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post 実物観たよ!80年代ライブ特集

2010年7月11日     9時11分00秒

カテゴリー: 音(音楽関係)

【全盛期に行ってみたかったバンド】

SNAKEPIPE WROTE:

毎日暑い日が続いてますな!
皆様ご機嫌いかがでしょうか。
こんな気候じゃ夏に弱いSNAKEPIPEとROCKHURRAHは、お出かけするのもままならない状態。
今年に入ってからライブにも全然行ってないしね。
行ってるのはミリタリーショップだけか。(笑)

今日は「今までどんなライブに行ったか」をまとめてみたいと思う。
ただねー、これ書いちゃうとかなり古い話が多くなるから年齢バレそうなのが怖いんだけど!(笑)

まだSNAKEPIPEが実家にいた頃の話。
当時は外タレ(死語)のライブってチケットが高額だったし、チケットを予約するのも一苦労だったんだよね。
新聞の下にほうに小さく載ってる「○○来日!×月×日発売開始!」という記事やラジオが情報源だったな。
そして発売開始と共に電話予約。
ずっとお話中でつながらないから、何回も何回もかけ続ける努力が必要だった。
しかもSNAKEPIPEの実家はこだわりがあって、ずっと長いことダイヤル式の黒電話を使ってたんだよね。
だからリダイヤルという機能はないし、かけ直すためには「ジーコ、ジーコ」と指が痛くなるほど何度もダイヤルしたわけよ。
そんな苦労をしてやっと手にするチケット。
今みたいにネット予約とかコンビニで簡単にチケットが手に入る時代じゃなかったからね。
苦労した分、思い入れも強く深く記憶しているとも言えるけど。
時代などを無視して行ったことがあるライブ、書いてみようか。

ジャパン
実はこれは自分から予約したライブじゃなくて、たまたま人から譲ってもらったチケットで行った。
「これが最後らしいよ」と言われ、観ないと損!などと思って行ったネタ用のライブだったな。(笑)
割と前の方の良い席で全員の顔がバッチリ見える位置。
ヴォーカルのデヴィッド・シルビアンを押しのけて一番目立っていたのはベースのミック・カーン!
真っ赤なスーツで笑いながらのカニ歩き!
とにかく目がすごくて強い印象だった。
今でもしっかり覚えてるほど。
確かにそれがジャパンのジャパン・ラスト・ツアーだった。
もしかしたら自慢できる貴重な体験をしたのかもしれないね。
アート・オブ・ノイズ
アート・オブ・ノイズのジャケットでも使用されている笑ってる二つの仮面が暗闇に浮かんでいる舞台セットだったような。
記憶が曖昧なんだけど、薄暗い中でのライブだったように記憶している。
ほとんどがインストゥルメンタルなので、実はあまり覚えていない。(笑)
ただ「行ったよ!」とこれまたネタにはなったけどね!

ニナ・ハーゲン
このライブについては以前「
個性派女流アーティスト大集合!」にも書いたことあったね。
ブラックライトに反応する蛍光色の化粧を施し、レオタードみたいな衣装の「お股」部分にハートを付けたニナ・ハーゲン。
ほとんど暗いままのライブで唇だけがパクパク動いてるのが見えたな。
かなり前のほうで観てたはずだけど、印象に残ってるのはその唇とお股のハートだけ!

