映画の殿 第81号 宮廷女官チャングムの誓い編 part30


【チャングムのアニメ版?】

SNAKEPIPE WROTE: 

2025年9月に書いた「映画の殿 第76号 トンイ編」は、話数の長さのため鑑賞するのをためらっていたけれど、観始めると夢中になったドラマだった。
「太陽を抱く月」「秘密の扉」「恋慕」などのドラマと同じく朝鮮王朝が舞台で、きらびやかな衣装だったり身分制度や習慣についても知っている世界観だしね!

「トンイ」の監督イ・ビョンフンが、以前に手がけたドラマがU-NEXTで観られることが分かり嬉しくなる。
宮廷女官チャングムの誓い(原題:대장금 2003年)」は、当時の韓国はもちろんのこと日本を含む各国で大人気だったドラマだという。
2003年って今から20年以上も前だよ!(笑)
新しいドラマが次々と配信されている今、そんなに昔のドラマを鑑賞するのはどうかと思いつつ鑑賞する。
「トンイ」が面白かったので、54話の「チャングム」も、すんなり観てしまうに違いないよ。(笑)
あらすじとトレイラーを紹介しよう。

厳しい身分制度の時代に不幸な家庭環境に生まれた主人公チャングム(長今)が、シリーズ前半は宮廷料理人として、後半は女医として活躍し、「大長今(偉大なるチャングム)」の称号をもらうまでの波乱の半生を娯楽性豊かに描いた作品。(テレビ愛知より)

 

 

長いドラマの割にはあっさりしたあらすじだよね。
「トンイ」の時ろ同じテレビ愛知から引用させてもらったよ。
低い身分から成り上がっていく下剋上ストーリーは「トンイ」と似た感じだね。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

主人公チャングムを演じているのは、イ・ヨンエ。
先日「調査官ク・ギョンイ」で観たばかりの女優だね。
「チャングム」の時、32歳くらい?
もっと若い時のドラマだと思っていたので、意外だよ。
チャングムは苦労しながらも、前向きで清廉潔白、努力を惜しまないタイプ。
最初は料理を学び、後には医学を習得する才女なんだよね。
聖人と呼ばれても良いほど、非の打ち所がない。
恨みを晴らすことが目的で始めた勉強も、いつの間にか恨みよりも人助けに重きを置いてしまうほど。
チャングムのイメージを持ったイ・ヨンエが大人気女優になるのも納得。
日本の女優なら吉永小百合の印象が近いかもしれないね。

「トンイ」の時と同じように、「チャングム」も子供時代から話が始まっているんだよね。
画像は少女時代のチャングム。
「チャングム」の子役で驚いたのはセリフの長さ!
暗記した役職名を口頭で答えるテストの時、この子供が本当に覚えて「そらんじて」いたんだよね。
これは大人でも難しかったはずだよ。
そんなに賢い子供なのに、ある一言を発してしまったせいで運命が変わってしまう。
チャングムは一生後悔したに違いないね。

チャングムの母親と父親。
母親は元水刺間の女官、父親は内禁衛の武官だった人物。
宮廷に上がった女性は、全て王様の物となっていることを初めて知ったよ。
そのため宮廷にいる女性は全員未婚者で、王様との間以外に子供を授かることはあり得ないことなんだね。
チャングムの母親と父親は、宮廷を出てから知り合って夫婦になっているため、チャングムが生まれている。
両親が何故宮廷を出ることになったのか、はドラマの肝なので言及しないでおこう。(笑)

「トンイ」の時に王様だったチ・ジニは、「チャングム」では文武両道の内禁衛従事官を演じている。
今でもつい「チョナー」と呼んでしまうね。(笑)
優しさのある正義の人だけれど、堅苦しくなく融通が利くタイプ。
身分の違いなども気にせず、誰とでも親しく接することができる良い人なんだよね。
自らの危険を顧みず、チャングムの応援をする。
「チャングム」は勧善懲悪ドラマなので、良い人はずっと良い人なんだよね。
チ・ジニはこの役も似合っていたよ。
馬に乗って疾走するシーンも、本人が実際に乗馬していたようでびっくり。
韓国人俳優の多芸には、いつも驚かされるよ!

