Tag Archives: SNAKEPIPE

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【かなりブラックな印象の広告写真だよね】

SNAKEPIPE WROTE: 

3月の終わりに「マイク・ケリー展」を鑑賞して以来、とんと展覧会鑑賞にご無沙汰のROCKHURRAH RECOREDS。
これは!と思う情報に巡り合っていないんだよね。
休日は専ら引きこもることが多くなっている。
元々引きこもりが好きな2人なので、全く苦痛はないんだけど!(笑)
必然的にブログのネタはインターネット検索に頼ることになってしまう。
何かないかなあ、と検索すること2年。(うそ)
ついにSNAKEPIPEはブランド商品の紹介にたどり着く。
これは以前「収集狂時代」でLouis VittonChanelを特集したタイプの第3弾だね!
今回はGucciにしてみようか。

大きく「GUCCI」とロゴが書かれているトートバッグ。
ラバー素材だというから驚いちゃうね!
SNAKEPIPEは、子供の頃熱を出した時に氷入れてもらった枕を思い出してしまった。
最近の子供はそんなの使ってないかな?
このラバー・トートは赤、黄色、ピンクと黒の4色展開されているんだよね。
赤と黄色はかなりビビッドカラーで面白い使い方ができそうだよ。
ゴム製のバッグとは言っても、さすがはハイ・ブランド。
当然のようにお値段は$980、日本円で約10万7千円ね!
かなり大きさがあるようなので、 ショッピングバッグとして使っても良いかも。
多少食品から水が漏れても問題なしだね。(笑)

続いてもバッグ。
この編み方はまるで畳のようじゃない? 
そしてどこにも「Gucci」の文字が見当たらないんだよね。
それじゃまるで東南アジアのお土産屋で買ったみたいに見えないかしら。
ヒッピー文化を取り入れたデザインにしているというけれど、「買い物に行くお母さん」かアジアしか連想できないなあ。(笑)
お値段気になるよね?
$1,154、日本円でなんと12万6千円也!
これはちょっとショッキングな金額だよ。
どうしてもグッチじゃなければいけない理由が見つからないSNAKEPIPE。
それでもグッチャーは買うんだろうな。(笑)

これはどうだ!
エルトン・ジョンがプリントされたトートバッグだよ!(笑)
上のバッグの時に書いたように、どうやらヒッピー文化や70年代がテーマになっているコレクションの商品のようだけど、、、。
これはいかがなものか、と思うよ。
ユニクロがコラボTシャツ作ってるのと同じなのかな、と思ってしまう。
それにしてもエルトン・ジョン、最近になってホットだよね。
「キングスマン2」にも出演していて、良い味出してたし。(笑)
グッチに取り上げてもらったりして、ね?
さてエルトン・バッグのお値段は(高い店で)$5,611、日本円で約61万4千円!
ひゃー、これはちょっとぼったくりじゃないの?と言いたくなるよね。
ちなみに同じエルトン・ジョンがプリントされたTシャツもあるよ!
これは5万5千円。
買うなら揃えないとね!(笑)

昆虫バッグもインパクトあるよね。
大きな蛾は立体的に付いていて、下の3匹の昆虫はプリントになっているのかな。
持ち手がグッチお得意のバンブーだし、赤と緑のラインが入っているのでロゴがなくても「グッチだね!」と一目で分かるよ。
SNAKEPIPEは全くと言って良いほど、この手のブランドとは縁がないけれど、これくらいの知識はあるよ。(笑)
ビビッドな黄色が印象的な昆虫バッグは$5,776、日本円で約63万2千円!
このバッグだったら納得の金額だよね。
何故、エルトン・ジョンのバッグと金額変わらないのかなあ?

