Monthly Archives: 4月 2015

【新宿シネマカリテ前のポスターより。あっち向いたジョニー】

ROCKHURRAH WROTE:

ジョニー・サンダースのドキュメンタリー映画が公開されるのを知ったのは定期的にチェックしているアートや映画の情報サイトで記事を見かけた時だった。
見つけた瞬間は「ああ、またか」という印象しかなく、大喜びで興奮したりというファンの心理とは程遠いものだった。

パンクやニュー・ウェイブ関係のこういったドキュメンタリー映画を今まで一体いくつ観てきただろうか?主要なものは大抵観てると思うけど、面白いと思えるものはほんのわずか。
それ以外は大体同じパターンで、予告を観た時点でほとんど内容がわかってしまうんだよね。
しかしジョニー・サンダースはROCKHURRAHの中でも特別な思い入れのあるミュージシャンなのは確か。例えドキュメンタリー映画として面白くはなくても一度は観ておきたいという心もある。期待を裏切られた時の落胆を想像しての「ああ、またか」という気持ちだったわけだ。

これはROCKHURRAHの好みだが、当時の関係者がそのミュージシャンやバンドについて語ってるばかりの形式はどれも大して興味深くない。
ひどいのになるとあまり関係あったとは思えない人間まで出てきてしたり顔で語る。
この手のパターンのドキュメンタリー映画を観ると映像や音楽もぶった切られてて、本当にこのバンドに対しての愛情があるのか?と疑うような構成のものが多いね。「これは貴重な資料だ!」などと思って観てる人もいるのだろうか?

話がそれるけどこの手のドキュメンタリーよりも面白かったのがどこまでが現実か虚構かわからないタイプのもの。ピストルズの「グレート・ロックンロール・スウィンドル」やジョイ・ディヴィジョンで有名なマンチェスターのファクトリー・レコードについて焦点を当てた「24アワー・パーティ・ピープル」、これなどは真面目に回顧するドキュメンタリーなんかよりずっと楽しめた作品だったよ。

まあそういうわけでこの映画の予想はたぶん苦手な方のタイプのドキュメンタリーだとは思ったけど、SNAKEPIPEに話したら「DVDになるかどうかわからないから行ってみよう」ということになって、まさかの公開初日、第一回目の上映に行くことになった。
「観に行ける場所にいて観る機会があるならやっぱり観た方がいい。面白いかどうかは観たから言える事だから」というのがSNAKEPIPEやこのブログにしょっちゅう登場してる友人Mの持論なのだ。言われてみれば確かにそうだ。こりゃ一本取られたよ。新宿まで電車一本で行けるんだから考えるまでもないね。

シネマカリテは新宿駅を出たすぐのところにある小さな映画館でアクセス的には最高の場所にある。実はここは初めて行くところだったが、さすがの怪しい二人(道に迷いやすい)でもすんなりたどり着いた。
かなり早い時間に着いたにも関わらず、すでに行列が出来ている。たぶんジョニー・サンダースの映画ではなく別の映画の観客なんだろうと思いはしたが、ウチは事前にネット予約しておいたからその点は安心だ。
ここでやる午前中の回を鑑賞したわけだが、入ってみると予想外、いやウスウスと予感してた通りの人種が集まってて意外と大盛況。
年齢層高くてしかもまだまだロック現役、といういでたちの客層が多いね。おそらく自称「下高井戸のジョニー」とか「阿佐ヶ谷のシルヴェイン」「新小岩のアーサー・ケイン」などなど、ここに集結していたのではなかろうか?
いかにも、ジョニー・サンダースの客層としては想像通りだよ。

ジョニー・サンダースはパンク好きの人なら知らぬ人はいないくらいの伝説のロックンローラー、死ぬまでドラッグ漬けを貫いたジャンキーなギタリストとして有名。
今ここでROCKHURRAHが語らなくても誰でも語るくらいのメジャーなアーティストだ。
映画はそのジョニーがトボトボと歩いてる映像から始まる。

1970年代初期、イギリスで流行していたグラムロックに対するアメリカからの回答、というような位置付けでデビューした異端バンドがニューヨーク・ドールズだった。
単なる化粧や女装というよりも一段と悪趣味にデフォルメされたドギツいルックスはこの当時のロックの中でもかなり異質なもの。
後の時代のドラァグ・クイーンやオカマ・バーなどで顕著なスタイルの元祖的存在かも知れない。

