SNAKEPIPE、九州初上陸!

showa.jpg【サンハウスがかつて活躍していた天神ライブハウスの草分け】

SNAKEPIPE WROTE:

ROCKHURRAHが9月6日から12日までを
「買い付けのため一時休業」
とショップのページに書いていたようであるが、実際のところは
「遅い夏休みを故郷で取るため」
というのが正しい言い方ではないか、と感じていたSNAKEPIPE。
と、いうことで今回のブログは、な、なんと初めて自宅からではなく博多は天神にあるインターネットカフェにて書いているところである。
題して「出張ブログ」というところか。(笑)
初めて入ったネットカフェにやや興奮気味のSNAKEPIPE!
いろんなサービスが充実してるのねっ!
こりゃ「ネットカフェ難民」も増えるはずだわい。(笑)

6日からの日程で初めての九州を満喫している。
いろいろな場所に行き、様々なエピソードや写真があるのだが、今は途中経過、次週以降に書いていきたいと思う。

今回は「これが博多だ!」と分かるものを探していたら見つけたライブハウスの写真。
ここはかつて、70年代にサンハウスをはじめ、福岡出身の著名ミュージシャンが拠点としていた伝説のライブハウスらしい。
いわゆる「めんたいロック」と呼ばれるバンドの登竜門となった場所でもあるとのこと。
現在のところはよく分からないけどね!(笑)

ということで、次週のブログを待て!

フラッシュ見えてましゅ?

【元祖!1992年ヴァージョンの若いフレッド様】

SNAKEPIPE WROTE:

先週「俺、キレイ?」と題したブログを書き、その際ROCKHURRAHに化粧男CMを作ってもらいアップしたのだが、定期購読して頂いているファンの方(笑)から
「CMが見られない」とのご意見を頂戴した。
これはもしやフラッシュが見られない設定になっているのかも?
実際にご自宅に伺ってパソコンを見せてもらっていないので、詳しくは分からないが。
ましてやSNAKEPIPEはその道のプロではないしね!
実はrockhurrah.comではかなりフラッシュを多用していて、先週のCM然り、このブログ右下部分にはとってもキュートな「PUNK DOGちゃん」が住んでいるのだが、それも見られないとなると設定かな?(ROCKHURRAH註:今は住んでません)
もしくは最新のフラッシュプレイヤーに変更されていないとか?フラッシュによって作られたファイルを閲覧するには、Webブラウザに専用のプラグイン「Flash Player」をインストールしておく必要がある、とのこと。
Flash Playerが入っているのかどうか分からない?
Internet Explorerの場合なら(IE6)ツール⇒アドオンの管理でShockwave Flash Objectが有効になっているかを確認。Flash Playerが入っているのにも関わらず「フラッシュが見られない場合」の解決策として出てきたのが以下の文章。まず、フラッシュプレイヤーのアンインストールを行います。
その為のアンインストーラーはアドビのWeb Playerのサイトにあります。
後はそれを実行して、改めて最新のFlash Playerをインストールすれば解決です。とのこと。
これはどうやら元々フラッシュを作っていたのがMacromedia社だったが、現在はAdobe社に買収されたため、以前インストールされていたFlash Playerが使えない、といった可能性があるのでは?(笑)推測だけどね!
ま、お試しあれ!(笑)

あともう一つの方法としてはInternet Explorer以外のブラウザを使ってみる、とか?
自分で一番使い易いタイプのブラウザを検証するのも楽しいかもしれない。
ROCKHURRAHは、なんと8つもブラウザ入れてる、と豪語している。
ブラウザ・オタクか?(笑)
ちなみに実験のためにROCKHURRAHお気に入りのブラウザSeaMonkeyのWindows版をダウンロードしてみたら最初からいっぱいのプラグインが入ってた!簡単&お得?!

RIGHT SAID FRED」の「I'M TOO SEXY」が、な、なんと2007年ヴァージョンとして蘇ってるらしい!
この曲はかれこれ15年前、冬のニューヨークで初めて耳にしたもの。
MTVで見て一瞬にして心を奪われ、度肝を抜かれたSNAKEPIPE!
あの時の衝撃は忘れられない。(笑)
それにしても2007年ヴァージョンはかつての1992年モノとそう大した差がないけれど、
「よーやるわ!」
って感じでやっぱり好き。(笑)
よろしかったら15年の月日の違いをご覧下され!

俺、キレイ?

【ROCKHURRAH制作の傑作プロモ。必見!】
SNAKEPIPE WROTE:

笑っていいとも増刊号」で「美人ニューハーフ特集」を見てしまった。(笑)
化粧をしている男といえばニューハーフの方を一番に思い浮かべてしまうが、日本では伝統的に歌舞伎なども含めて
「男性が化粧をする」
ということに歴史的に違和感を持たない国ではないだろうか。
伝統芸能には詳しくないので詳細は割愛。(笑)
一体ロックの世界ではどうだろうか。(小林克也風)一番初めに化粧をした男性ロックアーティストって誰なんだろう。
ROCKHURRAHに聞いてみたけれど
「はっきり言えないけど、グラム・ロック辺りからじゃないの」
との返事。
グラム系アーティストでの化粧男代表といえば、やっぱりこの人DAVID BOWIEでしょう!
中性的な魅力やキレイさをよりアピールするためにお化粧したのかしらん。
ナルシスト魂がそうさせるのかもしれない。
もっとも、アーティストはほとんどみんなナルシストで見せたがりの人種とも言えるけど。(笑)

