Ted 鑑賞

                   

【Tedのアメリカ版ポスター。テディには***がないのにね!(笑)】

SNAKEPIPE WROTE:

先週、カルト映画「エル・トポ」の記事をかなり慎重に深く考察しながら時間をかけて書いたSNAKEPIPE。
その翌週にコメディ映画について書くことになるとは自分でもびっくり!
この落差がまたROCKHURRAH WEBLOGということなのかな。(笑)

長年来の友人Mと先日映画を観に行った時のこと。
本編が始まる前の映画予告の中にあったのが「Ted」だった。
「面白そう!これ絶対観に行こうよ!」
と興奮気味に誘ってくるMを横目で見ながら、わざわざ映画館で鑑賞しなくても良いのではないか、と密かに思うSNAKEPIPE。
考え方が古いのかもしれないけれど、映画館で観るのは特別な映画という意識を未だに持っているためである。
特にコメディ映画を映画館で鑑賞したことは今まで皆無のはず。
できれば鑑賞後に映画についてじっくり考えるような、重厚な映画を観たいと思っている。
ところが友人Mは、どんなジャンルでも封切り映画を観るために気軽に映画館に足を運ぶタイプ。
「Ted」鑑賞の返事をなんとなく濁していたのに、友人Mは2人分の座席指定の予約を済ませるという強行手段に出た!
こうしてSNAKEPIPEも「Ted」を映画館で鑑賞することになったのである。

「Ted」のあらすじを簡単に書いてみようか。
※ネタバレしないように用心して書いているつもりですが、鑑賞前の方はご注意下さい。
舞台は1985年のクリスマス、7歳の友達がいない少年・ジョンへ両親がテディベアのぬいぐるみをプレゼントする。
ジョンはぬいぐるみにテディという名前を付け、テディが実際に喋って友達になってくれると良いのに、と流れ星を見ながら祈る。
翌日、ジョンの願いが叶ってテディが本当に喋り、生きたぬいぐるみとなることから物語は始まるのである。

時が経ち、27年後の2012年。
少年だったジョンは35歳、映画の中では中年独身男とされている。
実際には35歳はまだ中年の域には達していないと思うけどね。(笑)
そしてかわいいテディベアだったテディも、ジョンと同じように年を取っていて、同じく中年のクマという設定になっている。

二人はずっと仲良し、いつでも一緒。
27年間も生活を共にしているから、気心が知れるのも当たり前だよね。
酒を飲む、大麻を吸う、しかもオンナ好きというカワイイぬいぐるみには似合わない行動をするテディ。
水パイプで大麻を吸引しながら
「この前のと品質が違うな。売人に文句言わなきゃ」
なんて台詞まで出てきて、かなりの不良テディベアなのである。(笑)

ジョンには4年付き合っている彼女・ロリがいるけれど、どうしても結婚に踏み切れない。
それはテディと一緒に暮らしているからよ、私とテディのどっちを選ぶの!と山口百恵の「絶体絶命」ばりに迫られ、テディとの別居を決意するジョン。
住居は別になっても、やっぱりテディとジョンは連絡を取り合い、関係を断ち切ることができない。
ついにロリの堪忍袋の尾が切れる。
ジョンとロリはもう関係を修復することが不可能になってしまう…。

「Ted」の最大の面白さは、かわいいはずのテディベアが毒舌家の不良中年という設定だろう。
マジックマッシュルームに始まり、大麻、コカイン、酒、女、と本当に人間と同じ欲求を持ってるんだよね。
そしてそのギャップが魅力!
「なんで***を付けてくれなかったんだ。メーカーにクレーム何度も入れたよ」
と、女性の上に馬乗りになった後言ったテディの台詞。
***の部分は想像通りの単語だよ。(笑)