そしてこのニューヨーク・ドールズのギタリストがジョニー・サンダースだった。
映画の中で語られてるように「地毛であるとは思えない」ようなイビツに盛り上がった長髪でギターをかき鳴らして素晴らしくアクの強いロックンロールを奏でる。これがニューヨーク・ドールズの魅力だった。
しかしこのバンドはジョニー以外も全員クセモノ揃いで強烈なインパクトを観るものに与えていた。
「観る」などと軽々しく書いたけどその当時はビデオもDVDももちろんなく、動いてるドールズの姿を知ったのはずっと後になってからなんだけど。
※ちなみに今回採用したこれ以降の動画はどれも映画の方とは特に関係ない映像なので勘違いしないように。

ROCKHURRAHの言葉や説明なんか要らないと思えるけど、これが最も有名な全盛期メンバーの頃のライブ映像だ。デヴィッド・ヨハンセンの野太い声もジョニーのギター・プレイも最高。
そしてこの映像の一番左でフライングVのギターを弾いてるのが盟友、シルヴェイン・シルヴェイン、今回の映画でメインに回想するのが彼なのだ。
ずっとジョニー・サンダース関連を追い続けたわけじゃないから顔もその名前を聞くのも実に久しぶり、いやー太ったけどそこまで面影なくなってないね。
ニューヨーク・ドールズはセンセーショナルな話題性のあるバンドだったけどあまりに異端すぎて知名度ほどは売れなかった。メンバーのジョニー・サンダース、彼が死ぬ直前まで腐れ縁で付き合ってきたドラマーのジェリー・ノーランなど、ドラッグと深い関係にあるという問題だらけの危なさもマイナスのイメージだったようだ。そしてよくあるようにマネージメントやメンバー間の亀裂が元で解散してしまう。
ちなみに解散前の最後の時期に彼らをマネージメントしていたのがセックス・ピストルズやパンクの仕掛け人として有名なマルコム・マクラーレン。ドールズやニューヨーク・パンクの影響を受け、その後にロンドン・パンクが発生する。
ドールズの残した全部の曲が好きなわけじゃないが「Pills」や「Trash」などパンクに影響を与えた名曲は大好きで今でも愛聴している。個人的には一生古臭くない素晴らしいキワモノの世界だと思う。

ドールズと別れをつげたジョニーが次に関わったのがリチャード・ヘルとのハートブレイカーズだった。これまたニューヨーク・パンクの代名詞とも言える人物でトム・ヴァーラインとテレヴィジョン、ジョニー・サンダースとハートブレイカーズで短い間活動していた伝説のツワモノだ。自身のバンド、ヴォイドイスの「ブランク・ジェネレーション」などはパンクの世界で燦然と輝く名盤だったね。
そのヘルが去った後でジョニー・サンダースがギターとヴォーカルを務めたのが一般的に知られるハートブレイカーズというわけ。
今回の映画でも回想する役として出てくるもう一人のシンガー&ギタリスト、ウォルター・ルー、ビリー・ラス、それにジョニーとドールズ時代から一緒だったジェリー・ノーランによる最強バンド。ドールズよりもさらに薬物依存度を高めたこの危険な4人組は「L.A.M.F.」という大傑作アルバムをひっさげ、ロンドン・パンクにも影響を与えまくった不良の大御所みたいな存在だった。
ギブソンのレスポール・ジュニア、通称TVモデルと呼ばれる50年代のギターを愛用(「中國石」というステッカーが貼ってある)し、時に調子っぱずれのグニャグニャしたギター・ソロを弾く。その音色はうまいとかヘタとかを超越してジョニー・サンダースにしか弾けないような特徴を持ってて、一度ファンになった者にはたまらない魅力だった。そしてあのルックスとファッション・センス。彼の影響を受けてお手本にしたミュージシャンがいかに多いことか。

