ビザール・ハット選手権!11回戦

【80年代には帽子をおシャレにかぶるアーティストがいっぱいいたね!】

SNAKEPIPE WROTE:

帽子をかぶる習慣はいつからだっただろう。
それがいつだったのかを忘れてしまうほど、SNAKEPIPEのファッションと帽子は切り離せないアイテムになっている。
あらゆるデザインや様々なカラーの帽子を求めて、いくつもの帽子屋を巡ったものだ。
そのため一時期は100個以上の帽子を所持し、毎日取っ替え引っ替え気分を変えて楽しんでいたものである。
SNAKEPIPEにとっては帽子が第一優先であり、まずは帽子が最初で次にそれに似合う洋服選びをしていたため、一般的な考え方とは違うのかもしれない。
あまりにも帽子が好きで、オリジナリティを求めるあまり、ついには帽子の学校に通って自分のための帽子を作るまでになってしまった!(笑)
この当時の目標は帽子デザイナー。
「なれたらいいな」程度の、夢見るだけの密かな願望ね。
実現させるためには生半可な覚悟では無理だし、技術的な問題も含めて当然ながら向き不向きもあるし、まずはなんといっても売れ筋が作れないとダメなわけで。
そんな現実的な話は全く無視して「デザイナー」などと夢見ていただけだから、かわいいもんだよね。(笑)
今ではもうそんな大それたことを考えることはなくなったけれど、帽子はやっぱり大好き!
外出の度に必ずコーディネートしているのも相変わらずである。

ROCKHURRAHもトレードマークは帽子とサングラスで、必ず帽子を取り入れたファッションにするほどの帽子好きである。
どんな帽子をかぶっているのかは「帽子男世界一決定戦」に書いてあるね。
帽子に対する熱い情熱話はここらへんにして。
今回はそんな大好きな帽子の特集をしてみたい。
ちょっとやそっとのデザインでは驚かない、SNAKEPIPEの腰を抜かす程の帽子はあるのかな?(笑)
ビザールな逸品を探してみたよ!

 大きな口を開けて笑っている初老の女性が大きな帽子をかぶっている。
かなりドレスアップしているようだけど…えっ!
帽子の上に鎮座ましますのは、まさかと思うけどフラミンゴ!
しかもまさしくピンク・フラミンゴ!(笑)
ここまでド派手な鳥を身に着けているのを見るのは、「東村山音頭」の「1丁目」を歌っている時の志村けんの白鳥以来かも?(古過ぎ!)
ところがなんとこの女性は、お笑いでやっているのではなく、ケンタッキーダービーに来ていたお客さんであることが判明。
ケンタッキーダービーとはアメリカクラシック三冠の第1冠として、ケンタッキー州ルイビルにあるチャーチルダウンズ競馬場で行われるレースであるとのこと。
アメリカの数あるレースとしても最高峰のイベントで、知名度も高く観客動員数もかなりのものらしい。
この大会では女性が着飾ってレースを鑑賞するのがならわしとなっているようで、このフラミンゴ以外にも奇抜な帽子を発見することができたんだよね。(笑)
お笑いなのかおシャレなのか不明に感じてしまうような境界ファッションを公式行事で容認する文化があるというのは、羨ましいね!

「あなたと私が夢の国〜
森の小さな教会で結婚式をあげました〜」
ん?チェリッシュの「てんとう虫のサンバ」じゃない?
どうしてこの歌が急に出てきたのかしら?
写真では小さくて判り辛いかもしれないけど、右の写真に「てんとう虫」がいるからなんだよね!(笑)
この女性も上のフラミンゴ・レディと同じくケンタッキーダービーの観客なのよ。
赤いドレスに合わせて、赤と黒の色使いのかぶりものをかぶっているんだけど、これってチューブだよね。(笑)
頭の部分にどうやって装着されているのかは不明なんだけど、良い家柄のレディ達が、こんなに奇天烈な帽子や「かぶりもの」を競うように身に付ける習慣があるなんて素晴らしいよね!
こういう帽子を依頼される帽子デザイナーは楽しいだろうなー!
「このドレスに合った、とにかく奇抜で誰も持ってないものをお願いね!」
なんて言われたら、ワクワクするだろうね。(笑)

続いては帽子デザイナーの登場ね!
上述した帽子を買い漁っていた頃に大好きだったイギリスの帽子デザイナー、スティーブン・ジョーンズが友人のためにデザインしたというのが左のモヒカンタイプの帽子。
正面に人形までくっついちゃって、インパクト大!
この帽子があったら、いつでもモヒカン女に早変わりできる逸品だね!(笑)
これ、欲しいなあ!
それにしても、このモヒカンも帽子と呼ぶのかしら?
調べてみると帽子の定義が「頭にかぶるもの」であるとのこと。
そうしたら例えばカチューシャや髪飾りなど頭に着けるものも広い意味では帽子の範疇になるのかな?
皇室の方などが使われるようなトーク帽やカクテルハットなども、帽子とヘアアクセサリーの中間みたいだしね。
今までよく考えないで使っていた言葉を深く考えるのも興味深いことだよね!

続いてもデザイナーの作品ね。
House of Architectsがデザインしたのが立体を組み合わせた帽子!
これも上のスティーブン・ジョーンズと同じで、ヘアアクセサリーといっても良い、乗っけるタイプね。 (笑)
高さもあるし、横にもはみ出しているので、外を歩く時には注意が必要だろうね!
何を素材としていて、重量がどれくらいなのかは調べてみたけれど出てこなかった。
そもそもこのデザイナーについての情報がないんだよね。残念!

最後はお笑い系で締めてみようか!(笑)
Costumes of Nashua で扱っているカニ帽子!
$6.99、日本円で約700円で販売されてる商品なんだけど、 SNAKEPIPEが注目したのはカニ帽子よりもマネキンの顔なんだよね。(笑)
ちょっとうつろで、やる気がなさそうな表情なのに、こんなカニ帽子をかぶっているアンバランスさに惹かれてしまう!
「なんでアタシがこんな格好して写真撮られなきゃいけないの」
なんて考えてるように想像しちゃうよ。(笑)
これはマサチューセッツ州にある、レンタルもやってるコスプレ屋さんで、他の商品の紹介の時にはちゃんとそれっぽく見えるモデルさんが着用してる写真が載ってるんだよね。
何故だかこのカニ帽子の時にはうつろなマネキン。(笑)
モデルさん達もかぶりたくなかったのかもしれないね?
それにしても、このカニ帽子、誰がどんな目的で使用するんだろうね?

ビザール・ハット特集は、帽子好きのSNAKEPIPEが「これは!」と思った逸品を選んで紹介してみたよ。
中にはハットのジャンルではないタイプもあったけど、まあいいか。
個性的で、かぶっていても人とかぶらない(プッ!)、あっと目を引くこと間違いなしの派手な帽子は他にもたくさんあったので、また機会があったら特集してみたいと思う。
もしかしたら検索しているSNAKEPIPEが一番楽しんでる企画なのかもしれないけど?(笑)

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