映画の殿 第50号 Netflixドラマ編 part6

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【誰がどのドラマに出ていたか、分かるかな?】

SNAKEPIPE WROTE:

Netflix加入前には、週に2本程度の映画を鑑賞していたROCKHURRAH RECORDS。
最近はドラマ鑑賞が多くなっているんだよね。
特に韓国ドラマを好んで観るようになっているので、今まで何度も「映画の殿」で紹介しているよ。
本当は「映画」じゃないのにね?(笑)

2022年1月に「映画の殿 第49号 Netflixドラマ編 part5」を書いてから、わずか2ヶ月。
短いスパンで、またもやドラマの紹介ブログになってしまったね。
今回もシーズン1が10回程度のドラマが多かったのが理由かな。
早速紹介していこう!

最初に紹介するのは「Sweet Home -俺と世界の絶望-(原題:스위트홈 2020年)」。
ウェブ漫画のドラマ化とのこと。
今までも何度か漫画が原作のドラマを観ている気がするよ。
韓国の漫画を読んだことないけれど、かなりエグいんだろうね。
このドラマもタイトルとは裏腹の展開が待っていたし。
「Sweet Home」のあらすじとトレイラーを載せておこう。

ある日突然、残忍な怪物に姿を変えた人間たちが暴走するさまを描く。
「グリーンホーム」という古びた集合住宅の住民たちは、生死をかけて怪物と戦うことになる。
(Filmarksより)

マンションに閉じ込めれるパニック物で思い出すのは、2007年のスペイン映画「REC/レック(原題:[Rec])」や「#生きている(原題:#살아있다 2020年)」だよ。
逃げられない状況の中、なんとかピンチを乗り越えていくというのは、恐怖だもんね。
「Sweet Home」で珍しかったのは、怪物の形態が各々違っていたこと。
感染する原因も、他のホラー物とは一線を画していて、面白かった。
途中で出てきた怪物が、「地獄が呼んでいる」と同じで使い回しか?(笑)
主人公チャ・ヒョンスが、途中から急に正義の人になっていくところが腑に落ちなかったかな。
シーズン1の終わり方が思わせぶりだったので、2はあるのかもしれないね?

続いては「サンガプ屋台(原題:쌍갑포차 2020年)」。
「Sweet Home」の切羽詰まった暗い状況に疲れを感じたため、コメディ要素を含んだドラマをチョイスしたんだよね。(笑)
「サンガプ屋台」の最初は時代劇で、シリアスな雰囲気だったから選択を間違えたのかとヒヤヒヤしてしまったよ。(笑)
イントロと本編は違っていたので良かったよ。
あらすじとトレイラーは、こちら。 

この世とあの世を舞台に、人の夢に入り込むことができる不思議な屋台の女将・ウォルジュと、屋台に関わる人たちを描くファンタジックなカウンセリングドラマ。
ウォルジュは、ある目的のため、特異体質に悩む青年・ガンベをアルバイトとして雇うことになる。
(シネマトゥデイより)

時代劇の時のウォルジュは可憐な乙女だったのに、屋台の女将になった途端、品がない女になっている点がマイナス要素だったよ。
これはもしかしたら、この女優の性質なのか?(笑)
アルバイトとして雇われるガンペを演じたのは、「元カレは天才詐欺師」で主役だったソ・イングクだと勘違いしてしまったSNAKEPIPE。 
ガンペはユク・ソンジェという「トッケビ」にも出ていた俳優だったとはね! 
閻魔大王役としてヨム・ヘランが出演していて嬉しくなる。
「カウンターズ」の続きも楽しみだよね。(笑)
「サンガプ屋台」は過去と現在が交錯して、笑いあり涙ありの展開が楽しいドラマだったよ。
あんな屋台があったら行ってみたいよね。(笑)

ついに観ることを決断した「愛の不時着(사랑의 불시착 2019年)」。 
世界的にヒットしたドラマとして有名なので、「冬のソナタ」に次ぐラブ・ロマンス物だと敬遠していたんだよね。
要素の一つとしてロマンスが入るのは良いんだけど、ラブ・ストーリーになってしまうのは苦手なROCKHURRAH RECORDS。
観ていないうちから判断するのはどうだろうと思い直し、まずは1話観てみようと提案してみる。
北朝鮮を描いているシーンにも興味あったしね!