この毛むくじゃらの2匹は一体何?
ベロ出して笑ってるように見えるワンちゃん?
もしくはスター・ウォーズに登場するチューバッカ用のコスチューム?
これはスリッパで、真上から見たところなんだよね。
「Princetown Horsebit Slipper」と名付けれているらしい。
ヤギの毛皮を使用してグッチの目印とも言える金具が装飾品になっている。
素足で履いたら、毛が甲にサワサワしてくすぐったいかも。(笑)
気になるお値段は$1,800、日本円で約20万円!
家の中でしか着用することがない商品なので、これを購入できるのは本当のお金持ちだろうね。
履き心地を聞いてみたいよ!(笑)

最後はこちら! 
光沢のあるレザーを使用したショートブーツなんだけど、、、。
ソックスとサンダルを合わせたデザインと説明されても、SNAKEPIPEには足首からチョンパされた人形の足にしか見えないよ!(笑)
もしくは江戸川乱歩っぽく、本物の人間の足ね。
グッチというブランドも、SNAKEPIPEが考えていた「堅いブランド」というイメージとは少し違うのかもしれないね。
足首サンダルのお値段は$1,200、日本円で約13万円だよ!
スカート穿いて、素足にこの足首サンダル履いたらどうなるんだろう?
肌の色との違いがはっきりしていれば、まだおしゃれに見えるのかな。
ここまでやるなら指とか爪も描いてくれたら良かったのにね?(笑) 

2016年からアレッサンドロ・ミケーレというデザイナーに変わって、グッチのカラーが劇的に変化したらしい。
過剰な毒々しさを持つデザインを多く発表し、話題をさらっているというのは知っていた。
モデルに自分の首を持って歩かせるファッション・ショーなんて、前代未聞だよね。(笑)
人とは違うことを求めることが好きなセレブには大ウケなのかも?
驚かせるという意味では、現代アートといえるのかもしれないな。 

老舗ブランドが驚くような商品を作っている、という企画は調べていて楽しかったよ!
次回もお楽しみに!

【サバイバル・バイク使ってゾンビから身を護るとは!】

SNAKEPIPE WROTE:

2017年8月に「ゴシック」をキーワードにして、アメリカのアマゾンで購入することができるビザールな商品を紹介したことがあった。
ビザール・ゴシック選手権!26回戦」は検索したSNAKEPIPE自身も非常に楽しかったし、企画も好評だったんだよね!
今回は別のキーワードを設定して商品紹介してみようと思う。
相談したROCKHURRAHから「サバイバルはどうか」との提案があった。
何か面白い商品がヒットするかな?
早速いってみよう!

BellFyd Tactical Pen for Personal Protection and Self Defense はペンタイプでありながら、様々な機能を備えている便利グッズなんだよね!
栓抜き、カッター、ドライバー、ライトの他に、ガラスを壊すことができる機能があったり、金属をカットすることができる機能もあるという。
ガラスを割るというのは、例えば車内に閉じ込められた時に必要なのかなと想像する。
何かが起こる前に準備しておく、というのはサバイバルする上での鉄則だもんね?
ペンにしか見えないのに実は多機能、というとまるで007シリーズでQが開発するスパイグッズみたいでワクワクしちゃうよ。(笑)
このペンのお値段は日本円で約1300円。
軍用のタングステン使用のため重さが約68gだって。
少し重くても、このお値段で安心を手に入れられるなら安いかもしれないね?
残念なことに日本への配送はやっていないとのこと。
欲しかったのにね!

サバイバルに必要なものといえば、雨風を防ぐためのポンチョじゃない?
小さく畳めて軽いので、いつでも持ち運べるし。
Lightweight Rain Gear Poncho Emergency Survival Cover Shelter Norwegian Military Surplusは、約150cm☓120cmの大きさで200gの重さだって。   
緊急用のシェルターとして使用する場合には240cmまで伸ばすことが可能とも書かれているので、万が一の場合にも安心だね!(笑)
色はオリーブドラブ系のグリーン色みたいだけど、画像だと分かりづらいかな?
お値段は約1000円!
かなりお手頃だし、使い勝手良さそうだけど…。
ジャングルで着用するならまだしも、例えば通勤時に着てたら不審人物に見えないかな?
まるでスター・ウォーズに登場する砂漠の民みたいにも見えるし。
メイド・イン・ノルウェーのようなんだけど、ノルウェーではこのまま歩けるんだろうか。
ノルウェーの人に聞いてみたいよね!
ちなみにamazonのレビューは買って良かったと皆様、高評価。
日本への配送もオッケーみたいだけど、どうする?(笑)