イギー・ポップ
この時は会場への道に迷い、少し遅れて到着してしまった!
方向音痴のSNAKEPIPEだから仕方ないか。(笑)
確かこの時は2階席から鑑賞。
なんだか豆粒みたいな上半身裸のイギー・ポップを観たな。
このライブまでほとんどイギー・ポップを知らなかったので、それまでの間イギー・ポップばかり聴いて勉強して行った覚えがある。(笑)
だからライブはまるで復習みたいな感じだったっけ。
ポーグス
あー、このライブも遅刻して行ったなあ。
間に合わないって会場までタクシー飛ばして、やっぱりこれも2階席だった。
もうライブ始まってたから「済みません」と言いながら席に着いた記憶が。
呂律が回らないヴォーカル・シェーンを上から観たっけな。

ラモーンズ
記憶が定かじゃないけど、今は無き有明あたりのライブ会場で観たような。
あの時はまだ全員存命で、当然ながらオリジナルメンバーで来日してた。
ジョーイが「炎」と漢字で書いてあるTシャツ着てたのを見て笑ってしまった。
椅子のないスタンディングの会場だったので、かなり盛り上がった。
曲間のない、パワフルなステージだった。
ラモーンズはROCKHURRAHも観たらしく、これだけが二人共行ったことがあるライブである。
ドクター・アンド・ザ・メディクス
これも以前「
さて、今週のリクエストは」に書いてるけど、本当によくも一発屋のライブに行ったもんだよ。(笑)
その時に出ていたアルバム一枚はちゃんと聴いて行ったけど、ヒット曲はあれだけだからね。
とりあえず写真や映像で観ていたドクターやメディクスは期待を裏切らず「そのまんま」だったね。
そう言えば関係ないけど、同じ時代に
ジグ・ジグ・スパトニックのチケット予約もしてたんだよね。
前から2列目か3列目かのすごい良い席!
ものすごく楽しみにしてたのに、残念ながら来日中止・・・。
どんなライブだったんだろうね?

P.I.L
ほんの数曲しか知らなかったのに無謀にも行ったライブ。
だってどうしてもジョニー・ロットンが観たかったんだもん!
前から数列目のかなり良い席で観られたのが嬉しかった。
曲がどうの、よりもやっぱり実物観た!が一番かな。
この時はライブ後のほうが面白い話(ネタ)があるんだよね。
ライブ後「お腹空いたね」と入ったスパゲティ屋さん。
なんとそこにギターを横に立てかけ食事中の遠藤ミチロウを発見!(笑)
場所としても時間的にみても、恐らく同じP.I.Lのライブ後だと思われる。
ジョニー・ロットンと遠藤ミチロウを同じ日に観るとは最高!
ちなみに遠藤ミチロウは「イカと明太子のスパゲティ」だったよ。(笑)

他にもまだ行ったことあるライブもあったかもしれないけど、とりあえずはここで打ち止めにしようか。
それにしても「苦労して手に入れたチケット」と言ってた割には「記憶が定かじゃない」と書いてることが多いね。
ただ単に年とって忘れたってことかね?(笑)

最近は再結成ブームでいろんなバンドが来日している。
去年はレジロスエクスプロイテッドのライブに行き、まだまだ若いもんには負けない現役のステージに感激したものだ。
だけどやっぱり「全盛期のパワー全開の時に観たかったな」と思うバンドもいっぱいあるよね。
全盛期に来日してたのに、こちらの都合で行かれなかった場合もあるし。
一番上の写真は「最も良い時期に行きたかったバンド」を集めてみたよ!
来日したことはあるかもしれないけど、オリジナルメンバーじゃなかったり「まだやってたんだ?」というような旬が過ぎてしまったバンドもあるからね。
ROCKHURRAHにも今回みたいな「行ったことあるライブ特集」を書いてもらいたいな!

post 闘うバンドのユニフォーム

2010年6月27日     11時30分00秒

カテゴリー: 音(音楽関係)


【ミリタリー系が最も似合わない人達を徴兵してみました】

ROCKHURRAH WROTE:

