Monthly Archives: 1月 2014

【3人のダンス、最高だね!】

SNAKEPIPE WROTE:

去年の度重なる特集記事や「ベストオブ2013」でも感謝の言葉を述べさせて頂いたペドロ・アルモドバル監督の最新作「アイム・ソー・エキサイテッド!(原題:Los amantes pasajeros)」がついに公開された!
新宿ピカデリーのサイトを毎日のようにチェックして、座席予約できるときを今か今かと待っていたSNAKEPIPEとROCKHURRAH!
最新作の前ってWEBの更新が遅いのかしら?
やっと公開5日前になって、WEB予約を完了することができたんだよね。
これでホッと一安心!(笑)
公開初日の初回に鑑賞できるなんて、ラッキーだよね!

実は「アイム・ソー・エキサイテッド!」の既に公開された海外での評判が芳しくないことは知っていたけれど、評判なんてどうでも良いのだ!
なんと言っても我らがハビエル・カマラが出演してるんだからね!
そしてスペイン映画を鑑賞していくうちにファンになったカルロス・アレセスとラウール・アレバロの3人が出ている映画というだけで大満足だからね!(笑)
アルモドバル監督が「私の映画の中で一番ゲイっぽい」と言ってるらしいので、監督のモロに趣味全開のコメディ映画と聞いただけでワクワクしちゃうね。

そして公開当日。
新宿ピカデリーへと急ぐROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
大抵の場合、時間に余裕を持って行動することがほとんどのため、映画開始時間の30分以上前には到着している。
今回も同じように着いて、映画が始まる前に少しゆっくりしようと思っていたのに…。
新宿ピカデリーは複合型、いわゆるシネコンタイプの映画館のため、他の映画の開始を待つ人で大混雑していた。
映画開始時間の10分前にならないと入場させてくれないシステム!
それにしてはお客を待たせるスペースとして狭過ぎだよ!
初めて行った映画館だから知らなかったけれど、次回行くことがある場合には要注意だね。
早く行っても意味がないってことを覚えておこう。

やっと上映時間10分前になって入場が許可される。
10分の間で2階から11階に移動するんだよね。
結構大急ぎで行かなきゃいけないから、歩くのが遅い人は大変かも。
待たされていた時には大勢だったお客さんも、11階に着く頃にはまばらになっていた。
シアター入り口でスペインが誇る有名なお菓子であるチュッパチャプス(ダリがデザイン!)を配られ、着席したのはもう上映時間を過ぎていた。
周囲を見渡して見ると、かなり空席が目立つ。
そして全体的には年齢層高めかな?
若い子がキャーキャー言うような俳優は出てないし、ゲイっぽいコメディだもんね。(笑)

オフィシャルサイトから抜粋させてもらって、簡単なあらすじを紹介してみようか。

機体トラブルで空中旋回を続ける旅客機の中で、オネエの客室乗務員たちやイケメンパイロット、一癖も二癖もある乗客たちが繰り広げるブラックな笑いに満ちたドラマ

あまりに簡単な説明過ぎて分からない?(笑)
公開されたばかりの映画だから、あんまり詳しく書いたら反則だよね?
それでは登場人物の説明とSNAKEPIPEの感想を書いてみようかな!

最初にご紹介するのは、我らがハビエル・カマラ!
ペドロ・アルモドバル監督作品「トーク・トゥ・ハー」や「バッド・エデュケーション」でお馴染みだよね!
「アイム・ソー・エキサイテッド!」では3人いるオネエのキャビン・アテンダントで役職はチーフ。
ホセラという役名で登場だよ!
ホセラは神経質で、お酒を飲んでないと緊張してしまう性質らしい。
ハビエル・カマラのぽっちゃりぶりは健在で、ベルトより少し上の腰肉とでもいうような部位が、シャツの上からでも盛り上がってるのには笑ってしまった。
やっぱり良い味出してるね!
映画館のスクリーンでアップのハビエル・カマラを観ることができる日が来るとは大感激!(笑)

