ROCKHURRAH紋章学 缶パッケージ編

20181007 top
【缶詰がアートになった有名な作品】

SNAKEPIPE WROTE:

子供の頃は魚が苦手だったSNAKEPIPE。
骨を取り出すのに苦労することと生臭さが理由だった。
そうは言っても寿司は好物だったし、例えば「さきいか」のような酒のつまみになるような食材は好んでいた。
骨が残っている状態での魚料理だけがダメだったのかもしれない。
単なるワガママか?(笑)

肉か魚か、と聞かれたら迷わず「肉!」と答えてきた。
ところが最近では脂っこい肉料理の後、具合が悪くなることがあるんだよね。
「こってり」したものが大好きだったのに、ぶ厚いステーキにも反応しなくなってきている。 
 あーあ、寄る年波には勝てないね。(笑)

こうなったら魚を美味しく食べよう!とレシピを検索するROCKHURRAH RECORDS。
和食としての魚だけではなく、洋風メニューが気になるんだよね!
もっとレパートリーを広げて、胃もたれしない料理を作りたい。
簡単で美味しくて、いつでも作れる魚料理ってあるのかな?
ツナやオイル・サーディンの缶詰を使うっていうのも手だよね!
よく海外の旅番組で、缶詰専門のお店が紹介されているのを見る。
お土産にしても良さそうな素敵なデザインがいっぱいあるんだよね。
今回の「ROCKHURRAH紋章学」は缶のパッケージ・デザインについて書いていこうかな!
オシャレなデザイン、たくさんあるんだよね。

最初に紹介するのはポルトガルのデザイン・スタジオ、Nósnalinhaによるもの。
SNAKEPIPEの好みよりは、少しファンシーだけど魚を擬人化するセンスは好きだな。
このお魚ちゃんは女の子みたいだけど、魚別でパッケージのバージョンが違うんだよね。
地域の象徴的なイメージやキャラクターの一部と一致させる魚を選んだ結果、とは缶詰メーカーであるRiscosの発言。
この子は「sardinha」なのでイワシなんだね。
女の子だからイワシ子ちゃんかな。(笑)

色が鮮やかなパッケージだけど、これもイワシの缶詰なんだよね。
赤と黄色で、かなり派手めで目を引くよ。
「AYAM BRAND」と書かれているので、マレー語圏のメーカーだということがわかる。
2007年というと今から11年前の記事「SNAKEPIPEの写真歴」に書いたことがあるけれど、SNAKEPIPEはジャワ島が好きで毎年のように旅行していたんだよね。
そのおかげでインドネシア語を含むマレー語が、多少わかるんだよ。
ちなみに「AYAM」は鶏のこと。
日本だったら金鳥、みたいなものか? (笑)
デザインしたのはマレーシアはクアラルンプールで活動しているRoyce Tee
今までマレーシアのデザイナーに触れたことはなかったかも?
アジアのデザインも注目だね!

最近、電車のトラブル多いんだよね。
ちょっとしたことですぐに電車が止まるから、ストレスの元だよ。
バスだったらどんなに楽だろうね!
おや?このバスは満員で混雑しているようだね?
よく見ると乗車しているのはお魚たち!
TATOO入れてにらみきかせてる輩もいるね。(笑)
ギューギューに詰め込まれている様子を表したという。
このデザインはロシアのBrandiziac Agencyによるもの。
ロシアときいて少し驚いてしまったSNAKEPIPE。
ユーモアがあるし、アメコミみたいな雰囲気だからね。
ナンバープレートをバーコードにして、リアウィンドウに品質表示を記載するとは、おぬしなかなかやるな!(笑)

次は、イタリアのデザイン・スタジオである nju:comunicazioneの作品を紹介してみよう。
英語だったらニューコミュニケーション、になるのかな?
イタリアときいて納得してしまう鮮やかさだよ。
こんなにカラフルな缶だったら、とっておきたくなるよね。
スーパーに並んでいたら手に取ること間違いなし!
全色揃えたら何に使おうか?
考えるだけでワクワクしちゃうよね!

同じデザイン・スタジオからもう一点紹介させてもらおう。
黒をベースにした缶詰って見たことないよ。
そこに赤と金のひょうたんみたいな形。
もしかしたら中は豆なのかもしれないね。
このパッケージも素晴らしいよね。
ちょっと和風な雰囲気もあるので、このデザインでお皿も良さそう。
イタリア、さすがにオシャレだね!

これも欲しくなる逸品! 
2016年のPENTAWARDで金賞を受賞しているデザインなんだよね。
ペントアワードとは「あらゆる形態のパッケージデザインに特化した世界で最も権威のあるコンペティション」とのこと。
ここで受賞するというのはデザイン業界で世界的に認められるってことになるんだね。
これはオランダのAnthemというスタジオの作品なんだけど、世界各国に事務所があるんだよね。
日本では品川区大崎にあるみたい。

この美しいフォルム!
尾ヒレをつけただけなのに、きっと今まで誰も考えてなかったんだよね。
きれいに洗って、小物入れにしたいな!(笑)

中に何が入っているのか謎の缶詰。
デザイナーはAlexander Ilinykhというロシア人。
当然のように書いてあるのはロシア語だね。(笑)
コンセプトはロシア軍のための缶詰らしいので、非常食っぽい内容なのかもしれないよ。
このデザイン、缶詰だけにするのもったいないなあ。
このまま持ち手つけて、マグカップにしても良さそう!
提案したくなっちゃうね。(笑)
WEBには売り込みのためにデザインを載せるようなサイトもあるので、これが実際に軍に納入されているのかは不明!
ロシア軍専用の本物だったら嬉しいな。(笑)

最後は番外編を紹介してみよう。
またオイルサーディンのオシャレな缶だと思っていたSNAKEPIPE。
色合いが美しいし、まるでコンビーフの缶みたいにクルクル丸めながら開けていく過程もユニークなデザイン。
中には魚の絵が描かれた内蓋があると思っていたら…。
なんとこれはヘミングウェイの代表作「老人と海」の絵本だったのね!
このパッケージから本が出てくるとは奇想天外!前代未聞!空前絶後!(大げさ)
デザインしたのはアメリカのグラフィックデザイナー、nina cornelison
どうやら学校の課題で、書籍の限定版をデザインしたということらしい。
ここまでキレイに作られていて、実際に販売はされていないのかな?
ヘミングウェイのファンじゃなくても、プレゼントされたら嬉しい逸品だよね!

缶パッケージもオシャレなデザインがいっぱいだったね。
次はどんなワクワクに出会えるのか、今から楽しみだよ!

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