水剌間のハン尚宮は、韓国でドラマが放映された時に大人気だったため、急遽ドラマが延長されたんだとか。
ハン尚宮は凛とした雰囲気を持ち、仕事に厳しいけれど、心の内には優しさがある女性。
芯の通ったブレない態度に憧れる視聴者が多かったんだろうね。
チャングムと縁があったことが分かった時、2人が駆け寄るシーンは感動的だったよ!
水剌間とは「スラッカン」と読み、王族の食事を支度する部署のこと。
実際の水剌間は男性がメインで仕事をしていたらしいので、「チャングム」での水剌間は脚色されていたみたいだよ。
水剌間でのシーンでは様々な料理が登場して、朝鮮王朝がバラエティ豊かで、贅沢な食事をしていたことが分かるよ。
美味しそうな料理がたくさんあって、食べてみたくなるね。(笑)

チャングムの母やハン尚宮と同期のチェ尚宮は、悪役キャラだよ!
先にも書いたように「チャングム」は勧善懲悪なので、悪人は完全に悪人なの。(笑)
憎々しげな表情を浮かべ、悪事に手を染める。
悪人というのは、どうしてこんなに知恵が回るのか不思議なほどだよ。(笑)
水剌間での地位だけではなく、悪知恵と財力で一族を守り抜こうとする態度はあっぱれ!
演じていたキョン・ミリは、この後どんな役をやっても「あの悪い女」と言われてしまうだろうね。
強烈な印象を残す役どころだったよ!

チェ尚宮の姪で、子供の頃から料理の天才と言われた水剌間の女官クミョン。
少女時代はチャングムに対して、料理について教えるほど親切だった。
料理を担当する頃になると、あらゆる点でチャングムがライバルになってしまい、少女時代とは違う態度を取るようになる。
女官になりたくなかったクミョンだけれど、チェ一族に生まれてしまった不運により、性格まで変わってしまう。
財力のある家柄に生まれても、幸せとは程遠い人生を歩まざるを得なかったクミョンがかわいそうだったよ。

チャングムの養父母は、夫婦漫才を見ているようで面白かった。
頭の回転が速くお金儲けに目がない養母と、お人好しで宮廷の熟手(料理人)の養父なんだよね。
怒鳴り散らす養母も実は心優しい人物で、孤児になった少女チャングムを哀れに思い育てることにする。
養父母には息子がいたはずだけど、いつの間にか亡くなっていることになっていたよ。
チャングムを実の娘のように大事にする様子は微笑ましかった。
この2人が出てくると場が和むんだよね。
「トンイ」の時には掌楽院のファン・ジュシクとパン・ヨンダルが出てきた時も、笑いがあって楽しかったっけ。
イ・ビョンフン監督は笑いの要素を取り入れるのが上手いね!

上に書いた「トンイ」でファン・ジュシクを演じていイ・ヒドが、「チャングム」では悪役だったのが残念だったよ。
チェ一族の党首チェ・パンスルは宮廷に商品を調達する権利を不正に独占し利益を得ている。
妹であるチェ尚宮と悪事を企み、一族の繁栄と存続を考える。
「トンイ」の時とは大きく役どころが違っていて、笑いの要素は一切なし。
いつも「しかめっ面」だったので、「トンイではいい人なのに」と思いながら見ていたよ。(笑)
イ・ビョンフン監督の作品の常連のようなので、他のドラマではどんな役を演じているのか気になるね。

「チャングム」での王様中宗は、公平でとても良い人だったよ。
史実では「朝鮮王朝で類を見ないほどの優柔不断さ」と言われている王様だったようだけどね。(笑)
ドラマでは決断力があり、無理な命令を指示しない礼儀正しい人物として描かれていた。
味の違いが分かるグルメの一面もあって、素晴らしい王様だったよ。
病弱なところは史実通りだったみたいだね。
チャングムは料理でも医術でも関わることになり、王様の信頼を得ることになる。
宮廷の中とはいえ、ここまで王様に近い存在になることは稀だろうね!