映画の中でハートブレイカーズの頃を回想するのは上の映像で左側に写っているウォルター・ルーだ。彼らの代表曲と言えば「Born To Lose」や「Chinese Rocks」が有名なんだが、この辺のライブ映像でジョニーよりもある意味で目立ってる男がウォルターだ。しかし映画の回想ではすっかり会社役員風のメガネ男になっててビックリしたぞ。マジメになったのか?
ベースのビリー・ラスはこの頃はリーゼントの老け顔でマフィアっぽかった風貌の男だったのに、回想ではパンクじじいみたいになっててこれまたビックリしたぞ。回想のインタビューは近年なのでみんな見る影もない。オンリー・ワンズのピーター・ペレットはまだマシだったがそこのギタリストとテレヴィジョンのリチャード・ロイドが二大デブおやじになってしまってるし、ああ見たくない世界。

ニューヨーク・ドールズ、ハートブレイカーズとパンクに影響を与えたジョニー・サンダースだったが70年代後半からはソロ活動も行っており、この時代はいわゆる珠玉の名曲なども残していて、ソングライターとしての才能も素晴らしかった。ボブ・ディランが「こんな曲を書きたかった」と言ったほどの名曲「You Can’t Put Your Arms Around A Memory」やシド・ヴィシャスに捧げられた「Sad Vacation」などの哀愁の曲も忘れられないね。

映画ではあまり回想されなかった(ような記憶)が、元スナッチのパティ・パラディンとジョニーの美男美女デュオによる「Crawfish」の気怠い雰囲気は個人的に大好きだった。二人で銃を撃つギャング映画風のプロモーション・ビデオも存在するんだが、画像が最低なのでここでは紹介しなかった。

そしてジョニー・サンダースは1991年に38歳で死んだ。
早すぎた死だと惜しむ声もあればドラッグまみれの人生にしては長生きだったという声もある。白血病にかかっていたという説もあるし暗殺されたという説もあるらしい。
ヘロイン漬けのジャンキーの死についてアメリカの警察はロクな調べもない、というのもリアルに聞こえるよ。そりゃそうだ。
しかし最後にシルヴェイン・シルヴェインが言ってた「アイツはその時が死ぬ時だったんだろう(うろ覚えだけどそんな感じのこと)」という言葉が最もふさわしいと思った。
その翌年、ドールズ時代からの名ドラマー、ジェリー・ノーランも死亡している。

映画は特にドラマティックなところもなく、割と淡々としたもので予想通り。しかしライブ映像なども少なくて一曲まるまる使われるシーンもなく、本当に当事者のインタビューの方がジョニー・サンダース本人の映像、特に歌ってギターを弾くシーンよりも重要という扱いがやっぱり気に食わない。「当時」などと言えばもう30年も前の映像しか残ってないのは確か。それはこの監督(スペインの監督らしい)の撮った映像ではないのが当たり前だが、もう少し音楽満載の内容であって欲しかった。
偉大なミュージシャンのドキュメンタリーは今後も同じパターンで作られ続けるだろうけど、観に来るファンは回想する人じゃなくて本人のファンなのだから、その辺をちゃんと考えた演出にして欲しいものだ。
ジョニー・サンダースの演奏は途中でフェイドアウトするくせに、エンドロールでジョニー・サンダースにまつわる別の人の歌だけはちゃんと流すというのもどうかと思うよ。
ここで元サブウェイ・セクトのヴィック・ゴダードによるそのものズバリ「Johnny Thunders」という曲がかかったのが個人的には嬉しかったのでまあいいか。ピストルズのアナーキー・ツアーでハートブレイカーズと共にドサ回りしたヘロヘロなヴォーカルの変人。

書きたい事がもっとあったはずなのに肝心な部分で何かが抜け落ちてるなあ。映画を観た当日に帰って来て感想を書くというのが初めての経験だから、不完全なのは仕方ない。
もうさすがに限界なので今日はこれで勘弁してね。
ではまた来週。

【戦闘機よりも上空からの俯瞰画像は「Dakota」2015年の作品だよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

現在ニューヨークにあるSperone Westwater Galleryで開催されているのが、Malcolm Morleyの同ギャラリーで5回目になる個展である。
実はこのアーティストについては、今まで一度も聞いたことも観たこともないんだよね。
たまたま目にしたアート情報のページにあった上の画像に一目惚れ!
これは誰の作品なんだろう、と調べてみたのである。

