Monthly Archives: 3月 2013


【Germaine Richier 1946年の作品:La Mante。人?未確認生物?】

SNAKEPIPE WROTE:

先日久しぶりにIKEAに行ってきた。
今まで一度も行ったことがない長年来の友人Mのお付き合いである。
当然ながら前回行った時とはディスプレイが変わっていて、2DKの50m2用といった具合に、見る人が自宅を想像し易い商品紹介をしていたのが面白かった。
相変わらず上手い戦略立ててますな!(笑)
あんなにスッキリ部屋がまとまることはないのに、IKEAに行くと整然として清潔感溢れる、豊かな生活が実現できそうな気分になっちゃうから不思議だ。
リビングはテーブルと椅子、写真集を置くための理想的な本棚があり、ゆっくりお茶を飲みながら鑑賞できる。
そして背面には大きな壁があるから、そこには絵画や写真をドーンと飾れる。
こんな素晴らしい環境だったら、どんなに素敵かしら?
と、妄想を膨らませるSNAKEPIPE。
まんまとIKEA戦法にやられてるね。(笑)

帰宅後妄想の中での部屋のディスプレイを開始!
壁に飾る絵や写真、棚に置く良い彫刻はないかな、と探してみたのである。
ここで発見したのが上の作品。
なんとも不気味で存在感のある奇妙な形!
ものすごくSNAKEPIPEの好みである。(笑)
この作品を制作したのは誰だろう?

調べてみるとこれはGermaine Richierというフランス人の作品だった。
フランス人の名前の読み方はよく分からないんだけど、多分ジャーメイン・リシエで良いと思う。(違ってるかもしれないけど)
そしてなんとジャーメイン・リシエは女性だったんだよね!
ジャーメインといえば、パッと思い付くのがジャクソン・ファミリーのジャーメイン・ジャクソンだったから、勝手に男性だと思ってたよ。(笑)
日本でも男性なのか女性なのか判らない名前はあるもんね。
そしてジャーメイン・リシエは、日本ではほとんど知られていないアーティストのようなので、またもや(!)SNAKEPIPEが翻訳して紹介致しまする。
誤訳があったらごめんなさい。

ジャーメイン・リシエは1902年アルル近くのグランで生まれる。
モンペリエの美術学校において、ロダンの元助手だったルイス=ジャック・グイグエの元で、1929年にグイグエが亡くなるまで勉強をする。
その後パリへ。
この間にアルベルト・ジャコメッティと知り合う。
この時期にセザール・バルダッチーニとも知り合っているらしい。
二人共彫刻界での巨匠だよね!
きっと物凄い高尚な話題で盛り上がってたんだろうな。(笑)
1936年にPrix Blumenthalを獲得する。
これは若いフランス人アーティストを発掘し援助する目的で開催されていた、期間限定のパトロン企画みたいな感じなのかな。
Franco-American Florence Blumenthall財団が2年間で約10000フランの資金提供をしてくれたらしい。
お金よりも、世間的に認められたという実績のほうが大きい感じなのかな?
1951年にはサンパウロ・ビエンナーレにて彫刻賞を受賞。
1959年に死去。
リシエの作品はペギー・グッゲンハイム・コレクション(マックス・エルンストの元妻)やテートなどに所蔵されているらしい。

有名彫刻家の名前はゴロゴロ出てくるわ、所蔵されている美術館も有名所はたくさんあるわ、でお見事だよね!
こんな女流彫刻家なのに、日本語で検索しても出てこないのが不思議。
名前の日本語読みが間違っているのかしら?(笑)

ジャーメイン・リシエは、コウモリ、ヒキガエル、クモや人間と動物のハイブリッドのような創造物を彫刻として作品にする。
SNAKEPIPEが一目惚れした作品も、タイトルでは「La Mante」、英語で「The Mantis」と書いてあるのでカマキリだろうけど、人間との融合に見えないかな?
例えば古代エジプトやギリシャ神話の中に出てくる神にも人間と動物の融合体を見かけるけど、昆虫と人間のハイブリッドは珍しいよね?(笑)

上の作品は「la chauve-souris」(1946年)で、これはどうやらコウモリと人間が混ざっているように見えるよね。
「コウモリ人間」といえば「バットマン」。(笑)
「バットマン」はコミックとして初めて登場したのが1939年というから、丁度年代的には同じくらいの時期になるね。
リシエが「バットマン」に影響を受けて制作したのかどうかは謎!