SNAKEPIPEやROCKHURRAHの書くこのブログ、最近の記事でも明らかな通り、以前から大好きだったミリタリー・スタイルにますます傾倒している。
ちょっと前はミリタリーも取り入れたパンクの服装だったのがだんだんエスカレートしてゆき、今ではどちらかというとミリタリーの方が主になってしまったようだ。本格派の人からすれば「何を今更」と笑われてしまうし特にポリシーもないんだが、機能的で動きやすく快適な服を求め、その究極はやはりミリタリーかアウトドアという事になってしまう。この世界は新素材と新技術の宝庫で昔から「NASAとデュポン社が共同で開発した素材」などという言葉に弱いROCKHURRAHはどうしても試したくなってしまう。が、色々あってROCKHURRAHはどうしてもアウトドア・ブランドの服は似合わないという情けない結果となってしまった。山に逃げて来た盗賊にしか見えないからね。しかもちょっとした服でも高すぎだよ。だったらやはり好きなミリタリー、という感じでもう流行り廃りなんか全然関係なく、これからもこの道を独自に昇華した服装をしてゆきましょうか。

さて、そんな個人的な嗜好を踏まえて今回はミリタリーを感じさせる服装が似合っていたバンド達の特集としよう。このブログでは恒例だが相変わらず70〜80年代のパンクやニュー・ウェイブをメインでね。


まず最初は70年代後半から80年代前半まで活躍したインダストリアル・ミュージックの元祖的存在、スロッビング・グリッスルから。彼らの音楽や変態的な世界がどうのこうの、とかは今回の趣旨とは関係ないから省略するが、写真を見る限り確かに彼らはミリタリーな服装を好んで着ていたようだ。ただし本格的ミリタリーの人やタクティカル方面の人(何じゃそりゃ)から見ればけしからんようなコーディネイトなのは確かかも。一体どこ製?この写真で見る限り何軍なのかわからないが東ヨーロッパを思わせるような服装で迷彩も独自のパターン、ジェネシス・P・オリッジ(左から二人目)の腿にはイナズマのような彼らのトレードマークが入っているところが手作りっぽいね。昔からかなりオバチャン顔してると思っていたが後に本当に手術してオバチャン化してしまったようで、倒錯を貫いた偉大なアーティストだと言えよう。


80年代初期に活躍したリヴァプールを代表するふたつのバンド、エコー&ザ・バニーメンとティアドロップ・エクスプローズもメンバー全員がミリタリー・スタイルで写ってる写真が多く残されている。元々は同じバンド出身という事もあるしこの時代のリヴァプールのバンド達はほとんどが顔なじみなのは間違いないところ。だから誰かが着だしたというようなところから広がって、ミリタリー・ルックが蔓延しててもおかしくはない環境にあったのかもね。
ティアドロップ・エクスプローズのジュリアン・コープは一時期R.A.F.(Royal Air Force=英国空軍)のアーヴィン・ジャケットにムートンのジョッパーズ・パンツというスタイルを好んで着ていた。米軍のムートン・ジャケットB-3に似ているが襟がちょっとダブルのライダースっぽくなってるのがカッコいい。しかしこのバンドのキーボードはまるで水兵、ドラムはG.I.風、ギターはアフガンかサウジアラビアか?というスタイルでてんでバラバラ。まあ全員が揃って同じ時代の軍服着てたら何かの主義者みたいだから逆にこれでいいのかもね。
対するバニーズ(懐かしい呼び方)はさすがヒット連発の一流バンドらしく、ソツなく金持ちミリタリーな感じ。特にギタリストは迷彩のM-65ジャケットが大好きらしく、愛用している写真をよく見かける。


全員揃っての制服姿と言えばビル・ネルソンズ・レッド・ノイズの面々が思い出される。テクノポップ、あるいはエレポップと呼ばれるような音楽の元祖的存在だったビー・バップ・デラックスのビル・ネルソンがビーバップ解散後、ソロになるまでのごく短い期間やっていたバンドなので、彼らの写真も映像もほとんど残ってない。なので本当にこんなステージ衣装でやってたのかは不明だ。これはミリタリーとかには関係ないのかも知れないがSF好きのビル・ネルソンが作った架空の地球防衛軍みたいな機関の制服というようなコンセプトだったのじゃなかろうか?想像は出来るが実際のところどうなのかも不明。うーん、どちらかと言うと限りなく詰め襟学生服に見えてしまうシロモノ。同時代にエルビス・コステロとかトム・ロビンソンも学生服着てたなあ。