マルコム・モーリーはロンドン生まれ、1958年からはニューヨーク在住のアーティスト。
生まれたのは1931年、現在御年83歳!
ええっ!?上の画像「Dakota」は今年の作品なんだけど?
こんなにカラフルでポップな絵を描く83歳とは!
ホドロフスキー監督もびっくり、じゃない?(笑)
そしてStingの曲通りの「English Man In NewYork」とは。
経歴を調べて驚いたのが、第2次世界大戦で家が燃えたため、家族共々ホームレスだったということ。
どうやら「かっぱらい」のような罪で3年間刑務所にも入っていた、という記事も読んだよ。
そんな境遇だった子供時代なのに、やっぱり才能があったんだね。
美術学校に通い、ニューヨークに移住してからは大学で美術を教えていたというから、なんとも波瀾万丈な人生だよね!
1984年にはターナー賞も獲得!
これはターナー賞の第1回目の受賞者になるんだね!
そんなアーティストのことを全く知らなかったとは!
もしかしたら2008年に鑑賞した「ターナー賞の歩み展」で観ていたようだけど?
全く記憶にないSNAKEPIPEだよ。(笑)

マルコム・モーリーはフォト・リアリストとして有名らしい。
これはスーパーリアリズムともいわれる、写真そっくりに描く手法のことね。
確かに左の画像を観ても、とても絵画とは思えないよね。
疾走感溢れるロードレース、「YAMAHA」の文字もくっきりしてるし!
この絵と一番上の画像との共通点というと、「乗り物」というところか?

どうやらマルコム・モーリー、小さい男の子が乗り物が好きというのと同じレベルのように思われる。
左の画像「Cosair and Santa Maria」は 2011年の作品で、マルコム79歳の作品なんだよね。
戦闘機と海賊船はお気に入りのモチーフのようで、繰り返し描いているみたい。
この絵の中には絵画中絵画にまた船が描かれているくらいだもんね!
それぞれが重なり合う構図も、子供が何も考えずに好きな物をなんでも入れて描いてしまったかのようで、素晴らしい。
もちろんマルコム・モーリーの構図はバッチリ計算されてるけどね!

戦争や戦いをモチーフにした作品も多いんだよね。
左の「Cromwell」は2014年の作品。
まるでポスターみたいなイラストっぽい雰囲気だよね。
文字が入っているから余計にそう感じてしまうんだろうけど?
クロムウェルって歴史の授業で聞いたことがあるような気がするね。
恐らく1599年生まれのオリバー・クロムウェルのことを描いていると思われる。

イングランドの政治家、軍人、イングランド共和国初代護国卿。
鉄騎隊を指揮してエッジヒルの戦いやマーストン・ムーアの戦いで活躍し、ニューモデル軍の副司令官となる。

やっぱりNew Model Armyなんて言葉が出てくるんだよね!
マルコム・モーリーの好みがよく解るなあ!

もう一点、ポスターみたいな作品を載せてみようか。
「Italian Fighter Pilot (Ace)」は2011年のシリーズ。
第2次世界大戦中の戦闘機乗りの中でも、撃墜王にスポットを当てているとのこと。
アメリカ、ベルギー、イギリス、ドイツ、イタリア、ロシアの撃墜王をモチーフにしているらしい。
自分自身も第2次世界大戦で悲惨な体験をしているマルコムだけれど、子供の頃飛行場の近くに住んでいたので、かくれんぼをして遊んでいた思い出があるという。
子供心を持ち続けている点は、まるで横尾忠則のようだよね!

こんなにカッコ良い絵を描く80代のじーさん、大ファンになったよ!

【大アマゾン展の様子】

SNAKEPIPE WROTE:

行ったことのない場所を知りたい、実際に目にしたことがない動植物を見てみたい欲求は誰にでもあるだろう。
こんなに小さな島国に住んでいるのにも関わらず、その全てを知ることすらままならないのだから。
地球規模で考えた場合、世界のほとんどが知らない場所と言っても過言ではないと思う。
そしてその中でも特に南アメリカ大陸にある、世界最大面積を誇るアマゾン熱帯雨林に魅力を感じるのもうなずける。
日本人の常識を覆すような未知の動植物がいるだろう、という予想をしてワクワクしてしまうからだ。