ジャーメイン・リシエについての解説には一言も出てきていない単語だけれど、モチーフや作品を観る限り、SNAKEPIPEにはシュルレアリスムの影響を受けているアーティストに見えるな。

上の写真はブラッサイが1955年に撮影したジャーメイン・リシエとその作品。
ブラッサイ!
SNAKEPIPEはもちろん、ブラッサイが写真家だってことは知ってるし、写真の勉強していた時には、必ず出てくる名前だったはずなのに代表作を思い出せないよ!(笑)
ブラッサイについて書いてあるWikipediaによれば「同時代の芸術家達と親交があった」って書いてあるから、アーティストの撮影をしていたのは納得だね。

鏡を使って作品をダブルに、本人の顔を鏡の中に見せておきながら、リシエの手はこちらにあるという、なかなか凝った構図で撮影してるよね。
これもやっぱりシュールな感じでとても好き!
魅力的なポートレート写真に仕上がってるよね。
さすが、ブラッサイ!(←知ったかぶり)

ジャーメイン・リシエは彫刻以外にエッチングも手がけていたようだ。
上の作品は1948年から1951年にかけて制作された「Chauve-souris」、英語名は「Bat」である。
前述した彫刻作品と同じタイトルで、モチーフも全く同じだよね。
リシエにとって「コウモリ人間」は、かなり重要な意味を持っていたのかな。
それにしてもこの絵の雰囲気、どこかで観た気がする。

ウィリアム・ブレイクの「The Great Red Dragon and the Woman clothed with the Sun」(大いなる赤き竜と日をまとう女 1803年–1805年頃)に似てるよね?
縦位置と横位置の違いはあるけど、構図も近い。
どうやらこの作品は「ヨハネの黙示録」(新改訳:第12章:1-5)のシーンを描いたものらしく、「聖母マリアとキリストの象徴と竜との戦い」らしい。
上にいる「火のような赤い大きな竜」が下にいる妊婦が産む子供を食らうために待ち構えている図とは知らなかった。
「赤い竜」とはサタン、邪悪そのものを表しているらしい。
トマス・ハリスの「レッド・ドラゴン」にも、ここまで詳しい説明はなかったかな?
リシエが「コウモリ人間」を「赤い竜」になぞらえてモチーフにしていたとすれば、「コウモリ人間」もサタンだったり、邪悪な存在を表現していたのかもしれないね。

1940年代から1950年代に、フランスでどんな文化が流行していたのか、SNAKEPIPEはあまり詳しくない。
パッと思いつくアーティストは、ほとんどが男性だしね。
そんな中ジャーメイン・リシエは、異形モチーフを作品にする特異な存在だっただろうね。
光より闇、正義よりも悪を好んで制作していたように思われるリシエの作風は、現代でも充分通用すると思う。

また好きなタイプのアーティストに出会えて良かった。
実際に作品を鑑賞してみたくなったよ。
まさかの2週連続同じ締めくくりだけど、やっぱりロンドンのテート行かないとダメかしら?(笑)

【フランシス・ベーコン展の看板を撮影】

SNAKEPIPE WROTE:

SNAKEPIPE MUSEUM #7 Francis Bacon」を書いたのは2011年1月のこと。

「どこかで展覧会やってくれないかなあ。
大量の現物を目の前で観たいものである。」

という文章で締めくくったSNAKEPIPEの希望を叶えてくれることが判ったのは去年のことだった。
情報収集能力に長けた長年来の友人Mから電話があり、
「ベーコンさん、個展やるよ!」
とまるで知人であるかのような口ぶりで教えてもらったのである。
狂喜乱舞するSNAKEPIPE!
展覧会開始の3月を心待ちにしていたのである。

東京国立近代美術館に向かったのは、開催されてから1週間を過ぎた、少し桜が咲きかけた頃である。
コートを着るには暑く、薄手のジャケットでは寒い難しい春の陽気。
SNAKEPIPEもROCKHURRAHも得意のレザージャケットを着用し、待ち合わせ場所へと向かう。
なんと友人Mも同じくレザー着用!
レザー・トリオになってしまった。(笑)
なんとなく怪しい3人組、会場へと急ぐのである。

開催されてまだ日が浅いにも関わらず、そこまでの混雑は感じられない。
押し合いへし合いで、人の頭と頭の間から絵をやっと覗き見る、なんてことにはならなかった。
SNAKEPIPE命名の「国立系」がわんさかいるかと思っていたけど。
良かった、と胸を撫で下ろすSNAKEPIPE。
待ち望んだ展覧会だもん、じっくり鑑賞したいからね!

いつものブログ通り、展覧会の進行に合わせた感想をまとめていこうか。
今回のフランシス・ベーコン展は「身体」をテーマにして年代別に括られていた。

Chapter1 うつりゆく身体 1940s―1950s

「うつりゆく身体」とはA地点からB地点への移行の状態に見えることから名付けられたタイトルとのこと。
A→Bだけではなく、B→Aの移行にも見えることが特徴だと言う。

この章の中で気になった作品が「走る犬のための習作」(1954年)。

一本の線だけで何かを表現するのはベーコン得意の技法である。
簡単に引かれたように見える線なのに、これが舗装された道で脇に側溝があると解り、きちんと情報を提供しているのがすごいよね。
SNAKEPIPEが勉強不足なのか、ベーコンが描く動物の絵を鑑賞するのは、これが初めてである。

まさに犬が走っている!
左の絵は小さいので詳細までは確認できないと思うけれど、ピンク色の舌を出して犬が走っている映像を一時停止させたみたいな絵。
犬が完全にブレているため、より動きが感じられるのである。
この絵をモノクロームにして、コントラストやや強めに、ちょっと粒子を荒くしたら大道さんみたいじゃない?(笑)