「Ted」のポイントの2つ目は、テディとジョンにとっての原点が1980年に実写映画化された「フラッシュ・ゴードン」という点かな。
クィーンの「フラッシュッ!ああ~っ!」でお馴染みのテーマ曲を使った映画。
実はSNAKEPIPE、曲は知ってるけど映画を観てないんだよね。
「フラッシュ・ゴードン」自体をほとんど知らないの。
ROCKHURRAHは「フレッシュ・ゴードン」は観たらしいけど。(笑)
「Ted」の中には「フラッシュ・ゴードン」のパロディだと思われる台詞や登場人物が現れるので、「フラッシュ・ゴードン」を知っていたら、もっと楽しめたはず。
「Ted」がDVDになる前に鑑賞しておこうかな。(←また観るつもり)
子供時代に読んだ漫画や観ていた映画のヒーローに憧れ、それが大人になっても変わらないというのは、子供っぽさを表現したかったのかもしれないけれど、決して悪いことじゃないよね。
同じヒーローに憧れたジョンとテディの仲良しぶりが微笑ましかった。

テディの誕生が80年代ということで、「Ted」の中には80年代テイストもたくさん出てくるんだよね。
もしかしたら最近の若者は知らないような、80年代に活躍したミュージシャンの名前が出てきたり、音楽も80年代だったり。
詳しくは語らないけれど、映画の中で男が身をくねらせながら踊る曲がTiffanyの「I Think We’re Alone Now 」なのである。

曲が流れた瞬間に
「ティッ、ティファニー!!!」
と声を合わせて驚いたSNAKEPIPEと友人M。
あまりに懐かしいもんね。(笑)
多分映画館にいた人の中でティファニーと即答できた人は少ないんじゃないかな?
※上の画像をクリックするとミュージックビデオが流れます

特に女の子だったら、子供時代に大好きなぬいぐるみや人形がいて、一緒に遊んだり抱いて眠った経験があると思う。
そしてそのぬいぐるみに名前を付けて、喋らせてみたり、一緒に会話しているように一人二役を演じたことがあるんじゃないかな。
SNAKEPIPEにも当然のように名前を付け一緒に遊んだ、大好きなぬいぐるみ達との思い出がある。
ぬいぐるみや人形が本当に喋ったり動いたりしたら、どんなに楽しいだろう?と想像する人も多いはずだ。
ものすごく単純な、誰でも思いつくような発想なのに、何故今まで誰も映画にしなかったのか不思議だよね。
Wikipediaに「Ted」はR15指定のコメディ映画としては、異例のヒットだと書いてあった。
確かにめざましテレビの映画興行収入ランキングで1位と発表していたのを聞いて驚いたSNAKEPIPEだったけれど、鑑賞してそのヒットの理由は解ったなあ。

「あー面白かったね」
席を立とうとするSNAKEPIPEに、
「マーク・ウォールバーグはこんな演技もできるんだねえ」
としみじみ語る友人M。
「主役の俳優、ほら、お兄さんがニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの」
ここでSNAKEPIPEにも判った。
「もしかしてマーキー・マーク?」
「そーそ!あのラップの!」
マーキー・マークか!
SNAKEPIPEはかつてラップ系音楽を聴いていた時期があったため、このCD持ってるんだよね。(笑)
「Good Vibrations」はとてもカッコ良い曲で、お気に入りだったよ!
ところがこれもまたWikipediaからの情報によると、マーク・ウォールバーグはマーキー・マークだったことを封印したがっているらしい。
過去恥部ってことなのかな?
恥ずかしいことないから、堂々としていて欲しいと思ったSNAKEPIPEである。

驚くようなストーリー展開もなく、くつろいで楽しく鑑賞できた。
特にぬいぐるみ遊びを経験をした人には、子供時代の夢が叶う映画だしね!
80年代を経験した人にとっても、笑いどころがあるのでお勧めかな。
動いているテディが本当にカワイイんだよね。
「テディ、欲しいー!」
と叫んだSNAKEPIPEと友人Mである。(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です