世界一カルトな親子の作品!Surveillance鑑賞

                   

【どうしてこの顔にしたんだろう?ホラーっぽいけどね!】

SNAKEPIPE WROTE:

毎週2、3本の映画鑑賞の習慣はずっと続いているため、TSUTAYAには月に数回通っている。
テレビや雑誌をほとんど活用しない生活を送っているため、TSUTAYAで情報を知ることも多い。
先日も「ご冥福をお祈りします」と書いてある看板をふと見ると、なんとびっくり!
あの今敏監督が亡くなっていて、特集がされていた。
えーーーっ!新作を楽しみにしてたのに!
豊かな才能を持った方がお亡くなりになるとは非常に残念。
今敏監督、たくさんの素敵な作品をありがとう!

先日はTSUTAYAの新作コーナーがちらっと目に映った。
ジェニファー・リンチ
ん?んんん?どこかで聞いたことがある名前。
おっ!そうだよ!そうだよ!ソースだよ!(古い)
ジェニファーってデヴィッド・リンチの娘じゃん!(笑)
「イレイザー・ヘッド」で「天国ではなんでも最高!」と歌っていたあの少女!
リンチ作品に子役で出演してたんだよね。
「ツインピークス ローラ・パーマーの日記」を書いたのも彼女。
大人になってからは確か肩にコーヒーカップのTATOO入れてた記憶が…。
と、ここまでの間がほんの数秒の話ね。
見上げるとジェニファー・リンチの紹介がされている。

鬼才デヴィッド・リンチの娘。
1993年に「ボクシング・ヘレナ」で監督デビュー。
本作は実に14年ぶりの最新作となる。

「ボクシング・ヘレナ」は観た記憶があるなあ。
確か手足を切断された女が出てきたような…。
随分昔のことだからすっかり忘れてるけど、確かに当時は「リンチの娘が監督デビュー」として鳴り物入りで宣伝されてたっけ。
映画自体をあまりよく覚えていないということは、多分あまり気に入ってなかったのかもしれないね。(笑)

そしてその最新作「サベイランス」の大きなポスターも展示されている。
「製作総指揮:デヴィッド・リンチ」
ええーーーっ!親子で作った映画だったのーーー!
リンチアンのSNAKEPIPEがこんな情報を見逃していたとは不覚!
んもお、これは一刻も早く観なければっ!

ドキドキしながら鑑賞開始。
観る前からこんなに興奮するのは本当に久しぶり。
Executive Producer  DAVID LYNCH
というクレジットを観ただけで失禁しそうになったくらい!(お下品な)

この映画、オープニング・クレジットだけでかなり怖い!
心臓がバクバクするほど映像に惹きつけられる。
これは期待できそうだ。
簡単にあらすじを書いてみようか。
「サンタ・フェの田舎町で起こった猟奇的な無差別殺人事件。
捜査に乗り出したFBIによって、殺人現場に居合わせた3人の生存者たちは、奇妙にも監視されながら事情聴取される。」(公式サイトより)

田舎町で起こる殺人事件といえば、リンチの十八番。(笑)
そしてそこに出てくるFBI、と聞けば「ツインピークス」を思い出すのも仕方ないよね。
あれだけ強い個性を持ったリンチが父親だから、影響受けて当然!
ま、前述したように幼少時代からリンチとは密接に関わってたみたいだし。
ところどころで出てくるショットも
「うわー、リンチっぽい!」
とニヤニヤしながら観てしまった。(笑)

主役を演じたのがビル・プルマン
あっ!「ロスト・ハイウェイ」に出てた俳優!
あれから13年くらい経ってるけど、それにしても太ったねー。
言われないとあの時の俳優と同じとは思えないほど。
ただし太ったおかげで(?)時々ロバート・デ・ニーロに似てたよ。(笑)

地元警察官役で出ていた「スターシップ・トゥルーパーズ」でお馴染みのマイケル・アイアンサイド
彼はジャック・ニコルソンに似てるし。
一瞬だけ観た時にはデ・ニーロとニコルソンという二大大物俳優が出演してる映画だと勘違いされそうだよね。(笑)

そして監督ジェニファー・リンチはリンチのそっくりさん、というところで
「そっくりさん大集合の映画」
とも言えそうね。(笑)

リンチ特有の「不条理世界」はあまり感じられなかったけれど、なかなか見ごたえがある作品だった。
構成も面白かったしね!
あの結末はミステリーの世界では「やってはいけないこと」になるんじゃないかね?
詳しくは書かないけど。(笑)

劇中で流れたヴァイオレント・ファムスの「Add It Up」にROCKHURRAHがノリノリ!
映画の中でもラジオから流れてくる曲に合わせて皆が「懐かしい!」と盛り上がっている。
1983年の曲とのことなので、丁度ジェニファー・リンチが思春期だった頃なんだろうね。
かなりカッコいい曲なので皆様も是非聴いてみて!
ROCKHURRAH RECORDSで販売中!(宣伝してみたよ)
シングルのジャケットに少女が写っていて、それがまたこの映画に出てくる少女みたいでつながりを感じるよね。
<ROCKHURRAHによる追記>
つながりと言えば上の写真にある気色悪いマスク男。これも実はヴァイオレント・ファムスの1stアルバム・ジャケットの土偶みたいな写真と奇妙にも似ている。この辺からも着想を得たのかもね。
<以上>

「サベイランス」は2008年ニューヨーク・シティホラー映画祭最優秀監督賞受賞、主演女優賞受賞、2008年シッチェス国際映画祭作品賞受賞らしい。
ん?2008年って2年前だよね。
どうして今年になって日本で公開されたのか不思議。
その経緯はよく分からないけど、リンチファンには嬉しい出来事だった。
今度はリンチ本人の新作を楽しみに待ちたいと思う。

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