「叫ぶ教皇の頭部のための習作」(1952年)の元ネタがエイゼンシュタイン監督の「戦艦ポチョムキン」(1925年)だというので、2枚を並べてみたよ。
「戦艦ポチョムキン」、懐かしいなあ!
もう何年も前に観ているので詳細は忘れているけれど、やっぱりあの階段のシーンは見事だよね。
もちろんこの乳母の顔もしっかり覚えている。
ベーコンのアトリエには、「戦艦ポチョムキン」のスチール写真の切り抜きがあったというから、かなり重要なモチーフと考えていたようだね。
上の作品は斜めになったメガネと共に、ベーコン最大の特徴である叫ぶ口が描かれていて、まさに乳母そのもの!
このベーコンの叫ぶ口にインスパイアされたのが、デヴィッド・リンチである。
エイゼンシュタイン→ベーコン→リンチと、映画→絵画→映画の順番だよね。
この先はまだ続いていくのかな?
後継者は…難しいかもね?(笑)

Chapter 2 捧げられた身体 1960s

無神論者であったベーコンは「磔刑図」をどのように考えて制作していたのか、ということに焦点を当てる。
キリスト教とは別の原始的な宗教においては、神に捧げられた「人間の生贄」としての犠牲的な行為とも言えるのではないだろうか。
なーんて解説文を要約して書いてみたけど、キリスト教についても、原始的な宗教についても詳しくないSNAKEPIPEがあれこれ言える立場じゃないよ。(笑)
解説抜きで好きな絵ってことで良いのだ!(笑)
ところがなんとも驚いたことに、ここまで「磔刑」について書いているのに、ベーコンの磔刑関連の絵は一枚もなし!
難解な解説書いておきながら、全く意味不明だね。

この章の中で気になった作品は「ジョージ・ダイアの三習作」(1969年)かな。
空き巣だと思ってベーコン宅へ泥棒に入ったジョージ・ダイアが、制作中のベーコンにバッタリ遭遇。
そのまま居付いて、ベーコンの愛人になってしまう話はベーコンの伝記映画「愛の悪魔」で観たSNAKEPIPE。
上は、その愛人であったジョージ・ダイアを描いた作品なんだけどね。
解説には「顔面中央に弾丸を打ち込まれたかのような黒い円形」と書いてある。
SNAKEPIPEも「鼻の穴にしては大きいかも」と思って観た。
しばらくじっと観ているうちに、思い付いた。
「これは…穴だ!」
ベーコンは同性愛者だったからね。
考え過ぎだったらゴメンナサイ!(笑)

Chapter 3 物語らない身体 1970s―1992

この章では、ベーコンの特徴である3枚1組みセット(三幅対というらしい)を多く展示していた。
何故「物語らない身体」というタイトルになっているか、というのは複数の空間と人物を描いているのにストーリーの発生を忌避しているから、とのこと。
そう言われても、SNAKEPIPEは勝手にお話作ってたけどね?(笑)

今回の展覧会で鑑賞できて最も嬉しかったのが「3つの人物像と肖像」(1975年)である。
この絵はポストカードを持っていて、ずっと部屋に飾っていた作品だった。
その実物を観ることができるなんて!

この絵の解説には「複数の人物のあいだに物語を発生するような視線のやり取りや、身振りの連関を見出すことはできません」ってきっぱり言い切られちゃってるんだけどね。
左のくねってる男性が恋人のダイア、真ん中がギリシャ神話で神の裁きを伝える復讐の女神、というところまで聞くといろいろと想像をしちゃうけどな。
そして右側は円形部分に組み合う男性とその下の部分には下半身ヌード。
恋人のジョージ・ダイアが自殺してしまった後に描いた作品らしい。
思い出と懺悔がテーマなのかな。

何故ジョージ・ダイアが自殺してしまったのか。
これは前述したベーコンの伝記映画「愛の悪魔」がbased on a true storyだった場合には、自殺の原因はベーコンにあると思うから。
SNAKEPIPEは自殺というよりも「ベーコンに殺された」と言ってもおかしくないんじゃないか、と思っているくらいだからね。
失って初めてその重要性に気付いた感じがするけど、どうだろう?
Chapter 4 ベーコンに基づく身体

最後の章では、 ベーコンからの影響を身体で表現しているアーティストを紹介していた。
日本からは我らが土方巽が登場!
本当にベーコンからインスパイアされ作品を作っていたんだって。
舞踏公演「疱瘡譚」のDVD映像と共に土方巽のスクラップブックを展示していた。
ペーター・ヴェルツとウィリアム・フォーサイスはベーコンの絶筆である未完の肖像を元にその線をなぞるようなダンスを披露していた。
巨大なスクリーンがいくつも並び、ダンスする人物のアップを鑑賞しても何も感じ取ることができなかったなあ。