ある日、パラグライダーに乗っていた韓国の財閥令嬢が、突如竜巻に巻き込まれ、非武装地帯 (DMZ) を越境してしまい、北朝鮮 (北韓) に不時着したところを、北朝鮮の軍人に救助され、真実の愛に不時着するラブストーリー。(Wikipediaより)

あらすじにはしっかりと「ラブ・ストーリー」って書いてあるけどね。(笑)
それにしてもWikipediaの説明、これで1文とは長いっ!
SNAKEPIPEはラブの部分じゃなくて、北朝鮮の兵士と村のおばちゃん達が好きだったよ。
「耳野郎」を演じたキム・ヨンミンは、「マイ・ディア・ミスター」では社長だったのにね!(笑)
主役の北朝鮮兵士を演じたヒョンビンは、「アルハンブラ宮殿」の時にはピンとこなかったけれど、軍服姿が良く似合っていたね。
途中で「アルハンブラ宮殿」のセルフパロディが入って、笑ってしまった。(笑)

実際には北と南を簡単に行き来なんてできないだろうし、匿うなんてもっての他だよね。
自分の生死に関わるほどの重罪になるんじゃないかな。
ただ北と南の友情を描く映画は、今までに何本も観ていて、本来は同じ国で同じ民族なのに、と残念に感じるよ。
食わず嫌いにならず、観て良かったドラマだったね!

次はゾンビ物「今、私たちの学校は…(原題:지금 우리 학교는 2022年)」を観ることにした。
すでに「イカゲーム」や「地獄が呼んでいる」を超えるヒット、というニュースは耳にしていていたので、「愛の不時着」が終わって迷うことなくチョイスしたよ。
逃げられない状況下でのパニック物という点で、最初に書いた「Sweet Home」と似ているホラーになるのかな。
そしてこのドラマもウェブ漫画が原作だって。 

とある小さな町で平凡に暮らす高校生たちが、校内で突如ゾンビ化した同級生たちに襲われる恐怖と、混乱の中でむき出しになる人間の性、生き延びるために協力し合う生徒たちや人々の絆を描いている。(MOVIEWALKERより)

「今、私たちの学校は…」が、数あるゾンビ物と大きく違っているなと感じたのは、その発生起源が明確なこと。
大抵の場合は突然ゾンビが出現して、あれよあれよと言う間に感染が拡大していくパターンだからね。
ある意味では復讐ともいえるゾンビウイルス感染だけど、友人が壊れていく様を目にするのは辛いよね。
たとえ生き残ったとしても、誰かの犠牲によって生かされた記憶を持ち続けなくてはいけない。
それも残酷だよね。
このドラマですごかったのは、ゾンビたちの迫力!
あれほど多くのエキストラがゾンビとして熱演した映像作品は、他にないんじゃないかな。
シーズン2があってもおかしくないような終わり方だったけど、続きはあるのかな?

未成年裁判(原題:소년 심판 2022年)」はタイトルからして社会派ドラマだと分かるよね。
未成年による犯罪という、ちょっとスリリングな内容のドラマ。
一体どんな展開になるのか期待しながら観始めたよ。
主演のシム判事を演じたキム・ヘス(画像右上)は、「コインロッカーの女」や「グッバイ・シングル」で観ていたけれど、ここまでシリアスな顔をする女優とは知らなかったよ。
相棒になるチャ判事を「記憶の夜」や「悪人伝」で馴染みのあるキム・ムヨル(画像左上)が演じている。
画像右下は「ミセン」でオ課長を演じたイ・ソンミン、画像左下は「パラサイト」や「椿の花咲く頃」で有名なイ・ジョンウン
またあの北朝鮮ニュースのモノマネ目当てで、「パラサイト」を観てしまったSNAKEPIPEだよ。(笑)
イ・ジョンウンとヨム・ヘランは大注目女優だね!

未成年犯罪への嫌悪を抱きながら、正義と処罰に対する信念を貫く冷静沈着な少年部の判事。
その仕事は、複雑な事件と向き合い、罪を犯した若者に審判を下すこと。(Netflixより)

法に則り、裁判を行う者として感情に走ってはいけないとは頭でわかっていても、あまりに非道な未成年達を人間として扱って良いのかとすら疑問に感じてしまう。
シム判事が能面のように表情を崩さないのも、そんな感情を封じ込めるための仮面だったのかな。
日本でも同様の事件が報道されることがあり、考えさせられるドラマだったね。
それにしても一番驚いたのは、キム・ヘスとイ・ジョンウンが共に1970年生まれということ!
ドラマとは関係ないけど、びっくりだね。(笑) 

韓国ドラマの合間に観ていたのが「Qフォース(原題:Q-Force 2021年)」。
番外編として紹介しておこうかな。
これはアメリカのアニメで、タイトルにある「Q」とは「Queer(クィア)」の頭文字で、 LGBTのどれにも当てはまらない性的少数派を表す言葉だという。
一体どんな話なんだろうね? 