今度はドイツの誇るパンク・バンドだったデアKFCの2ndアルバム・裏ジャケットより。後に重厚なデジタル・パンクを展開して今でもマニアが多いトミ・シュタンフのルーツとなったバンドだ(写真中央)。ドイツ語の難しいタイトルが付けられているので無学のROCKHURRAHにはさっぱりわからんが確か「ソビエト連邦共産党中央委員会の酔っ払い」というような雰囲気のタイトルだったような。最初は握手とかして談笑していた会談だったけどそのうち酔っぱらってグデングデンになり、最後は制服の下パンツ一丁になってしまった、というような経緯を現わす写真がコミカルなのに音の方は割と暗めで硬質。しかしシュタンフの顔つきは不敵そのものでこういう服装や帽子が非常に似合っているな。使ってる服も下っ端兵士ではなく偉い人のもの。というわけで高官度No.1がこれで決まり。


同じ系列としてはユーゴスラヴィアのインダストリアル音楽政治集団、レイバッハ(他の呼び方もあるが80年代風にこう呼びたい)もまた軍服がおそろしく似合う本気系の人々。子供の頃、九州のどこかの温泉地で特攻隊の服を着たパフォーミング歌謡集団を見て衝撃を受けたROCKHURRAHだが、このレイバッハはそんな子供だましとは比べ物にならない迫力。何を言ってるかはさっぱりわからないがインパクトは強烈で、本来の意味でのミリタリー度では今回のNo.1だろう。


さて、最後はやはりパンクでしめようか。クラッシュのヒット曲「Rock The Casbah」のビデオより。クラッシュがミリタリーな服装をしてたのはこの時期だけのようだが、さすがスタイリッシュなパンク者達だけに似合いっぷりはすさまじい。ポール・シムノン決まりすぎ、ミック・ジョーンズ顔隠しすぎ。このスタイルを真似た人もさぞ多かったことだろう。
あとはエクスプロイテッドや初期ハードコアの連中のようにカーゴパンツをブーツインしてスタッズベルト、上はライダース・ジャケットというような折衷スタイルは今でもパンク系のライブではよく見かける。

ミリタリーを取り入れた服装には「何かと闘う」という意味もあるし逆に「反戦」という意味もある。しかし最も多いのは「ポリシーは特になし」というものでROCKHURRAHも最初にそう書いているな。服装ごときで主義主張を全て体現するつもりはないから見た目だけの人になるのはやめよう、という程度でいいと思う。

本当はまだまだ本格派のミリタリー・スタイルのバンドは数多く存在していただろうが、イザとなると思い出せないもんだから、相変わらず企画倒れの記事となってしまったのは否めない。Mission Failed.
反省して次に活かします。

post 昔の名前で出ています、か?(其の三)

2010年5月30日     9時27分00秒

カテゴリー: 音(音楽関係)


【ゆかりのあったレコード屋の袋やロゴたち】

ROCKHURRAH WROTE:

前回同じタイトルで其の二を書いたのが去年の11月末。何と半年も経ってしまったがまだやるのか?と本人さえ呆れてしまうこの企画。寝たきりでネタもないというわけじゃないんだが、パンクやニュー・ウェイブが最も輝いていた時代のレコード屋、そしてレコードを探しまくった青春の日々、インターネットがまだ普及しない時代の音楽好きの努力、それらを書き留めて我が忘備録としよう・・・なんて事は全然考えてない。
ただ「ああ、こんなレコード屋あったなあ」と一人でも思い出してくれる人がいればそれでいいのだ。