オネエ・キャビン・アテンダントの2人目は「気狂いピエロの決闘」や「スパニッシュ・ムービー」で有名なカルロス・アレセス演じるファハス。
「アイム・ソー・エキサイテッド!」はカルロス・アレセスが出演していたので、ハビエル・カマラが痩せて見えちゃうんだよね。(笑)
そのぽっちゃりした体型には似合わないほどキレのあるダンスが最大の見どころかな。
ヒンドゥー教なのか、よく分からない謎のMy祭壇に向かってお祈りするシーンがあるんだけど、その祭壇がとてもキュートなんだよね!
扇子が左右に付いてたりして、ミニチュアがあったら欲しいと思ってしまったSNAKEPIPE。
いやあ、カルロス・アレセスもやっぱり良いね!(笑)
「アイム・ソー・エキサイテッド!」では自慢のヌードがお披露目されなかったのが残念?(笑)

オネエ・キャビン・アテンダント3人目はスペインのショーン・ペンことラウル・アレバロ演じるウジョア。
「マルティナの住む街」や「ゴースト・スクール」に出演してるね!
他の2人が強烈なので、どうしても印象が薄くなりがちなのは仕方ないかもしれないね。
いや、そんなことはない!
ラウル・アレバロがいたからこそ、3人でのショットが良いんだよね。
しかも3人で並んでいる時に、隣にいるカルロス・アレセスのムチムチした腕をずっと撫でさすっているところなんて、一番そっちの人っぽく見えたしね。(笑)
3人で踊る「I’m so excited」ではノリノリだったし、最後には恋人も作れて良かったね!(笑)

機長役だったアントニオ・デ・ラ・トーレについては、「アイム・ソー・エキサイテッド!」を鑑賞し終わって食事をしながら感想を述べ合っている時には「あの機長は初めて見たね」と語り合っていたSNAKEPIPEとROCKHURRAH。
帰宅してから初めて「マルティナの住む街」でのバチ役、「気狂いピエロの決闘」でのセルヒオというピエロだったことを知ってびっくり!
全部が同じ人だったとは思えないほどの変貌ぶりには唖然としちゃうね!
実は知らないうちに映画で知ってた俳優だった、というのはこれからもあるかもしれないけど、ここまで違う顔に変身できるとはロバート・デ・ニーロ並かも。(笑)
名前もちょっと似てるしね!(無理矢理?)
アントニオ・デ・ラ・トーレも要チェックだね!

ビジネスクラスに搭乗しているお客さん達が、あらすじにある「一癖も二癖もある乗客たち」ということになるんだけど、一番初めから行動が怪しいのがスペインの室井滋ことロラ・ドゥエニャス演じるブルーノ。
「ボルベール」でペネロペ・クルスのお姉さん役や「抱擁のかけら」での口唇術に長けている役など印象に残る演技を見せてくれるよね!
ブルーノは敏感な感覚があり、普通の人が感じないことを知る脳力を持ち、未来を予知することができる女性だ。
そのためか今まで男性経験がない、という役どころなんだよね。
恥じらうというよりは興味津々で、じっと見つめ観察するブルーノ、かなり変だよ!(笑)
ロラ・ドゥエニャスこういう役も似合うね。

もう一人癖のある乗客としてラインナップされているのが、「オール・アバウト・マイ・マザー」で感動的な母親役を熱演したセシリア・ロス演じるノルマ。
「アイム・ソー・エキサイテッド!」ではSMの女王様として有名になった女性という役どころ。
化粧や髪型で随分印象が変わるものだよね!
本当にその道の人に見えてくるから不思議だよね。(笑)
またセシリア・ロスをスクリーンで観られてとても嬉しいね!

アルモドバル監督の常連であり、今回もちょこっとだけのゲスト出演をしたのがペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラス。
2人共空港で働くスタッフという役どころ。
この2人がアクシデントの原因となってしまうんだけど、それにしてもせっかくの共演なんだもん。
もっと出演時間長くして欲しかったなー!(笑)

「アイム・ソー・エキサイテッド!」は、深刻な状況下にあるのにも関わらず笑ってしまうというアルモドバル監督のスタイルを久しぶりに使った作品で、ファンには大満足の映画だと思う。
そしてオネエ・キャビン・アテンダントを演じた3人の俳優に恵まれたからこそ出来上がったんだろうな。
アルモドバル監督ファン、そしてもちろんスペイン映画ファンには絶対お勧めの映画だよ!
DVDになったらSNAKEPIPEも振り付け覚えなきゃね!(笑)