超優秀なゲイのエージェント率いるLGBTQのスパイ集団が、実力を証明するため大奮闘。
ウェストハリウッドから世界へ、はみ出し者の冒険が幕を開ける。(Netflixより)

最初の数話は、ハチャメチャな感じだったけれど、途中からストーリーが確立されてきて、展開が面白くなった。
設定自体が破天荒で、それだけでもユニークなんだけどね。(笑)
アメリカの、その道の方々には完全に理解できるような言い回しでも、日本人には全く分からないセリフがたくさんあって、一緒に笑えないところが残念!
SNAKEPIPEは変装名人のドラァグ・クイーン、トゥインクが好きだったよ。
なんでも肯定的にとらえるポジティブさを見習いたくなったね!(笑)
トゥインクの吹き替えをしていた福西勝也さん、本物に聞こえて感心しちゃったよ。

今回は韓国ドラマ5本と番外編のアニメ1本を紹介してみたよ! 
次はまた2ヶ月後あたりに続きを書くことになりそうだね。
次回もお楽しみに! 

映画の殿 第49号 Netflixドラマ編 part5

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【毎回表紙を作ってくれているROCKHURRAHに感謝!】

SNAKEPIPE WROTE:

2021年11月に書いた「映画の殿 第48号 Netflixドラマ編 part4」から2ヶ月が経過し、また鑑賞したドラマをまとめる時期になっているよ。
12話(13話)でシーズン1とされていた韓国ドラマが、最近は全16話など約半分の回数でシーズンを終えていることがあるんだよね。
短期間で5つのドラマを鑑賞できたのは、そういったことも理由だよ。
紹介するのは、ROCKHURRAH RECORDSが鑑賞した順番で、制作順ではないのでよろしくね!
 
最初に紹介するのは「サバイバー:60日間の大統領(原題:60일, 지정생존자 2019年)」 。
鑑賞し終わってから知ったことだけれど、どうやらこのドラマはアメリカの「サバイバー: 宿命の大統領(原題:Designated Survivor 2016-2019年)」を基にしていたらしいね。
 アメリカ版ではキーファー・サザーランドが主役を務めていたんだとか。
こちらもNetflixで観られるようなので、今度鑑賞してみようかな!

 韓国版「サバイバー」のあらすじを書いてみよう。

ヤン・ジンマン大統領の施政演説中、国会議事堂が爆弾テロで崩壊する史上初の事態が発生する。
政府要人の大多数が死亡すると、継承順位が低い環境副長官のパク・ムジンが大統領権限代行のポストに就くことになる。
政治感覚ゼロの理工系男子パク・ムジンは、果たして権限代行を無事に遂行できるのか・・・
(K-Marketより) 

続いてトレイラーね。

あらすじにあるように、ドラマの第一回目で国会議事堂が爆破されるシーンがあるんだよね。
その時点で度肝を抜かれ、目が釘付けになってしまったSNAKEPIPE。
北朝鮮のトップが似て蝶(!)だったり、アメリカとの関係など「ここまでドラマでやって良いの?」とヒヤヒヤしてしまう展開もあったよ。
政治には詳しくなくても、見応え十分なドラマだったね。
大統領代行役は「ミスティ」でコ・ヘランの旦那さんだったチ・ジニ。
人道的で思いやりのある大統領代行で、本当にこんな人が大統領だったら!と思う人が続出なはず。(笑)
「秘密の森」で形振り構わず上昇志向を見せていたイ・ジュニョクが、シリアスな役を演じていて、ギャップに驚いたよ。
どうしても最初に観たときの役柄を引きずってしまうからね。(笑)

「サバイバー:60日間の大統領」は、YouTubeの下のほうに感想を書いている英語圏の方々からも、「今まで観た韓国ドラマの中でのベスト」や「シーズン2を望む!」など高評価を受けているよ。
シーズン2がありそうな終わり方してたから、制作されるのかもしれないね?

続いての「マイネーム: 偽りと復讐(原題:마이 네임 2021年)」は長年来の友人Mから強く勧められたドラマだよ。
何故だか友人Mはヤクザ物が大好きなんだよね。(笑)
このドラマは全8話と短め。
どんな話なのかあらすじを書いてみよう。

自分の誕生日に目の前で何者かに父親を殺されたジウ。
父の死の真相解明と復讐を誓い、麻薬組織のボスの後ろ盾を受け、名前を変えて警察に潜入する。

 

まるで昭和のスポ根ドラマだよ!(笑)
韓国の女優ってすごいなあって思うよ。
俳優でも歌やダンスや演技など複数のことが出来て当たり前みたいだもんね。
ストーリーは、あらすじにあったように韓国ドラマでは定番の(?)復讐物。
実際には、警察と麻薬組織の両方に関わるなんて難しいだろうけどね。(笑)
誰が本当の味方なのか、回を追うごとに分からなくなってくるところが面白かったよ。 
「梨泰院クラス」で会長の息子を演じていたアン・ボヒョンが、熱血刑事を演じていたところにも注目だったね。
ハード・ボイルドが好きな人に、お勧めのドラマかも。

アルハンブラ宮殿の思い出(原題:알함브라 궁전의 추억 2018-2019年)」は、スペインのフランシスコ・タレガ作の名曲、「アルハンブラの思い出 (Recuerdos de la Alhambra)」から取られたタイトルだという。
ドラマの中で何度も挿入される印象的なメロディは、耳に残るよ。
舞台がスペインで、「トッケビ」のカナダに対抗してるみたいじゃない?(笑)
トレイラーが英語版しか見つからなかったのが、残念! 

