SNAKEPIPEの九州旅行記 2012

20120909_top2【虹の松原で撮影した写真を加工してみたよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

本当はもっと涼しくなってから出かけたかったけれど、約2年ぶりに本州を離れることになった。
前回ROCKHURRAHの故郷である九州に帰省したのが2010年11月。
そんなに月日が経っていたとは、調べてみるまで気付かなかったよ!
前回の長崎~軍艦島の場合は綿密な計画を立てたり、チケットを手配する必要があったけれど、今年の旅は博多近辺をウロウロしよう、としか決めなかった。
ほとんど何の計画も立てないまま東京駅に向かったのである。

東京駅で弁当やらビールを買い込み、新幹線に乗り込んだ。
飛行機で行ったほうが速いし、チケットも安いことは知っているけれど、新幹線のほうが旅らしさを満喫できる気がする。
風景を眺めながらの食事はおいしいし、眠ったりしながら5時間近くをゆったりと過ごす。
博多に着いたのは午後15時近くだった。

福岡で行きたい所は、前回も行ったミリタリーショップ、WIP
2010年12月のブログ、SNAKEPIPEの九州旅行記 part2には、WIP店頭にあった自動販売機の写真を載せてるよね!
何か目的があるわけではなかったけれど、店内を物色したかったROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
ところが残念なことに、店の移転のために商品を移動しているとこのことで、店内に入ることすらできなかったんだよね!
うーん、せっかく行ったのになあ。
次回の福岡の時には新店舗で買い物できるかな?
お昼には遅く、晩御飯には早い時間にめんくいやで腹ごしらえをする。
今回の旅行中食べたとんこつラーメンでは、ナンバーワンの味かな。
美のカリスマIKKOさんと大杉漣のサインがあってビックリ。(笑)
ストレートな麺はあくまでも細いけれどもコシがあるし、スープのトンコツ味はこってりし過ぎることもなく、程良いトロミで麺によく絡む。
一緒に注文した焼きめしも、チャーシューのしっかりした味がアクセントになっていてクセになりそう!
お腹も落ち着いたので、その後ミリタリーショップ・リベンジということでSWATへ。
SWATって置いてあるものは良いんだけど、店の奥のほうで店員がくっちゃべってるのが嫌な感じなんだよね。
今回は何の買い物もせずにホテルに帰る。

20120919_01このホテルの机の引き出しで見つけたのが「博多明太子物語」という、ふくや創立に関する漫画本!
恐らく九州の人なら「明太子はふくや」と答えると思うけれど、違う地方の人だとパッとは出てこない店名だと思う。
SNAKEPIPEも明太子は以前から大好きだったけれど、九州もんのROCKHURRAHに教えてもらうまで、ふくやの存在は知らなかったからね!
さすがに天神近辺のホテルは、こんな非売品の漫画を聖書の代わりに置いてるんだね!
創業者・川原俊夫の生涯と、ふくや・明太子の歴史がよく解る内容で、タメになるね。
帰宅してから調べてみると、ふくやのHPから電子ブック形式でダウンロードして読めることがわかったよ。
明太子好き、ふくやファンなら絶対読むべし! fの秘密に迫れるかも?(大げさ)

翌日は近場でどこかに出かけよう、ということで「虹の松原」に向かう。
日本三大松原の一つとのことだけど、なんで「虹」なんだろうね?
各駅停車で約1時間。
中心地・天神から地下鉄に乗って、たったの1時間でみるみる景色が変わっていって、連なる山々や海が目の前に広がるとは驚き!
日曜日の昼間なのに、電車もガラガラでとても快適だった。
SNAKEPIPEは初めて佐賀県に足を踏み入れたよ!(笑)

