時に忘れられた人々【19】70’s & 80’s愛護週間編1

                   

【おっちゃん、おばちゃんになってしまったデフ・スクールの週末感あふれる名曲】

ROCKHURRAH WROTE:

このシリーズ記事も遂に20回目前まで書いたな。
実際は同じテーマの記事をパート1、パート2みたいに書いてるから20以上は書いてるんだけど、ブログを始めて8年間もよく頑張ったよ。

何の制約もなしに書きたい事を日記のように書く、というスタイルではなくて毎週必ず日曜日に何かのテーマに沿った内容の記事を書く、というのがウチのやり方なので、割と考えたり下調べが必要になってくるからね。毎回、けっこう手間はかかってると思う。
ROCKHURRAHはあまり書いてないけど、自分が書く時以外の週は全てSNAKEPIPEが一人で書いてくれてる。本当に感謝してるよ。

さて、今回思いついたのが一週間の曜日がタイトルについた歌特集というもの。言うまでもなく2014年にROCKHURRAHが鳴り物入りで始めた新企画のくせに、まだたった4回しか書いてない「ロックンロール世界紀行」と着眼点はほぼ同じ。世界の国名や地名がついた曲の代わりに曜日がついた曲についていいかげんなコメントをつけるだけという安易な発想で書いてみようと思う。ん?もういいかげん飽きた?

このブログでは相変わらずだが、70年代80年代のパンクとかニュー・ウェイブ限定でずっとやってきたので今回も古いものを思い出してみよう。

70〜80年代のパンク、ニュー・ウェイブ限定だから案外範囲は狭いぞ。決して誰でも思いつくような「Sunday Morning」とか「ビューティフル・サンデー( 田中星児)」などはここでは取り上げない方針。

そんな頑固一徹なROCKHURRAHが選んだのがこれ、シャム69の1978年に発表された代表曲シングル「If The Kids Are United」のB面である「Sunday Morning Nightmare」だ。

シャム69はピストルズやクラッシュよりも少しだけデビューが遅れたが、熱血漢ジミー・パーシィの男気のある力強い歌で多くのパンクスに愛された素晴らしいバンドだ。特に80年代に盛んだったOi!、スキンズと呼ばれたようなバンド達の元祖的な存在として有名。

この曲は2ndアルバム「That’s Life」にも収録されているが、曲と曲の間に全て日常の会話や雑音のようなものが入っている一種のコンセプト・アルバムだったな。今は波形編集ソフトで簡単にフェイド・インなど出来るが、まだカセットテープの時代だと全部の曲の切れ間がないタイプのレコードは一曲だけ録音するのが大変だったという思い出がある。頭出し出来るのが当たり前の現代とは大違いだったな。
そんな個人的な話はどうでも良かったか。
この曲もシャム69らしいエネルギッシュで粗野な魅力にあふれているが、日曜の朝に悪夢を見るとは、彼らに安息はあるのか?

月曜日を歌った曲の80年代三大ヒットと言えば「哀愁のマンデイ(ブームタウン・ラッツ)」「マニック・マンデー(バングルス)」とニュー・オーダーのこの曲がすぐに思い浮かぶ。なぜか月曜日は邦題でもマンデー、何でだろうか?

イアン・カーティスが自殺して途方に暮れたジョイ・ディヴィジョンの残りのメンバーだったが、ニュー・オーダーとして再起、見事に方向転換して立ち直った。そのきっかけとなる大ヒット曲が「ブルー・マンデー」だった。これはイアンの死について歌ったシリアスな内容の曲だったが・・・などと見てきたように書いてみたがROCKHURRAHは実は彼らのレコードを一枚も持ってなくて、知ってる曲も数曲のみ。
ジョイ・ディヴィジョンは今でも愛聴しているのに。

何で聴かなかったのか答えは明確で、そこにイアン・カーティスのヴォーカルがなかったからだ。
結局、ROCKHURRAHは曲も歌もヴィジュアル(レコードジャケット)も全て含めての総合的なバンドとしてジョイ・ディヴィジョンを評価していて、イアン・カーティス抜きでは満足出来ないという「ないものねだり」なんだろうな。