ビジネスで韓国からスペインを訪れた投資会社代表。
革新的なAR(Augmented Reality、拡張現実)ゲームの暗号開発者を探す中、スペインのグラナダで、古びたホステルを運営する韓国人女性と出会う。

 

VR(Virtual Reality:仮想現実)は聞き覚えがあるし、2021年10月に訪れた「りっくんランド」でもVR体験してるんだよね。
対してARとはなんだろう?
VR(Virtual Reality:仮想現実)において、ユーザーは目を覆うヘッドセットとヘッドフォンを着用し、現実の世界を仮想の世界に完全に置き換えるが、ARは「ポケモンGO」のようにスマートフォンやタブレットの画面を使用して2つの世界を融合させる、ことだという。 
「アルハンブラ宮殿の思い出」ではスマホではなく、コンタクトレンズを装着することでゲームの世界に入っていくんだよね。
ゲームに関するシーンは、最初の頃はとても面白かった!
途中からは敵を殺しまくる主人公と、いつまでもずっと追いかけて来る死んだはずの友人(宮迫博之似)が怖くて怖くて。(笑)
現実と仮想の区別がつかなくなりそうで、日常生活にも影響が出そうだよ。
シーシュポス」で見事な銃さばきを披露していたパク・シネが、ホテル経営者でギタリストという役を演じていたね。
ゲームの世界と現実、その現実も現在と回想が入り混じって、分かりづらくなっていたのが残念かも。

前回の記事で「2021年はイカゲーム」と書いたSNAKEPIPEは、まだ続きがあるとは想像していなかったよ。 
「地獄が呼んでいる(原題:지옥 2021年)」は「新感染 ファイナル・エクスプレス(原題:부산행 2016年)」「サイコキネシス -念力-」のヨン・サンホ監督が手がけていると聞いただけで、そそられるよね!(笑)
全6話という短さも良かったのか、Netflix配信後すぐに全世界で視聴時間1位を獲得だって。
「イカゲーム」で韓国ドラマを好きになった人が、すんなりと鑑賞しやすかったのかもしれないね?
あらすじに続いてトレイラーを載せてみよう。

この世のものではない何かが突如、現れる。
この不可解な存在によって地獄行きを宣告された人間は、残酷に焼き殺される。
人々が恐怖におののく中、この現象を神の裁きだと主張する宗教団体が勢いを増していく。
しかし、一部の人は団体の活動に疑念を抱き、事件との関連性を調査し始める。
(シネマトゥデイより)

 

ある日突然、異形の存在に「おまえは5日後に死ぬ」と一方的に告げられ、予告された日に焼き殺される理不尽さ。
理由が分からないまま、恐怖の時を迎える人たち。
死を宣告された人を罪人扱いし、その情報を拡散する人。
「矢じり」と呼ばれる集団にいる、インターネット配信する人物の狂気が最も怖かったSNAKEPIPE。
 ブラックライトに照らされた蛍光色の化粧は、カルト映画「リキッド・スカイ」を思い出したけどね。(笑)
シーズン2がありそうなエンディングだったので、続きが非常に気になるよ。
あまり間を空けずに配信して欲しいね!

最後は「ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です(原題:무브 투 헤븐: 나는 유품정리사입니다 2021年)」を紹介しよう。
長年来の友人Mが「毎回号泣」と話していたので、重たい主題なのかと心配だったけれど、観始めると引き込まれてしまったSNAKEPIPEだよ!

アスペルガー症候群の青年と、これまでずっと疎遠だった彼の叔父が、ある事情から突然同居することに。
二人は遺品整理会社を経営していくなかで、故人が生前に伝え切れなかった思いを残された人に届けていく。
(シネマトゥデイより)

 

主人公ハン・グルがアスペルガー症候群というのは「サイコだけど大丈夫」の設定と同じなので、特徴についてある程度の知識を持ってから鑑賞できたよ。
ハン・グルの父親役が「サバイバー:60日間の大統領」のチ・ジニ!
大統領代行が遺品整理士になってる!とまたもやドラマを混同しながら観てしまった。(笑)
当たり前だけど、人それぞれに生きてきた歴史があることを再認識するよ。
じんわりと心に染みるドラマだね。
このドラマもシーズン2を匂わせる終わり方だったので、どうなるのか楽しみ!

