JUMPIN’, KICKIN’, TWISTIN’ SHOES

                   

【髪型と靴は外せない最重要アイテム】

SNAKEPIPE WROTE:

今までメガネ、帽子、髪型と音楽に関わりのある分野の特集を記事にしたことがある。
今回はこれも音楽と密接に関わっているアイテム、靴を取り上げてみよう。
最近はあまり主義主張を靴に求める人は少なくなったのかもしれないが、80年代は靴を見ればその人の好きな音楽や主義などを垣間見ることができるほどの重要アイテムだった。
かくゆうSNAKEPIPEも子供で貧乏だったけれど(今は大人で貧乏か)靴だけは絶対に外せない、妥協してはならないお洒落アイテムと考えていた。

その頃履いていたのはROBOTのラバーソールだった。
少しゆるめの裂け目のあるボロボロのジーンズをロールアップして履くラバーソール。
この時に靴と同じように重要なアイテムはソックスだった。
格子柄やボーダーなどのなるべく派手目のソックスと組み合わせるのがポイント。
当時は今と違ってそこまで派手なソックスは少なかったのでよく歩いて探したものだった。
その足元にツンツンとんがりヘアで充分パンクを演出できた。
お小遣いに対してROBOTのラバーソールは目ん玉飛び出るほど高くて、それでも欲しくて欲しくて買った一番の宝物だった。
SNAKEPIPEは写真のような一番オーソドックスなタイプしか持っていなかったけれど、なんとROCKHURRAHはハラコタイプや色違いで何足も所持していたというから驚くじゃありませんか!
今よりお金持ちだったのね。(笑)
今はラバーソールといえばGEORGE COXが有名でネットでも買えるけれど、80年代には原宿に直営店があったことからA STORE ROBOTがダントツ人気だった。
竹下通りにパンク御用達の丸玉商店という店があり、そこでGEORGE COXが買えた。
日本製のラバーソールといえば今では知る人ぞ知る、COZO COMPANYがなかなか良いのを作ってたらしい。(ROCKHURRAH談)
ラバーソール=パンクというわけではなくて、前述したように髪型や服装が組み合わさってパンクになるのよね。

ラバーソール履いてリーゼントだったらロカビリーだし。
ラバーソールのトゥ部分が細めでコンビネーションだったりして、パンクのバージョンとは若干の違いがあったりするみたい。
ただしこれはネオロカ以降のことらしい。
それ以前の本格派ロカビリーはダブルコバの靴を履くとか。
ダブルコバって何、という方のために簡単に説明をすると靴のヘリ部分のステッチが2重になっている靴のこと。
結局ワンサイズ外側にせり出した形の靴で、ロカビリーの人は好んでこういう靴を履いていた。
昔は代官山にジュビリーという店があって、全国のロカビリアン達の憧れだったようで。
なんとここでも出てくるROCKHURRAHの自慢(?)だけれど、そのジュビリーシューズの赤いスウェードを持っていたとか!
ボーリングシャツにズートパンツなどとコーディネイトするのがお気に入りだったとのこと。
ROCKHURRAH、ネオロカもやっていたとは!
その高価なジュビリーシューズはあっさり捨ててしまったというから恐るべし。
でもズートパンツはずーっと穿けないしね。(笑)

続いては編み上げブーツタイプ。
編み上げブーツで有名なブランドといえばDr.MartensGetta Grip
マーチンやゲッタグリップ(ここからカタカナ表記)はパンク、スキンズ、ハードコア、サイコビリーなどなど攻撃的な音楽を好む人々が愛用している靴だ。
今でこそマーチンなどは靴の有名量販店でも軽く手に入ってしまうブランドになっているけれど、80年代はあまり日本に輸入されていなかったと思う。
SNAKEPIPEも原宿で見つけて大喜びで購入したっけ。(遠い目)
ROCKHURRAHもROBOTで買ったのが最初だったとのこと。
靴ヒモの色を黄色や赤に変えて、よりパンクっぽさを演出したものだ。
トゥ部分のスチールを露出させるスタイルが流行ったこともあったっけ。
懐かしいな。(笑)

マーチンに比べるとゲッタグリップはアーミーっぽさが強まるため、ゴツさ倍増!
ちょっとぶつかったり踏まれたりしたくらいじゃビクともしない頑強さは素晴らしい。
ROCKHURRAHはサイコビリー時代に迷彩柄のツナギと合わせて履いていたとか。
今でもSNAKEPIPEもROCKHURRAHもライブに行く時によく履く靴である。
満員電車とか人混みにも怖くないのでお薦めの逸品。(笑)
ただし!ゲッタグリップのHPを確認したところ、編み上げタイプは売ってないのかな?
しかもMADE IN ENGLANDは廃版になっている模様。
これはマーチンも状況が同じで、現行品はMADE IN CHINAに変わってしまっているようだ。
ちょっと風格がなくなっちゃったなあ、と悲しい気分である。
ENGLAND製、持ってて良かった。(笑)

ここで例外(?)を挙げるならば、パンクの中でもスニーカーがトレードマークのバンドのこと。
ご存知、ラモーンズ
ラモーンズはメンバーの苗字が同じだし、ほとんど似たような服装でまるで4つ子状態。
アメリカンタイプのライダースにTシャツ、ジーンズ、ジャック・パーセルのスニーカーがお決まりのスタイル。

最初に書いたように、現在は靴を見てもその人の主義主張を感じることが少なくなっている。
最近は「ロックテイスト」なる不思議な言葉が流行ってるようだし、実際に「ロックテイストな靴」は昔のヘヴィメタルの人が履くような靴だったりする。
生き様と主義主張とファッションが組み合わさることでパンクなのよ!
トレンドやマストアイテムが必要なもんには負けんばい!(笑)

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