【ボトルと聞くと思い出すのはやっぱりこの曲かな】

SNAKEPIPE WROTE:

近所に大型酒屋がオープンしたのは、去年の年末近くのこと。
正月用のお酒の下見に出かけては見たけれど、その酒屋は安さよりも珍しさや高級品を得意としている店のようで、SNAKEPIPEとROCKHURRAHにはあまり縁がない模様。
それでも様々なお酒のパッケージを眺めているだけでも楽んでしまった。
中でも目を引いたのは、テキーラのボトルとしてドクロの形をした物やドレスを着た女体を形どったボトルなど、コレクションしたくなるような素敵なタイプ!
こんな地元の、近所の酒屋にだって置いてあるんだもの、きっと世界にはもっとビザールなボトルがあるに違いない!
そう思って検索した結果を今回のビザール・ボトル選手権としてみよう。
一体どんなボトルがあるのかな?(笑)

酒屋で発見したのと似たタイプのドクロを形どったボトルを発見!
ただし、こちらは額部分に「POISON」と刻印されてるんだよね。
ブルーの色の美しさと反比例する毒々しさが、なんとも興味をそそる逸品だよね!(笑)
こちらはニュージャージー州にあるMuseum of American Glass at Wheaton Villageというガラス博物館に所蔵されている、19世紀に作られた毒専用ボトルとのこと!
うわー、見たままじゃないの!(笑)
例えば「白雪姫」に毒入りりんごを食べさせるために、魔女が持ってるいると誰もが想像する、そのまんまだよね?
美術品としても、素晴らしいし自宅に飾っておきたい逸品!
展示しているガラス博物館も非常に気になるね。

続いてもまた頭部系ボトルの登場ね!
「干し首」をイメージした、なんとも恐ろしいボトルを発見。
去年観に行った「グレート・ジャーニー展」 で「干し首」の実物を目にしているから、余計に怖いと思ってしまうね。
これはメキシコ産のラム酒のボトルで、 見かけとは違って中身はとても美味しいとのこと。
日本でも手に入るようで、お値段は約4000円ほど。
意外とお手頃な感じがしちゃうよね。
「グレート・ジャーニー展」の時に「干し首のレプリカ」を探していたROCKHURRAHにお勧めの逸品かも?(笑)

ビザールな逸品を検索するのが大好きなSNAKEPIPEは、ビザールな中でも更にドギつかったり、物騒なデザインに惹かれるようだ。
次に見つけたのは、アルメニア産のブランデーボトルなんだよね。
アルメニアと聞いてもパッとイメージができないSNAKEPIPEは、ちゃんと調べてみることにした。
1991年にソビエト連邦から独立した共和国で、アルメニア・コニャックとしてブランデーが有名とのこと。
きっと寒い地方だから強いお酒を飲むんだろうね。
それにしてもこのソード型ボトルの素晴らしさにうっとりしちゃうね。
ちゃんと鞘まで付いてるとは、芸の細やかさに恐れ入る。
これもコレクションしたくなる逸品だよね!
ちなみにアメリカの通販サイトで$99.99、日本円で約1万円程。
プレゼントにしても喜ばれそうだよね!

続いても物騒系のボトルの登場だよ!
キリル文字で「カラシニコフ」と書かれた専用箱に入っているのは、本当にAK-47を形どったボトルなんだよね。
これはウォッカ1Lが入っている、正真正銘のお酒とのこと。
当然のようにロシア製で、13000セットだけ製造されていると説明されているよ。
どの位の頻度で製造されているのかは不明。
オーストラリアの通販サイトで、$450AUDで販売されているのを発見!
日本円にして約4万円くらいになるのかな。
なんとも素晴らしい!
これもコレクションに加えたくなる逸品だよね。