現在も別のドラマを鑑賞中だよ!
また数カ月後にまとめ記事を書きたいと思っているよ。
次回をどうぞお楽しみに!(笑)

映画の殿 第48号 Netflixドラマ編 part4

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【ドラマに登場したあの顔、この顔!】

SNAKEPIPE WROTE:

ほとんど毎日、何かしらのドラマを鑑賞しているROCKHURRAH RECORDSなので、Netflixドラマ編は約3ヶ月おきに更新していることになるね。
備忘録を兼ねて、今回も韓国ドラマをまとめておこう!

まず最初に、長年来の友人Mから強力に進められた「秘密の森(原題:비밀의 숲 2017年)」 から始めよう。
2017年に、米ニューヨーク・タイムズが「国際TVドラマTOP10」に韓国ドラマで唯一選定したドラマだというから期待しちゃうよね!(笑)
まずはあらすじを書いておこうかな。 

子供時代に脳手術を受けた影響で感情を失い、理性だけで行動する冷徹で孤独な検事ファン・シモク。
日常のように目の当たりにする検察の内部不正を断ち切ろうとしていたシモクの前に、現れた第一の死体。
その後、相次ぐ第二、第三の死体。
検察の内部不正を覆い隠すために相次いで起こる殺人の中で、周りの人すべてが殺人の動機を持つ容疑者として次々と浮上する。
時には全員が犯人のように、時には全員が無実であるように感じられる…。
シモクとは対照的に、人情味あふれる性格のハン・ヨジン刑事協力のもと、シモクはだんだん犠牲者たちの共通点に気付き始める…。
(BS-TBS公式サイトより)

続いてトレイラーね。

初対面ではぎごちなくて感情表現がほとんどない検事と熱血女刑事のペアリングが、回を追うごとに良いタッグに変化していくところが良かったよ。
そして冷徹な反応で、的確に謎を解いていくファン・シモクへの信頼感が増していく。 
こういうドラマを観ていると、韓国は不正だらけなのかと思ってしまうよね。(笑) 
強く記憶に残っているのは、ハンジョ・グループの会長イ・ユンボムが、日本のヤクザと一席設けた際に発した乾杯の音頭。
花は桜木
人は武士
という謎の言葉の後、楽しそうに祝杯をあげていたところ。
この言葉は、日本のことわざのようだけど、ここで使う必要あったのかな?(笑)

「秘密の森」は目が離せない展開にハラハラさせられ、続きが気になったエキサイティングなドラマだったよ。
シーズン1が面白かったので、期待してシーズン2を観たROCKHURRAH RECORDS。
1に比べて少し地味でゆっくりしたペースで進行していたため、盛り上がりには欠けたかも。
ハン・ヨジン刑事とのタッグ・シーンが少なかったのも原因かもしれない。
ファン・シモクに、少しずつ表情が出てきたのは、良かったね!

ファン・シモクを演じているチョ・スンウのファンになったから、というわけではないけれど、たまたま同じ主演俳優が続いてしまった「シーシュポス:The Myth(原題:시지프스: the myth 2021年)」。
シーシュポスといえば、カミュの「シーシュポスの神話」だよね! 
SNAKEPIPEの高校時代、何故かこの本が課題図書になっていた。
「永遠に終わらない、というのは最も残酷なことだ」
と倫理社会の先生が話していたことを思い出すよ。(遠い目)
韓国ドラマ「シーシュポス」のあらすじとトレーラーを続けてどうぞ! 

舞台は2020年の韓国。
10年前に事故で兄を失った天才工学者ハン・テスルは、不測の事故でこの世界には「密入国者」という謎の存在が正体を隠して生きていることを知ってしまうことに。
敵なのか味方なのかも不明な彼らの秘密を明らかにし、兄の死の真実を追いかけるなかで、テスルは彼のために危険な道を遡ってきた救援者カン・ソヘに出会い……。
(シネマトゥデイより)

「秘密の森」の後に観ているため、「ファン・シモクがナンパしてる!」とか「ファン・シモクが笑った!」など、別人の設定なのにおかしな比較をしてしまったよ。
天才工学者の役も似合ってたよ、ファン・シモク! (笑)
未来からやってくるカン・ソヘを演じるパク・シネの、アクション・シーンが迫力満点。
銃を構える姿が様になっていたよ!
「シーシュポス」の印象としては、以前ROCKHURRAHが書いた「俺たちダーク村」で紹介されたドイツのドラマ「DARK」に近い雰囲気だったね。
「シーシュポス」の場合は、未来/現在/過去に、そこまでのスパンがないので、どの時点の話なのか分かりづらい時があるのが注意かな。
韓国でSFというのは珍しい気がするけど、最近はこうしたジャンルにも力を入れてるみたいだね。
廃墟の表現など、映画さながらの素晴らしい出来栄えに驚いたよ。
これからもっと発達していくジャンルになりそうだね。

