囲まれてる状態。傍から見ればブログなんて書いてる場合じゃないだろうと思えるだろうけど、重要度は人によってさまざまだからね。

今回はその地獄の(相変わらず大げさ)引っ越し作業中に見つけた思い出の品について書いてみよう。
前回同じようなタイトルで書いたのが2011年6月の事だったね。
宝物というわけでもなく、今も愛用しているわけでもない。けれども何十年前に買った経緯とかディティールだけは忘れてない、これこそが思い出という事なんだな。
それがこの色褪せてしまった缶バッジだ。
今どきの若者のファッションや流行なんてものにはとても疎いROCKHURRAHだが、系統は全然違っててもバッグに缶バッジ付けてるのとかはよく見かける。そんなもん知らないよ、などという時代になってなくて良かったよ。

画面左上の大きいのは80年代ニュー・ウェイブ好きなら誰もが知ってるジョイ・ディヴィジョンのもの。
彼らの1stアルバム「Unknown Pleasures」は1979年に出た伝説の名盤だが、ピーター・サヴィルによるジャケット・デザインも話題になって、ずっと後の時代になってもこのデザインを街角でたまに見かける。何年か前にH&MでこのデザインのTシャツ売ってるの見たし、このTシャツ着てるけど「ジョイ・ディヴィジョンを本当に知ってるのか?」って人とすれ違った事も何度かあるからもう驚かないけどね。

デザインの元ネタ、あのギザギザの波は初めて発見された無線パルスだとの事で天文学か物理学、いずれにしろROCKHURRAHなどが知るはずもない分野から転用した画像。
ROCKHURRAHも流用や転用した画像を多く使ってるけど、どこかの画像使って有名になるってのもマルセル・デュシャンのレディ・メイドと一緒でアート的には有りの世界だね。

ROCKHURRAHは森脇美貴夫の音楽雑誌「DOLL」が誌名変更する前の「ZOO」という雑誌でジョイ・ディヴィジョンを知って、当時は勉強熱心だったから聴きたいバンドにマーカーしてたもんだ。読んだ直後に福岡のタワーレコードKBC(当時はたぶんレコード・プラントKBC)で見つけて買って、一曲目の「Disorder」のイントロを聴いただけで衝撃を受けた一人だ。この辺は昔の記事でも書いてるね。

缶バッジを買ったのもおそらくそのKBCのレジ前で見つけたんだと思うけど、レコード買ったのとは別の日なのは間違いないね。買った時にはまだ大好きなバンドになるかどうか不明なわけだから。

画面右上の大きいのはジョイ・ディヴィジョンと同日に買ったディス・ヒートの1stアルバムが缶バッジになったもの。デザインが有名で割とどこでも見かけるPILやジョイ・ディヴィジョンよりは遥かにレアだとは思う代物。これを今の時代に欲しがる人がいるのかどうかは不明だけど、ニュー・ウェイブ初期の最も重要なバンドだね。
「Unknown Pleasures」と共に1979年に出たレコードの中でROCKHURRAHが最も衝撃を受けた一枚。
こうやって続けて書くとROCKHURRAHがあらゆることに衝撃を受けてるように感じてしまうが、たまたま続いただけだ。
初めて聴いた時はまだノイズ・ミュージックも実験音楽もほとんど知らなかったけど、一曲目「Horizontal Hold」の強烈なイントロが数日間頭の中を離れなかったのを覚えている。
ちょうどその頃のめり込んでいた夢野久作の「ドグラ・マグラ」の冒頭、ブウウ――ンンンという音はこういう感じかな?という音にピッタリ当てはまったような気がして快哉を叫んだものだ。これはROCKHURRAHの勝手な解釈だけど。

これまた上のジョイ・ディヴィジョンの缶バッジと同日に福岡のKBCで買ったんだと思うが、日にちは違ってもレコードも缶バッジも同じ組み合わせというところに嗜好が現れてるな。
実は同じ時にスロッビング・グリッスルのバッジも買って若い頃はこの辺を組み合わせて「人とはちょっと違うんだぞ」というところをアピールしていたもんだ。