他の人物にもエピソードがあるけれど、ここまでにしておこうかな。
次に書きたかったことは音楽について。
「チャングム」の主題歌「オナラ(来るなら)」がずっと耳に残り、ついには一緒に歌うようになっていたSNAKEPIPE。
一度聴いたら忘れられないはず!

ドラマの中盤あたりで、突然主題歌の別バージョンが流れるようになる。

牧歌的な子供の歌声が、まさかテクノになるとはね。(笑)
テクノ・バージョンがとても気に入ったSNAKEPIPEだよ!

「宮廷女官チャングムの誓い」は「トンイ」と同じようなストーリー展開で、すんなり鑑賞することができた。
良い人悪い人の区別がはっきりしていて、見やすいドラマだったよ。
20年前に大人気だったことはよく分かるね。
イ・ヨンエを主役にした「医女チャングム」制作の報道があったようだけど、まだ撮影も始まっていないようだね。
もしドラマが新作として放映されたら観てみたいと思う。
時代劇の巨匠、イ・ビョンフン監督の他の作品も観てみたいと思ったよ。
これもまた温故知新だね!(笑)

映画の殿 第80号 韓国ドラマ編 part29

20260125 top
【3本のドラマ出演者をROCKHURRAHが集めてくれたよ!】

SNAKEPIPE WROTE:

2026年になってから初の「映画の殿」韓国ドラマ編を書いていこう。
ほぼ毎日何かしらのドラマを鑑賞しているので、定期的に更新しているカテゴリーだよ!
今回は有名俳優が主役を務めているドラマ3本を紹介していこう。
最初はこちら。

調査官ク・ギョンイ(原題:구경이 2021年)」の主演はイ・ヨンエ。
Wikipediaによれば「お嫁さんにしたい女優第1位」や「女優が憧れる女優第1位」として有名なんだね。
ROCKHURRAH RECORDSでは、パク・チャヌク監督の「親切なクムジャさん」を鑑賞していて印象的な役どころだったイ・ヨンエを記憶しているよ。
時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」が出世作で、その時の清楚なイメージとして捉えられているらしい。
「調査官ク・ギョンイ」ではどんな役なんだろう?
あらすじを調べてみよう。

保険調査の仕事を通し、再び事件の世界に足を踏み入れたゲーム中毒の元警察官。
現場に残されたわずかな手がかりを頼りに、恐ろしい連続殺人犯を追い始める。
(Netflixより)

トレイラーはこちら。

清楚なはずのイ・ヨンエが、酒浸りのゲーマーとは!
掃除も怠けてゴミ屋敷に住んでいるなんて驚きだよね。
ネットワークを介して付き合っていたゲーム仲間を自宅に招き入れたところは面白かった。
あらすじには「恐ろしい連続殺人犯」と書かれているけれど、殺人を行う目的が不自然だし、立ち回りがうま過ぎて現実味に欠けていたよ。
犯人役の俳優自体の魅力も乏しく、途中からは惰性で観ていたよ。
イ・ヨンエはハツラツと演技していたのに、残念なドラマだったね。
特出していたのは音楽で、全体的に良かったよ!
TRPPの「Yeah」を載せておこう。

続いてはこちら。
「ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語(原題:서울 자가에 대기업 다니는 김 부장 이야기 2025年)」の主演は、我らがリュ・スンリョン!
映画「サイコキネシス -念力-」やドラマ「ムービング」でお馴染みの俳優だよ。
ROCKHURRAH RECORDSではリュ・スンリョンが出演しているというだけで、鑑賞する目的になるほど大ファンなんだよね!
今回のドラマ「ソウルの家から〜」の原作は小説で漫画化もされた人気作だという。
一体どんな話なんだろうね?