続いては、2021年8月に公開されたばかりの「D.P.─脱走兵追跡官─」ね。
ドラマの中で「D.P.」は何の略かと尋ねるシーンが出てきたけれど、明確な答えは返されてなかったよ。
Deserter Pursuitの略で、日本語では「軍隊離脱者追跡」だって。
韓国は兵役義務がある国なので、実際にイジメや家庭の事情などで、軍隊を抜け出したいと思う人が多いんだとか。
デビュー作が「コインロッカーの女(原題:차이나타운 2015年)」の監督ハン・ジュニが監督を務めたという「D.P.」。 
あらすじとトレイラーを載せてみよう。 

兵役義務により入隊した青年が、軍の脱走兵を追跡する部隊に配属されることに。
任務にあたるなかで、脱走した兵士たちがそれぞれ抱える過酷な現実が見えてくる。
(Filmarksより) 

先輩後輩という上下関係がここまでとは、驚きだよね。
そうとうリアルに描かれているらしく、韓国はもちろん海外でも高い評価を受けているという。
イジメや暴力が日常化している軍隊ってどうなんだろう。
国を守るための組織なのにね?
そして主役が「刑務所のルールブック」で、兵隊を暴力で死に至らしめたとされている「悪魔のユ大尉」を演じたチョン・ヘインだったことも注目だったね。
坊主頭の兵隊役のイメージになってしまうよ。(笑)
どうやらシーズン2も予定されているというので、続きが気になるよ。

上の「D.P.」もそうなんだけど、ウェブ漫画が原作の韓国ドラマが多いんだね。
悪霊狩猟団: カウンターズ(原作:경이로운 소문 2020年)」も漫画が原作とのこと。
「シーシュポス」を観ている時から、「早く観て!」と友人Mから催促されていたドラマだよ。
あらすじはこちら。 

昼は知る人ぞ知る人気店「姉貴麺屋」の従業員、夜は悪霊と戦う特別な力を与えられたカウンターと呼ばれる人たちの活躍を描く。
幼いころに両親を事故で亡くした高校生のソ・ムンは、カウンターの一員となり、強い力を持つ悪霊と戦うことになる。
(シネマトゥデイより)

トレイラーも載せておこう。

主役の高校生を演じたのは、「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」で熱心過ぎる父親からスパルタ教育を受けていた双子の高校生だったチョ・ビョンギュ、25歳(!)。
韓国ドラマを観ていると、似た役柄を演じる俳優が多いんだけど、チョ・ビョンギュはいくつまで高校生役ができるだろうね?(笑)
「カウンターズ」で気になったのは、 「姉貴麺屋」の看板メニューである「ククス」という料理だよ。
友人Mが食べられる店を探してくれて、一緒に食べに行ったSNAKEPIPE。
とても美味しかったよ!(笑)

おそろいの赤いジャージを着て活動するカウンターズの面々は、みんな良い味出してたね。
中でも注目していたのは、治癒能力を持ったチュさんを演じたヨム・ヘラン!
「トッケビ」では「がめつい」おばさん役、「椿の花咲く頃」での弁護士役など、印象に残る名バイプレーヤーなんだよね。 
実際の年齢より老けた役までこなしていて、「カウンターズ」では会長とのロマンスも微笑ましかった。(笑)
シーズン2の制作が決定したらしいので、楽しみに待っていよう!

最後はこちら! 
世界的なヒットを記録した「イカゲーム(原題:오징어 게임 2021年)」 。
こちらも漫画が原作、更に上の「カウンターズ」と続けて観たため、ジャージつながりとなってしまった。(笑)
世界94ヶ国で1位になり、Netflixに多額の利益をもたらし、コスプレ衣装も売れたという。 
確か「ヴィンチェンツォ」が配信された時は2021年はこれ!みたいな宣伝をされていたように記憶しているけど、「イカゲーム」に奪われちゃった感じだね。
世界中の人を熱狂させたドラマのあらすじを書いておこう。

ある日謎のゲームへの招待状が、お金に困り、崖っぷちに立たされる人々の元に届く。
年齢・職業もバラバラな456人の参加者は、悲惨な現状から抜け出すべく、賞金456億ウォンを目指し、子供の頃に遊んだゲームを想起させる「命懸けのサバイバルゲーム」に挑むことに……。
謎の人物が統べる、全てが不可解な空間の中で、「だるまさんがころんだ」などを思わせるゲームに挑戦する参加者の姿が描きだされるが、子供時代に遊んだゲームと違うのは、敗者には容赦ない死が待っていること。
果たして勝ち残るのは誰か、そしてこのゲームに隠された目的とは?
(FILMAGAより)

次はどうなるの?とハラハラドキドキしながら鑑賞していたよ。
もしかしたら大金をつかめるかもしれないとしても、危険な賭けだもんね。
ちなみに456億ウォンは、日本円で約44億円だって!
ドラマ鑑賞中、「嫌なのにやらなければいけない」というような悪夢に、何度もうなされたSNAKEPIPE。
すぐ夢に出てきちゃうからね。(笑)
日本の漫画に似ている、という記事があるけれど、この2021年にあれほどの残酷描写を実写で制作した「イカゲーム」は、やっぱりすごいよ!
世界中の人が熱狂したというのは、逆に考えると怖い感じもするけどね。
こちらもシーズン2の制作は確実みたい。
次はどんな展開になるのか、待ち遠しいね!