これはサバイバルというよりは「脱走」とか「脱獄」グッズのようなんだけど?
シンプルな指輪かと思いきや、実は内側にヤスリが仕込まれているんだよね。
anders Inc Titanium Escape Ringはチタン製で、仕込まれているヤスリはステンレス製だという。
エスケープ・リングと名付けられている、こちらの商品!
なんと手錠を外すことができるのがウリのようで。 (笑)

実際に購入して練習した、という記事があったので読んでみたよ。
1時間ほどの特訓で指輪からツールを外し、手錠を外すことに成功したって。
更にこの方、数日間練習した結果、目隠しして後ろ手に手錠をかけられた状態からの解除もできた、と書いてたよ。
こんな状況になる事自体が(特に日本では)あり得ないけど、真面目に検証してるところがすごいよね。(笑)
amazonのレビューでも、夫用に買ったけどサイズが小さかったので息子にあげた、なんていう女性がいたけど。
そんなに手錠に縁があるって、 一体どんな家族なんだろうか?(笑)
お値段は約7600円。
日本への配送もオッケーとのことなので、ちょっと欲しくなったね。
ワンサイズ大きめを買うのがポイントらしいよ! 

最後はこちら!
お腹ぽってりのおっさんの、どこがサバイバルなの?
SNAKEPIPEは最初に見た時に、そう思ったんだよ。 
ところがなんと!
このお腹部分がウエストポーチなんだよね。(笑)
Dad Bag Funny packはPUレザーとキャンバス・レザーを使用したポーチで、大きさは40cm☓16cmだという。
余裕で缶が入っているから、かなり物が入りそうだよね。
サバイバル要素としては、パラコードのキーホルダーがおまけで付いていること。
それでamazonの検索に引っかかったみたいだね。
ぽっちゃりした人だ、とだけ思っていたらお腹のポーチには食料が隠されていてサバイバルできた、とか?(笑)
デザインによってお値段が約750円から1300円まであるんだよね。
金額が高いのは毛が生えてるタイプ。(笑)
お腹ぽってりポーチ、日本への配送オッケーだって。
笑いを取ることは間違いないけど、サバイバルにはどうかな?(笑)

今回は「サバイバル」をキーワードに、アメリカのamazonで販売している商品の紹介をしてみたよ!
また別のキーワードでビザール・グッズを探してみよう。
次回もお楽しみに!

20180527 top
【アルモドバル版の純愛映画かな】

SNAKEPIPE WROTE:

2017年12月に「長年の夢が叶った」として書いたのは、スペインの映画監督であるペドロ・アルモドバルの作品「セクシリア」の感想だった。
他にも未鑑賞のアルモドバル監督作品があり、チャンスの到来を待っていたSNAKEPIPE。
ついにその時が訪れたのである。(大げさ)
今回鑑賞することができたのは、「マタドール〈闘牛士〉 炎のレクイエム (原題:Matador 1986年)」。
アルモドバル監督の5作品目ということになるのかな?
スペイン映画でタイトルに闘牛が入っていると、鑑賞前に勝手なストーリーを作ってしまうんだよね。
ところがアルモドバル監督「マタドール」は、SNAKEPIPEの想像を完全に裏切る物語だった!
トレイラーを載せてみよう。
※ネタバレしていますので未鑑賞の方はご注意ください

続いてあらすじね。

殺人にエクスタシーを感じる男と女の、極限的官能を描いた作品。
現役を引退したかつての闘牛士ディエゴに、青年アンヘルは教えを受けていた。
アンヘルは男らしさを誇示しようと、一連の未解決の殺人事件の犯人は自分だと嘘をつく。
しかし本当の犯人は、闘牛士時代のスリルから殺人を繰り返していたディエゴだった。
またアンヘルを弁護した女弁護士マリアも、セックス中の異様な興奮から男を殺していた…。

SNAKEPIPEは映画鑑賞前には、先入観を持たないようにするために、あらすじを読まない派。
何の予備知識もないまま素直に観るのが好みなんだよね。
今改めてあらすじを検索してみてびっくり!
最初からネタバレしてるんだもんね。(笑)
この文章を読むだけでは、アルモドバル監督のハチャメチャぶりを伝えることにはならないだろうし?
今まで鑑賞したアルモドバル監督作品と同様に、「マタドール」もかなりイカれてて、楽しめた作品だよ!