最後もコレクターズ・アイテムのご紹介ね。
「007 慰めの報酬」の公開記念として、フランス人デザイナー、Eric Berthès がデザインしたボトルなんだよね!
弾丸の形をした、シルバー色の滑らかなフォルム!
中に入っているのはボランジェのシャンパーニュ!
007ファンはもちろんのこと、コレクターでなくともグッと来る逸品だよね!
207セットだけの販売で、それぞれにナンバリングがされているとのこと。
長年来の熱狂的なジェームズ・ボンド・コレクターのために$6000の値がついているらしい。
日本円にして約60万円!
さ、さすがにおいそれと手が出せない金額ね。
見ているだけでもうっとりしちゃう、極上の逸品!
いつか自宅に飾ってみたいね!(笑)

今回は不気味だったり、武器のデザインなどのビザールな物騒系ボトルを特集してみたよ!
「ビザール・グッズ選手権」は検索しているSNAKEPIPEが、一番楽しんでいる企画かもしれないね?(笑)
ビザールな逸品探しはまだまだ続くよ!

【霊能者役のサンティアゴ・セグーラ演じるカルロス・ホセ。最高!】

SNAKEPIPE WROTE:

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞROCKHURRAH RECORDSをよろしくお願い申し上げます!
毎週恒例の偏愛的ブログも更新していきますので、こちらもよろしくね!(笑)

ではSNAKEPIPEがお送りする年明け最初の記事、ブログ初め、というのかな?
ん?なんか変?(笑)
ベストオブ2013」以外にも散々書き続けている、スペイン映画だけれど、今回はそんなスペイン映画の中で注目している俳優について特集してみたいと思う。
注目という点では、我らがハビエル・カマラがいるけれど、彼の場合は別格扱いのため今回は他の方々に登場してもらいましょう。(笑)

 「トレンテ ハゲ!デブ!大酒飲みで女好き!超・肉食系スーパーコップ」というタイトルは一体誰が考えたんだろうね?
音楽関係でいうところの「ジャケット買い」のようにタイトルだけを読んで「観てみたい」 と思わせる戦略を一切採らなかったとしか思えないセンス!
ま、そうは言ってもROCKHURRAH RECORDSでは観たんだけどね。(笑)
上の画像右側の人物がトレンテという名前の、タイトル通り酒飲みで女好きの刑事。
演じているのはサンティアゴ・セグーラ
なんともびっくりなことに監督兼主役なんだよね。(笑)
タイトル通りにハゲでデブ、こんな俳優に主役をさせる他の監督はいないのかもしれないね?
だったら自分で自分を主役に映画を撮ろうと考えたんだろうか。

写真左に遠視用メガネをかけて、まるでケント・デリカットみたいに大きな目をして写っているのは我らがハビエル・カマラ!
いい加減な刑事トレンテの助手として活躍する近所の青年ラフィという役を演じていた。
実を言うとハビエル・カマラが出演しているのが「トレンテ」鑑賞の理由だったんだよね。(笑)
そうじゃなかったら「ハゲ!デブ!」で観ないって、普通!
「トレンテ」は1998年の映画なので、今から16年前なんだね。
当時30歳だったハビエル・カマラの若いこと!
体型も今とは違って痩せ型だったのね。(笑)

かなりハチャメチャで、とても刑事とは思えない行動をするトレンテなんだけど、最後はちょっと正義感に燃えたりして派手なアクションシーンもある。
トレンテ、最高!(笑)
トレンテ役のサンティアゴ・セグーラのすっかりファンになっちゃったよ!
「トレンテ」はスペインで大ヒットした映画らしく、「トレンテ4」まで制作されているというから驚いちゃうよね!
いいのか、これで?と思いながらも、この手の笑いに寛容なスペインが益々好きになるね。(笑)
残念ながら日本では「トレンテ1」しかDVD化されていないので、是非とも続きが観たいね!

 次にまたサンティアゴ・セグーラに再会したのは「クイーン&ウォリアー」という1999年の映画だった。
「クイーン&ウォリアー」は [魔法の国]のトレジャー・ハンターが呪いをかけられ、現代のスペインに住む少年に変えられてしまい、元の世界に戻るために[現実世界]で勇者のごとき活躍をする異色ファンタジー・サスペンスである。
この映画の中でサンティアゴ・セグーラはカルロス・ホセという謎の霊能者を演じている。
この時のサンティアゴ・セグーラ、「シュッ、シュッ、シュッ」と変な擬音と共に両手を口から前に出す怪しい動きをしていて大笑いさせてくれるんだよね!(笑)
ものすごくインチキ臭い霊能者の役がぴったりだったね!