かつてROCKHURRAHのパンク&ニュー・ウェイブのネタ帳はVOLUMEという電話帳みたいな洋書だった。要するに世界各国のニュー・ウェイブ系バンドのメンバーとかレコードのリリースとかが紙のデータベースとなっていてお目当てのバンドを検索したり出来るもの。毎年刊行されているのかは不明だったが解散したり消えてしまったバンドはそのままデータが残り、新しく増えてゆくバンドはどんどん載っけるという方針の本だから例えば1984年度版は1982年度版より三倍くらいの厚さになっているというシロモノ。ちょっと考えればわかりそうなもんだがこの方針で毎年刊行してゆくとどんどん分厚くなってしまい、常識では考えられない重さとなる。編集者や発行者は「世界一の音楽データベースを作ってやる」というような意気込みで分冊にするなど思ってもみなかったのだろうか?これまたパンク的な発想かな。
まあそういうニュー・ウェイブ辞書みたいなものを毎日のように眺めて「このバンド聴いてみたい」と思ってレコード屋巡りをしていたわけだ。

どこまで書いたっけ?前回はかつての「全国レコード屋MAP」みたいに土地の括りで書いたけど、実は分類するの苦手なんで、今回は気の向くまま思い出すままにいいかげんに書いてみよう。

MODERN MUSIC
明大前なんて他に用事ないから最後に行ったのはいつだったか?世田谷代田に住んで下北沢を生活の拠点にしていた時代は近所だったためよく行ってたのを思い出す。当時は実行した事なかったけどもしかしたら自転車でも行けたかも、という距離。
ここはアングラなロックやアヴァンギャルド関係は充実していたが個人的に不要のコーナーも多くて、この店を100%堪能した良い客とは言えなかったな。なぜかすごいプロレス好きの常連がカウンターを占拠しているので買いにくい店でもあった。什器から取り出すのに苦労するほどパンパンにレコードが詰まっていたなあ。がしかしモノクロのNICOの袋を多数所持していたという事は結構買ってたんだろうね。
このレコード屋の思い出はここまでなんだけどModern Musicという言葉について独白してみたい。高校の修学旅行は沖縄だったのだが、その直前にビーバップ・デラックスの「Modern Music」を聴きまくっていて、沖縄=「Orphans Of Babylon」や「Honeymoon On Mars」という彼らの曲がいつでも頭の中のBGMとして鳴り響く。全く関係なさそうなのにこの条件反射が一生ROCKHURRAHには付き纏ってゆくのだろうな。それこそ他の人には全く関係ない個人的な関連付けでした。

パテ書房
ちょっと前にSNAKEPIPEが国分寺の超山田堂について書いた時にROCKHURRAHの談話として店名を出してもらったが、大昔に恵比寿付近にあったのがこの店。東京に出てきたばかりの頃に土地勘も全くなくて苦労しながら行った覚えがある。あの頃ははじめてゆくレコード屋に対する期待が大きくていつでもワクワクしてたもんだ。そして後年になってROCKHURRAHは茶沢通り(三軒茶屋と北沢を走る狭い道)沿いにある中古ゲーム屋の店長になった。同じ店の店員でパンク、ニュー・ウェイブ、サイコビリーなどに詳しい男がいて、その子は池ノ上(下北沢の隣駅)に住んでいた。で、その子の情報で池ノ上に怪しいレコード屋があるという事を知ったんだが、それがこの店との再会だったわけ。詳細な記憶はほとんどないんだがここもまたアングラな系列で書房というだけあって本もレコードもマニアックなものが多数あったはず(たぶん)。
店主とおぼしき人物、なぜか客が入ったらサングラスをかけて腕組みしながらこちらを睨んでいる、というような事ばかりが印象に残っている。実はROCKHURRAHもずっとサングラスで客商売していた人間だからそういう事に関しては特に偏見はないんだけれど、一般的な客だかひやかしだかわからない者にとっては敷居が高い店なのは確かだろうね。雰囲気は全然違うけど前に京都にあった(今もあるのか?)伝説のアスタルテ書房をちょっと思い出してしまった。敷居が高いというよりは店内に入るのに勇気がいる店という点でね。

