ビザール・マッチ選手権!33回戦

                   

20180902 top
【ROCKHURRAH作。宇宙を漂うROCKHURRAH RECORDSマークのマッチ坊(意味不明)】

SNAKEPIPE WROTE:

先週お届けした「ビザール・マッチ選手権32回戦」 では「とほほ」なマッチ・デザインを特集した。
なんでこのデザインなのかと思う不思議な物から、見た瞬間に笑ってしまう物もあったね!
今週はコレクションしたくなるようなカッコ良いデザインを紹介していこう。 
そうなると本当はビザール・グッズじゃないんだけど、良しとするか。(笑)

20世紀初頭、日本が世界のマッチ三大生産国だった話は先週したよね?
恐らく明治・大正時代ってことになるのかな。
その時代の輸出用だっただろうと思われるデザインを載せてみよう。
うひゃー!ピストルだよ!
セックス・ピストルズもびっくりだね。(笑)
どうしてマッチにピストルなのか謎だけど、なんてカッコ良いんだろう!
その当時はグラフィック・デザイナーという呼び名じゃなかっただろうけど、考えた人はすごいよね。
明治・大正時代には、誰がデザインしていたのか興味あるよ!

ピストルのデザインとフォーマットが同じだね。
「THE LIP BRAND」という名前を付けたセンスに驚くよ。
和訳すると「唇商標」って感じなのかな?
この唇だけをアップで捉えたデザインはまるで横尾忠則!
いや、横尾忠則のほうが後になるんだよね。
左は横尾忠則デザインの画像。
唇だけをアップにして、たばこをくわえているところまで似て蝶!
SNAKEPIPEの勝手な想像だけど、家にこのマッチ箱があって、子供の頃から目にしていたとする。
その印象が強かったとしたら、デザインを考える時にふと脳裏をよぎることもあるかもしれないよね。
寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」の刊行は1967年だというから、今から50年以上前のこと。
60年代後半と考えるとサイケデリックの時代だよね。
それでもかなりインパクトがあるデザインだと思うけど、どうだろう?
SNAKEPIPEだったら思わず手に取ること間違いないよ。(笑)

2016年に東京藝術大学美術館で「驚きの明治工藝 鑑賞」に行ったことを思い出す。
明治時代の工芸品の精巧さ、美しさに目を見張ったんだよね。
輸出用の工芸品は「ザ・にっぽん」といった和風テイストを前面に打ち出していたんだよね。
右のマッチ・デザインもその流れに近いんじゃないかな。
桜をバックにアルファベットが配置されると、こんなに和洋折衷な雰囲気になるんだね!
真ん中の「S」は桜の「S」なのか?(笑)

これも「ザ・にっぽん」だね。
あえてヴィンテージを復刻したデザインがあるけど、このマッチ・デザインもそのままスカジャンの刺繍にして使えそうだよね。
鶴、亀、梅、松と「めでたさ」てんこ盛りだし。(笑)
「KOBE JAPAN DZUIGEN &Co」と書かれているので、日本製には間違いないと思うけど、人の名前とおぼしき「DZUIGEN」がよく分からないよね?
在日〇〇人、みたいな外国人がやっていた会社だったのかな。
色の美しさ、シンメトリーの安定した構図も素晴らしい。
この雰囲気も横尾忠則のポスターに近いんだよね。

世界三大マッチ生産国の一つであるスウェーデンのデザイン。
大胆な構図と色の鮮やかさ!
SNAKEPIPEが気に入ったのは、バックの色なんだよね。
ペイル・ターコイズ(#afeeee)になるのかな。
カラーコードまで書かないで良いか?(笑)
洋服や靴、バッグなどほとんど黒しか所持していないSNAKEPIPEだけど、何故かこの色に反応してしまうよ。
こんなマッチがあったら使わなくても、持ってるだけで嬉しくなる逸品だね!

中央に目が描かれたシンプルなデザイン。
どこの国で生産されていたのかは分からないけど、インパクトあるよ。
秘密結社・フリーメイソンの会員用かも、と思ってしまう。
プロビデンスの目みたいだからね!
もしくはマックス・エルンストの版画をモチーフにしたかのような。
レトロなデザインには秀逸な物が多いよね!

次はチェコスロバキアのデザインね。
とは言っても、現在はもうチェコ共和国とスロバキア共和国という2つの国になっているんだよね。
1918年から1992年まで存在した国だというので、その時代に生産されたマッチということになるよ。
ソ連型の社会主義国家だったようなので、やっぱりロシア構成主義の影響も受けていたのかな。
中央に星マークがあるところが社会主義らしいデザインだよね。
シンプルな構成と色使いが素晴らしい!
やっぱりロシア構成主義、良いなあ。

最後はこれ!
これもチェコスロバキアの物なんだけど、とっても素敵なんだよね。
特に注目したいのは色使い。
オリーブ、黒、ダークグリーンの3色で、いびつな曲線を描き、その上にもう少しで落ちそうな赤色の玉が乗っている。
「CLOVEKU」は「男」、「SLUSI VKUS」は「おしゃべり」と自動翻訳で出てきたよ。 
ということは「おしゃべりな男」?(笑)
人物を抽象的に描いたデザインだったのかもしれないね。
マッチ箱にこんなアートが展開されていたなんて、ヨーロッパはさすがだなあ!

2週に渡ってレトロなマッチ箱のデザインを特集してみたよ!
明治・大正時代の日本のデザインを発見して嬉しくなった。
「とほほ」も含めて、秀逸な物が多かったからね!
検索していて、とても楽しかった。
ビザールなデザイン、これからも探していこう! 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です