 「スキと言って!」という2004年の作品もサンティアゴ・セグーラ目当てで鑑賞してしまった!
今回はカップルを誕生させるテレビ番組の中で、愛のキューピッドみたいな「ハートちゃん」という役どころ。
上の写真はハートのかぶりものをしているところなんだよね。
アップにすると意味不明でおかしい。(笑)
さすがはサンティアゴ、やっぱり変な姿で登場してくれて期待を裏切らないね。
これからもサンティアゴ・セグーラから目が離せない!

 次にご出演頂くのは「気狂いピエロの決闘」 で主役ハビエルを演じていたカルロス・アレセス
サーカス団に「泣き虫ピエロ」として入団したハビエルは「怒りのピエロ」セルヒオと、ガールフレンドを巡り争いを繰り広げるのである。
最初は弱気だったハビエルが、だんだん狂気へ向かって行く様は圧巻だった。
この映画の中で最も印象に残っているのは、入院していたハビエルが病院服のまま脱走するシーン。
割烹着みたいに後ろはヒモで結んでるだけの服なので、後ろ姿はほとんどヌード!
前述のサンティアゴ・セグーラと似た体型のカルロス・アレセスなのでぽっちゃりした肉体を晒してるんだよね。(笑)
この映画の内容や他のことよりも、その後姿が一番印象に残ってるなんて、まさかSNAKEPIPEってデブ専か?(笑)

 先日書いた「スパニッシュ・ムービー」 にもカルロス・アレセスの姿を発見!
この映画自体が様々なスペイン映画のパロディなので、元ネタを知っていると笑いが倍増する。
写真は「ノーカントリー」のハビエル・バルデムのモノマネしているシーン。
このシーンの前には「オープン・ユア・アイズ」のパロディで、ベッドに裸でうつぶせになっていたカルロス!
あ、また後ろ姿のヌード!
もしかしたらカルロス・アレセスって露出好きなのかも?

ゴースト・スクール」にもカルロス・アレセスが出演していたよ!
口うるさい厳格なPTA代表という役だったけれど、やっぱり露出するシーンがあったんだよね!
カルロス・アレセスの体を張った演技には今後も注目だね!

 続いてはラウール・アレバロのご紹介!
マルティナの住む街」は結婚式当日、花嫁に逃げられたディエゴが、いとこのフリアン、ミゲルと青春時代に素敵な夏の思い出を作った懐かしの村を訪れ、当時のガールフレンドに再会する話である。
ラウール・アレバロは写真の中央でサングラスをかけて写っている。
この写真だと判り辛いかもしれないけど、ショーン・ペンに似てるんだよね!
よし、勝手にラウール・アレバロに「スペインのショーン・ペン」と命名させてもらおうかな。(笑)
右の写真はショーン・ペンだからね。
お間違いないように!(笑)
「マルティナの住む街」は出演者のキャラクターが立っていて、とても面白かった。
フリアン役だったラウール・アレバロも非常に良い味出してたね。
昔のアダ名が「イワシ」というのに大笑いしたよ。(笑)
元ビデオ屋店主のバチのセリフに、必ず映画紹介が入るところもニヤリとさせられたね!

 前述の「ゴースト・スクール」の主役がラウール・アレバロなんだよね。
ラウール・アレバロ演じる霊視能力を持つ教師モデストが、学校に平和を取り戻すために5人の生徒の幽霊を卒業させるために奮闘する話である。
幽霊が見える、なんていうとホラー映画と思ってしまうけれど、「ゴースト・スクール」は全然怖くなくてコメディ映画といったほうが良いんじゃないかな。
ラウール・アレバロはもちろんのこと、5人の幽霊や他の出演者たちも個性的なんだよね!
前述したカルロス・アレセスのお尻にも注目だし、用務員役のシルヴィア・アブリル も良かったね!
校長先生役だったアレクサンドラ・ヒメネスと共に「スパニッシュ・ムービー」に出演していたんだね。
同じ人とは思えない変身ぶりに脱帽!(笑)
「ゴースト・スクール」はハリウッドでリメイクが噂されているらしい。
確かに展開が面白かったし、ちょっとハートウォーミングなところもあったからウケるだろうね。
リメイクか、、、あえてコメントしないでおこう。(笑)