一応は観光名所、ということになっている「虹の松原」だけど、駅は無人駅、駅前にはコンビニもなし!
更に標識やら地図も一切なし!
駅前から続くのは車道だけで、両サイドには松林が広がるだけ!
国有林みたいなんだけど、恐らく誰も手入れしていない自然のままの松が広がる。
全然歴史やら経緯を調べないままに出かけたけど、一体何本の松があるんだろうというくらい、見事な松林。
歩道がないため、車道の脇を歩くこと20分。
松林の中を通って脇道に入ることにする。
やっとここで松原に関する看板を見つけ、虹の松原七不思議を知る。
なんで豊臣秀吉が出てくるんだろう?(笑)
脇道をずんずんと進んで行くと…眼前には海がっ!
誰もいない、玄界灘。
遠くにはいくつもの島が見え、右や左にはホテルらしき建物もある。
「虹の松原」駅というのは、観光客が降りる駅と駅の間みたいだね。
地の果てに来たような錯覚を起こさせる殺風景さは非常に好みで、ROCKHURRAHとSNAKEPIPEは大喜びした。(笑)
人っ子一人いない海を完全にプライベートで所有したような気分。
ここまで人がいない状態は、恐らく関東近辺では難しいだろうね?

海を眺めた後、来た道を駅まで戻ることにする。
再び車道脇を歩いていると、なにやら迷彩柄が目に入る。
車道脇の空き地を利用して、ラックにミリタリー服をかけているサングラスの人物がいるではないか。
「これは売り物なんですか?」
ROCKHURRAHが声をかける。
「そうですよ~!自分の服自慢じゃないですから!見て行ってください」
日に焼けたサングラスの人物がハスキーボイスで答える。
「女房から呆れられてる、趣味の一つでね~。副業ですよ~」
などと聞いてもいないのにペラペラ喋る。
ちょっと胡散臭くない?(笑)
前日は移転のためにWIPで商品を見ることができなかったのに、虹の松原くんだりで移動ミリタリーショップに出くわすとは!
ROCKHURRAH歩けばミリタリーに出会う、って感じか。(笑)
こんな偶然の出会いはなかなかないので、本当は記念に何か商品を買って帰りたかったけれど、コレ!というものがなかった。
またどこかで会ってみたい人物だね!

博多に戻って、お腹が空いたので入ったのがうどん屋ウエスト
この店の噂は以前よりROCKHURRAHから、チェーン店だけどうまいと聞いていて、一度食べてみたかったのである。
たかがうどん、されどうどん、である。(意味不明)
2007年9月に九州地方を旅行した際に立ち寄った、山口県の秋芳洞。
その際食べた下関駅の立ち食いうどんのおいしかったこと!
関東地方とはダシの取り方、醤油の使い方の違いを知ったんだよね。
それ以来、自分でうどんを作る時にもなるべく醤油を使わないように心がけているSNAKEPIPE。
ヒガシマルのうどんのスープみたい、といえば関東との違いが判り易いかな?
ウエストのダシもやっぱりヒガシマル状態、麺はツルッとしていてモチモチ!
九州らしく丸天うどんにしてみたんだけど、これで480円とは嬉しいね。
チェーン店だから、どうやら千葉県内にも出店しているようだけど、家の近所にはなさそうだなあ。
また食べたいうどんだよ!(笑)

今回の旅行は期間が短かかったので、遠くに出かけたり特別なイベントはなかったけれど、福岡県民の日常を少し体験できた感じかな。
天神近くの町の快適さを知ったことも収穫だった。
あの辺りなら住んでみたいなあ!
ROCKHURRAHが見つけてくれた、普段ならちょっとお高めで手が出せないクラスのホテルのトライアル・ステイも良かった。
また行くけんね、福岡!(笑)

逸品制作日誌 レザーベスト

20120902_top【制作したベスト(私用】

SNAKEPIPE WROTE:

前回逸品制作日誌を書いたのはいつだったろうか。
調べてみると既に約2年も前のことだと判った。
それまでの間、全く制作をしていなかったわけではないのだけれど、記事にできるモノは作っていなかったかも。(笑)