あらすじの中にある青年アンヘルを演じたのはアントニオ・バンデラス。
アルモドバル監督作品としては「セクシリア」以来の登場になるのかな。
本職(なんだか忘れてしまった)があるのに、母親には内緒で元闘牛士ディエゴの闘牛士学校(?)に通っているアンヘル。
闘牛士になるための学校があるとは知らなかったよ!(笑)
実はアンヘルは血を見ると気絶してしまう性質があるんだよね。
それなのに闘牛士を目指すって矛盾してるよ。(笑)
「セクシリア」では犬並みの嗅覚を持つ男、という役柄だったバンデラスだけど、「マタドール」でも不思議な役どころを演じていたよ。
なんと、超能力があるんだよね!
それも映画の後半になって急に能力に目覚めてしまうところが、アルモドバル監督らしい。(笑)
その能力のおかげでラストシーンに、うまくつながっていくところがさすが!
そんなハチャメチャを至極当然とばかりに取り入れるところが秀逸だよ。
それにしても、どうしてアンヘルは自分が犯人だと嘘を吐いたのかな。
あらすじには「男らしさを誇示」するためと書いてあるけれど、 ゲイではない証明が殺人犯になること、という発想自体違うように思ってしまうよ。

元闘牛士ディエゴを演じたのはナチョ・マルチネス。
闘牛の時、牛の角で突かれたために、今でも足をひきずっている。
映画のタイトルになっている「マタドール」とは闘牛士のランクの中で最高位で、この地位になるのは、全闘牛士の中でも1割程度だという。
ディエゴは闘牛の最中に「栄誉の負傷」をしたマタドールということは、恐らく英雄として讃えられる存在なんだろうね。
そんなディエゴは、ホラー映画に性的興奮を覚え、実際に殺人に手を染めている。 
英雄が殺人犯というあり得ないような設定がされているところがポイントだね。
イタリアの俳優マルチェロ・マストロヤンニに似ているように見えたナチョ・マルチネスだけど、なんと44歳の若さで亡くなっていたよ。
アルモドバル監督作品には、「ハイヒール」にも出演しているようだけど未鑑賞!
この作品も観たいんだよね。

殺人を自白したアンヘルの弁護士マリアを演じたのはアサンプタ・セルマ。
キリッとした美人でSNAKEPIPEの好み!(笑)
こんな弁護士がいたら大人気だろうな。
ところがマリアも秘密を持っている。
性的に興奮すると相手の男性を殺してしまう癖(?)があるとは!
こちらも弁護士が殺人という矛盾設定なんだね。
映画の冒頭でマリアが殺人を犯すシーンと、闘牛学校の講義がクロスするんだよね。
闘牛の技と殺人がリンクするようなカットが秀逸!
アサンプタ・セルマはアルモドバル監督の処女作とされる「ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち」にも出演しているみたい。
これも未鑑賞なので、観たい1本なんだよね。
さっきから未鑑賞ばかりだね。(笑)

赤い服を着て中央に座っているのが、元闘牛士ディエゴの恋人でモデルのエヴァ。
エヴァ・コボという女優が演じていたね。
言われないとモデルだと分からなかったよ。(笑)
エヴァには矛盾点がないためなのか、上の3人とは関わりがあっても別種なんだね。
似た者同士のディエゴとマリアの結びつきの強さの前には太刀打ちできない。
これは性癖の問題なので、惨敗しても仕方ないだろうね。

画像中央にいる赤いシャツにヒゲの男性、アルモドバル監督ね。(笑)
またまた監督自身が登場しているよ。
どうやらファッション・デザイナーの役みたいだよ。
殺人要素を入れたファッション・ショーにするみたいだったけど?
「セクシリア」の時にも「血みどろ写真集」の撮影あったしね。
こういうブラック・ジョークが好きなんだろうね。(笑)