いつの間にか韓流ドラマばかり観ているROCKHURRAH RECORDS。 (笑)
俳優層の厚さ、ストーリー展開の面白さ、撮影技術の高さなど、感心することが多いよ。
次々と新しいドラマが配信されるので、これからも見逃せないね! 

映画の殿 第47号 生きのびるために+スウィング・キッズ

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【2つ映画をミックスした画像だよ!】

SNAKEPIPE WROTE: 

今回は最近鑑賞した映画2本についての感想をまとめてみよう。

最初はカナダ、アイルランド、ルクセンブルクの3ヶ国で製作された「生きのびるために (原題:The Breadwinner 2017年)」というアニメーション映画から。
原作はデボラ・エリスのベストセラー小説とのこと。
タイトルからして命の危険がありそうだよね。
あらすじとトレイラーを載せてみよう。
 ※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

タリバン政権下、争いによって荒廃したカブールの町で、11歳のパヴァーナは、家族と小さな部屋に暮らしている。
足の悪い父は、アフガニスタンの歴史を美しい伝説になぞらえて話してくれていた。
ある日突然父親がタリバンに連行され、家族の暮らしは一変する。
タリバンは女性のみの外出を禁じているため、残された者だけではお金を稼ぐことも、食料を買いに行くこともできない。
家族のために、パヴァーナは髪を切り少年になりすまし町に出て、父親を救いだす方法を探そうと決意する。(Filmarksより)

アフガニスタンが舞台のアニメということで気になったんだよね。
主役のパヴァーナは、両親と姉、小さい弟との5人家族で、貧しい暮らしをしている。
一つのお皿で家族が米を食べているシーンで、困窮ぶりが分かるよね。
2001年のタリバン政権下というのが、人々の暮らしにどんな影響を与えていたのか知る手がかりになりそう。

あらすじにあったように、一家の大黒柱である父親が拘束されたため、パヴァーナが少年のふりをして生活を始める。
現在は変わってきているようだけど、当時の政権下では、女子には教育を受けさせず、一人での外出や買い物は禁止といった性差別がまかり通っていたんだね。
父親以外男性がいない家庭では、少女が「なりすます」しか方法がなかったのかもしれない。
隣に座っている緑のベストを着た子も、実は女の子。
「生きのびるために」かわいい少女時代を捨てざるを得ない環境なんだね。

パヴァーナが幼い弟に物語を聞かせるシーンが印象的だった。
少年が村人を救うために、象の怪物と戦うというファンタジー。
戦いに勝つためには、3つの道具を揃えなければいけないという、おとぎ話によくあるパターンかな?(笑)
ファンタジーだと思っていたのに、だんだん話が変わってくるところに驚く。
タリバン政権下に生きている少女の口から紡ぎ出された物語なんだ、と改めて気付くんだよね。

連行された父親を助けに向かう決心をするパヴァーナ。
タリバン側ではない、良い人がいることも分かって少し安心する。
国が変わればルールや常識が違うことは当たり前かもしれないけれど、この時代のタリバンはあまりに非人道的だと感じるよ。
アニメ映画は子供向けのイメージがあるけれど、「生きのびるために」は社会派なんだよね。
考えさせられる映画だったよ!

続いては韓国映画で「スウィング・キッズ (原題:스윙키즈 2018年)」。
どうやらこの映画は韓国のミュージカル「ロギス」が原作になっているとのこと。
朝鮮戦争当時に撮影された一枚の写真にヒントを得て創作された物語と聞くと、事実が基になっているみたいなんだよね。
まずはトレイラーを載せてみよう。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

捕虜たちとダンスチームを作ったらどうだ?
1951年。
朝鮮戦争当時、最大規模の巨済(コジェ)捕虜収容所。
新しく赴任した所長は収容所の対外的なイメージメイキングのために、戦争捕虜たちによるダンスチーム結成プロジェクトを計画する。
収容所で一番のトラブルメーカー:ロ・ギス、4か国語も話せる無認可の通訳士:ヤン・パンネ、生き別れた妻を捜すために有名になることを望み、愛に生きる男:カン・ビョンサム、見た目からは想像できないダンスの実力を持った栄養失調の踊り手:シャオパン、そして彼らのリーダーであり元ブロードウェイのタップダンサー:ジャクソンまで、紆余曲折の末、一堂に会した彼らの名前はスウィング・キッズ!
それぞれ異なる事情を抱えてダンスを踊ることになり、デビュー公演が目前に迫っていた。
国籍、言葉、イデオロギー、ダンスの実力、全てがちぐはぐな寄せ集めダンスチームは前途多難でしかないが・・・。(オリジナルサイトより)