Chapter1の中にインタビュアーと話をするベーコンの映像が流れていた。
とても興味深いことを語っていたので、書いてみようかな。
ベーコンにはいくつかのシリーズがあって、その中の一つに「教皇シリーズ」があるが、描くきっかけになったのはベラスケスであるという。
ベラスケス?
その昔、日曜美術館でベラスケス作「ラス・メニーナス」 の解読と解説をやっているのを見たことあるけど、それほど詳しくはない画家である。
ベーコンはベラスケス作「教皇インノケンティウス10世」を「人間の感じることができる最も偉大で深遠な事象を開放する最高の肖像画」と評していたとのこと。
だからこそこの絵画から着想を得て、「教皇シリーズ」を作成したらしい。
どうやらベーコンは、「教皇インノケンティウス10世」に、恐れながらも性的に魅了された父親を投影していたようである。
ベーコンが描く教皇は、半狂乱で叫び声をあげている。
恐れながら愛し、突き落とすようなネジれたベーコンの感情が表れてるね。
評論家の中にはベーコンの「教皇シリーズ」を「父殺し」と評する人もいるらしい。 更にベーコンは「ベラスケスの作品は怖くて観られない」と続け、インタビュアーに訳を尋ねられると
「冒涜しているから」
と答えるのである。

愛と憎しみ、恐れと冒涜といった感情が、複雑に絡まって対象に向かっていることがインタビューから解る。
ベーコンにとっての愛情表現は、相手にとっては愛情とは感じられない類だったのかもしれないな、と推測できるね。
自殺してしまった愛人、ジョージ・ダイアへの態度も、思いやりを持っているようには見えなかったベーコン。
ベラスケスの絵も「最高」と言っておきながら「冒涜」し、その冒涜している行為を自覚している人物なので、愛人ダイアのことを虐めているように見えたのも愛情表現だったのかもしれないね?

もしかしてこれは、小学生くらいの男の子が好きな女の子をからかったり、イジメたりするような図式と同じなのかしら?
そう考えるとベーコンについて解り易いかもしれないね。
SNAKEPIPEが高校時代に愛読していたのがオーストリアの精神分析学者であるジークムント・フロイトの著書である。
小児から大人に至るまでの5つの性的発達段階について言及されている文章を読んだ時には、衝撃を受けたものだ。

■口唇期 出生~2歳まで 口は最初に経験する快楽の源である。
■肛門期 2歳~4歳頃まで 小児性欲の中心は肛門になる。

乳児のうちから快楽を得ようしている、という説に驚いた女子学生だったSNAKEPIPEだけれど、この2つの段階をベーコンに当てはめるとしっくりくるんだよね。
ベーコンには口だけしか描かれていない作品が多数存在する。
口に非常に強い興味を示しているよね。
そしてベーコンは同性愛者だった。
上に載せた「ジョージ・ダイアの三習作」について書いた文章の中に「肛門期」に関する記述をしているSNAKEPIPE。
解ってもらえるかしら?(笑)
ベーコンは口唇期と肛門期のまま大人になってしまった画家だったのかもしれないね。
ベーコンの伝記を読んだことがないので、単なるSNAKEPIPEの推測だから信用しないでね。(笑)

ではここで突然だけど、ベーコンの絵画にちなんだそっくりさん劇場開幕!
ベーコンの絵のモチーフに良く似ているな、とSNAKEPIPEが思った物を紹介するコーナーだよ!(笑)

左はご存知モンスターハンターに登場するフルフル。
右はベーコンの作品「ある磔刑の基部にいる人物像のための三習作」(1944年)のうちの一枚である。
モンスターハンターでフルフル見た時に、即座にベーコンを思い出したんだよね。(笑)
これはどちらも男性器をモチーフにしているから、似てしまうのは仕方ないことなのかな。
ベーコンのほうもフルフルと同じように火属性に弱いかどうかは不明!

続いては「千と千尋の神隠し」より「カオナシ」に登場してもらいましょう!
対して右側はベーコンの「人物像習作II」(1945-46年)である。
変な形に曲がった体と、顔に入った縦2本の線と顔色などが酷似しているように感じたのはSNAKEPIPEだけかしら?
ちょっと苦しい?(笑)
ではそっくりさん劇場、これにて閉幕!

今回の展覧会では33点の作品をまとめて観ることができた。
これはベーコン没後アジアでは初めてのことらしいけど?
でもね、以前からベーコン個展を切望していたSNAKEPIPEにはまだ物足りないんだよね!
解説によれば、日本国内にはなんと5点だけしかベーコンの絵が所蔵されていないとのこと。
これにはびっくりしたSNAKEPIPE!
ベーコンは日本で知名度低いのね。
だから「国立系」の客が少なかったのか、と納得してしまった。
作品来ないなら自分から行けってことかな。
ロンドンのテート・ギャラリー行かないとダメかしら?(笑)

【こんな雑誌あったの覚えてるだろうか?】

ROCKHURRAH WROTE:

何と三ヶ月以上もブログをサボってしまったよ。
前は月イチくらいでは一応ROCKHURRAHも書いてたのに情けない。
この三ヶ月間、ROCKHURRAHの身にのっぴきならぬ出来事が降り掛かって、そのためやむなくSNAKEPIPEに毎回登板してもらっていた・・・なんて事は全然ないんだけどね。

久々のブログだけど、今後も全く変わる予感はしないので、今年も相変わらずよろしく。←今年初登場なので抱負、遅すぎ?

