SNAKEPIPE MUSEUM #30 David Altmejd

                   

【どの角度から観ても面白い!独特の美学を感じる作品】

SNAKEPIPE WROTE:

興味を感じるような展覧会情報を調べていたけれど、特に何もない時にはお決まりのアート検索。
美術館に行かなくても、ネットで作品を鑑賞するのも楽しいからね!
日本で開催される展覧会は、世界中のアーティストのほんの一部を紹介しているだけだろうし?
まだまだ未知の、ワクワクさせてくれるようなアーティストがいるはず!
今回こんなSNAKEPIPEの期待に応えてくれたのは、カナダ出身のDavid Altmejdだった。

デヴィッドは読めるけど、Altmejdは?
どうやらアルトメジョと読むらしいね。
デイビット・アルトメジョ、と書いてある記事を見つけたので、表記をこれで統一してみようか。
デヴィッド、も違ってたみたいだし。(笑)

デイビット・アルトメジョは1974年カナダのケベック州生まれ。
ケベック州だけは公用語がフランス語なんだよね。
そのためデイビット・アルトメジョに関する記事もほとんどがフランス語で書いてあって読めないの。(笑)
現在フランス語を勉強中の、長年来の友人Mに翻訳頼もうかと思ったくらいだよ!
少ない情報の中から分かったのは、ケベック大学モントリオール校とコロンビア大学を卒業していること。
2003年にイスタンブール・ビエンナーレ
2004年にホイットニー・バイエニアル
2007年にはカナダ代表としてベニス・ビエンナーレに出品したことくらいかな?(笑)

デイビット・アルトメジョは下着、プラスチック製の花、安物アクセサリーなどの様々なアイテムを使用して彫刻作品を制作する。
その寄せ集めた素材も要因なのかもしれないけれど、アルトメジョの作品は、まるで異常者が犯行の戦利品を自慢気に飾っているような雰囲気を持っているように感じてしまうんだよね。
その独特の美学に惹かれてしまうSNAKEPIPEだよ!(笑)

毎週末毎に楽しみに鑑賞していた「ブレイキング・バッド」を鑑賞し終えてしまったので、次に鑑賞しているのがドラマ「ハンニバル」である。
上のアルトメジョの作品(The Vessel 2011年)が、まさに「ハンニバル」で観たばかりの殺人現場に似ていてびっくり!
もちろんアルトメジョのほうが早いんだけど、アート作品と殺人現場が「似て蝶」っていうのもすごい話だよね?
そんなところからも前述したような「犯行の戦利品」と感じてしまったのかもしれないよね。

左の画像は「Untitled 3 (Rabbit Holes)  」2013年の作品である。
どうして「Rabbit Holes」というタイトルにしているのかは調べられなかったよ。
直訳すると「うさぎの穴」だよね?
人間の頭部だけが転がされ、顔面部分にはぽっかりと穴が開いている。
もし、これが美術館の中ではなくて、散歩中に出会った光景だったら?
かなり怖いだろうね!
「Rabbit Holes」はシリーズ化されていて、アルトメジョはたくさん作品を制作しているんだよね。
テーブルの上に乗っているのは「Untitled 6 (Rabbit Holes)  」で、こちらも2013年の作品とのこと。
顔面部分がくりぬかれた頭部と、完全に真っ二つになった断面だね。
この作品を観て思い出したのが、東京国際フォーラムで観た「人体の不思議展」。
あれは本物の人体が展示してあったけど、グロテスクには感じなかった。アルトメジョの作品のほうが生々しくみえてしまうよ。

顔付きの作品もあるんだよね。
左の画像は「Untitled」は 2011年の作品である。
人間の頭部が逆さになっている…おや?
逆さにも見えるし、そのままでも顔になっているんじゃない?
子供の頃に人の顔を逆さから見て、別人の顔に見えて大笑いしたことを思い出す。
この作品はそんな他愛もないアイデアから生まれた物なのか?
はたまた異常犯罪者っぽく、頭をこんな感じで飾ってみたあとからオマケみたいに白い粘土を貼り付けて遊んでみたのか。
アルトメジョの作品は、鑑賞する側のイマジネーションも沸かせてくれるね。


アルトメジョは素材に鏡や鉄を使用することも多いようで、上の作品「The  Eyes」は先に紹介した「人体の不思議展」のような異常者系作品とはまるで違う性質の作品に見えるよね。
「The  Eyes」は2008年の作品だというので、こちらの制作時期のほうが早いんだね。
この作品は11☓18フィートとのことなので、約3.35m☓5.48mの大型作品なんだね。
金属的な冷たい光が反射する、インダストリアルな作品も素晴らしいよね!
金属と人体系のコラボ作品もあるようで、アルトメジョの世界を実際に観てみたいなあ。

2014年10月10日〜2015年2月1日の会期でパリ市立近代美術館でアルトメジョの回顧展を開催していた模様。
その後3月〜5月にルクセンブルクのMUDAM美術館、6月〜9月にモントリオールのMACM美術館で公開されるとの情報が!
10月からは森美術館で開催、なんてことになったら嬉しいのになあ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です