主役であるロ・ギスを演じたのは、K-POPグループ「EXO」のメインヴォーカルを務めるD.O.。
韓国物は映画とドラマ、あとは料理(笑)しか知らないので、音楽関係は未知の世界よ。
ただ映画やドラマで韓国の俳優を見ていると、体は鍛えてるわ、歌も歌えるわ、演技もするわ、ダンスもするわみたいに、いくつもの技を持ってるみたいなんだよね。
ロ・ギスが見よう見まねでタップダンスを覚えていく様子は、ものすごくリアルだったよ。
この映画の出演が決まってからタップを習ったと聞いて驚くほどの腕前、いや足前?(笑)
坊主頭が似合う俳優っていうのも珍しいよね。

米軍下士官のジャクソンを演じたのは、ダンサーで俳優のジャレッド・グライムス。
この方は元々ブロードウェイで踊っていたらしいので、本物のダンサーだから、上手なのは納得だね!
映画の中では、日本人の彼女と結婚して沖縄で暮らすことが夢と語っていたっけ。
1950年代の韓国、北朝鮮、アメリカや日本の情勢を知らないと理解できないかも。
東洋人にダンスは無理、と決めつけていたジャクソンだったけれど、ダンスチームのメンバーと行動を共にするうちに見方を変えていく。
ジャクソンの指導が良かったから、ダンスチームも団結していくんだよね。

チームの紅一点、韓国語はもちろん、英語、中国語、日本語の4ヶ国語を話すことができるヤン・パンネを演じたのはパク・ヘス。
他の韓国女性に通訳の才能を知らせなかったのは、身の危険を感じたからかもしれないね。
バンドを率いてロカビリーを歌うシーンもなかなか!
そして女性ながら、他のメンバーに負けないダンス・パフォーマンスもみせる。
ヤン・パネとロ・ギスは惹かれていくけれど、それぞれ北と南に別れた国の2人。
収容所だったから出会えたんだよね。
2人の情熱を表した映像がこちら。

デヴィッド・ボウイの「モダン・ラブ」をBGMに走るシーンといえば、まっさきに思い出すのがレオス・カラックス監督の「汚れた血」だよね!
ある年代より上の人にとっては、青春時代に観た思い出の映画じゃないかな? (笑)
監督であるカン・ヒョンチョルは1974年生まれの47歳。
レオス・カラックスに感銘を受けていてもおかしくないかも。
それにしても1951年を舞台にした映画に、80年代の音楽を合わせるというセンスはすごいよね!(笑)

中国人捕虜のシャオパンを演じたのは、韓国人のキム・ミノ。
中国語を喋ってたから、訓練したのかもしれない。(笑)
シャオパンがSNAKEPIPEのツボで、非常に気に入ったんだよね!
アイズレー・ブラザーズの「シャウト」で踊りまくるシーン、保存版だよ。(笑)
書きながら気付いたけど、やっぱりSNAKEPIPEがファンになる俳優って小太り系が多いみたいね。
スペイン映画にドップリの時、ハビエル・カマラとかカルロス・アレセスという小太り系ばかり追いかけていたもんね?
キム・ミノもそれに近い感じじゃない?(笑)
これからも注目の俳優だね!

最後のメンバーはオ・ジョンセ演じるカン・ビョンサム。
乗る車を間違えてしまったため、強制収容所に来てしまったという運の悪い人物。
はぐれてしまった妻を探す目的でダンスチームに入るとは、なんとも泣かせる話だよね。
オ・ジョンセといえば、ドラマ「椿の花咲く頃」や「サイコだけど大丈夫」で、ROCKHURRAH RECORDSでは既にお馴染みの俳優。
高い演技力が話題になっているけれど、タップダンスまでこなすとは!
次はどんな役で登場してくれるのか、注目の俳優だよ。

戦争が背景にある映画は、最初から「ある心構え」をして鑑賞しているような気がする。
「ハッピーエンドにはならないだろう」という予想のため、何があってもガッカリしないように、という心構えだ。
スウィング・キッズのメンバーは北と南だけではなく、中国とアメリカという国や思想が違う人種の混合だから尚更だよね。
その時のその場所だったから出会えた5人だったけれど、違う時代にチームを組んで欲しかったよ。
みんな良い味出してるんだよね。
朝鮮戦争は現在でも終結していない事実にも改めて気付かされたし。 
未だに国が分断されているのは朝鮮半島だけなのかな?
国際情勢に疎いSNAKEPIPEなので、違っていたらごめんなさい!

今回特集した「生きのびるために」と「スウィング・キッズ」、どちらも戦争が背景にあったね。
記憶に残る印象的な映画だったよ。
これからもまたお勧め映画を特集していくので、お楽しみに!