今回珍しく一枚の革から制作してみようと思ったのがベスト。
実はSNAKEPIPE、ベストが前から大好きなんだよね。
カメラマンベストとでもいうのか、ポケットが前面にたくさん付いているタイプ、ミリタリータイプ、スーツの三つ揃いにあるようなドレスアップタイプ、ウエスタンで使うようなフリンジの革タイプなど様々なタイプを所持している。
それぞれ用途が違うけれど、昔から集めるのが大好き!
そういえばウサギの毛皮とレザーでも作ったっけ。
あの時は細かい毛が目やら鼻やら口に入って、それはそれは大変だったなあ。
仕方なく、頭にタオル、メガネ・マスクなどを使用して、ハタからみたら変な人状態で制作したものさ。(笑)

今回の制作はそんな苦労はほとんどなくて、レザーと裏地を裁断して縫製するという従来の方法。
苦労したとおいえば革のどの部分をどんな風に使うか、という程度。
制作時間おおそ20時間。
最近の中では短いね。

今までのSNAKEPIPEだったら大好きなジッパーを使ったはずだけれど、今回は珍しく前立て部分にボタンを使ってみた。
なんと、ボタンホール手作りよ!
本当はミシンで作るボタンホールに挑戦したかったけれど、何故だか何度やってもうまくいかない。
レザーと裏地の関係なのかもしれない。
仕方ないので、ボタンホールは手縫いで対応!
ここまでくると根性だね。(笑)

レザーはリザードのような型押しがされていて、実は濃い焦げ茶色なんだよね。
ちょっとオシャレな感じね!
前面に4つポケットを配置して、簡単な物なら収納可能、更に裏にも隠しポケットを作ってみた。
レディスの洋服には内ポケットがほとんどないので、自分で作るしかないんだよね。
あると便利なのに、なんで作らないんだろ?

そうして出来上がった逸品。
これからの季節に活躍しそうだよね。
楽しみ、楽しみ!

誰がCOVERやねん3+

20120826_top【SNAKEPIPEが捏造してくれた文字通りのカヴァー・ガールズ】

ROCKHURRAH WROTE:

今回はROCKHURRAHのブログでは初となるコラボ企画を急に思いついたので、それについて書いてみよう。
世の中にいくらでも存在するので苦しい時のネタとしては便利なカヴァー・ヴァージョン企画である「誰がCOVERやねん」と、女性ミュージシャンばかりを執拗につけ狙った「Naonシャッフル」との豪華コラボレーションだ。
つまり、女性ミュージシャンの歌うカヴァー・ヴァージョン特集というわけ。
「思いついた」とか言う割には陳腐。 どこにでもありそう?
まあ取り上げるミュージシャンがひと味違うから、誰もが想像するような記事にはならないはず。

検索とかでこのページに辿り着いて、そもそもROCKHURRAHが何なのかもわからない方々にとっては意味不明だろうが、そんな企画も過去に何度かやっておったとです。
いつまでも暑いし頭もボケてるし、有無を言わさず始めようか。

Family Fodder / Sunday Girl

ファミリー・フォーダーは1979年にデビューした英国のバンドなんだが、音楽雑誌などであまり取り上げられる事がなかったので、実は書いてるROCKHURRAHもよくわからん謎のバンドだ。
大体Fodderをフォーダーと発音するらしいって事も今、調べて初めて知ったよ(←バカ)。
ROCKHURRAHは81年に出た彼らの「Greatest Hits(というほどヒットしていたとは思えないが)」を持っていた。
アクサク・マブールで有名なベルギーのクラムド・ディスクから出ていたなあ。
このレーベルはきれいでそそられるジャケットが多かった割には個人的に素通りしてきたバンドが多く、どちらかというとROCKHURRAHとは疎遠なレーベルだった。同じベルギーのクレプスキュールとかもやや苦手だったもんな。
このアルバムも割とカラフルなジャケットで目立っていた事と、ミュージシャンのクレジットにディス・ヒートやスリッツのメンバーなどが混じっていたから、予備知識もなく興味本位で買ったに過ぎない。しかしジャケット買いが好みにピッタンコの音楽で大当たりだったのは嬉しかった。

