ビザール・マッチ選手権!32回戦

                   

20180826 top
【他にも「とほほ」なデザインがいっぱい!】

SNAKEPIPE WROTE:

今週は「ビザール・グッズ選手権」にしてみよう。
特集するのは「マッチ」!
有名な「マッチ売りの少女」や「ハイティーン・ブギ」のマッチである。(ん?)

SNAKEPIPEはマッチを擦った後の燐の匂いが好きだったなあ。
昭和の時代は喫茶店で貰ったマッチを「いかにカッコ良く使うか」に心を砕いたこともあったっけ。
あの10本くらいが横並びになっている平たい紙マッチである。
ブックマッチというのかな?
最近は昔ながらの喫茶店自体少なくなっているので、紙マッチを常備している店も少ないだろうね。
SNAKEPIPEもマッチを使うことがほとんどないよ。

今回注目したのはマッチのバッケージ・デザイン。
「とほほ」な物から目ん玉が飛び出すほどオシャレな逸品が揃っているんだよね! 
年代物のヴィンテージに面白いデザインが揃っていることは言うまでもない。
検索していて驚いたのは「MADE IN JAPAN」の商品が多いこと。
どうやら日本は1880年代からマッチの輸出を始め、20世紀初頭には世界三大マッチ生産国だったという。
海外のサイトで検索しても「レトロ・デザイン」として日本製マッチがたくさん出てくるもんね。
これですっかり謎が解けたわい。(笑)
ちなみにその三大生産国は他にアメリカとスウェーデンだって。

それでは早速ビザールな逸品を紹介していこう!
レトロ・デザインだと思っていたら現代のものだった、というのも混ざっているかもしれない。
もしそうでも逸品デザインには違いないので、良しとしよう。
選んでいたら枚数が増えてしまったので、マッチ編を2回に分けようかな。
一回目は「とほほ」シリーズをまとめてみよう!

最初からインパクトが強い逸品が登場だよ!
「BURING BOY」という商品名のようなんだけど。
こんなに燃えると強調しているんだけど、人がここまで燃えちゃいかんでしょう。
しかも少年のようだし。
このデザインをマッチに使用するのはいかがなものか?
 火遊びすると火傷をするよ、というような「戒め」なのかもしれないな。
それにしてもマクレガーさん、このパッケージを採用するのは勇気がいるだろうね。 
この絵を遊びの一種と考えて真似る子供はいなかったのかな?

続いても危ない系。
ほとんど同じ構図と題材なんだけど、左がカルカッタで作られたインド製。
右が日本製なんだよね。
ヒンドゥー教の女神カーリーをモデルにしているマッチなんだけど、本当に相当残酷な場面だよね。
女神カーリーが描かれるときには、いつでもこの状態のようだけど。
このマッチがさりげなくテーブルに置かれていたら「まじまじ」と見てしまいそう。(笑)
日本国内には出回らない輸出用だったのかもしれないね。

ヨーロッパも負けてないよ! 
ビザール・ポストカード選手権!28回戦」にも書いた、クリスマスシーズンに登場するクランプスという悪魔。
悪い子に罰を与える役割を担っているというから、背負われてる子供はきっと悪い子なんだろうね。
そしてきっと「悪い子に注意」と書かれていることから、子供が遊ばないように注意喚起が目的なのかもしれないね?
怖くて不気味な絵柄にしておけば、間違って手にすることはなかろう、というアイデアなのかな。
これで火遊びが減ったら良いね!

インド製のジョーカー・ブランドの逸品。
この絵では道化師というよりは、猿の着ぐるみを着て葉巻を更かしている中年の双子にしか見えないんだよね。(笑)
「客、笑わねえな」
「やってられねえぜ」
なんて会話しながら一服しているように見えるよ。
かなり「とほほ」で良いよね!

