ミシェル・ゴンドリーの世界一周 鑑賞

                   

【「ムード・インディゴ うたかたの日々」のトレイラー】

SNAKEPIPE WROTE:

皆様明けましておめでとうございます。
今年も趣味全開の記事を書き続けて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!

夏の終わり頃から、長年来の友人Mより「行こうよ」と誘われていたのが、東京都現代美術館で開催されている「 ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展であった。
そもそもミシェル・ゴンドリーについてほとんど知識のないSNAKEPIPEなので、実を言うとあまり気乗りしなかったんだよね。(笑)
Wikipediaで読む限りではミュージック・ビデオからキャリアをスタートさせ、有名なのはビョークのビデオとのこと。
細菌、じゃなくて(笑)最近はミュージック・ビデオを観る機会もないし、ビョークの音楽も聴いたことないし!
そのため鑑賞の予定は延ばし延ばしになってしまっていた。
ようやく2014年末に友人Mと都合を合わせ、久しぶりに木場に向かったのである。

どんな展示の時でも大抵はゆっくり鑑賞できる余裕のある美術館なのに、珍しく年末は人が多かった。
SNAKEPIPEが知らないだけで、ミシェル・ゴンドリーって人気あるんだね。(笑)
動画の撮影はNGだけど、それ以外は撮影して良いとのこと。
面白いのがあったら撮ろうね、と言いながら最初に入った部屋が素晴らしかった!
天井までみっちりと貼付けられているのは、1000人分のポートレイト。
ミシェル・ゴンドリーが出会った人々の似顔絵を描いたものだという。
あまりの数の多さに初めは驚き、続いて一枚一枚に目を転じると、その完成度の高さに再度驚かされる。
まるで今そこにいるかのように、生き生きとした表情をみせているのだ。
その人物の人柄や趣味などが手に取るように判る気がするんだよね。
構図や色使いなども斬新で、ものすごく好きなタイプの絵!
20ドル払って描いてもらいたかったな!(笑)
「1000 portraits」という画集になっているのが展示会場に置いてあるじゃないの!
「欲しい!」
「買って帰ろうね」
今回の展覧会には来られなかったROCKHURRAHへの良いお土産になるな、とほくそ笑むSNAKEPIPEだったけれど、残念ながらミュージアム・ショップでは既に完売してしまったとのこと。
9月から始まっていた展覧会を12月に鑑賞してるんだもんね。
仕方ない、と今回は諦める。(涙)

次の展示はミシェル・ゴンドリーが手がけたミュージック・ビデオを、音楽と共に鑑賞するコーナーだった。
入り口で渡されたヘッドホンを装着し、大きなスクリーンのある地点に立つと音が聴こえる仕組みになっている。
多くの人が1つのスクリーンに集まってしまうと、音が全く聞こえなかったり雑音が混ざった音が聞こえてしまうのが難点だったね。
ビデオは冒頭にも書いたビョークやローリング・ストーンズなど様々なアーティストの作品がミックスされて再生されている。
19のスクリーンを順路通りに歩くと、ビデオの内容も順路と平行して進んでいるようだ。
「この方法新しいよね」
と友人Mが言うけれど、2011年11月に鑑賞した「ゼロ年代のベルリン展鑑賞」でのミン・ウォンの作品「テオラマ」も複数のスクリーンでの上映だったことを思い出す。
あの時に画期的!と感じてしまったSNAKEPIPEなので、今回は驚かなかったなあ。(笑)

次は映画の撮影でよく使用されるスタジオが展示されているコーナーだった。
ワークショップとして、実際に来場者が映画を作ることもできる仕掛けになっているとのこと。
路地裏や電車の中など、簡単にシチュエーションがイメージできるような場面がいくつか設定されている。
友人Mと「こんな感じはどお?」と言い合いながら、お互いに役割を決めて撮影し合う。
その時に着ていた服装によっても違ってくるのかもしれないけど、そこまで奇想天外なアイデアはパッと浮かばないなあ。(笑)
それにしても映画の撮影には、このような場面設定に合わせて、美術の人が作ったり、小道具を揃えたりする裏方の存在が解るのが面白かった。
映画鑑賞している時には気にしていないからね。
これで少し映画の観方が変わるかも?(笑)

最後はミシェル・ゴンドリー監督の作品「ムード・インディゴ うたかたの日々」 で使用された小道具の展示だった。
冒頭にも書いたように、SNAKEPIPEはミシェル・ゴンドリーについての知識が少なくて、当然のように(?)映画も鑑賞してないんだよね。(笑)
本当は映画を鑑賞してから展覧会に行くべきだったんだろうなあ。
そうしたら「あのシーンで使われれた!」などと違う感想を持ったんだろうね。

全く勉強しないで行ってしまったけれど、小道具の面白さは充分伝わってくる。
小道具はフエルトや布で人体を表現したり、食材を作っていたりして、とても興味深かった。
映画の中ではどんな風に映っているのか分からないけれど、近付いてじっくりみると手縫いの糸が見える、手作り感満載の小道具だったんだよね。
ここでもまた小道具を手作業で創作する人の存在を感じることができた。
順番は逆になってしまうけれど、近いうちに「ムード・インディゴ」観てみよう! (笑)

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