曲によって全然構成が違うので傾向も読めないんだが、かつてのプログレッシブ・ロックの一流派、カンタベリー・ミュージックを思わせるような部分もあり、時にちょっとアヴァンギャルド、時にメロディアスでポップな部分もある。
どちらかというとロックを解体してチープに再構成したような曲が多く、確かに初期ニュー・ウェイブはこういう路線が多かったなあ。女性ヴォーカルの素人っぽい歌い方も時代に合ってていい感じ。
おっと、話が逸れてしまったがファミリー・フォーダーはこのクラムド・ディスクからはたまたま出しただけのようで、英国のフレッシュ・レーベルを中心に活動していた模様。

さて、そんな彼らがカヴァーしたのがブロンディの1979年の大ヒット曲「Sunday Girl」だ。
ある程度の年齢の人ならば説明するまでもないね。
ブロンディも知らないっていう若い世代でもわかるように(そういう世代の人が読んで興味深いブログとも思えんが)一応書いておくが、ニュー・ウェイブ初期に圧倒的人気があった女性ヴォーカルのバンドだ。「ハート・オブ・グラス」や「コール・ミー」などの代表曲は世代を超えて色々なBGMとしても使われる事が多い。
ヴォーカルのデボラ(デビー)・ハリーはデヴィッド・クローネンバーグやジョン・ウォーターズ映画に俳優としても出演しているね。
ファミリー・フォーダーはそのものズバリ「Debbie Harry」などという名曲を残しているが、よほど好きだったのかね?
しかし数十行も書いた後でふと思ったんだが、このカヴァーは果たして女性ヴォーカルなのか?全体的に演奏も声も歪ませているから実は不明なんだよね。女性ヴォーカルがいるバンドだからてっきりそうだという先入観があったので、違ってたらバカなヤツだとROCKHURRAHを笑うが良い(←偉そう)。

Screamin’ Sirens / Your Good Girl’s Gonna Go Bad

ウェスタンな格好したモヒカン女がいるガールズ・バンドだったから、てっきりイギリスだろうと思ってたがアメリカだったんだね。
このバンドも同時代にはあまり情報もなかったのでずっと不明のままだが、写真を見る限りではかなり派手で威勢のいい、強そうな雰囲気。

70年代に生まれたパンクがカントリー&ウェスタンやロカビリー、ブルーグラスなどと結びついてカウパンクと呼ばれるようになった。
同じような結びつきのミクスチャー・ミュージックとしてサイコビリー(の一部分)やラスティック・ストンプがあるが、両者の厳密な違いはよくわからん。
本職カントリーやブルーグラスに匹敵する演奏力を持ったバンドもいれば、カントリー・テイストを借用しただけのインチキ音楽もあるが、どちらかと言うと自分では本格派じゃない方をカウパンクと呼んでいた。
個人的にはイカサマっぽい紛い物の方が好きなROCKHURRAHはこの手の音楽が大好きで、当ブログ「荒野の7ビリー」という記事でも特集してるほど。

スクリーミン・サイレンズもそういったカウパンクの部類に入るが、全部がそういう曲調ではないようだ。
後に本格派のカントリー世界で大成するロージー・フローレスやバングルス、ブラッド・オン・ザ・サドルで活躍したアネット Zilinskas(読めん)なども在籍していた模様で、このジャンルとしてはたぶん実力派揃い。
Miiko Watanabeなる日本人らしきベーシストもいたようだ。
このバンドを知ったのはサイコビリー系のオムニバス・アルバム「Revenge Of The Killer Pussies」だったかな?
メテオス、グアナバッツ、キング・カート、Blubbery Hellbelliesといった定番バンドに混じってエイリアン・セックス・フィーンド、ジャズ・ブッチャー、ブリリアント・コーナーズといった別ジャンルのバンドまで入っていて支離滅裂、良き時代だったなあ。

この曲はアメリカの有名なカントリー・シンガーであるタミー・ウィネットのヒット曲が元ネタなんだけど、それを感じさせないくらいにピッタリとスクリーミン・サイレンズ調にアレンジされている。
威勢がよくてやや下品、女数人集まればかしましいの公式通り、にぎやかで元気な音楽性は本当に素晴らしくて気に入っていたもんだ。
マイナーなバンドでYouTubeは一応あったものの、映像がなくて残念。