この曲は1983年に大ヒットしたが88年にもリミックス盤が出ていて、かなりの長期間に渡ってリスナーの支持を集めた名曲。
しかしニュー・オーダーをぜーんぜん知らない会社員のおっさんでもブルーマンデー症候群などという言葉を使ったりする。この言葉のネーミングの由来がどこからなのか知らないが、自分の後ろでそんな会話が聞こえたら少しビックリしてしまうよ。

火曜日から木曜日まではあまり歌にするような題材がないためかそのタイトルがついた曲が少ない。

ROCKHURRAH自身も火曜日火曜日などと心の中で唱えてみても、「イオンの火曜市」くらいしか思い浮かばない始末。しかもちょっと安いだけでわんさか人が押しかけるからウチは嫌いなんだよね。
うーん、見事にロック的詩情からかけ離れたコメントで申し訳ない。

そんなネタのない曜日である火曜日、パンクやニュー・ウェイブ限定ではやや苦しいが、何とか見つけたのがこの曲。
看板ヴォーカリストだったシェインがアル中ひどすぎてクビになった後のポーグスの曲だね。彼らが全盛期の頃にはシェインの横で笛吹いてるくらいで割と暇そうだったスパイダー・ステイシーがメイン・ヴォーカルとなった後の作品。ポーグスの中で一番チャラチャラしてた奴と勝手に思い込んでるんだが、うーむ、歌は全然良くないなあ。

ニップル・エレクターズもポーグスも大好きなバンドだったが、シェイン抜きだと全然物足りない。あの歌声と投げやりなパフォーマンスでへべれけなダメ男、シェインだからこそのポーグスだったんだね。
上に書いたイアン・カーティスがいないジョイ・ディヴィジョン=ニュー・オーダーと一緒の感想だな。

今ここではじめて気付いたが、今回のシャム69、ニュー・オーダー、ポーグスの3つとも人気キャラクターだったヴォーカリストがいなくなった状態でしばらくはバンドが存続していた、という偶然が重なったね。
ニュー・オーダーの場合はジョイ・ディヴィジョン時代よりも遥かにヒットしたわけだから、過去にしがみついてたわけじゃないけど。
シャム69なんかはジミー・パーシィが出戻ったとたんに代理のヴォーカリストが追い出され(?)、そちらの方もシャム69を主張しているという、いわゆるまんじゅう屋の「本家・元祖」みたいな争いをしていて、両方ともシャム69を名乗っているらしい。

水曜日も少ないな。ウチはテレビも見ないので特定の曜日に関する習慣みたいなものがほとんどないしな。

我が家で水曜日と言えば週の後半の買い物をする日と決めていて、最近ではイオンではなく西友によく行っている・・・うむむ、ますますロック的詩情とかけ離れてしまったな。
そんな何事もない水曜日を果敢にタイトルにつけて歌ったのがアンダートーンズのこの曲。

アンダートーンズについてはウチのブログでも何回かは登場した事があるが、北アイルランドの出身。
この地は宗教や独立を巡っての紛争が絶えなかった政情不安定なところで、U2の一番の名曲だと個人的には思っている「Sunday Bloody Sunday」でも歌われた血の日曜日事件というのが起こった事などでも有名。

がしかし、そういうシリアスな要素がこのバンドには全然見当たらないところが逆にすごい。ビデオ見てもこれが60年代ではなくパンクの時代のバンドだとは思えないルックス。後の時代のギター・ポップなどに通じる曲調だな。

当初の予定では一週間まるまるひとつの記事にまとめるつもりだったが、案外長くなったので一旦中断としよう。 木曜以降はまた今度ね。
See You Next Week !

2 Comments

  1. ROCKHURRAH

    鳥飼先生、同日に3つもの記事にコメントして頂き、感動しています。
    ありがとうございます。

    ロン・アシュトンのニュー・オーダーの方も懐かしいですね。
    ROCKHURRAHはオーストラリアのレディオ・バードマンの残党とロン・アシュトン、MC5のデニス・トンプソンと共にやっていたNew Raceなども愛聴していました。

    「死と砂時計」はROCKHURRAHだけ読了しました。素晴らしい舞台設定で謎も動機も面白かったです。
    が、SNAKEPIPEがまだなので、もう少ししたら感想を書かせて頂きたいと思います。

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