グラム・ロックの後、いよいよパンク・ロック登場。
パンクで化粧をした人、と言えばDAMNEDのヴォーカルDAVE VANIANだろうか。
意外と本場ロンドン・パンクシーンでは男性は化粧していなかった模様。
日本では少し遅れて80年代にパンクが盛り上がっていて、そのときにはかなりの人数の「化粧男」が登場している。(笑)
代表はやっぱりこの人、STALIN遠藤ミチロウに決定!
他にも当時のバンドの中にはウイラード有頂天などたくさんの化粧男がいたものだった。

パンクといえばポジパンも忘れてはならないジャンル。
こちらは「目立つための化粧」というよりは「病気に見せるための化粧」といった雰囲気。
こちらの代表はSEX GANG CHILDRENあたりか。(笑)

パンクの次は化粧男の宝庫、ニューロマンティクス
ここの時代はほとんどみんな化粧していたけれど、やっぱり代表はCULTURE CLUBのBOY GEORGEだろうか。
今の日本のビジュアル系と呼ばれるバンドの系譜はここですな。

さてお次はサイコビリー
このジャンルも上述のポジパンと同じで「キレイに見せる」ための化粧ではなく病的な化粧が多い。
サイコビリーに詳しいROCKHURRAHに聞いてみると
「ホラー映画が元になっているから」
とのこと。
ゾンビ化粧、ということらしい。(笑)

音楽と化粧、ということになるとまた違う角度からいろいろ考察できて面白い。
音楽の歴史の勉強にもなったりして。(笑)

話だけでは理解できない、という方のために「音楽系化粧男CM」をROCKHURRAHに作ってもらった。
上の画像をクリックしてご覧下さいませ!
参考になるだろうか。
なーんて一番楽しんでるのがSNAKEPIPE自身なんだけどね!(笑)

急いで口で吸え

cramps.jpg【本文とは関係ないが毒つながりでCRAMPS、中央がPOISON IVY姐さん】

ROCKHURRAH WROTE:

金曜の夜から何だかよくわからない毒虫に刺されたようで手首のところが赤くぽっこり腫れてしまった。パッと見は単なる蚊に刺された跡みたいだが、だんだんと痛みが出てきて意外な程に治りが悪い。ということで急遽虫さされに効くというステロイド系軟膏を買って来て手首に塗ってみたがかなりベタベタして バンドエイドもうまく貼れない。仕方がないのでその上からリストバンド(アナーキー・マーク)をつけて、部屋でもしっかりパンクなROCKHURRAHである。

毒と言えば我がROCKHURRAH RECORDSのアパレル部門BINARY ARMYの出す商品も全て毒草の名前が付いていたりする。人を死に至らしめる程の猛毒もあればちょっとお腹が痛くなる程度のかわいいものもあって玉石混交だが(笑)、世の中には案外「毒愛好家」というのがいるようでそういう本も色々出ていたり、研究してるようなサイトも見かける。単なる趣味ではなく実用として必要に駆られて研究してるような人とは知り合いになりたくはないが。

日常生活で毒は身近なものではないが、ミステリーの世界では今でもかなりポピュラーなものだったりするのだろうか。

実はそんな風にはあまり見えないがROCKHURRAHは子供の頃より、探偵小説の大ファンであり、かなりの読書量を誇っていた。推理小説でもミステリーでもなく日本の(主に戦前の)探偵小説という、かなり限定されたジャンルのみのファンで、逆にそこだけ好きって人も珍しいんじゃなかろうか。最初は江戸川乱歩、横溝正史に始まってどんどんディープな作家にハマッて行ったあの頃が懐かしい。小栗虫太郎夢野久作久生十蘭浜尾四郎香山滋橘外男、探偵小説とは違うが国枝史郎、戦前ではないが中井英夫などなど、絶版文庫を探して古本屋を探し回ったり、かなりの苦労をして少しずつ本を手に入れてた。ネットが普及して何でも情報仕入れられて復刻もバンバン出てる現代とは状況が全然違うからね。

これらの探偵小説の中でも特別に大好きなのがやはり三つ子の魂百までという事なのだろうか、最も読み漁った江戸川乱歩の通俗的で子供っぽい殺人遊戯の世界。
そして「黒死館殺人事件」で知られる孤高の変な作風の難解作家、小栗虫太郎。
最後はやはりROCKHURRAHの故郷福岡が生んだ大作家、「ドグラマグラ」で有名な夢野久作。この三人が今のROCKHURRAHに影響を与えた作家だろうと思える。

番外編で国枝史郎。これは探偵小説ではなくて伝奇小説と呼ばれるジャンルで孤高だった作家で「神州纐纈城」が有名。登場人物といい舞台設定といいかなり異端で素晴らしい世界。読んでない人には意味不明だろうが「纐纈城主、最高!」と思ってしまう。興味のある方は是非読んで欲しい。

今では本もあまり読まなくなって当時に熱狂していた探偵小説の事も忘れてしまっているが、また暇があれば何度でも読み返してみたいなと思える。

あれ、毒の事から始まって古今東西の毒を扱ったミステリーの話に展開するつもりがあまり関係ない話になってしまった。上記の好きな作家群の作品でもそこまで毒殺で印象的なものはなさそうだ。「黒死館殺人事件」くらい?まあいいか。

ちなみにタイトルは桑原茂一、小林克也、伊武雅刀によるスネークマンショーのアルバム・タイトル。実際には毒を口で吸い出したら危なそうだけんども。