タイトルでもわかる通り一応、新境地としてシリーズ化が予定されてる記事を書いてみようか。
ROCKHURRAHとSNAKEPIPEはDVDなどで毎週末にいつも映画を観ている。SNAKEPIPEだけは友人Mと一緒に映画館に行ったりはするけど、ROCKHURRAHはSNAKEPIPEとだけしか映画館に行かない。
だから観た映画もほとんどは共有していて、SNAKEPIPEの方が少し多くの新作映画を観ているという状況。観てきて書けそうなものは大抵ブログに書いてくれてるし、SNAKEPIPEは「CULT映画ア・ラ・カルト」という自分の特集記事も持っている。
ん?しばらく文章書いてないうちに、何だかヘタな散文風になってないか?気のせい?
ROCKHURRAHはSNAKEPIPEのようにうまく感想を書けない体質なので、映画の事を何か書くにしても少しは違った視点でやってみようかと思いついたのが今回からのこの企画、というわけだ。

創刊号だからROCKHURRAHならではという視点、つまり映画の中で使われた音楽について少し語ってみようか。ちなみに毎回こうするという方針は現時点で決めてないから、次は全然違うテーマかもよ。

まずは2002年のドイツ映画「レヴォリューション6」について。
この映画を観たのはまるっきりの偶然。
映画通でも何でもないROCKHURRAHは公開時には当然全く知らなかったし、まだ京都に住んでた頃だな。当時、話題になったのかどうかさえ知らない。観たのは去年くらい、家の近くのTSUTAYAの「発掘良品」コーナーで偶然手に取ったのが出会いだ。
5枚で1000円とかやってて、最後の1枚が決まらないからテキトウに決めた中の1枚だと思う。

イギリスで70年代後半に起こったパンクの映像を見ると必ず若者のデモ集団と警察の小競り合い、といった(反)社会的な面を強調した場面が出てくるが、この映画の発端は80年代のドイツでのお話。GRUPPE36(グループのドイツ語)なるパンク集団のデモンストレーション・フィルムがそのままタイトルバックとなっていて、これがなかなかスタイリッシュで良い。パンクの捉え方がイギリスでも他の国でも違ってくるのは当たり前だが、ドイツの場合は何となく、より政治的な側面が強いという印象を持つ。このGRUPPE36の場合もそういうことを目指した団体のようでもあり、単なるお祭り騒ぎのデモ行為よりは少しだけ過激派のように見える。やってる事はチャチいけど、パンクはテロ組織ではないから、このくらいのイキがりがリアルなところ。
そんな若者6人組は廃墟ビルのようなところをおそらく不法占拠、アジトとしているところが羨ましい。ROCKHURRAHもこういう若者時代を過ごしたかったよ。
このまま話が進めばパンク青春映画となったんだろうが、舞台は彼らが暴れていた15年後の現代(公開時の2001年頃)となる。かつて仕掛けられたまま不発に終わった時限爆弾装置があるきっかけで再起動し、家がまるごと吹っ飛ぶような大事件となってしまう。 犯人はこのGRUPPE36達なんだが、メンバーはもう40代くらいのいい大人になってしまっている。それぞれ違う道を歩いているわけだが、それぞれがちょっとした問題を抱えていたり、成功した者もいたりイマイチのもいたり、この辺は映画的にはよくあるパターン。ところが今でも二人でつるんで、いい歳こいてまだデモ行為やスプレーによる落書きなどをやってるのもいて、これが本作の主人公。ROCKHURRAHもいまだにパンクだし(見た目は若干変わったがな)、成功もしてないし、やってる事や考え方は80年代と変わってないし進歩しない。大まかに言えば同類という事になるのかな?
時限爆弾テロ事件は大きなニュースになっているし、警察の押収物の中には当時の彼らの犯行だとバッチリわかってしまうものが含まれているらしい。こりゃヤバイという事で、バラバラになった昔の仲間がイヤイヤながらまた集結し、警察に潜入して証拠品を取り返そうという計画がこの映画の本題となる。
狙いはいいし、面白くなって当然というような話なんだが、その後があまり盛り上がらなかったりで評価しない感想も多く見受けられる。
ROCKHURRAHはこういう話は好きなんだが、もっとスリリングに出来る話を敢えてそうしなかったというような意見もあるなあ。まあ人はどうでもいいから、個人的に面白ければそれでいいか。