画面左下は言わずと知れたPILの缶バッジ。その辺に売ってたものと正規品の違いはわからんけど、これはちゃんとレコード屋でレコード買った時に付けてもらった特典バッジでたぶんちょっと偉いのだ。しかし買ったのはPILのレコードではなくて、他のお目当てのものが品切れになってたから代わりに貰ったものだと記憶している。
若い頃の写真が出てきてここで公開する気は全く無いけど、PILのTシャツ着てヤマハのパセッタという軽量で迫力ない原付バイクに乗ってる姿があって懐かしい。友達に貸したら事故でグシャグシャにされて、親にバレるのが怖くてすぐに弁償させて同じバイクのすり替えしたのも今となってはいい思い出。

画面右下はペル・ユビュの珍しい缶バッジ。
徳間ジャパン・レーベルがなぜかイギリスのインディーズ大手レーベル、ラフ・トレードのレコードをじゃんじゃんとリリースさせて、ROCKHURRAHは大半を輸入盤で買ってたんだけど、福岡まで買いにゆくまでもないようなレコードは国内盤で済ませていた。
少し説明が必要だけど、ROCKHURRAHが住んでいた小倉には大した輸入レコード屋がなくて、高速バスで1時間ほどで行ける福岡・天神までわざわざ輸入レコードを買いに行ってたというわけだ。毎週とまではいかなかったけどかなり一人で通ってて、この小旅行が若い頃の無上の楽しみだったんだよ。
で、ペル・ユビュは輸入盤で全部揃えていたんだがラフ・トレードに移籍して4thアルバム「The Art of Walking」とその後のライブ・アルバムがちょうど徳間ジャパンのラフ・トレード・キャンペーン(たぶんこんな名称はないけど勝手にそう呼んだ)の時期とピッタンコだったもんで、こんなマイナーなバンドだったのに人気バンド並みの缶バッジまで作って配布したんだと思う。
このアルバムはすでに持ってたから、別のバンドのレコード買って缶バッジだけペル・ユビュのを手に入れたのが写真のものだ。街のパンク屋とかでは決して手に入らないはずなので自慢してずっと愛用してたな。おかげで真ん中がへこんでしまったよ。

画面中央の中小2つのバッジはこれまた珍しいウェイステッド・ユースのもの・・・と書こうと思ったがもはや日曜の夕方。ここまでブログを書いてる余裕がないからこのエピソードは割愛しよう。ここまで書いといて何だその中途半端さは?

では以下からSNAKEPIPEのお宝コーナー。

SNAKEPIPE WROTE:

2011年6月に書いた「がっちりBUYましょう!vol.3 引越し作業中発掘編」では、すっかり忘れていた(SNAKEPIPEにとっての)お宝を紹介する記事だったんだよね。 そんなに昔のことだったとは! この7年間は一つ所を拠点に営業していたROCKHURRAH RECORDS。 そろそろ違う景色を眺めたくなったので、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEにとって都合の良い場所を選んでみたよ!

そしてまた出てきたお宝!(笑) 実を言うと、いつ手に入れたのか記憶が定かじゃないんだよね。 日付が印字されているので、1998年の物、ということは分かる。 なんと、今から20年前! タイムマシーンで当時に戻ることはできないので、20年前は何をしていたかを思い出すことにした。 うっすらと蘇ってきた記憶によれば、恐らく勤務地が新宿だったようである。 きっと駅のポスターなどで横尾忠則展が開催されることを知り、鑑賞したんだろうな。 どうして紙袋が2枚あるのかは全く覚えていない。 その時期だけ高島屋のショッピングバッグが「横尾忠則デザイン」に変更されていたことを知り、何か買い物をしたついでに恥を忍んで余計に袋をもらったくらいしか思いつかないな。(笑) 全然違うのに「プレゼント用」と嘘を吐いた可能性もある。 うーん、SNAKEPIPEならやりかねない。(笑)

7年ぶりの引っ越しは、前回越した時からあっという間に歳月が経ってしまったように思ったけれど、20年前のことになると記憶が曖昧だということに愕然とする。 日記もつけてないしね。(笑) 自分の持ち物なのに、すっかり忘れていた逸品に再会して嬉しかったな! ネットで検索してみると、この紙袋がオークションに出ていたことがわかった。 外国の方が売りに出していたようで、日本円にして約33,000円の値段がつけられていたよ。 ぎゃー! SNAKEPIPEは未使用品を2枚所持しているので、この計算だと66,000円になってしまう! 売る気は全くないけどね。