ZEST
当時の渋谷は東急ハンズの坂道を下ったところにタワーレコードがあったように記憶する(かなりうろ覚え)。この辺の量販店は基本的に行かないし注目した事なかったので記憶違いは許して。ZESTはその横の方にあるビルの上の一室だった。マンションの部屋がそのまま店舗になったような雰囲気で、ここも渋谷に行った時はよく訪れた場所だった。非常に狭い店だったな。スコットランドでギターポップ初期にポストカードという有名なレーベルがあったのだが、そこのマークと同じ猫をトレードマークにしていた。当然、得意分野はギターポップやネオアコだと思えるがそればかりとも言いきれず、壁にはドイツの重量級デジタル・パンクの雄だったTommi Stumpfのジャケットが飾られていたというような時期もあった。時代的にはネオアコ&ギターポップとノイズ&インダストリアル&ジャンク系(カオス系とも言われていたな)とかは同時期に発展したという事もあって、両方のニーズを満たす店ならばそういうのもアリだったのかもね。この店でかなり買ったとは思うがどういう系統を買っていたのか思い出せない。

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同じ渋谷の「たばこと塩の博物館」隣くらいにこの店はあったような気がする。いかにもメジャーな店構えとレコード屋なのがわからない店名、カンマ区切りテキストじゃないの?しかし置いてるレコードはなかなかマニアックでさすが東京の文化は高いのう、と田舎者だったROCKHURRAHは思ったものだ。大昔に代々木にあった前衛的プログレの殿堂イースタン・ワークスがルーツらしいが、随分イメチェン(死語)した印象。場所柄、サブカル文化人(嫌な言葉)や有名人もよく見かけたという噂も聞く。しかし、かなり短命なレコード屋だったし、そもそも渋谷があまり好きじゃなかったので数えるほどしか行った覚えはない。大晦日にオールナイト・セールやってた時に行ったような記憶があるが袋も覚えてないし、買った事なかったのかもね。

思い出のレコード屋特集というような趣旨で書き始めたのに文章読み返してみると何だかちっとも思い出らしくないな。レコード(モノ)にもレコード屋(場所)にも愛着はあるのに結局はそこにいる人たちと個人的なつながりが全くないからなんだろう。「あんな店で働けて羨ましい」とかそういうネガティブな気持ちばかり持っていた若い頃の自分に問題があったのか?。向いてないからあまり自分の事を分析したり考えたりするのは止めよう。
さて、次回があるのかどうかは本人の気分次第。書きたくなったらまた書いてみよう。

post ぶるった果実

2010年3月28日     10時35分00秒

カテゴリー: 音(音楽関係)


【ROCKHURRAHプロデュースの新バンド? 果樹グーグー】

ROCKHURRAH WROTE:

この前の三連休はまさかのような春の嵐、SNAKEPIPEが負傷するという災難に見舞われてしまった。交差点を自転車で横断しているさなかに突風に襲われ、横転・・・はしなかったが無理な体勢だったので腰を痛めてしまったのだ。一週間で何とか元通りになってきたが改めて自然の力の強大さを思い知った。と言うより日頃の鍛練不足かもね。

三月も終わりだってのにこのブログを書いてる現時点ではまだまだ寒い。桜の開花が、などと話題にのぼっていても夜桜見物などした日にゃ白い息しか見えないありさま。東照宮でも凍傷人続出か?
さて、この凡庸な前フリから「春と言えば花見、それでは花の名前にちなんだ楽曲(またはバンド名)を列挙してみましょう」などというどうでもいい記事を書いてみようと考えたんだが、実はそんなにスラスラと思いつくものもなくて困ったもんだ。それで花じゃなくて春とはあまり関係ないかも知れない果物にちなんだバンド名を思い出してみたのが今回の記事。例によってROCKHURRAH恒例の原則(70〜80年代のパンクやニュー・ウェイブ限定)を踏まえてのセレクト、しかも最近かなり同じパターンばかりでやってる方も飽きるよ。