大企業の部長として幸せだった中年男性に訪れた突然の転落劇。
やがて自分自身と向き合うこととなり、彼は真の喜びをもたらすものは何なのかを再発見していく。
(Filmarksより)

簡単なあらすじを読んだだけで、リュ・スンリョンにぴったりの役だと分かるね。
トレイラーを観てみよう。

リュ・スンリョン演じる部長は実社会でも多いんじゃないかな?
実は仕事がイマイチだけど年功序列制度のため役職に就いている上司、いるよね。(笑)
見栄っ張りで上から目線の「俺様」タイプは、社会的な肩書が外れた途端、崩れてしまう。
キム部長は「大企業の部長」という勲章にしがみつくのをやめたから、歩き続けられたんだね。
仲違いしていた人たちとも、最終的には和解していたのは見事だった。
家族のつながりを大事にして、人間的に大きくなったキム部長は感動的だったよ。
リュ・スンリョンの持ち味が存分に発揮されたドラマで、鑑賞できて良かった!

グッドボーイ(原題:굿보이 2025年)」の主役はパク・ポゴム。
ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」や「おつかれさま」で観ている俳優だね!
まっすぐで純粋な役を演じていることが多いイメージだよ。
載せた画像ではボクシング選手の服装をしているね。
どんなストーリーなのか、あらすじを書いてみよう。

11年ぶりに復活した国家代表特別枠での警官採用。
国際大会のメダリスト、彼らは当時英雄だった。
しかし熱い聖火が消えた今、彼らが向き合うのは冷たくみすぼらしい現実。
年金の中断、生活苦、不慮の事故など、厳しい現実が彼らを襲う。
そんな事情を抱えた彼らが凶悪犯罪に立ち向かうべく特殊専門担当チームに結集する。
警察内での冷笑や差別にも屈さず、選手時代の意地と根性と各自の特技を生かし、不正に満ちた事件に挑む。
(Amazonプライムより)

オリンピックでメダルを獲得した選手を警察官として採用するというのは、本当にある話なのかな?
それぞれの特技を生かして敵を倒すというと、漫画の「ワンピース」みたいだよね。
トレイラーを載せてみよう。

パク・ポゴムが殴られて目が腫れてしまっているね。
記事によれば、このドラマのためにボクシングのトレーニングを半年行ったんだとか。
構えやステップなど動きが本物のボクサーに見えたよ!
いくら役とはいえ、殴られ過ぎだったけどね。(笑)
宣伝ポスター左にいるのは「イカゲーム」や「カジノ」などで悪役だったホ・ソンテ。
今回は元レスリングのメダリストで、お人好しの上司役で良い味出してたね!
「グッドボーイ」の見どころはホ・ソンテかな。(笑)
ドラマ中盤頃から、犯人はハッキリしているのに逮捕できない「中だるみ」が続きイマイチな展開だった。
パク・ポゴムのファンにだけオススメのドラマかも。

今回は3本のドラマを特集してみたよ。
ROCKHURRAH RECORDSの一番は「ソウルの家から〜」だね。
ますますリュ・スンリョンのファンになったよ!
「ムービング」の続きはいつ公開されるのか、待ち遠しいね。
ドラマ鑑賞は続くよ!(笑)

映画の殿 第79号 韓国ドラマ編 part28

20251221 top
【「模範タクシー」はシーズン1と2両方の画像を用意してくれたROCKHURRAHに感謝!】

SNAKEPIPE WROTE:

年内最後になる「映画の殿」韓国ドラマ編を書いていこう。
かなり前にリストに入れておいたまま放置されているドラマってあるよね。
そのうち観ようと思いつつ、面白そうなドラマが配信されると優先してしまう。
初めに紹介するのは、ずっとリストにあった作品だよ!
毎回注意書きしているように、記事はドラマの制作順ではなく、鑑賞順なのでよろしくね。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

美男堂の事件手帳(原題:미남당、Cafe Minamdang 2022)」は、ミステリー・コメディドラマとされていたので選んだんだよね。
ここ最近鑑賞していたドラマに笑いの要素が少なかったのが理由だよ!(笑)
韓国ドラマでよく見かける黄色い紙に朱色で文様や文字が記されている符籍(ふせき)をバックに、主要登場人物がポーズを取っているね。
符籍とは、韓国の伝統的なお守りの一種で占い師や僧侶に書いてもらうものらしい。
願いごとや流派などによって種類が違うんだとか。
ドラマの中で占い師を訪ねたり儀式を行うシーンをよく見るので、韓国では日常的に取り入れられていることなのかな。
「美男堂の事件手帳」はどんなストーリーなのか、あらすじを書いてみよう。