次回の引っ越しはいつになるんだろう? その時にはまた別の思い出の逸品に巡り会えるんだろうか。  

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【缶詰がアートになった有名な作品】

SNAKEPIPE WROTE:

子供の頃は魚が苦手だったSNAKEPIPE。
骨を取り出すのに苦労することと生臭さが理由だった。
そうは言っても寿司は好物だったし、例えば「さきいか」のような酒のつまみになるような食材は好んでいた。
骨が残っている状態での魚料理だけがダメだったのかもしれない。
単なるワガママか?(笑)

肉か魚か、と聞かれたら迷わず「肉!」と答えてきた。
ところが最近では脂っこい肉料理の後、具合が悪くなることがあるんだよね。
「こってり」したものが大好きだったのに、ぶ厚いステーキにも反応しなくなってきている。 
 あーあ、寄る年波には勝てないね。(笑)

こうなったら魚を美味しく食べよう!とレシピを検索するROCKHURRAH RECORDS。
和食としての魚だけではなく、洋風メニューが気になるんだよね!
もっとレパートリーを広げて、胃もたれしない料理を作りたい。
簡単で美味しくて、いつでも作れる魚料理ってあるのかな?
ツナやオイル・サーディンの缶詰を使うっていうのも手だよね!
よく海外の旅番組で、缶詰専門のお店が紹介されているのを見る。
お土産にしても良さそうな素敵なデザインがいっぱいあるんだよね。
今回の「ROCKHURRAH紋章学」は缶のパッケージ・デザインについて書いていこうかな!
オシャレなデザイン、たくさんあるんだよね。

最初に紹介するのはポルトガルのデザイン・スタジオ、Nósnalinhaによるもの。
SNAKEPIPEの好みよりは、少しファンシーだけど魚を擬人化するセンスは好きだな。
このお魚ちゃんは女の子みたいだけど、魚別でパッケージのバージョンが違うんだよね。
地域の象徴的なイメージやキャラクターの一部と一致させる魚を選んだ結果、とは缶詰メーカーであるRiscosの発言。
この子は「sardinha」なのでイワシなんだね。
女の子だからイワシ子ちゃんかな。(笑)

色が鮮やかなパッケージだけど、これもイワシの缶詰なんだよね。
赤と黄色で、かなり派手めで目を引くよ。
「AYAM BRAND」と書かれているので、マレー語圏のメーカーだということがわかる。
2007年というと今から11年前の記事「SNAKEPIPEの写真歴」に書いたことがあるけれど、SNAKEPIPEはジャワ島が好きで毎年のように旅行していたんだよね。
そのおかげでインドネシア語を含むマレー語が、多少わかるんだよ。
ちなみに「AYAM」は鶏のこと。
日本だったら金鳥、みたいなものか? (笑)
デザインしたのはマレーシアはクアラルンプールで活動しているRoyce Tee
今までマレーシアのデザイナーに触れたことはなかったかも?
アジアのデザインも注目だね!

最近、電車のトラブル多いんだよね。
ちょっとしたことですぐに電車が止まるから、ストレスの元だよ。
バスだったらどんなに楽だろうね!
おや?このバスは満員で混雑しているようだね?
よく見ると乗車しているのはお魚たち!
TATOO入れてにらみきかせてる輩もいるね。(笑)
ギューギューに詰め込まれている様子を表したという。
このデザインはロシアのBrandiziac Agencyによるもの。
ロシアときいて少し驚いてしまったSNAKEPIPE。
ユーモアがあるし、アメコミみたいな雰囲気だからね。
ナンバープレートをバーコードにして、リアウィンドウに品質表示を記載するとは、おぬしなかなかやるな!(笑)

次は、イタリアのデザイン・スタジオである nju:comunicazioneの作品を紹介してみよう。
英語だったらニューコミュニケーション、になるのかな?
イタリアときいて納得してしまう鮮やかさだよ。
こんなにカラフルな缶だったら、とっておきたくなるよね。
スーパーに並んでいたら手に取ること間違いなし!
全色揃えたら何に使おうか?
考えるだけでワクワクしちゃうよね!

