SNAKEPIPE MUSEUM #35 Adriana Varejão

                   

【Varejão Acadêmico。web翻訳で「アカデミックな大きなスタッフ」って意味不明!】

SNAKEPIPE WROTE:

最近の「 SNAKEPIPE MUSEUM」はいわゆる欧米のアートじゃなくて、アジアやアフリカなどの、今まであまり知らなかった地域のアーティストについて特集することが増えてきてるんだよね。
意外性に驚いたり、鮮やかな色彩に目を奪われるのが楽しいからかな?
今回も、南米大陸ブラジルのアーティストについて書いてみたいと思っている。
名前の読み方が分からなくて調べていたら、どうやら2007年に原美術館で展覧会が開催されていた模様。
今ごろになってそんな情報を知るなんてね!(笑)
そのおかげで(?)アーティストの名前が分かったよ。
アドリアナ・ヴァレジョンと読むらしい。
アドリアナはオッケーだとしても最後のジョンは読めないなあ。

アドリアナ・ヴァレジョンは1964年リオ・デ・ジャネイロ生まれ。
どこの学校に通って、どんな教育を受けてきたか、といった細かい情報は本人のHPにも、Wikipediaでも確認できなかったんだよね。
突然2008年にフランスの芸術文化勲章(シュバリエ)を受けるところになってるから謎なんだけど。(笑)
個展は1988年から開催されているようなので、活動歴も長いよね。
そしてなんといってもご本人が写真上にあるように、美女だからね!
これは作品と共に話題になること間違いないよね。(笑)
そんな美しいアドリアナ、まさかこんな作品を作っているとは!

アドリアナ・ヴァレジョンの作品の特徴がタイルなんだって。
確かに旅番組でポルトガルのアズレージョの美しさを特集しているのを見たことあるなあ。
アズレージョは、ポルトガルやスペインで生産される典型的な上薬をかけて焼かれたタイルで、ポルトガル史の歴史的・文化的要素を記録しているともいわれているそうだ。
アドリアナは「支配されていた記憶」としてタイルを使用しているという。
確かにブラジルはポルトガルの植民地だったからね。
もちろんそういう歴史的な背景を知ってから鑑賞すると意味が解るけれど、知らずに鑑賞しても目を引く作品だと思う。
タイトルは「Varal」、翻訳したら「物干し竿」だって。
まんまだったね。(笑)


もう一つの特徴が血、もしくは肉塊。
上の作品「Extirpação do Mal」は翻訳すると「悪の根絶」になるみたい。
確かに赤い血糊のようなドロドロに隠れて悪魔らしき姿がチラホラ見えるよね。
右のジャンプしてるのも悪魔なのか、足の爪の長さが普通じゃない。
どういう状況なのか分からないけど、不気味で記憶に残る作品には間違いないね。


直接的な表現がなくても、充分なインパクトがあるのが肉塊バージョンだね。
タイルをめくったら裏側は肉(内臓?)だった、という作品なのかな。
意味を考えることもできるけれど、あえて何も考えず、作品だけを注視してみようか。
これを目の前にしたら、かなり気味が悪いと思うんだよね。
実際に観てみたいな!(笑)
こんな作品をあの美女が!と思い出すとギャップに驚くよね。


現在アドリアナの作品はかなりの高額で取引されているようで。
1997年の作品「Paisagem II 」(風景 II )はクリスティーズのオークションで$542,500、日本円で約6680万円!
100cm☓140cmの作品だというので、そこまで大きくないよね。
木に油絵の具とポリウレタンを使用、と書いてあるので、錆びているように見える部分は立体なのかも?
この楕円形のシリーズも、何気ない日常風景に亀裂が入っている、抑圧されていた過去の痛みを表現しているみたいだね。
痛みを表現する、というと日本画家の松井冬子を思い出すけれど、アドリアナの作品も変化していくのかな?

また日本での展覧会開催をして欲しいものだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

こんな記事もオススメです。