「カフェ 美男堂」で客の悩みを解決するニセ男巫(パクス)の「ナム道士」として人気のナム・ハンジュン。
元プロファイラーの彼は、依頼者の問題を解決しようとする中で、仲間と共に危険で奇妙な事件に巻き込まれることになる。
(シネマトゥディより)

トレイラーはこちら。

偽物の男巫を演じているのは「元カレは天才詐欺師 〜38師機動隊〜」や「もうすぐ死にます」などのドラマで主演だったソ・イングク。
鈴をふりながら飛び跳ねたり、歌うようにお教を唱えたりするのが様になっている。
さすがに歌手だね!
赤いパンツ一丁で倒れたり、白目を剥いて失神したり「美男」のイメージとは程遠いコミカルな演技だった。
今まで何本かソ・イングクのドラマを観ているけれど、こんなに笑いを取る役は初めてだよ。
白目のシーンは「熱血司祭」の影響かな?
元プロファイラーなので、観察力に優れ行動予測をするのが得意なことに加え、臨機応変な対応もできる人物。
ハッカーの妹からの正確な情報もあって、占いに訪れた人をぴしゃりと言い当てる男巫になれるんだよね。
SNAKEPIPEは妹の天才ぶりが羨ましかったよ。(笑)

刑事役は「花遊記」や「このエリアのクレイジーX」で知っていたオ・ヨンソ。
今頃になって「トンイ」で粛宗の再婚相手役だったことが分かったよ。
時代劇の衣装だと別人みたいになることもあるからね。(笑)
「美男堂の事件手帳」では、アクションをこなしていたオ・ヨンソ。
格闘に長け、恐れられる役どころなので、気合が入ると風が巻き起こり髪をなびかせる演出が面白かった。
日本のCFで似たようなシーンを見かけたので、「美男堂〜」の影響かなと思ったよ。(笑)
オ・ヨンソの先輩だけど部下として出演しているチョン・マンシクが、いつもの悪役ではなく良い人役なのでびっくり。
ほとんどのドラマで悪い人だったから、いつ裏切るのかとハラハラしながら観ていたよ。
取り越し苦労だったね。(笑)

ミステリーとコメディが融合した面白いドラマだった。
最後はキレイに片付いてスッキリしたよ!

続いては「エマ(原題:애마 2025年)」だよ。
主演は「熱血司祭」で印象的な検事を演じたイ・ハニ。
元ミス・コリアとは思えない男っぷりの良い(?)役だったんだよね。
今年の8月に2人目の出産を終えて、女優復帰したと聞いて驚いてしまう。
全然スタイルが変わっていないんだよね!
ドラマの中でパワー・ヨガのようなポーズを決めていたので、実際にやってるんだろうね。
顔立ちがハッキリしていて、好きな女優だよ!
「エマ」はどんなドラマなのかあらすじを書いてみよう。

1980年代初頭のヒット映画「愛馬夫人」に出演する2人の女優の葛藤を描いたフィクションコメディ。
当時、大物女優だったチョン・ヒランは、作品のクリエイターと意見が合わず、主役の座を失う。
一方、女優の卵シン・ジュエはチュンムロで最も期待のかかる映画「愛馬夫人」の主役に抜擢される。
2人は女優として活躍しながら、華やかな映画業界の裏にある厳しい現実と激しい苦労を味わう。
(Filmarksより)

トレイラーの日本語版が見つからなかったので、韓国版を載せておこう。

「愛馬夫人」というのは、韓国で1980年代に大ヒットした成人映画だという。
1974年に公開された有名なフランス映画、「エマニエル夫人」にインスパイアされているんだね。
「愛馬夫人」は13作までシリーズ化されたというから、その人気ぶりが分かるよね。
載せた画像は1982年の映画(リマスター版)の宣伝みたい。
ドラマ「エマ」にも似たシーンが出てきたね。
「エマ」は当時の映画制作サイドや女性たちの闘いを描いたドラマだった。
「女の裸」で金稼ぎしようとする男や、賄賂代わりに泊りがけの接待を要求する要人たちなど、ズルい男がたくさん登場する。
立ち向かうイ・ハニがカッコ良かったよ!
全6話という短い話数だったけれど、印象に残るドラマだね。