同じデザイン・スタジオからもう一点紹介させてもらおう。
黒をベースにした缶詰って見たことないよ。
そこに赤と金のひょうたんみたいな形。
もしかしたら中は豆なのかもしれないね。
このパッケージも素晴らしいよね。
ちょっと和風な雰囲気もあるので、このデザインでお皿も良さそう。
イタリア、さすがにオシャレだね!

これも欲しくなる逸品! 
2016年のPENTAWARDで金賞を受賞しているデザインなんだよね。
ペントアワードとは「あらゆる形態のパッケージデザインに特化した世界で最も権威のあるコンペティション」とのこと。
ここで受賞するというのはデザイン業界で世界的に認められるってことになるんだね。
これはオランダのAnthemというスタジオの作品なんだけど、世界各国に事務所があるんだよね。
日本では品川区大崎にあるみたい。

この美しいフォルム!
尾ヒレをつけただけなのに、きっと今まで誰も考えてなかったんだよね。
きれいに洗って、小物入れにしたいな!(笑)

中に何が入っているのか謎の缶詰。
デザイナーはAlexander Ilinykhというロシア人。
当然のように書いてあるのはロシア語だね。(笑)
コンセプトはロシア軍のための缶詰らしいので、非常食っぽい内容なのかもしれないよ。
このデザイン、缶詰だけにするのもったいないなあ。
このまま持ち手つけて、マグカップにしても良さそう!
提案したくなっちゃうね。(笑)
WEBには売り込みのためにデザインを載せるようなサイトもあるので、これが実際に軍に納入されているのかは不明!
ロシア軍専用の本物だったら嬉しいな。(笑)

最後は番外編を紹介してみよう。
またオイルサーディンのオシャレな缶だと思っていたSNAKEPIPE。
色合いが美しいし、まるでコンビーフの缶みたいにクルクル丸めながら開けていく過程もユニークなデザイン。
中には魚の絵が描かれた内蓋があると思っていたら…。
なんとこれはヘミングウェイの代表作「老人と海」の絵本だったのね!
このパッケージから本が出てくるとは奇想天外!前代未聞!空前絶後!(大げさ)
デザインしたのはアメリカのグラフィックデザイナー、nina cornelison
どうやら学校の課題で、書籍の限定版をデザインしたということらしい。
ここまでキレイに作られていて、実際に販売はされていないのかな?
ヘミングウェイのファンじゃなくても、プレゼントされたら嬉しい逸品だよね!

缶パッケージもオシャレなデザインがいっぱいだったね。
次はどんなワクワクに出会えるのか、今から楽しみだよ!

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【ROCKHURRAH作。宇宙を漂うROCKHURRAH RECORDSマークのマッチ坊(意味不明)】

SNAKEPIPE WROTE:

先週お届けした「ビザール・マッチ選手権32回戦」 では「とほほ」なマッチ・デザインを特集した。
なんでこのデザインなのかと思う不思議な物から、見た瞬間に笑ってしまう物もあったね!
今週はコレクションしたくなるようなカッコ良いデザインを紹介していこう。 
そうなると本当はビザール・グッズじゃないんだけど、良しとするか。(笑)

20世紀初頭、日本が世界のマッチ三大生産国だった話は先週したよね?
恐らく明治・大正時代ってことになるのかな。
その時代の輸出用だっただろうと思われるデザインを載せてみよう。
うひゃー!ピストルだよ!
セックス・ピストルズもびっくりだね。(笑)
どうしてマッチにピストルなのか謎だけど、なんてカッコ良いんだろう!
その当時はグラフィック・デザイナーという呼び名じゃなかっただろうけど、考えた人はすごいよね。
明治・大正時代には、誰がデザインしていたのか興味あるよ!