そんなアマゾンに焦点を当てた「大アマゾン展」に気付いたのはROCKHURRAHだった。
上野にある国立科学博物館で3月14日より開催されるという。
春休みの家族連れが一段落した頃を狙って行くことにする。
この手の展覧会が好きな友人Mにも声をかけると、やっぱり気になる様子。
前にも国立科学博物館で「グレート・ジャーニー展」を観たっけ。
「グレート・ジャーニー」とは、探検家・人類学者・外科医である関野吉晴氏が挑んだ、通算16年、人類拡散の足跡を辿る旅の記録のこと。
大人社会科見学—グレートジャーニー 人類の旅—」にまとめてるね!
この時と同じ怪しい3人組、またもや上野に集合である。

5年ぶりに4月に雪が降った関東地方。
その後、数日間も春が来たとは思えないような寒い日が続いていた。
怪しい3人組も全員革ジャン着用!
寒いね、と言いながら上野公園を歩き、国立科学博物館へと向かったのである。
日にちを選んだおかげで、それほどの混雑は感じられない。
入り口入ってすぐの場所から展示が始まっていた。

第1章 太古の南米大陸からアマゾン誕生まで

「大陸移動によって南米大陸が誕生した中生代白亜紀。
現在のアマゾンが誕生する前に生息した(中生代白亜紀~新生代の)動植物を、ブラジルのサンタナ層の化石をメインに紹介します」というのがこのチャプターの趣旨とのこと。
ここで一番気になったのは、翼を拡げた状態で体長5mという翼竜。
写真撮影OKだったので撮ってみたんだけど、よほど遠くから撮影しないと全体が把握できないほどの大きさだったんだよね。
写真上では少し切れちゃってるよ。(笑)
翼の途中に4本の指があるのが見える。
まるでコウモリみたいなんだよね!
こんな巨大コウモリが大空を舞っていたとは!
想像すると怖いけれど、ロマンも感じるなあ。

第2章 大河アマゾン 

「アマゾンには、約420種の哺乳類、3000種以上の魚類、約1800種の鳥類、約6万種の植物、昆虫は地球上の種の4分の1に相当する100万種以上が棲んでいるといわれています。
本章では、これらの多種多様な生物の宝庫であるアマゾンを紹介します」いきなり目に飛び込んできたのが、哺乳類の剥製!
説明にあるような420種類全てが網羅されているわけではないんだよね。

厳選された(?)哺乳類の中で、SNAKEPIPEが大注目したのはアルマジロ!
THE CLASHの「Rock the Casbah」の中でも登場していたのを思い出すよね!
あんまり近くで見たことがなかったから気にしていなかったけれど、甲冑で武装した姿に似合わない、かわいい顔!
調べてみたらペットとして飼うこともできるんだって?
急にお気に入りの動物になってしまったよ。(笑)

もう一つ気になったのがヤドクガエル!
かつて先住民が毒を抽出し吹き矢に塗って矢毒とし狩猟に用いたことが名前の由来となっているというヤドクガエル、前から名前は知っていたけれど実物を見るのはこれが初めて!
確か村上龍の「半島を出よ」の中でも、ヤドクガエルを飼育している人物がいたっけ。
毒性のある生物というと、色が毒々しく、いかにも凶暴な雰囲気を醸し出していることが多い印象があるよね。
ヤドクガエルについても同じように見事なカラーバリエーションを見せてくれるんだけど、びっくりするのがその体長!
いろんな種類がいるんだろうけど、今回目にしたのはほんの2cmほどの大きさだったんだよね!
毒々しいというよりは、むしろキュート!(笑)
ペットとして飼いたいとまでは言わないけれど、「猛毒の危険生物」のレッテルから「小さいのに頑張り屋さん」の印象に変化してしまった。
ROCKHURRAHもヤドクガエルのファンだったようで、ミュージアム・ショップにあったカプセル・トイの中にヤドクガエルを見つけて、本気でガチャガチャやろうと思ったらしい。(笑)
あまりに精巧にできていて、欲しくなったそうだ。
財布にでも入れておくつもりだったんだろうか?(笑)

他にもアナコンダやピラルクー、ピラニアやカンディルなど「いかにもアマゾン」な生物も紹介されていたね!
カンディルの生態はピラニアよりも恐ろしく感じたよ!

