好き好きアーツ!#45 世界アート(仮)探訪

                   


【イタリアのラ・スペコラ博物館、是非訪れたいね】

SNAKEPIPE WROTE:

今はもう社会人になってしまったので、夏休みとは縁のない生活を送っている。
お盆休みも関係なく仕事をしているし。
そこで今回はバーチャルな旅行気分で博物館巡りをしてみたよ!
百聞は一見にしかず、という言葉があるけど、画像だけ見てもやっぱりダメで、現物を自分の目で見ることが大事だと考えている。
(できれば現地で)現物を見るというのは視覚以外の情報も伴った感想を持つことになると思うから。
そうは言っても実際に世界の博物館や美術館巡りは難しいよね。
ということで、今回はもし行かれたら嬉しいな、と思う博物館特集だよ!
バーチャルだから、時間や距離やお金の束縛は一切なし。
シンプルに「ここ行ってみたい」と思う博物館を集めてみたよ!
それでは早速紹介してみようか。

Museum Of Modern Art通称MOMAはニューヨークにある現代美術館で、世界的にも有名だよね。
その名称をもじった美術館MOBAがマサチューセッツ州にあるという。
これは一体何の略語だろう?
正解はMuseum Of Bad Art
悪いアート、というより駄作と訳したほうが良さそうだよね。
無名な人が描いたり創作したトホホ系のアートばかりを展示している美術館のようで。
設立は1994年、ゴミの中から発見された一枚の絵画がきっかけになったという。
捨てられていた作品に価値を見出した、ということなんだね。
この美術館は非常に人気があって、鑑賞する側も創作する側からも支持を得ているという。
MOBAに展示される、というのが名誉になるのかどうか?
どうやら「誰かが芸術の名のもとで真面目に取り組んだ作品であること」が第一の基準であり、更に「なんてこった」というクオリティーのアートである必要があるとWikipediaに書いてあったよ。
結局映画監督のジョン・ウォーターズが提唱した(?)「バッド・テイスト」、いわゆるB級礼賛のような感じなんだろうね?
2つの作品を載せてみたけど、どうだろう。
選んだのがたまたま犬になってしまったけれど、上が「DOG」で作者不詳、左は「DOG BITES MAN」でスウェーデンのVlademar Cherが描いたもの。
一生懸命描いたけど、方向性が違っていたり、技術的に問題があるというのが良くわかるかも。
トホホな脱力系は好きなので、この美術館は楽しそうだよね!(笑)

ケンタッキー州フォートミッチェルにあるVENT HAVEN MUSEUMは世界で唯一の腹話術の人形を集めた博物館のようで。
ロゴだけ見ても、腹話術に関係していることがよくわかる。
ロゴは企業イメージだから、これで良いのだ!(笑)
博物館の中には様々なタイプの人形が並んでいるんだよね。
その数なんと800体以上!
それだけの数の人形が勢揃いしている様は、かなり不気味。
腹話術の人形を間近で見たことはないけれど、恐らく1体でもインパクトがあるんじゃないかな?
目がキョロキョロ動くことが多いし、口も開くよね。
そして可愛らしさや美しさを追求して作られていないので、余計に一般人に似ている姿なのが怖い理由なのかもしれない。
この感覚は江戸川乱歩っぽいね。
この写真のどこかに実は本物の死体が潜んでいるんだよ、みたいな感じ。
この博物館は5月から9月までの期間限定、要予約でお値段は10ドルとのこと。
ケンタッキーに行った際には、是非訪れてみたいね!

次はフランスはパリにある博物館にしてみようか。
Le Musée des vampiresはその名の通りヴァンパイア博物館なんだよね!
フランス語、読めたでしょ?(笑)
どうやらここも要予約の博物館みたいで、あまり内部の様子など詳しい情報がないんだよね。
右はHPのトップ画像なんだけど、かなりおどろおどろしい。
Jacques Sirgent という英語の教師でブラム・ストーカーの翻訳家が個人所有している持ち物が展示されているとのこと。
ブラム・ストーカーって「ドラキュラ」の作者だよね。
翻訳してて興味を持ったのか、それともドラキュラ好きだから翻訳したのか?(笑)
ゴシック様式の庭もあるそうなので、散歩も楽しめるかもしれないね。

続いてはイギリス、ロンドンに行ってみよう。
The Viktor Wynd Museum of Curiositiesの趣旨がHPに載っているんだけど、展示の仕方に工夫があるみたいなんだよね。
一般的な展示方法とは、かなりの違いがあるようで。
「奇妙な物と美しい物を平凡な場所に置く」らしい。
写真で観ると雑多な印象も受けてしまうけれど、インパクトも同時に感じるんだよね。
まるでコレクターの家に迷い込んでしまったような感覚。
好きな物を集めたは良いけど、そのまま棚や机に放置した状態に近いのかな。
そして恐らく観れば観るほどに発見がありそう。
先週のブログ「ビザール・ゴシック選手権!26回戦」で特集したゴシックだけど、この博物館の雰囲気はまさにSNAKEPIPEが思い描くゴシックそのもの。
ここもかなり気になる博物館だよね。
料金はお茶がついて£5、博物館内にカクテルバーもあるので、お酒飲みながら歓談するのも良いね!

20170827 10

最後はチェコ!
プラハにあるFranz Kafka Museum、そうフランツ・カフカ博物館ね!
2008年8月の「不条理でシュールな夏」という記事の中でSNAKEPIPEは書いている。

カフカの「変身」は、現在のSNAKEPIPEが形成されるために必要だった本として記憶している。(大げさ)

この時にもう一冊カミュの「異邦人」も取り上げていたっけ。
夏休みに読んだ本として書いていたんだね。
カフカやカミュの不条理が、 現在の趣味嗜好を形作った要素の一つであることは間違いない。
敬愛する映画監督デヴィッド・リンチもカフカに感銘を受けた一人。
現在WOWOWで放映中の「ツイン・ピークス The Return」を監督しているリンチだけど、自ら出演もしているんだよね。
FBI副長官で耳が遠い役どころ。
その副長官室にデカデカと飾られているのが、なんとカフカの肖像なんだよね。(笑)
もちろんリンチの趣味で飾っているんだろうけど、FBIとカフカの取り合わせはどうなんだろう?
事件をきっちり解決するのがFBIだと思うんだけど、カフカ要素が入ったら「謎だらけのままで良い」ということになりそうじゃない?

リンチネタになると雄弁になってしまうね。
カフカ博物館に話を戻そう。
プラハで生まれ、生活の拠点もプラハだったというカフカを記念する博物館。
きっと街の人の誇りだよね。

上の動画はカフカ博物館が制作したものなんだけど、かなりコミカルだよね。
偉人を記念する、というよりはちょっとギャグに感じてしまったSNAKEPIPEだよ!
博物館の展示はカフカの人生や当時のプラハの町並みを紹介しているらしい。
恐らく言葉が分からないと完全に理解するのは難しいだろうね。
それでもカフカが生きた時代の空気感を知ることはできるかもしれないね?
気になるのはミュージアムショップ!
右の画像、カフカの「しおり」なんだよね。
本にはさむとカフカの顔が出る仕組み。
やっぱりちょっとギャグになってる気がするなあ。(笑)
他にもカフカの顔がプリントされたTシャツも販売されているみたい。
このショップに行ってみたいなあ!

バーチャルな博物館巡り、楽しかった!
実際に行く時の予習も兼ねて(?)また企画してみようかな。

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