大人社会科見学—産業科学館—

                   


【鉄を溶かすベッセマー転炉の複製。まるで現代アートだよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

9月の三連休はどこかにお出かけしようと計画していたROCKHURRAHとSNAKEPIPE。
いつも行っている例えば古着屋や材料屋では面白くないので、せっかくならば今まで一度も行ったことのない場所にしよう、ということになった。
3日3晩考え続け、出たアイデアが「千葉県立産業科学館」!
面白いかどうかは行ってみてからのお楽しみ。
ワクワク・ドキドキしながらのお出かけである。

予想していたよりも大きく立派な建物だな、が第一の感想。
しかも「県立」だったとは!
入場料を払うより前に「サイエンスドームギャラリー」というブースで「不思議な視覚の世界」が開催されていた。
ここではホログラムやだまし絵、凹凸を利用した錯覚など、様々な視覚の実験作品があり、結構面白い。
えっ、ここまでは無料で入れるの?
さすが、やるね!千葉県!(笑)

少し歩くとチケット販売カウンターがあり、聞いてびっくり入場料は300円!
再入場も可、というなんとも親切な科学館である。
2階からどうぞ、の案内の前にドドーンと巨大な鉄の塊がっ!
どうやら千葉県内で実際に使われていた水力発電の装置らしい。
こんなカッコいい鉄が展示してあるなんて、と期待で胸がいっぱいになるSNAKEPIPE。
そして2階の「現代産業の歴史」のコーナーに向かう。

まずはその入り口のオブジェが素晴らしい!
鉄、ステンレス(?)、ボルトやナットなどを使った現代アートである。
色彩も鮮やかで、ウチに持って帰ってドアにしたい逸品!
どうして美術館じゃなくて産業科学館にあるんだろう?

「現代産業の歴史」は発電所やコンビナート、鉄や石油について詳しく説明されているブースで、SNAKEPIPEがよだれを垂らしそうになるほど大好きなジャンルである。
こんな三連休中にわざわざ産業科学館に出向く人も少なかったらしく、なんと会場にいるのはROCKHURAHとSNAKEPIPEの二人だけ!
係員もいないし、まさにここはパラダイス!(笑)
「ひー、カッコいい!」
「鉄の塊、欲しい!」
などと奇声を発しながら思う存分鑑賞することができたのである。

例えば「ご家庭に電気が届くまで」のような詳しい、本当の意味で勉強になるような説明ももちろん興味深かったけれど、やっぱり目を引くのは完璧な縮尺で複製された鉄を加工するための機械や送電線の断面(実物)など。
断面図にいたってはまるでマンデルブロ集合の図のよう!
これってほとんどアートの領域!
科学と数学と美術の融合ねっ!
先日の「ターナー賞の歩み展」に行った時よりもグッと迫ってくるものがあるのはやっぱりインダストリアル好きだから?(笑)
できればそのままずっとこの空間で過ごしたい、とまで思ったSNAKEPIPEであったが、まだ1階の展示があるのよね。

1階のブースは「先端技術について」と「科学を体験する」コーナー。
科学の体験、とはいっても子供向けの内容なので磁力や圧力を使ってこんなことができますよ、みたいな内容。
印象に残っているのは「無限の部屋」という仕切りを下からくぐって入る三角形の空間。
これはいわゆる乱歩の「鏡地獄」状態で、鏡の中の鏡、と永遠に続く世界。
この鏡のインスタレーションは草間彌生の展覧会でも何度か経験したことがあるけれど、いつでも不思議な感覚にさせられる。
今回はROCKHURRAHと二人だけで体験できたので、
「こんな角度から自分を見たのは初めて!」
「どこまでも続いてて面白ーい!」
などと口々に感想を言いながら楽しんだ。
二人共すっかり子供に戻ったようである。(笑)

300円でこんなにお得感を持つのも珍しい。
二人とも大満足である。
インダストリアル好き、工場系、鋼鉄系が好きな方には是非お勧め!
また社会科見学しようね、と約束したROCKHURRAHとSNAKEPIPEであった。

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