Dolly Mixture / My Rainbow Valley

ドリー・ミクスチャーは80年代初期にデビューした女性だけの3人組バンドだが、タルラー・ゴシュ(80年代半ば)、へヴンリー(80年代後半)などに受け継がれてゆく「初々しく下手っぴいガールズ・ギター・ポップ」という路線の元祖的存在だと思える。
70年代の女性ロックシンガーではあまり見かけなかった普通のかわいらしいワンピースによる楽器演奏というスタイルの元祖的存在でもあるな。
今では考えられないだろうが、この時代くらいまでは不良娘でないロック少女はかなりの少数派だったんだろうな。

彼女たちのデビューはダムドのキャプテン・センシブルがソロとして奇跡の大ヒットを飛ばしていた時代のバック・コーラス隊としてだった。
メンバーの一人はそのままキャプテンの奥さんになってしまうんだが、そのコネなのか何なのかはわからないが、まんまとレコードを出して後世に名を残す事になった。
「名を残す」などと書いてみたものの、実は同時代にはほとんど無名であり、ヒット曲も特にない状態。
後の時代になって彼女たちよりずっと有名になったミュージシャンの中に「ドリー・ミクスチャーの大ファン」と公言する人が続出、そういう人たちの働きにより再発されたり編集盤が出たりしたわけだ。
セイント・エティエンヌ、小山田圭吾、カジヒデキ、カヒミカリィなどなど、その名前を見ればどういう傾向の人に好かれていたかわかるはずだ。

さて、そのドリー・ミクスチャーがカヴァーしたのが60年代後期イギリスのバンド、ラブ・アフェアーのこの曲。
ラブ・アフェアーは後にモット・ザ・フープルに加入するモーガン・フィッシャーのルーツでもあるバンドだね。
関係ないがROCKHURRAHは大昔に下北沢で働いていた時にモーガン・フィッシャーの接客をした事があり・・・、あ、この話は前にも書いた事があったか。
とにかくモータウンあたりにも通じるような黄金のメロディ・ラインが美しい曲だから、ガールズ・グループがかわいくカヴァーしても全然違和感はないね。

Thee Headcoatees / My Boyfriend’s Learning Karate

1960年代に流行ったガレージ・ビートにパンクのフィルターを通して、よりワイルドに復活させた立役者がビリー・チャイルディッシュだ。
ミルクシェイクス、マイティ・シーザーズ、ヘッドコーツなどなど彼が関わったバンドは実に数多く存在していて、それぞれ少しずつ音楽性は違うんだけど、一貫してるのはラウドで破壊的な部分かな。
時代の流れでそういうガレージ・リヴァイバルというような動きがあったというよりは、色々な名義でレコードをリリースしまくる事によって無理やりブームのような現象に見えてしまうという力技の偉業を成し遂げたようにROCKHURRAHには思える。
パンクもそうだったが、何かが生まれる時にはそういう扇動者が必要って事だね。

そのビリー・チャイルディッシュが90年代に仕掛けたのが女性だけのガールズ・ガレージ・バンドであるヘッドコーティスだ。
その前の時代に三人組のデルモナスというガールズ・バンドがあったのだけど、それの延長線になるのがこのバンド。
バンド風にしてるけど演奏は全てビリー・チャイルディッシュのバンドの方で彼女たちはフロントで歌うだけに過ぎないというようなよくある話。
美女揃いというには語弊があるかも知れないが、とにかくムサい男がやるよりは華があるし、ガレージ・ロックンロールの中では確かに女性の進出率が高いのも事実。
プロデュースを数多くやってるチャイルディッシュだから、自分の手がけた人気ガールズ・バンドというのを捏造してみたくなっても当然だろう。
そんな彼のイメージにピッタリのヘッドコーティスはやる気なさそうな蓮っ葉なヴォーカルとガチャガチャの演奏が見事にマッチしていて、なかなか素晴らしい世界。
ROCKHURRAHの勝手な思い込みではこの手のガールズ・ガレージ・バンドは演奏も大事だが豹柄の水着着用とか、そういう見た目のインパクト勝負のバンドが多いように感じるが、彼女たちはそういう色気とは無縁のクラシカルなルックス、この辺もチャイルディッシュのこだわりなのかもね。