第3章 アマゾン先住民の装飾品

「アマゾンの先住民は日用品だけではなく、装飾品も森や川の自然の産品からつくります。
本章では祭事などで使用したコンゴウインコの羽を使った髪飾りや頭飾り、植物の実を使った楽器などを展示します」という説明のように様々なアクセサリーが展示してあったんだけど、この規模は明治大学博物館のほうが充実してたかも?というレベル。
チャプター分けするほどの規模ではなかったなあ。

続いての「アマゾン体感4Kシアター」は、アマゾンを1人称としてナレーションを付けた約13分間の映像だった。
「私はアマゾン、私の中には◯◯達がいます」
のような感じで、主人公がアマゾンなのね。(笑)
巨大スクリーンに映し出されるアマゾンの風景は確かに迫力あったけれど、会場内が非常に寒かったほうが気になってしまった。
あとで聞くとやはりROCKHURRAHも友人Mも寒かったという。
全員が揃って内容についてよりも空調に関して感想を述べ合うことになるとはね!(笑)

2階にもう一つ、水槽に入ったピラニアが鑑賞できる第2会場とミュージアム・ショップがあったけれど、全体としては
「これで終わり?」
というかなり小規模な展覧会だった。
「大アマゾン展」というよりは「小アマゾン展」というところか?(笑)
怪しい3人組、まだまだ知識欲が旺盛だったので常設展へと向かうことにする。
現在改修中のため全ては観られない「地球館」に行ってみた。

この常設展、ものすごく素晴らしい展示じゃないの!(笑)
写真は地球館3階の哺乳類の剥製なんだけど、こんなに多くの種類が並んでいるのを観たのは初めてかも。
友人Mは「パリの国立自然史博物館の造りを絶対マネしてる!」と言っていた。
友人Mはその博物館に実際行ってるからね。(笑)
本当に素晴らしい博物館だったらしいので、SNAKEPIPEも行って観たい場所なんだよね!
その博物館を参考にしているのか、証明の当て方や展示方法に工夫が感じられて楽しい時間を過ごすことができた。

ちなみに「地球館」だけでも
3F [大地を駆ける生命 / たんけん広場-発見の森]
2F [科学と技術の歩み]
1F [地球の多様な生き物たち]
B1F [地球環境の変動と生物の進化 -恐竜の謎を探る-]
B2F [地球環境の変動と生物の進化 -誕生と絶滅の不思議-]
B3F [宇宙・物質・法則]

というように全7フロアの展示会場があるんだよね。
前述したように改修工事中のためB1Fは完全閉鎖、「恐竜の謎」を知ることはできなかった。
人類の進化や頭蓋骨の変化なども解り易く展示されていて、じっくり鑑賞してしまった。
動植物だけにとどまらず、科学や宇宙にまで広がる展示が一つの建物の中で鑑賞できるのは素晴らしいことだよね。

全てのフロアの工事が完了したら、また行って鑑賞したいと思う。

【この手のインダストリアル画像は見ているだけでワクワクしちゃう】

SNAKEPIPE WROTE:

「ROCKHURRAH紋章学」は、レコード・レーベルやロゴ、会社のシンボルなどを特集する企画としてROCKHURRAHが発案したものだった。
ところがROCKHURRAHは第一回のみを担当、それ以降は本来の目的とは少し外れた特集記事をSNAKEPIPEが書いていた。
今回は本来、ROCKHURRAHが意図していた通りの、会社のロゴを取り上げてみたいと思う。
せっかく特集するのであれば、好きな分野の会社にしよう!
思いついたのがインダストリアル系の企業のロゴ。
重工業として括ってみようか。
きっとワクワクする秀逸なデザインに出会えるはず!