ピストルのデザインとフォーマットが同じだね。
「THE LIP BRAND」という名前を付けたセンスに驚くよ。
和訳すると「唇商標」って感じなのかな?
この唇だけをアップで捉えたデザインはまるで横尾忠則!
いや、横尾忠則のほうが後になるんだよね。
左は横尾忠則デザインの画像。
唇だけをアップにして、たばこをくわえているところまで似て蝶!
SNAKEPIPEの勝手な想像だけど、家にこのマッチ箱があって、子供の頃から目にしていたとする。
その印象が強かったとしたら、デザインを考える時にふと脳裏をよぎることもあるかもしれないよね。
寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」の刊行は1967年だというから、今から50年以上前のこと。
60年代後半と考えるとサイケデリックの時代だよね。
それでもかなりインパクトがあるデザインだと思うけど、どうだろう?
SNAKEPIPEだったら思わず手に取ること間違いないよ。(笑)

2016年に東京藝術大学美術館で「驚きの明治工藝 鑑賞」に行ったことを思い出す。
明治時代の工芸品の精巧さ、美しさに目を見張ったんだよね。
輸出用の工芸品は「ザ・にっぽん」といった和風テイストを前面に打ち出していたんだよね。
右のマッチ・デザインもその流れに近いんじゃないかな。
桜をバックにアルファベットが配置されると、こんなに和洋折衷な雰囲気になるんだね!
真ん中の「S」は桜の「S」なのか?(笑)

これも「ザ・にっぽん」だね。
あえてヴィンテージを復刻したデザインがあるけど、このマッチ・デザインもそのままスカジャンの刺繍にして使えそうだよね。
鶴、亀、梅、松と「めでたさ」てんこ盛りだし。(笑)
「KOBE JAPAN DZUIGEN &Co」と書かれているので、日本製には間違いないと思うけど、人の名前とおぼしき「DZUIGEN」がよく分からないよね?
在日〇〇人、みたいな外国人がやっていた会社だったのかな。
色の美しさ、シンメトリーの安定した構図も素晴らしい。
この雰囲気も横尾忠則のポスターに近いんだよね。

世界三大マッチ生産国の一つであるスウェーデンのデザイン。
大胆な構図と色の鮮やかさ!
SNAKEPIPEが気に入ったのは、バックの色なんだよね。
ペイル・ターコイズ(#afeeee)になるのかな。
カラーコードまで書かないで良いか?(笑)
洋服や靴、バッグなどほとんど黒しか所持していないSNAKEPIPEだけど、何故かこの色に反応してしまうよ。
こんなマッチがあったら使わなくても、持ってるだけで嬉しくなる逸品だね!

中央に目が描かれたシンプルなデザイン。
どこの国で生産されていたのかは分からないけど、インパクトあるよ。
秘密結社・フリーメイソンの会員用かも、と思ってしまう。
プロビデンスの目みたいだからね!
もしくはマックス・エルンストの版画をモチーフにしたかのような。
レトロなデザインには秀逸な物が多いよね!

次はチェコスロバキアのデザインね。
とは言っても、現在はもうチェコ共和国とスロバキア共和国という2つの国になっているんだよね。
1918年から1992年まで存在した国だというので、その時代に生産されたマッチということになるよ。
ソ連型の社会主義国家だったようなので、やっぱりロシア構成主義の影響も受けていたのかな。
中央に星マークがあるところが社会主義らしいデザインだよね。
シンプルな構成と色使いが素晴らしい!
やっぱりロシア構成主義、良いなあ。

最後はこれ!
これもチェコスロバキアの物なんだけど、とっても素敵なんだよね。
特に注目したいのは色使い。
オリーブ、黒、ダークグリーンの3色で、いびつな曲線を描き、その上にもう少しで落ちそうな赤色の玉が乗っている。
「CLOVEKU」は「男」、「SLUSI VKUS」は「おしゃべり」と自動翻訳で出てきたよ。 
ということは「おしゃべりな男」?(笑)
人物を抽象的に描いたデザインだったのかもしれないね。
マッチ箱にこんなアートが展開されていたなんて、ヨーロッパはさすがだなあ!

2週に渡ってレトロなマッチ箱のデザインを特集してみたよ!
明治・大正時代の日本のデザインを発見して嬉しくなった。
「とほほ」も含めて、秀逸な物が多かったからね!
検索していて、とても楽しかった。
ビザールなデザイン、これからも探していこう!