アンヘルの母親役はフリエタ・セラーノ。
初期のアルモドバル監督作品の常連女優で、「バチ当たり修道院の最期」ではレズビアンでヤク漬けの尼長だったね。
「神経衰弱ぎりぎりの女たち」ではアントニオ・バンデラスの母親役だったので、「マタドール」が原型だね。
「神経衰弱〜」の時には、ものすごくド派手な化粧をしているので、この画像とはまるで別人だよ。(笑)
宗教を第一に重んじ、世間体ばかりを気にする役どころ。
アルモドバル監督は宗教を取り入れることも多いよね。

モデルのエヴァの母親を演じたのはスペイン版浦辺粂子、チュス・ランブレアベ!
アルモドバル監督作品の常連で、間違っていなければ今まで8本に出演しているみたい。
これは俳優の中でのアルモドバル監督作品出演最多記録になるのかな。
決して主役にはならないけれど、印象に残る役が多いんだよね。
こんなにしっかり化粧しているチュス・ランブレアベは初めてかもしれない。

殺人を告白したアンヘルを取り調べる刑事を演じるのはユウセビオ・ポンセラ。
この刑事はゲイなんだよね。
闘牛学校に聞き込みに行った時の、視線は学生の股間に注がれていたよ。
アンヘルが自首してきた時にも、好色そうな視線だったし。
刑事の隣に写っているのはアルモドバル監督作品の常連、カルメン・マウラ。
警察関係者という設定で、なにかとアンヘルの面倒を見ていたよ。
公私混同して、アンヘルを抱きかかえたりしてたから、余程気に入ってたんだろうね。(笑)

アルモドバル監督は性の問題や宗教をテーマにした作品が得意だよね。
「マタドール」では(特殊な)性癖が最大のポイントになっていた。
SNAKEPIPEが一番初めにフェティシズムを描いた映画を観たのは、ジョン・ウォーターズ監督作品だったかもしれないな。
もしかしたらアルモドバル監督も観ていたかも?(笑)
そういえばジョン・ウォーターズ監督の「セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ (原題:Cecil B. Demented 2000年)」の中で、崇拝する映画監督の中にアルモドバル監督の名前も入っていたことを思い出す。
CULT映画ア・ラ・カルト!【06】JOHN WATERS part2」に感想をまとめていたね。
ROCKHURRAHが編集してくれたビデオがあるので、ご参照くだされ!

映画のラストで刑事以下数名が心中を止めるために奔走する。
ところがその日は皆既日食に当たる日だったんだよね。
あと一歩で2人を止められるというところで日食が始まってしまう。
全員が「あ、日食だ!」と空に目を転じた瞬間、心中が決行されてしまう。
このタイミングの絶妙さ!
「間に合わなかったけれど、2人はとても幸せそうだ」
という刑事の言葉で締めくくられ、映画は終わるのである。

三島由紀夫が「聖セバスチャンの殉教」に惹かれていたような感覚が、「マタドール」のフェティシズムに近い感じがする。
若者が痛みをこらえながら死にゆく様に「美」を見出し、憧憬を抱くのかもしれない。
苦痛や死に嘘がないところも魅力だろうと想像する。
こう考えると「マタドール」のフェティシズムも、決して理解できない種類ではないのかな?
劇中劇(映画内映画)でも愛する人の死に接するシーンがあったしね。

死に魅せられた、同じ性癖を持つ男女が惹かれ合う。
究極の愛を求め合うということは、すなわち心中になってしまうんだよね。
一般的には受け入れられないだろうけど、当人同士は真剣そのもの。
まるで大島渚監督の「愛のコリーダ」だよ。
SNAKEPIPEは、「愛のコリーダ」も「マタドール」も純愛映画だと思うな。
あえて漢字を変えるなら殉愛映画、とでも言うべきか?

32年前の映画「マタドール」、鑑賞できて嬉しかったな!