画像クリックすると例によって音や映像出ますので注意。

  Strawberry Switchblade
まずは先日「めざましテレビ」でも特集になっていた2娘1(ニコイチ)ファッションをいち早くやっていた80年代グラスゴーの女性二人組、ストロベリー・スイッチブレイドから書いてみようか。直訳すればイチゴの飛び出しナイフ。うーん、よくわからんネーミングだなあ。バンド名でピンと来なかった人も映像見れば「ああこれか」と納得出来るはず。そもそも2娘1などをやっておる者たちが生まれるより遥か昔のバンドにルーツがあるとは本人たちも知らないだろうな。唯一の大ヒット曲「ふたりのイエスタディ」は80年代一発屋特集でもおなじみ。余談だが1982年に伊藤さやかが歌ってあまりヒットしなかった曲「天使と悪魔」のイントロと「ふたりのイエスタディ」のイントロはクリソツ。時代的には「天使と悪魔」の方が数年早かったので日本の勝ち。というか伊藤さやかなんて今どき誰も知らないだろうなあ。
このストロベリー・スイッチブレイドの方はもう一曲くらいヒットしたはずだが、あっという間に消えてなくなった感じがする。何とメンバーの片割れはスロッビング・グリッスル、サイキックTVのピーター・クリストファーソンがやっていたコイルのメンバーと後に結婚したそうでカレント93やデス・イン・ジューンなど錚々たるインダストリアル系列のバンド達と活動していたらしい。音楽的には対極、というか接点などありそうもないが意外なところと繋がっているもんだなや。

  Orange Juice
次は上記のグラスゴーからたぶん近いエディンバラ出身のオレンジ・ジュース。パンク以降に無数に発生したインディーズ・レーベルのひとつ、ポストカード・レコードよりデビューしたバンドでその頃はポール・ヘイグのジョセフK、ロディ・フレームのアズテック・カメラと共にエドウィン・コリンズのオレンジ・ジュースはこのレーベルの御三家的な扱いを受けていた。イルカのジャケットで有名な1stアルバム、そして「キ・ラ・メ・キ・トゥモロー」などという不可解に恥ずかしい邦題が非常にインパクト大だった2ndアルバムは大ヒットして当時の音楽雑誌の表紙を飾ったりもしていた。ただしネオ・アコースティックという言葉から連想されるような音楽とはちょっと違っていて、このエドウィン・コリンズは相当に粘着質の独特にこもった声の持ち主だ。代表曲の「Rip It Up」や「I Can't Help Myself」などは80年代初期に大流行したファンカ・ラティーナなどの流れをくんだ曲で本人達もモータウンとかその辺の影響を受けているのはわかるが、失礼ながらよくこんな歌い方でヒットしたものだとずっと思っていた。

  Lemonheads
今度はアメリカ、ボストン出身のレモンヘッズだ。ギター・ポップとパワー・ポップとパンクの中間点あたりにあるバンドで、そういう細分化があまりされてないアメリカでは単なるインディーズ・ロックというようなくくりになるのかね。「Alison's Starting To Happen」などはなかなかノリが良くて好きだが個人的に嫌いな曲やどうでもいい曲も多く、実はあまりコメント出来ないんだな。ヴォーカルのイヴァン・ダンドが何かの映画に出たのは覚えてるけど何の映画だったか思い出せないほど。好きな人にとっては宝物のような存在なんだろうけど、わざわざ名前出しておいてこの程度のコメントしか書けなくて申し訳ない。