今回紹介したカルロス・アレセスとスペインのショーン・ペンことラウール・アレバロ、そして我らがハビエル・カマラの3人が、客室乗務員となって乗客を楽しませるというストーリーの映画「アイム・ソー・エキサイテッド!」 はペドロ・アルモドバル監督の最新作!
今月25日から公開予定だよ!
って、なんだかお勧め新作映画の前フリみたいな記事になっちゃったね。(笑)

【この水玉娘について書くのかと思いきや?

ROCKHURRAH WROTE:

新春だから新しい企画でも始めてみようということでSNAKEPIPEと考えをまとめていたのが昨年暮れの話。
こんな感じのシリーズ記事があったら書きやすいんじゃないか? などとテーマだけは決まったけど、シリーズのタイトルがなかなか思いつかなかったから苦労したよ。それでようやく考えたのがひねりも何もないパクリのタイトル。ああ恥ずかしい。

この新シリーズ記事のコンセプトはシンプルで明解だ。
ROCKHURRAHとSNAKEPIPEが一枚のレコード、または一枚の写真とかを選び、それについての思い出を語ってゆくという郷愁に満ち溢れた記事になる予定の企画。この二人の事だから当然、最も愛している輝いた時代、1980年代のものを中心にそういうものが発掘されるとは思うけど、どんな展開になるのかはまだ未定だな。
で、そういう内容の記事だからタイトルが「ふたりのイエスタデイ」というわけだ。「80年代はイエスタデイじゃないよ」などという声がどこからか聞こえてきたけど、たぶん気のせいだろう。

さて、このタイトル「ふたりのイエスタデイ」の一曲だけが有名な大ヒットとなったのがスコットランド(グラスゴー)出身の女性二人デュオ、ストロベリー・スウィッチブレイドだ。
80年代のニュー・ウェイブをリアルタイムで聴いてた人だったら水玉模様の衣装に派手な濃いメイクの二人の姿が瞬時に思い出されるはず。色んな音楽雑誌の表紙を飾ったりもしたし、原宿や下北あたりでそういうファッションの真似っ子女子を目撃したって人も多かろう。Wikipedeiaなどで読むとゴスロリとかのファッションの元祖みたいに書かれているが、彼女たちの音楽の方は全然違っていてゴシック要素はない。
個人的にはこの時代にあまりメジャーなニュー・ウェイブを聴いてなかったROCKHURRAHでさえ一応曲は知ってるくらいだけど、音楽的には特にピンと来るものがなかったから一枚も持ってなかったな。日本にも水玉消防団なんてのがいたけど、これまたピンと来ない。考えてみたら水玉の服を一枚も持ってないし、もしかして水玉嫌い疑惑?

メンバーの片割れが後にコイルのメンバーと結婚したようで、サイキックTVとかその周辺のインダストリアル・ミュージック系統でも知名度は高いらしい。
なぜかインダストリアル界(そんな言葉あるのか?)は理解するのが難しい音楽性とは裏腹に美女の取り巻きが多いと勝手な印象を持ってるんだが、今日話す内容とは全く関係ないので、その辺は省略。

ここまで読んでこのままストロベリー・スウィッチブレイドの話が続くと思ったら大間違いで、何と驚いた事にこれはただの前フリに過ぎないのだ。このタイトルでストロベリー・スウィッチブレイドの事書いたら当たり前すぎるからね。ひと捻りくらいはさせてよ。

この企画の一回目で書きたいのは何か?と考えてる時にふと思い出したのが上のレコードについて。スティーブ・ハーリィ&コックニー・レベルの4枚目のアルバム「Timeless Flight / 時間を超えた男」だ。
もちろん前フリで書いたストロベリー・スウィッチブレイドとはなーんも関係ない、もっと大昔のバンド。

過去にこのブログでも何回かは(ちょこっと)書いた事はあったけど、グラム・ロックが大流行していたのが1970年代初頭のイギリス。
T-REXやデヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージックにゲイリー・グリッターなどなど、きらびやかな男たちがヒット・チャートに極彩色の音楽を送り込んでいた(我ながら陳腐な表現で申し訳ない)。