【建築の歴史が勉強できる色彩が美しいビデオ】

SNAKEPIPE WROTE:

大抵の場合、自分の好みで良し悪しを判断するSNAKEPIPE。
ブランド志向が強いわけではないので、Tシャツにブランドロゴが入ってるだけでは、なんとも思わないな。 
それでもやっぱりプロのデザイナーのデザインを見て、「さすが!」と感じることも多いんだよね。
今回の「SNAKEPIPE SHOWROOM」は建築家が手がけた家を特集してみよう。
どんな物件が登場するかな? 

最初に紹介するのは、現代アーティストが建築に関わった物件ね。
SNAKEPIPEは知らなかったけど、例えば金沢21世紀美術館などには常設展示されている作品もあるみたい。
アーティストの名前はジェームズ・タレル。 
紹介する物件は、ジェームズ・タレルの作品を中心とした造りになっているんだよね。
ジェームズ・タレルは光と空間を題材にした作品を発表しているという。
どんな感じなのか、youtubeに動画があったので載せてみよう。 

家にいながらにして、作品の鑑賞もできるとは素晴らしいよね。
この色の変化が自然に起きているとは不思議だよ。
非常にスピリチュアルな空間なので、瞑想するのにもってこいかも?(笑)

ラスベガスにあるこの物件は現MGM Resorts Internationalの会長兼CEOであるジェームズ・ミューレンのために設計されたという。 (写真①)
最小限の時間で環境に配慮して設計したのは、建築家のMarmol Radziner
ロサンゼルスとサンフランシスコに事務所を構え、65人以上の建築家やインテリアデザイナーなどを雇用しているかなりの大きな事務所のようで。
2016年には「最もホットな建築家」に選出されるほど、業界では有名な建築家なんだね。

その有名建築家と現代アーティストがコラボした物件だなんて、素晴らしいよね!
2階建ての室内には、4つのベッドルームと5つのバスルームがあるんだって。(写真④)
リビングは2階にあり、ワインセラーや劇場も完備。(写真⑤)
ハーブ菜園やフルーツ栽培などができる庭園もあると書いてあるのは、写真③の屋上部分かもしれないね?
前述したように、一番の目玉はジェームズ・タレルの作品ね。(写真⑥)
どんな状態で鑑賞するのか不明だけど、寝転んだり座禅組んだりして見上げる空。(写真②)
時間の流れ方が変わって、味わい深い人生が送れそうだね。
地下にもシアターがあり、バスケットボールのコートまであるとは驚き!

気になるお値段は?
$14.5ミリオン、日本円で約16億円也!
これくらいは覚悟してたけど、実際書いてみるとすごい金額だよね。(笑)
アート作品独り占めと思えば、お買い得かな?
ラスベガスでジャックポット出して買おうか。
もちろん掛け声は「ハローーーーーーォーーー!」だね。(ツイン・ピークス観た人だけ分かるネタ)

続いての物件はロサンゼルスにある、こちら!
「近代建築の巨匠」とされるフランク・ロイド・ライトに師事していた、ジョン・ラトナーが手がけているんだよね。 
なんて知ったように書いてしまったけど、調べてわかったことだよ。(笑)
映画「レス・ザン・ゼロ(原題:Less Than Zero 1987年)」 や、ミュージックビデオなどで使用されたことでも有名な物件なんだって。
特徴的な屋根から「Silvertop」という名前がついているよ。(写真④)
この円形が特徴的な物件は、「グーギー建築」というのかな。
ジョン・ラトナーが設計した「Googies」というカフェのスタイルが1940年頃から流行し、その様式をカフェの名前を使って「グーギー建築」とされたそうな。
まさに時代の最先端を走っていた建築家だったんだね!
確かに「古き良きアメリカ」を感じるよ。

「Silvertop」は、メイン・ハウスとゲスト・ハウスに分かれているらしい。
写真ではどこがメインなのか不明だね?
メインのほうで4,720平方フィート、約133坪の面積があり、3つのベッドルームに4つのバスルームが完備されている。
ゲストハウスにはベッドルーム、バスルーム、キッチンに加えて暗室があるんだって!
現在では写真を撮るのはデジタルになってしまったけれど、かつてはフィルムで写真を撮っていたSNAKEPIPE。
暗室付きの物件なんて聞くだけでワクワクしてくるよ!