この映画のテーマ曲に使われていたのがROCKHURRAHも好きだったドイツのニュー・ウェイブ・バンド、フェールファーベンの「Ein Jahr (Es geht voran)」・・・と思ってビックリしたら、どうやらJan Plewkaなる人のカヴァーらしい。まさかメジャーな映画でノイエ・ドイッチェ・ヴェレ(何度もしつこいがドイツのニュー・ウェイブの事)の曲がかかるとは思わなかったから、という意味のビックリだ。
フェールファーベンはドイツでも最も早くから活動してたローファイなパンク・バンド、Mittagspauseを母体とするバンドだ。このバンドはDAFの母体でもあるからノイエ・ドイッチェ・ヴェレのファンならばその名を知っていよう。そこから派生したフェールファーベン自体はドイツでは割と国民的人気を誇るビッグネームらしく、最近でもおそらく活動してるようだ。しかしそれはドイツ国内のみの話。遠く離れた日本ではどう考えてもフェールラーベン(キツネのマークでおなじみの北欧アウトドア・ブランド)の知名度以下なのは間違いない。
しかしこのバンドのヴォーカルは大好きで、巻き舌べらんめえ口調の歌い方はドイツ屈指の実力だと思う。 こちらが元歌。

この映画の感想を色々調べていたが、フェールファーベンについて言及した記事が見当たらなかったので、この辺がROCKHURRAHならではという事かな。単にここが書きたかっただけでよくぞここまで引っ張れたなあ。

この映画の原題は「Was tun, wenn’s brennt?」ということだが、「レヴォリューション6」というのは邦題だったのか。調べようと思って検索したらネコのノミ取り薬レヴォリューション6%などが出てきて、いきなりやる気をなくしてしまったニャン。タイトル付けた人は事前に調べなかったんかね?

本当はもう一作書こうと思ってたが、今回は疲れたのでちょっと短いけどここまで。シリーズ化予定しておきながら次はあるのかな?
それでは続きを乞うご期待。

【伊豆はもう桜が咲いてたよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

3月4日はSNAKEPIPEの誕生日である。
今から2年前のSNAKEPIPEの誕生日プレゼントとして、ROCKHURRAHが選んでくれたのが富士山が見える露天風呂付き客室の温泉旅行だった。
富士山を目の前に、24時間入浴できる温泉って贅沢!
素晴らしいプレゼントをありがとう、とROCKHURRAHにお礼を言ったSNAKEPIPEである。

そして2013年。
SNAKEPIPEの誕生日がやってくる約1ヶ月前のこと。
「今回もまた温泉旅行どうかな?」
とROCKHURRAHがプレゼントの提案をしてくれた。
是非お願いします、と即答!
さて、今年はどこに行こうか?
いくつか候補地を挙げ、最終的に伊豆に決まった。
伊豆と一口に言っても、「イトウに行くならハトヤ」でお馴染みの伊東に加えて熱海、東伊豆、西伊豆、南伊豆、下田と有名所がたくさんあるんだよね。
SNAKEPIPEは一度家族旅行で伊豆長岡を訪れたことがあり、ROCKHURRAHは社員旅行で熱川に行ったことがあると言う。
二人共ほとんど知らない土地なので、どこに行っても楽しいはず!
そこで選んだのが伊豆高原だった。
面白そうな観光スポットもあるみたい。
早速温泉旅館の予約を入れ、ワクワクしながら出発当日を待ったのである。

ついに当日。
おやつを入れたリュックを背負い、東京駅から踊り子号に乗り込む。
前回の旅行と言えば昨年9月の九州旅行だったので、その時の新幹線乗車時間に比べると、踊り子号の2時間は短く感じる。
それにしても、さすがに観光地行きの電車だよね!
踊り子号は満員で、途中下車した人がいても、次の駅から入れ替わりの人が乗り込んで来るのだ。
伊豆は人気があるんだねえ、と感心しているうちに伊豆高原駅に到着。
あんなに観光客がいっぱいだったのに、伊豆高原で降りたのはほんの少人数。
人混みを苦手と感じるROCKHURRAHとSNAKEPIPEはホッとしたのである。

まだ旅館にチェックインするには早い時間なので、昼食を取る場所を探しながら、最初の観光スポットへ向かうことにする。
伊豆高原駅から歩いて約20分程の場所にあるスポットとの情報を得ていたので、歩いているうちにどこか食べる場所があるだろうと歩き始め…おや?
先程の踊り子号から降りる観光客が少なかった理由が解るような道のり。
駅から歩いて数分で、歩いている人がいなくなった。
この日の天気のせいもあるけれど、建物全体がくすんだ色合いで、寂れた雰囲気が一目で解る。
ポツンポツンと点在している店舗のほとんどは不動産関係。
伊豆は別荘地としても有名なんだね。
別荘に遊びにくる季節でもないため、余計に人が少ないんだろうな。
やっと一軒の定食屋を見つけ、お昼にありつけることになった。
先客はバイク乗りの男二人組のみ。
あんな辺鄙な定食屋にいる4人の客のうち、革パン野郎が3人いるとは!
あっ、SNAKEPIPEは女性なので野郎じゃないけど。(笑)