このコックニー・レベルもそういうグラム・ロックの範疇で語られる事が多いバンドなんだが、デビューした時期が少し遅く、2ndアルバム「Psychomodo / さかしま」の頃がグラム・ロック終焉の頃と一致してるんだよね。
最終的には6枚のアルバムを出して解散するバンドだが、グラム・ロックで語られるのは最初の2枚だけ。だからコックニー・レベル=グラム・ロックのバンドではなくて、それ以外の時期の方が長いというわけ。
音楽的にも見た目もギンギラのグラム・ロック的な要素はなく、初期はヴァイオリンとキーボードが目立つポップなプログレッシブ・ロックといった雰囲気で、そこになぜかスティーブ・ハーリィのフォークっぽい字余りソングが無理やりミックスされた、そして全体の空気はやっぱりグラム・ロックという風変わりな音楽だった。詩の世界も独特のヒネクレ度合いで素晴らしい。訳詞でしかわからないけどね。
普通の意味でのグラム・ロック好きが聴くとかなり物足りないかも知れないな。しかしこの当時の音楽シーンで言えばミクスチャー・ロックなどなかった時代。そんな時代に独自の個性で自分だけにしか出来ない音楽を作り上げたスティーブ・ハーリィは偉大なソングライターだと思うし、英国を代表するエモーショナルなヴォーカリストだと思う。

個人的には今でも愛聴している「Psychomodo / さかしま」はギターではなくヴァイオリンによるロックンロールという斬新な音楽だったし、ヒットした「Sebastian / 悲しみのセバスチャン」や「Mr.Soft / ミスター・ソフト」などは大道芸やサーカスの要素が盛り込まれたノスタルジックな曲調、この辺をROCKHURRAHは高く評価している。

「さかしま」の途中で「デストロイ」とスティーブ・ハーリィが歌っているのがセックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・U.K.」の元ネタになったとかそういう逸話もずっと後に知った話だが、ハーリィのコックニー訛りの乱暴な歌い方もパンク・ロックの元祖と言えなくはないな。

スティーブ・ハーリィはいくつかのヒットを飛ばしアルバムも絶賛されるが、早くからワンマン気質の男だったようで、初期コックニー・レベルのメンバーとは折り合いが悪かった。2ndアルバム「さかしま」の成功の後でメンバーはほとんど入れ替えとなって、それから後は音楽性をガラリと変えてしまう。妖しく退廃的なグラム・ロック、様式美にこだわったプログレッシブ・ロックの要素を排して彼が次にやったのは、意外な事に普通のポップなブリティッシュ・ロックだった。

3rdアルバム「The Best Years Of Our Life / 悦楽の日々」に収録された「Make Me Smile / やさしくスマイル」は全英1位を獲得した彼らの最大のヒット曲だが、何てことない明るいポップスの歌詞が過去に自分を裏切ったコックニー・レベルの元メンバーたちへの痛烈な皮肉と呪詛、というから敵に回すと恐ろしい。

そしてようやくこのアルバム「Timeless Flight / 時間を超えた男」に辿り着いた。1976年のこの作品は「やさしくスマイル」 が大ヒットした後としては全体に地味な印象があるし、ジャケットも目立たず当り障りのない女の下着色。あ、ベージュ色と言うのか?
実はこのアルバムこそROCKHURRAHが聴いたコックニー・レベルの最初の一枚という思い出がある。
このアルバムからのキャッチーなヒット曲はないんだが、大好きな曲「Red Is A Mean, Mean Color / 紅は残酷」「Everything Changes / 全てのものは神聖なりき」「Black Or White」などは聴きまくったもんだ。

