ビザール・ポストカード選手権!20回戦

【シンプルな色使いと大胆な構図!1940年代のカードは、とても素敵だよね!】

SNAKEPIPE WROTE:

11月上旬から目にしてきたクリスマスのディスプレイだけれど、ついにクリスマス本番!
時事問題にはほとんど触れることのないROCKHURRAH RECORDSだけど、何故だかクリスマス時期には関連記事を書くことが多いんだよね。
昨年もクリスマスカードの特集をしたっけ。
今年は少し趣向を変えて「もらったら嬉しい」と感じるカードを集めてみよう。
本当はそうなると「ビザール」な逸品ではないかもしれないけれど、まあいいか?(笑)
ヴィンテージ物、というのは今までのポストカード選手権と同じだけどね!

クリスマスを表現するのに、サンタクロースやトナカイをモチーフにするのはありきたりだけど。
このカードには左にいるはずのサンタクロースが描かれてないんだよね。
そしてニューヨークの高いビルの描かれ方の「ぞんざい」さ。
さらさらと描いたタッチだけど、静謐なクリスマスという感じがするね。
グレー1色だけしか使用されていないのにもかかわらず、非常に存在感のある作品に仕上がっていると思う。
こちらは1930年代の物みたい。
こんなカードを送られたら嬉しいな!(笑)

トナカイつながりでこちらも紹介しようかな。
赤1色だけしか使用していないのに、とても賑やかなカードに仕上がっているよね。
Dora de Pedery-Huntというハンガリー生まれでカナダで活躍していた女流アーティストの作品とのこと。
1950年代のものみたい。
テキスタイルになっても素敵なデザインだよね!

2011年に書いた「SNAKEPIPE MUSEUM #11 Tomer Hanuka」、ハヌカ・ブラザーズを思い出す中間色。
この色合が非常に気に入ったよ!
高い位置から外に向かって叫んでいるのが、右の文章なんだろうか。
こちらも1930年代のカードのようなんだけど、この時代のセンスの良さは抜群だよね。

続いてはアール・デコ。
フォントと、縁の部分が「いかにもアール・デコ」で良い感じだよね。
こういう幾何学模様の使い方は見習いたいね。
大胆なのに調和を感じるもんね。
憧れの1920年代はやっぱりお洒落だなー!(笑)

最後はこれ!
Frederick Hammersleyはフレデリック・ハマースレイと読んで良いのかな?
アメリカの抽象画家らしいんだけど、SNAKEPIPEは知らなかった。
そのフレデリックがピカソ、ブラック、ブランクーシに会ったことを絵にしたクリスマスカードとのこと。
ものすごい大物の会合なんだけど、どんな話してたんだろう?(笑)
一応4人いるからそれぞれの人物画だと思うけど、よく分からないね。
そして中央部分の人物がサンタクロースっぽく見えるから、クリスマスカードなんだろうね?(笑)
4人で形作って「JOY」という文字にしてるのも洒落てる。
まるでふざけて描いているみたいだけど、色使いや構図、そしてインパクトの強さが素晴らしい逸品!
こんなカードにはなかなかお目にかかれないよね?

普段の「ビザール・グッズ」とは違って、褒める記事になったら途端に口下手になるSNAKEPIPE。
いかに毒舌家なのかがよく分かるね。
来年はもっと褒めることを覚えよう!(うそ)
ビザールな逸品探しはまだまだ続くよ!

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