さて、この曲はどうやらオリジナルと言えるのかどうか不明だが、カナダ(?)のチャーリー&チャンという何だかわからんのがもっと前の時代にやってる模様。
タイトルを忘れたが西新宿のVINYLとかで売ってるガレージ系のオムニバス元ネタ集レコードのシリーズがあって、その辺に収録されていたように記憶する。音楽性もよくわからなかったROCKHURRAHたちはよく「エグエグ」と表現していたな。元ネタもYouTubeにあるので聴き比べてもらえればわかるが、これは結構忠実にカヴァーしてる模様。
イントロでは空手チョップでかわらとか木の板を割ってる音のSEが入るし「アチョー」とか「キュー・サカモト」などと意味不明のオリエンタル・ムードが大変にバカっぽいスーパー名曲。むしろヘッドコーティスの方が普通に思えてしまうのが残念。

彼女たちのレパートリーはこの手のジャンルとしては当然だがカヴァー曲が大変に多く、ROCKHURRAHが大好きなベルギーのプラスティック・ベルトランのカヴァーとかもやっている。昔のガレージとかだけのカヴァーじゃないところがいいね。

以上、今日はひとつのバンドが意外と長くなってしまったからたった4つだけなんだが、どの曲も愛聴していたので書く事が出来て嬉しいよ。
・・・の割には「よくわからん」とか「不明」とかの表現が多く、大して詳しくもないバンドを語ってしまったのがバレバレだけどな。知らなくても好きにはなれる、これでいいのだ。
企画倒れの気がしなくもないが、涼しくなればもう少し気力も充実してくると思うので、今後に期待してて下さい。

ではまた来週。

ROCKHURRAH RECORDS残暑見舞い2012

stairway2【これでちょっとは寒気がするかも?(笑)】

SNAKEPIPE WROTE:

いつの間にかお盆も過ぎ、8月も後半に突入だね。
それなのに、この温度と湿度…今年も暑過ぎだよー!
年々夏の時期、外に出るのが嫌になってきている。
ROCKHURRAHもSNAKEPIPEもインドア大好きだから、全然苦痛じゃないんだよね。
近頃はネットスーパーもあるし、本気で外出を控えようと思ったらできる環境だし。
それって引きこもり状態と同じじゃないかな!?(笑)

先日出かけたリンチの個展を鑑賞した後、ムクムクと湧いてきたのが
「絵を描きたい」
という欲求だったんだよね!
リンチの自由な線の動きやモチーフの選択には創造意欲を掻き立てられた。
中学・高校とSNAKEPIPEは美術部だったからね。(笑)
そして何十年ぶりか、で木炭とスケッチブックを購入。
リンチのリトグラフにあった太い線にインスピレーションを得て、鉛筆よりも太くて力強い線で何かを描きたいと考えたからね。
適当に木炭で絵を描いていて急に思いついた。

「今年の残暑見舞いに絵を入れてみよう!」

ROCKHURRAHから「ゴシックホラーっぽい感じが良い」とリクエストされ、出来上がったのが上の死神(?)。
その死神に似合いそうな背景写真もSNAKEPIPE撮影のもの。
なかなかゴシックな雰囲気になったね!
これに似合いそうな言葉ということで、今回はイタリア語にしてみたよ。
なんて書いてあるか読めるかな?
せっかくなのでSNAKEPIPEのサインも付けちゃおう!(笑)
ポストカード用にグラフィックを担当したのがROCKHURRAH。
やっぱりこの手の仕事、上手だなー!
SNAKEPIPEとROCKHURRAHが共同制作での残暑見舞いの完成だね。
ハタから見れば全然残暑見舞いっぽくないところが気に入っているよ。(笑)

これを機会にSNAKEPIPEはまた絵も頑張ってみようと思っている。
傑作ができたらまたご紹介させて頂こうかな。(笑)
夏バテしないように、スタミナつけて秋を待ちたいね!