いよいよお目当ての「野坂オートマタ美術館」へ。
ここは機械仕掛の人形を展示している美術館で、ROCKHURRAHが行きたい場所として挙げていたのである。
もしかしたらROCKHURRAHの愛読書である「黒死館殺人事件」の中に、オートマタが登場することに由来しているのかもしれないね?
オートマタ(Automata) とはヨーロッパで18世紀に始まり19世紀に美術的価値と贅沢さの象徴として貴族に愛された西洋からくり人形のこと。
ぜんまい仕掛けのタイプから、電気で動くものまで様々な時代の人形が展示されている。
古い人形が多いため、実際に動いているところを鑑賞できるのは、限られた数の人形を一日4回の決められた時間にだけ、である。
それ以外はDVDが設置されていて、その映像と実際の人形を見比べる、という鑑賞スタイルである。

丁度この日の実演時間に間に合うタイミングでの入館だったので、実演も鑑賞できることになった。
「椅子を操る道化師」(1985年)はオルゴールの音と共にピエロの大きな鼻に乗せた椅子が回る仕掛けである。
ピエロは全部で5体あり、全てを同時に回すと素晴らしい音楽になるとのこと。
「はしご乗り」(1996年再現)はオリジナル作品ではなく、再現された人形での実演だったのが残念。
19世紀のサーカスでは梯子乗りが一番人気の出し物だったそうで、それをいつでも観られるように制作されたとのこと。
臨場感溢れる動きに加えて、衣装や靴などの小物もよくできていたよ。
「マードュコカーニュ」(制作年不詳)は本当の意味ではオートマタとはいえない、という説明があった。
何故ならこの人形はネジを手で回すことで動くタイプだからである。
小さな男の子が棒を登って吊るされたバッグを取ってくる仕掛けだった。
「ジェシカおばさんのティータイム」(1900年頃)が今回の実演の中で一番古いオートマタで、SNAKEPIEPが最も感銘を受けた作品である。
椅子に座ったジェシカおばさんが右手にティーポットを、左手にカップを持ち、自らお茶を注ぎ飲み干す、という動作を繰り返す仕掛け。
書いてしまえば単純な動作だけれど、この時のジェシカおばさんの表情がすごいんだよね!
眉を上げ下げする、まばたきをする、(架空の)周りのおしゃべり仲間に笑いかける。
1900年頃にこんなに精巧な動きをする人形が制作されていたなんてね!
この鑑賞後、何度もジェシカおばさんのモノマネを楽しんだSNAKEPIPEである。

野坂オートマタ美術館は、展示や実演以外にも人形制作をしていた人の工房を再現したスペースがあったり、オートマタの歴史について教えてくれたり、オートマタ全体について知ることができた。
鑑賞できて良かった!

程良い時間になったので、そろそろチェックイン!
その日の宿泊客の一番乗りだったようで、貸切風呂もいつでもどうぞ、と言われる。
早速、荷物を部屋に置いてすぐに貸切露天風呂へ。
遠くに海が見える。
風が吹くと頭が冴えて気持ちが良い。
いやあ、温泉はいいねえ~!(笑)
ROCKHURRAHが予約してくれたのは、またもや客室にも温泉が付いているタイプだったので、この後何度温泉に入ったことだろう?
24時間いつでも湯船にたっぷりの温泉が入ってるって素晴らしいよね!
よく電車の広告で「温泉付きの住宅」なんて宣伝見かけるけど、いいなあって本気で思ってしまったよ。(笑)
この温泉旅館は料理が凝っていて、素晴らしく美味しかった。
盛り付け方にも工夫がされていて、特に女性客にはウケが良さそう。
この温泉旅館にして良かったね。
ありがとう、ROCKHURRAH!

翌日、チェックアウトをしてから最初に向かったのが大室山である。
大室山は標高580mで、麓から山頂までをリフトで上がることができるという。
山頂はすり鉢のようになっていて、稜線は美しい自然の展望が見渡せるハイキングコースになっているとのこと。
生まれてこのかた、山のてっぺんに登ったこともなければ、リフトに乗ったこともないSNAKEPIEPは期待と不安でいっぱいだった。
ROCKHURRAHはリフトには乗ったことがあるようだけど、山の頂上に到達したことはないと言う。
いい年した二人が、こわごわ並んでリフトに乗ったのである。
はいっ、の掛け声をかけられてリフトにお尻を乗せる。
乗れたっ!第一関門クリア!(笑)
麓から山頂まではリフトでおよそ6分。
かなりの急勾配をゆっくりしたスピードで進んで行く。
なーんだ、思ったより大丈夫だったねと言い合った瞬間、ROCKHURRAHが凍りつく。
「ダメだ、ちょっとでも後ろを見ると怖いっ!」
後方には麓に向かう急な斜面が確認できて、落ちていきそうな感覚になるんだろうね。
SNAKEPIPEも高所恐怖症なので、まっすぐ前だけを見ることに専念する。
こうしてようやく頂上に到着。
目に飛び込んできたのが、左の写真のような茶色い山肌である。
真ん中の盆地になっている場所ではアーチェリーができるらしい。
大室山のサイトで見ていた景色とはまるで別モノ!
違う惑星に来てしまったような印象を持ってしまう。
そしてさすがは山頂、とても寒い。
ハイキングコースは約20分とのこと。
せっかくだから歩いてみようよ!