こちらは日本製のサーカス関係ね。
ジャグラー・マッチと書かれているし、逆立ちしてるから曲芸やってるんだろうね。
それにしてもこの三角帽とパンツ一丁の服装!
そして何かを口に加えているんだよね。
手が短過ぎて縮尺がおかしいところも注目だよ。(笑) 
これもかなり「とほほ」なデザイン!

次もどこかおかしいんだよね。
一番最初に書いたヒンドゥー教の女神カーリーなのかもしれないね。
カーリーというのは血と殺戮を好む戦いの女神だというので、残酷な姿で描かれるんだろうね。
ギリシャ神話などもそうだけど、神様なのに残酷というのが多いことに驚くよ。
カーリーと思われる人物の腕の長さが短いんだよね。
踏みつけられているライオンの前足が1本ないことにも気付いてしまった。(笑)
そして右下の小さい人物は、何を狙って剣を振りかざしているのか?
なんとも不思議なデザインだよね。

ここにもライオンが登場しているよ。
かなり年代物の雰囲気だよね。
「ライオン・マッチ」が右から書かれているし、「日本燐寸製造株式会社」の漢字も旧字体。
サーカスの曲芸なのか、細い棒の上を歩いているライオンちゃん。
顔は「いかつい」ようだけど、あまり怖くないね。(笑)
こういう脱力系は好きだよ。
NYの「BAD ART MUSEUM」に紹介したくなるね!
高い評価を受けるように思うけど?(笑)

描き始めた時は、まさかこんな出来になるとは思ってなかっただろうね。
キューピーの特徴には「カブの様にとがったひと房のヘアースタイル」や「ぽってりとしたおなか」などの他に「丸く大きく左右どちらかを見つめている目」があるらしいけれど、このキューピーはそれに当てはまらないね。 
「ちらり」と横目を使っているところに「いかがわしさ」がある。
キューピッドの役割を果たそうとして矢を放ったけれど、全然別の人に当たってしまった!
失敗したけど「見て見ぬふりしよ」と企んでいるかのような。
手の動きも、こちらを制しているように見えてきてしまう。
三井物産会社、このデザインで本当に良かったんだろうか?

スウェーデン製のこちら。
一体何がモデルなんだろうか。
左は半裸の男性で右はスカートを穿いた女性か牛?
ジャンケンして勝ったら道を通してあげる、とでも言っているように見える。
それにしても両者、目があらぬ方向を向いていてラリっているのかも?
もしかしたら何か有名な寓話がテーマになっているのかもしれないけど、両者ともに火の取扱いには不向きな感じね。(笑)

上から読んでも下から読んでも山本山のような状態を絵で表しているのかな?
昭和に生まれた人にしか「山本山」って言っても分からないかな。(笑)
TRICHURというのは南インド・ ケララ州にある地名とのこと。
こんな不思議な絵にはインド人もびっくりだよ!(笑)
またもや昭和のネタを披露してしまったね。
「MAGIC HEAD」と書かれているので、きっとマッチの燃焼時間が長いとか、火がつきやすいなどの特徴が売りだったんだろうね。
もう少し違う表現方法があったんじゃないかと思うけれど、一度見たら忘れないデザインは秀逸だね!

最後はこれで締めようか。
恐らくこれもインド製だと思うんだけど。 
あなたは一体誰?(笑)
SRINIVASA MATCH WORKSで調べてみたけれど、これといった情報が見つからない!
この人物が会社に関係する誰か、例えば社長なのか知りたかったんだけどね。
ドンと中央に鎮座し、正面を見据えるインパクトの強さったら。(笑)
もしかしたらインドでは有名な人なのかもしれないけど、何も知らないSNAKEPIPEには強烈だよ。
誰か知ってる人がいたら教えてください! 

今週はマッチのデザイン「とほほ」編をかいてみたよ。 
暑い夏を乗り切るには脱力系が一番だからね!(意味不明)
次回の「ビザール・グッズ選手権」ではカッコ良いマッチ・デザインにしてみよう。
どんなギャップが待ち受けているか?
お楽しみに!(笑)

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