ベッドルームにある暖炉には石が使われているのかな?(写真⑥)
バスルームは大理石なのかな。リッチだね!(写真③)
全体像が掴みきれなかったけれど、充分な広さとオシャレな設計だということは分かるよね。
この設計が1958年とは驚いてしまうよ。
こんな歴史的に見ても価値がある物件が売りに出されているなんてね!
お値段は$7.5ミリオン、日本円で約8億3千万円。
この物件にはやっぱりハリウッドで活躍する俳優に住んでもらいたいなあ!
玄関から出てくるだけでも絵になりそうだからね。(写真⑦)

まるで美術館のような物件はワインの生産で有名な、カリフォルニア州ナパ・バレーにあるという。 
広大な風景にポツンと建っているので、アメリカの景色とは思っていなかったよ。
この設計を手掛けたのはStanley Saitowitzという南アフリカ出身の建築家。
現在はサンフランシスコに事務所を構えているようだね。 

逆さにした「T」の文字を2つ、つなげたような設計なんだよね。
まるでコンテナを透明にして組み合わせたような感じ。(写真①)
倉庫のようなガランとした空間に憧れを持っているSNAKEPIPEには、たまらなく魅力的に感じるよ!(笑)
中央には中庭もあるようで、家庭菜園ができそうだよ!(写真③)
ナパ・バレーだったらブドウ栽培かな?
周りに見えるのが自然の風景だけ、という環境はストレスフリーだろうね。

ガラスの壁は動かせるようで、仕切ったり開放したり、空間の調整が自在だという。
そう説明されても、どの写真のどの部分なのかよく分からないよ。(笑)
百聞は一見にしかず。
早速問い合わせて見学させてもらおう!(うそ)

最後はルーマニアの物件ね!
これはRazvan Barsan + Partnersの建築なんだけど、他の作品をみていて驚いた。
ドイツのバウハウス・ミュージアムやヘルシンキのグッゲンハイム美術館の設計もやってるんだよね!
2番目に紹介した「Silvertop」に雰囲気が近いかな?

また丸いデザインを選んでしまったよ。
きっと何かがSNAKEPIPEを刺激するに違いない。(笑)

2013年7月の「SNAKEPIPE SHOWROOM 物件6」に書いていた文章なんだけど、今回も丸いデザインを2つもチョイスしてしまったことに気付く。
もしかしたら円盤に乗ってた過去でもあるのかなあ?(笑)

 生きた化石とされるオウムガイのフォルムからインスパイアされたデザインは、SFのイメージだよね。(写真②)
1階部分にはプールがぐるりと囲んでいるね。(写真③)
このプールで泳ぎ続けていたら、一体何m泳いだのか分からないよ。(笑)
室内の写真がなかったんだけど、温室やエンターテインメント・ルームなどがあるらしい。
エンターテインメント・ルームってなんだろうね。
ミラーボールが回っているステージとか?
この発想が古い?(笑)

SNAKEPIPEが持っているルーマニアのイメージと、 Razvan Barsan + Partnersの建築があまりにもかけ離れているんだよね。
ルーマニアといえばトランシルヴァニア、ドラキュラ伯爵のブラン城を思い浮かべてしまう。
宗教色が強くて、中世の建物に今でも住んでいるって勝手に想像してたからね。
それがこんなにモダンでカッコ良い建築があるなんてね!
 Razvan Barsan + PartnersのHPには、たくさんの作品が載っていて、観ているだけでも楽しかったよ。
SNAKEPIPEが家を建てる時は、Razvan Barsan + Partnersに設計を依頼しようっと。(笑)

久しぶりの「SNAKEPIPE SHOWROOM」 は、また新しい発見があって楽しかったね。
「グーギー建築」なんて言葉も初めて知って、勉強になったし。(笑)
例えば「ルネッサンス様式」とか「アール・ヌーヴォー」のような美術との関わりがある建築様式は知っているつもりだけどね。
次回は建築様式にスポットを当てて、物件検索するのも面白いかもしれないな!