わー、海が見える!
おお、連なる山々が見える!
などと言い合いながら楽しくハイキングしていたROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
ある地点に差し掛かった時に
「げえっ!柵がないっ!」
なんと麓に広がる別荘やゴルフ場が崖の縁から見えるじゃないの!
もしかしたら外観を損なうという理由で取り付けてないのかもしれないけれど、万が一滑って転げ落ちたりしたら…。
想像しただけで、高所恐怖症のSNAKEPIPEは足がすくんでしまった。
本当に今まで一度も事故が起きたこと、ないんだろうか?
やっとの思いでハイキング一周を終え、ホッとする。
第2関門クリア!(笑)
頂上では360℃を見渡すことができて、新鮮だった。
自分が世界の真ん中にいる気分になるんだね。(笑)
麓に向かうリフトは、落ちて行く感覚のためやっぱり少し怖かった。
それもなんとか完了。オールクリアだ!(笑)
よく頑張った、と自分で自分を褒めたSNAKEPIPEである。
多少の怖さと寒い思いはしたけれど、新しい経験ができたね。
大室山も行って良かったな!

続いて訪れたのが「ねこの博物館」である。
ミリタリー系パンクのROCKHURRAHとSNAKEPIEPであるが、実は大の猫好き!
動画サイトでかわいい猫を見つけると互いに教え合い
「かわいい~!」
と目を細めている姿は、誰にも見られないように心配りしている。
だって、普段とあまりにイメージが違うからね。(笑)
そのため今回「ねこの博物館」に行った話もブログに書くことを躊躇したけれど、ブログは大人社会科見学なので、書いてみようと思う。

「ねこの博物館」は女の子が「かわいい!」を連発するだけの場所ではなく、ネコ科としての猫を研究するための博物館なのである。
博物館1階、会場入ってすぐの場所からライオンやトラの剥製が入場者を待ち構えている。
こんなに多くの、全てネコ科の剥製が勢揃いというのは圧巻の迫力。
動物園などで、実際に動いているトラやライオンを見たことはあるけれど、ガラスに仕切られた、遠い向こう側でしか知らなかったので大きさを実感したのは初めてだった。
猛獣と呼ばれるのが解る、体の大きさ、口から覗く牙の鋭さ。
ジャングルで襲われたらひとたまりもないだろうねえ。

2階では「世界のネコちゃん」コーナーがあり、様々な種類の猫を見たり実際に触れたりすることができる。
撫で撫でして良い猫の中の一匹に、とても甘えん坊の猫がいて、可愛かった。
「触れ合いコーナー」では、猫が放し飼いになっていて、一緒に遊ぶことができる。
行ったことないけど、多分猫カフェがこんな感じなんじゃないかな?
ほとんどの猫達は、眠っていた。
その中の一匹、左の写真のシャム猫が、かつて一緒に住んでいた愛猫にそっくりだったので、思わず写真を撮ってしまった。
「ねこの博物館」の猫達は、来場者に撫でられ過ぎて不感症になってしまったのか、ほとんど何の反応も示さないのでちょっと心配になってしまったほど。
眠たかっただけ、なら良いんだけどね?

20130310_05「ねこの博物館」で予定していたスポット巡りは完了したけれど、もう少し伊豆高原を散策してみよう!
吊り橋があったよね?
旅行出発前に検索した時の曖昧な記憶を元に、少し歩いてみることにする。
確かほんの数100mくらいだったはずなんだけど?
歩いても歩いても、全く海に出る気配がない。
小雨もパラついてきたし、寒さも感じるようになってきた。
あやふやな状態で土地勘のない場所を歩くのは危険だよね。
仕方ないので、諦めて駅に戻ることにする。

その時目に入ったのが伊豆高原駅への近道を記した看板。
「恋人の小路って書いてあるよ?」
本当に駅への近道なのか不明だけれど、恋人の小路の文言につられて歩を進める。
「一体どこが恋人の小路なんだろ?」
歩いた道は確かに伊豆高原駅への近道だったようだけど、無理矢理作ったあぜ道のような足元の悪い土の上!
所々に木の根が露出していて、日が暮れてからだったら、つまずいて転んでしまいそうな状態である。
写真は恋人の小路を抜けた場所から撮影したため、「ミュージアム通りへの近道」となってるね。
どお?この道なんだけど?恋人向き?
SNAEKPIPEのように、いつでもアーミーブーツを履いている女性ならまだしも、ハイヒール履いた女性はご用心!(笑)

伊豆地方は東京や千葉よりも2℃くらい気温が高いことは、毎日見る天気予報で知っていた。
今回出かけた伊豆高原は、そこまでの暖かさは感じなかったけれど、やっぱり伊豆。
もう桜が満開だったんだよね!
一足早くキレイな桜が鑑賞できて、もう一つプレゼントが加わったよ。
ROCKHURRAH、本当にどうもありがとう!