ROCKHURRAHは福岡県の出身なんだが小学校から20代前半までは北九州の小倉に住んでいた。高校の時はバスの始発から終点近くという遠い場所にある戸畑まで通っていたが、ここは特に全国的に知られてるものはないし、読んでくれてる大半の人は「知らん」というくらいの土地だったな。ROCKHURRAHでさえ高校になってから初めて戸畑区に足を踏み入れたほど。
音楽が盛んだった博多と比べると小倉も戸畑もずいぶんと遅れてて、パンクもニュー・ウェイブも語れる音楽友達はいなかった。だから高校3年間でROCKHURRAHがそういう音楽を好きだと見抜いた人間もほとんどいなかったなあ。皆無ではなくて一人だけ音楽をわかる奴はいたけど、全然友達でもなくて会話もほとんどなかった。
高校は一応男女共学だったがROCKHURRAHが共学だったのは2年の時だけ。それ以外は男子クラスだったから何か殺伐とした毎日だった。
その男、I倉(略称)は3年の時だけ同じクラスだったが、バンドをやってるとか言うくせに小汚くて冴えないずんぐりむっくり。言うことが変わってるくせに面白くはない奴で、どちらかというと孤立したタイプだった。遠足のバスで「君が代」を歌ったりして変人扱いされてたな。
どういったきっかけでかは覚えてないが体育の授業で走ってる時にそのI倉と隣同士になって、急に音楽の話になった。
当時、ROCKHURRAHが聴いてたのがビーバップ・デラックスというバンドで、このバンドの解説(山田道成)に名前が出てきてたのがコックニー・レベルだった。
確かにビーバップ・デラックスもコックニー・レベルも同じ東芝EMIだったしグラム出身で典型的なグラムとは違う雰囲気、そして日本ではそこまで有名ではないという共通点があったから引き合いに出したんだろうが、情報がほとんどない時代に得たほんの少しの情報で、コックニー・レベルという聴いたことないバンドの名前が呪文のように頭の中を駆け巡っていたものだ。
大好きなバンドの解説に名前が登場したから、きっとそのバンドも好みに違いない、というような短絡思考ね。
当時の小倉には小さなレコード店しかなくて、当然ながら洋楽ロックもメジャーなものばかりしか置いてなかった。さんざん探したが見当たらなかったので、コックニー・レベルという好みそうなバンドに対する熱望がより一層高まっていた。
で、体育の時間の話に戻るんだが、I倉がどうやらプログレっぽいバンドでフルートやってるから聞いてみたのか、それとも向こうがたまたまその名前を出したのか、そこまでは覚えてない。
でもI倉から後日借りたレコードがコックニー・レベルのこのアルバムだった。なぜかおまけでヒカシューの「二十世紀の終わりに」なども付いてたのを思い出す。

彼との付き合いはこの時限りでその後、共通の音楽をきっかけに友人関係になるという事もなく、I倉が高校卒業後にどんな進路を取ったのかさえも覚えてないありさま。I倉に限らず高校時代の友達ともその後はバラバラになってしまい、その後会う事もほとんどなかったし同窓会も行った事がない。
この頃のROCKHURRAHはずいぶん希薄な人間関係だったなあ。

前述したようにこのアルバムは彼らの中でも最も落ち着いた作品、高校生のガキにはすぐに理解出来るようなものじゃない。しかし中学生の頃にはすでにELPやリック・ウェイクマン(イエスのキーボード)、キング・クリムゾンなどなど、コックニー・レベルよりは難解だと思える音楽を聴いてたので退屈とは思わなかった。何回か聴くうちにじっくり良さがわかってきたのだ。この時の縁がなかったら彼らに出会ってなかったかも知れないな。

数年経ってROCKHURRAHは単身上京して東北沢のアパート暮らしから東京での生活を始めた。 最初は貧乏だったがそのうち再びレコードを買い漁るようになり見る見る増えてゆくレコード棚。
コックニー・レベルのほとんどのアルバムも買い揃えたんだが、ずっと後になったある時ふと気づいた。
「しまった、I倉にこのアルバム返してない!」
彼らのアルバムはボロボロになった今でも後生大事に持ってるんだが、この「時間を超えた男」もI倉から借りたままのを持っている。
こんなエピソードは誰にでもあるんだろうし特別面白い話でもないな。
今ではたぶん普通のお父さんになってしまったに違いないI倉、君との付き合いはほとんどないに等しいけど、ROCKHURRAHは今でも君の顔も声も覚えているし、まだあの頃の音楽に関わって生きてるよ。
こんな自分こそ時間を超えた男なんじゃないだろうか?
何じゃこの三流ラジオ番組のナレーションのようなまとめは?