  Mighty Lemon Drops
レモンつながりで必死に思い出したらこんなバンドもあった。ウチのブログ記事「時に忘れられた人々 リヴァプール御三家編」で書いたマイティ・ワー!とティアドロップ・エクスプローズをレモン風味でミックスしたというようなバンド名と音の方はエコー&ザ・バニーメン直系の叙情派ネオサイケ。要するにいいとこ取りをしたバンドのつもりだったわけだろうが、悲しいほどに亜流の域を出ず、曲さえもほとんど覚えてないありさま。だったらなおさら書くなよ、とファンから怒られてしまうね。

  Lemon Kittens
画像しつこい?果実の名前がついたバンドとは言ってもない果実はない、非常に読みにくい果実名もバンド名にはならない。これは当たり前のこと。でもってレモンは外人も日本人も発音しやすいからまたまた出てきたよ。レモン・キティンズは後にソロとして活躍するダニエル・ダックス嬢とショック・ヘッデッド・ピータースになるカール・ブレイクによるアヴァンギャルド系のバンド。そこまで革新的だったわけではないが実験的な音楽と聴きやすさが魅力だったな。それにしてもアヴァンギャルドやインダストリアルを志すのは妙に美女が多いものだ。

  The Apples In Stereo
果物の名前を使ったバンドということからみずみずしい、爽やかという先入観になるのは仕方なく今回はどうしてもネオ・アコやギター・ポップ系列が多くなってしまうな。
次のアップルズ・イン・ステレオもやはりギター・ポップに分類されるアメリカのバンド。大ファンというわけでもないのにこのブログでも数回その名前が登場しているな。
現在や最近はどうなのか知らないけど90年代後半に登場して珠玉のポップス・センスを発揮しまくったのは記憶に新しい。え?90年代はもう大昔?まあ好き嫌いに関わらず曲作りは素晴らしいんだが前も書いた通りヴォーカルの見た目に少し問題があって、ダイエット・ピラティスをオススメしたくなってしまう。紹介したプロモではROCKHURRAHも愛用しているダン・エレクトロのギターを使っていて個人的なポイントは高い。

  Bananarama
80年代前半のニュー・ウェイブ男子を魅了したかどうかはわからないが取りあえずガールズ・グループとしては王道の三人組。最初の頃は元スペシャルズの三人が結成したファンボーイ・スリーと一緒にやってたり、この手の三人娘としてはちょっと面白い活動をしてたが、大ヒットした「Venus」あたりになるとROCKHURRAHにはあまり興味ない世界。特に思い出もないから何も書けないな。だったら最初から書くなよ、としつこいほどに怒られそう。今回のブログは完全に企画失敗したなあ。

  Fred Banana Combo
バンド名はなぜか知ってるし中古レコード屋で見かけたこともあるけど彼らの事はそんなに知らない。どうやらドイツのバンドらしくてデアKFCやMittagspause(読めん)などと同時期くらいにやってた模様。パンクとは言っても英米のものとはちょっとニュアンス違うんだがビートルズの「Yesterday」を妙な具合にカヴァーしてたり(カヴァーには聴こえないくらい)、結構面白いものがある。誰でも知ってるような果実バンドばかり特集してしまったから個人的には全部このくらいマイナーなものを探して来たかったよ。

  Virgin Prunes
ラストを飾るのはポジパン特集でも書いたヴァージン・プルーンズだ。何だかみずみずしくない画像でスマン。ホラー寸前のいかがわしいメイクに女装趣味、そして一度聴くとやみつきになる独特のいやらしい声を武器にしたアイルランドのバンドだ。たまに西洋を通り越してむしろ日本の民謡、演歌に近いテイストまで感じるような奇妙な曲まであって、独創性という点ではかなり素晴らしい。U2の幼なじみとしてくらいしか知られてないのが残念だが個人的にも大好き。

以上、意外とヴァリエーションが少なくて不満足な結果となってしまったがまあこんなところで許して。果物の名前のついたバンドなんて世の中にはたくさんあるが思い出すのに結構苦労したな。もう第2弾はないだろうから安心して。

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