ロック少女のバイブル?The Runaways鑑賞

                   

【左側が映画版ランナウェイズ。右側が本物だけど区別つかないね!】

SNAKEPIPE WROTE:

美容院に行ってきた。
腰に届くくらいのストレートロングヘアを保持してきたSNAKEPIPEだけれど、ここらで思い切りイメージチェンジをしてみようと思ったのである。
いきなりイメチェンといってもどんな髪型が良いのか分からない。
参考にしてみよう、と画像検索したのがジョーン・ジェット
1982年に「アイ・ラブ・ロックンロール」をヒットさせたジョーンは、女性とは思えないほどパワフルなギタープレイに凛とした雰囲気を持つ中性的な魅力の持ち主。
「カッコ良い姐御!」
と一目見たときからファンになってしまったSNAKEPIPEなのである。

イメチェンはジョーン・ジェットみたいな狼カットにしてみてはどうか?
ん?今は狼カットって言わないの?古い?(笑)
今はウルフカットって言うのか。
なんだい、英語にしただけじゃん!(怒)
そこで久しぶりにジョーン・ジェットの画像を検索すると、なにやら若い頃の写真がいっぱい載ってる。
と、思ったらそれがジョーンに成り切って写っているクリステン・スチュワートだったのである。
なんだこれは?と調べて、ランナウェイズの映画化を知った次第。
結局髪型はやっぱり狼カットにする勇気がなくて、ただ切っただけ。
30cmくらいバッサリ切ったからイメチェンにはなったかな?(笑)

ランナウェイズとは1975年から1979年に活動していたアメリカのガールズ・ロックグループである。
ヴォーカル・シェリー・カーリー
リズムギター・ジョーン・ジェット
リードギター・リタ・フォード
ベース・ジャッキー・フォックス
ドラム・サンディ・ウエスト
5人の平均年齢16歳、というティーンエージャーばかり。
ヴォーカルのシェリーがコルセットにガーターベルトというセクシーコスチューム、大股開きで歌う大胆さが話題だったようである。
どうやら日本でも大人気だったみたい。
ランナウェイズ最大のヒット曲「チェリー・ボンブ」のシングルレコードを所持していたSNAKEPIPEだけれど、残念ながら当時の人気はほとんど知らないんだよね。

ランナウェイズの映画化を知ってから数週間経過。
なんとなく毎日落ち着かない日々が続いているため、予定を立てる余裕がなかったんだね。
計画停電で昼間の時間に電気が使えなくなった3月のある日のこと。
急遽外出を決め、ROCKHURRAHと渋谷に向かった。
映画「ザ・ランナウェイズ」は東京では渋谷PARCOにあるシネクイントだけの単館上映。
先日観た「マチェーテ」も新宿での単館上映だったけど、最近は日本映画ばかりで外国映画はあんまり上映してないのかな?
実際映画館の中に入ってびっくり。
観客が10人くらいしかいなかったんだよね。(笑)
座席を指定するタイプの映画館だったけど、これじゃ指定の意味ないよー!
それなのに前方真ん中付近は人気があったようで、10人しかいない観客の中の4人くらいが固まって座ってるのがおかしかった。
周りはガラーンとしてるのにね!
空いてる映画館は好きなので、この日に行って良かったな。(笑)

映画が始まってすぐにびっくりする。
ジョーン・ジェット役のクリステン・スチュワート、似過ぎ!
かなり意識して真似たのかもしれないけど、顔からスタイルまで全部似てるからね。
これはかなり驚きだよ!
シェリーに扮するのはダコタ・ファニング
現在17歳ってことは撮影してる時は15歳とか16歳だったんだね。
丁度ぴったりシェリーと同じ年齢で演じるとは。
それにしてもアメリカの女の子はオトナっぽいね。(笑)

映画は1975年、ジョーン・ジェットとシェリー・カーリーが15歳というところから始まる。
75年というとロンドン・パンクより1年早く、音楽シーンはまだグラム・ロックの時代ね。
グラムについて知りたい方はROCKHURRAHの記事「時に忘れられた人々【07】グラム・ロック編 side A」と「時に忘れられた人々【07】グラム・ロック編 side B」を読んで頂くと有効ですな!(笑)
シェリーはデヴィッド・リンチじゃなかった、デヴィッド・ボウイに夢中。
ジョーンはスージー・クアトロを手本にしていたらしい。
思春期だから現状に不満を感じるお年頃よね。
解るわぁ~!(笑)
自分にとってのアイドルをマネて、大人のフリを始める時期。
ジョーンはロックがやりたい!と一生懸命ギターを練習する。
ある程度弾けるようになったところで、プロデューサーのキム・フォウリーに自分の売り込み!
ここらへんが若さって素晴らしい、と思えるところ。(おばさんっぽい?)
怖い物知らずの当たって砕けろ状態なんだけど、なんとこれがすんなり受け入れられる。
更にドラムのサンディ・ウェストを紹介されて「二人でやってみろ」とのこと。
二人で練習してるところにベースが入り、ギターがもう一人参加し、とだんだんバンドっぽくなってきた。
最後にフォウリーがシェリー・カーリーのルックスを見定め、ヴォーカルに勧誘。
ランナウェイズ結成である。

それにしてもこのキム・フォウリーというプロデューサー、かなり気色悪いタイプ。
いかつい顔・体型なのにグラムっぽくしっかり化粧してるんだよね。(笑)
パンクっぽいアクセサリーも付けてたし。
本人はどんなだったんだろう、と検索して出てきたのが左の写真。
ご本人登場なんだけど、どお?
本人も音楽活動をしていて、どうやら現在も活動している模様。
こうして見るとあの映画の中でフォウリーを演じていた人はかなり忠実だったことが判明。(笑)
少女達を操って、どんどんフォウリーが思う通りの理想にバンドを近づけて行く課程はとても面白かったけど、タイプはまるでマルコム・マクラーレン
なんとなく胡散臭い、でも商才には長けてる仕掛け人的な雰囲気がそっくりだった。
「チェリー・ボンブ」を即興で作るシーンはかなりウソっぽかったな。
あんなに簡単にできた曲なんだろうか?(笑)

バンドはフォウリーの売り込みにより、メジャーデビューが決定。
どんどん上り調子になるところは観てみてワクワクした。
日本公演のシーンでは、
「よくもここまでやったもんだ」
と驚いてしまうほど、当時の日本人を再現。
ファッションや髪型をじっくり研究したんだろうね。
本当に1976年って感じだったよ。(笑)
恐らく日本公演の頃がピークだったのかもしれないね。
良い時は長く続かず、バンドはバラバラになってしまう。
シェリーだけに人気が集中することに嫉妬し、不満の声をあげるメンバー。
当のシェリーもロックスターが背負う犠牲に苦痛を感じるようになってくる。
みんなでロックをやろうよ、と最後まで言っていたのはジョーンだけだった…。

話自体は割とありきたりで、特別な展開もなく終わった。
当時の雰囲気はよく伝わってきたし、なんといってもシェリーとジョーンがよく頑張って演じてたね!


ジョーン・ジェットは15歳から現在の50代に至るまで、首尾一貫してロックをやり続けている。
雰囲気はほとんど変わっていないし、やっぱり今でもカッコいい!
画像検索している時に気になったのが上の写真。
どうやらUS Navyのヘリコプターに乗る時に撮られた写真みたい。
ジョーンは米軍支持者で軍のための演奏を行っていると書いてあった。
上のスタイルも決まってるし!
ピシッと筋を通す意志の強さに勇気と元気をもらったよ。
これからもずっと付いていくぜ、ジョーン姐さん!(笑)

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