Beep Industriesという名前だから、てっきり工業系の会社なのかと思っていたのに!
調べてみると、どうやらアメリカのワシントンにあるゲーム会社みたい。
2000年に創業され、xbox向けのゲームを開発、2003年に発売されたvoodoo Vinceが有名だという。
ゲームはかつてROCKHURRAHの手伝い(?)をしたことがあるくらいで、あとは釣りかゴルフゲームくらいしかやっていないSNAKEPIPEは、全く知らないソフト名だよ。
このロゴは、工場で監督者が従業員をコキ使い、ムチを振り回しているように見える不思議なデザイン。
ゲームと何の関係があるのかは謎だけど、色使いと、珍しく縦長のフレームをしたロゴに惹かれてチョイスしてみたよ!
現在は社名もBeep Games, Inc.になっているようだけれど、工場と監督と従業員のロゴは健在!
余程気に入っているに違いない。(笑)

続いてはこちら!
The Structural Bolt Company, LLC.  はアメリカ合衆国ネブラスカ州にある鉄鋼業の会社だという。
鉄材を使用した会社ですよ、というロゴをボルトの側面から見せるセンス!
そして社名のBOLTのOをナットの形にしているところも素晴らしい!
インダストリアル好きのSNAKEPIPEがグッときたデザインだよ。
このロゴを見ただけで、この会社で働きたいと思う人続出だろうね!
更に会社のHPのバック画像の柄が、縞鋼板なんだよね。
ここまでのこだわりよう。
素晴らしいね!(笑)

こちらも鉄鋼系のロゴね!
Mendis metalはトルコの会社みたい。
HPを見てみたけれど、ページによっては作成されていないか、不具合があるようで詳しく調べることができなかった。
会社の場合は特にHP大事だと思うんだけどね?
HPの出来はイマイチだったけど、ロゴの完成度は高いと感じるよ。
淡いグリーン、グレー、黒というシンプルで洗練された色を使用し、歯車の部分を切り取り、 ぜんまい仕掛けが稼働しているかのように見える動きのあるデザイン!
かなりお洒落で、秀逸だと感じるね!

デザイン関係といえば、パッと思いつくのがドイツとロシア!
ドイツはバウハウス、ロシアには構成主義という歴史があるからね。
ドイツとロシアにはどんなロゴデザインがあるんだろう?
ROCKHURRAHが検索を手伝ってくれたよ!
まずはドイツからいってみようか。
左の画像はミトローパの社章だという。
ミトローパは中央ヨーロッパ寝台・食堂車株式会社と呼ばれるドイツの鉄道会社とのこと。
ミトローパ?
水戸の老婆じゃないんだよね?(笑)
ミトローパは1916年にドイツ帝国によって設立されたというから、かなりの歴史があるんだよね。
2006年に廃業、現在は民営化されたドイツ鉄道株式会社の傘下が運営しているらしい。
今回取り上げたロゴは、その廃業まで使用されていて、現在は使用されていないようだ。
いかにもドイツ帝国というデザイン!
シンプルだけど、飛ぶように速く走るよというメッセージが込められている力強さも感じるよね。
ところが「車輪の上に配された鷲は、ナチスが党のシンボルとして盛んに用いた『鷲を頂いたハーケンクロイツ』を思わせるため、鷲をアルファベットのMの字に置き換えるといった手直しがされた」とWikipediaに書いてあったよ。
辛い歴史があるから仕方ないと思うけど、秀逸なデザインが台無しになってしまうのは残念だよね!

では続いてはロシア。
ロシアといえばカラシニコフだよね!
えっ、一番初めに思いつくのはおかしい?
2014年の1月の記事「ビザール・ボトル選手権!13回戦」でもカラシニコフ型のボトルを紹介したことがあるSNAKEPIPEなので、ロシアと聞くと条件反射的にカラシニコフを連想しちゃうんだけどね。(笑)
今回はそのカラシニコフのロゴを紹介してみよう。
カラシニコフの代名詞と言えるAK-47の銃口を上にして、アルファベットのKを表現している。
銃の持つイメージとはかけ離れたブルーと赤と白のスッキリと爽やかな色使いには驚いてしまうね。
カラシニコフにスッキリ爽やか、なんて単語が出るなんて思わないもんね!

そう思った人が多かったせいではないと思うけど(笑) 、現在は左のロゴに変わっているみたいだね。
HPでも採用されていたので、現行タイプはこちら!
シンプルなフォントと、カラシニコフの特徴を非常に良くとらえて、アルファベットのKを表現しているよね!
そしてこの色使いはまさにロシア構成主義!
SNAKEPIPEは、爽やか系の以前のロゴより、こちらのほうが好き。
素晴らしいの一言に尽きますな!(笑)

多分探したらもっと色々な国の、素敵なロゴがありそうだよね。
また特集してみよう!