空海と密教美術展

                   

【東京国立博物館入り口にあった看板】

SNAKEPIPE WROTE:

現在は千葉県民だけれど、その前ROCKHURRAHは京都府民だった。
京都と言えば当然のようにお寺がたくさんあるよね。
京都では、密教の総本山であり世界遺産にも登録されている東寺や弥勒菩薩で有名な広隆寺まで、自転車で行かれる距離に住んでいたとのこと。
その2つの寺にある仏像を良く拝観し、仏像の魅力にとりつかれたらしい。
更には奈良にまで足を伸ばし、かなりの仏像拝観記録を作っていたとか。(笑)
ROCKHURRAHの実物を知る人には、仏像が結びつかないかもしれないけどね!

ROCKHURRAHが京都在住だった時に、実はSNAKEPIPEも東寺や広隆寺に連れて行ってもらい国宝の仏像を拝観してるんだけどね。
普段は無口なのに、口角泡を飛ばして仏像の魅力を語るROCKHURRAHの勢いに押されたとも言えるけど?(笑)
そんなに仏教や仏像について詳しくないSNAKEPIPEですら、確かに仏像の素晴らしさは良く解った。
今まで仏教アートとして鑑賞する機会がほとんどなかったからね。
また今度京都・奈良に仏像拝観ツアーに行こうねと言っていたけれど、例の引越しのために叶わなくなってしまった。
唐招提寺東大寺にある関心があった全ての仏像が拝観できる絶好のチャンスだったんだけどね!
また何年後かにチャンスがあるかな。(笑)

そんな折、電車の中吊り広告で「空海と密教美術展」を知る。
東寺で拝観した仏像が上野の博物館で観られるとは!
叶わなかった京都旅行なので、仏像だけでも拝観しようと上野に出かけたのである。

上野駅から上野公園内を歩き、東京国立博物館の平成館に着くまでの距離長っ!
夏でもゲッタグリップの鉄板入りブーツ着用だったSNAKEPIPEはそれだけでぐったり。
聞いてみるとROCKHURRAHも疲れたと言う。
二人共、夏に弱いんだよね~!
そして会場内はかなりの人。
空海展は人気だったようで、大混雑している。
二人共、人混みに弱いんだよね~!(笑)

今回の「空海と密教美術展」は仏像に関しては
「国宝なのにこんなに近い距離で展示していいの?」
と驚いてしまうほどのサービスぶりだったけれど、その他はガラスケースに入った展示がほとんど。
そのためガラスケースの前に人だかりができ、我先にと押しのけて前に行こうとする人、観終わって次に向かいたい人などが入り乱れ、まるでパンクのライブ状態!
うわ、ゲッタグリップ履いて来て正解だったよ!(笑)
とは言っても、そのようなパンク系の行動を取っているのが高齢者の方なんだよね。
ぶつかっても謝らない、割り込みなんか当たり前って態度、どうなんだろう。
だからやっぱり「国立系」って嫌なんだよねー!(笑)
文句言うなら観に行くなって言われそうだから、ここらでやめとくか。
今日は観て来た密教美術の中で気になった美術品をご紹介してみよう。
この手の話題の時には良く書かせて頂いてることだけど、SNAKEPIPEは空海についてや仏教について全然詳しくない。
アートとして感じたことだけをブログにしているので、その点ご承知おき願いたい。

「五大力菩薩像」(金剛吼菩薩)
縦のサイズが375cmもある作品で、まずはその大きさに圧倒される。
シンメトリーの構図に赤いファイアー柄がかなり派手な作品である。
一目見た瞬間にROCKHURRAHと共に
「カッコいい!」
「欲しい!」
と言ってしまった。(笑)
タイトルにあるように、本来は菩薩5体分のそれぞれの作品があったらしいけれど、現存するのは3体分のみ。
金剛吼菩薩(左の写真)の両サイドに竜王吼菩薩と無畏十力吼菩薩が展示されていて、ものすごい迫力のある空間になっていた。
竜王吼菩薩はタイガー柄、無畏十力吼菩薩はヒョウ柄のような布を纏っているように見えたのはSNAKEPIPEだけ?(笑)
忿怒の表情を浮かべるアートにはとても興味があるので、この3つの菩薩像には目が釘付け!
ポスターあったら欲しかったなあ!(笑)

「釈迦如来および諸尊像龕」
まるで「おままごと遊び」用に作られたかのような箱入り釈迦如来セット!(笑)
ビャクダン材を使った木造の作品である。
左右に5つの仏像が縦並びに小さく配置されている。
「かわいい!」
「欲しい!」
と叫ぶSNAKEPIPE。
以前「医学と芸術展 MEDICINE AND ART」の時にも象牙製のものすごく小さな解剖模型に大反応したことがあったけれど、どうやら精巧に作られた小さな作品が好きみたいだね。
SNAKEPIPEも元は女の子。
お人形遊びした記憶が蘇るのかな。(笑)
この作品の複製があったら是非購入したいね!

「羯磨」
羯磨とは密教の修行を行う壇の四隅に置かれる宝具とのこと。
四隅に置くから、当然4つでワンセットになっているんだよね。
仏教系には芸術的な素敵な形をした宝具がたくさんあるけれど、この羯磨も素晴らしい。
どおよ、この形!
是非ともこんなアクセサリーが欲しいなあ!(笑)
ミュージアムショップに宝具の携帯ストラップは販売されてたけど、さすがにアクセサリーはなかったね。
こんなアートな形を仏教の宝具にした(当時の)デザイナーって一体誰なんだろう?
いつの日か調べてみたいな。

今回写真は載せなかったけれど、仏像もたくさん展示されていて大満足。
一体一体が360℃ぐるりと至近距離で拝観できる展示になっていて、お寺では考えられない仏像の背後にまで回ることができる仕掛け。
その見事な出来栄えに感心するばかりのSNAKEPIPEとROCKHURRAH。
「後ろにも顔があったんだ!」
「水牛とか象の後姿も良くできてる」
などと、東寺では拝観することができない部分まで鑑賞できたのは画期的な試みだったと思う。
今回の展覧会で面白かったのは、その点かな。

全部を観終わって感じたのは、やっぱり仏像はお寺に配置されてこそ仏像なんだなということ。
背景が博物館の壁では意味が違ってしまうような気がするんだよね。
仏像の切り売りみたいな感じがしちゃう。
お寺の、ちょっと薄暗い光や昔から流れている空気と匂い、などの複合的な要素と共に成り立つように思う。
ってことはやっぱり京都・奈良に行かないとダメってことだね?
また京都旅行計画するかな!(笑)

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