最後は「復讐代行人~模範タクシー~(原題:모범택시)」のシーズン1(2021年)とシーズン2(2023年)だよ!
シーズン1をリアルタイムで鑑賞していた人は、2年待ってシーズン2を観たことになるね。
シーズン2が終わって2年経過しているので、ROCKHURRAH RECORDSは続けて鑑賞できて良かったよ。
「復讐代行人」と最初から書いてあるので、復讐を代理で行うドラマに間違いないはず。
あらすじとトレーラーはこちら。

タクシー会社「ムジゲ(虹)運輸」の社長で犯罪被害者の支援活動を行う「青い鳥財団」代表を務めるチャン・ソンチョルや、同社タクシー運転手キム・ドギらは、犯罪被害者などからの依頼に基づく「復讐代行」を行う裏の顔があった。
一方、検事のカン・ハナは、心神耗弱を理由に減刑された性犯罪者が出所後行方不明になった件で、出所の際乗り込んだ模範タクシーの調査を始める。
そのタクシーはキム・ドギが運転していた。
カン・ハナは法に則って犯罪者を処罰する検事の立場だが、本当の正義に揺れ始める。
また、キム・ドギら復讐代行のメンバーにはそれを行うある理由を抱えていた。
(Wikipediaより)

シーズン1とシーズン2の予告を載せてみたよ。
裁くはずの法に守られて刑が軽くなっていたり、抜け道を利用して刑自体が執行されなかったりする例は多いはず。
「模範タクシー」の裏の顔は弱い者の味方になり、代わりに成敗する組織なんだよね。
どうやら実際に起きた犯罪からヒントを得たストーリーになっているそうで、かなりリアルだよ。
タクシー運転手キム・ドギを演じているのは、「秘密の扉」や「シグナル」で主役を務めたイ・ジェフン。
「模範タクシー」では、普段はポーカー・フェイスで無愛想な人物なのに、復讐の時には変装して別人に成り切るところが秀逸だった。
次は何になりすますのか、と楽しみになっていたほど。(笑)

中でも最もインパクトがあったのが「振り込め詐欺」の回で化けたワン・ダオジーという謎の中国人役!
チンピラ風の派手で少しセンスの悪い服装やアクセサリー、グラデーションのサングラスなども「やり過ぎ」で最高だった。
声や歩き方なども変えて、別人に成り切っていたよ。
そんなワン・ダオジーに淡い恋心を抱く、「振り込め詐欺」のボス、リム女史の強烈さは右に出る者がいないほど!
このキャラクターを超えるのは難しいだろうね。
カニを食べるシーンは、何度観ても笑ってしまう。(笑)
シーズン2にもリム女史が出てきて嬉しかったSNAKEPIPEだよ。

2025年11月からシーズン3が放映されているニュースを知る。
「模範タクシー」の代表はじめ、エンジニアの2人とハッカーの5人は、連帯感があって良いチームなので、続きが観られるのが待ち遠しいよ。
いつの日かNetflixかディズニープラスで配信して欲しいな!
そしてシーズン3の舞台は日本で、竹中直人も出演する情報が入っているよ。
竹中直人なら、リム女史に対抗できるかも!(笑)
楽しみに待っていよう。

今回は3本のドラマを紹介したよ。
「美男堂の事件手帳」と「模範タクシー」は少し雰囲気似ていたね。
オススメはどっちかと聞かれたら「模範タクシー」かな。
最後に「模範タクシー」のオープニング映像を載せて終わりにしよう。
また来年もドラマ鑑賞は続くよ!

映画の殿 第78号 韓国ドラマ編 part27

【4本のドラマの主要人物が勢揃い!】

SNAKEPIPE WROTE:

先月更新したばかりの「映画の殿 韓国ドラマ編」を今月もお届けしよう。
ROCKHURRAH RECORDSは、ほぼ毎日ドラマを鑑賞しているので備忘録として書いているんだよね!
毎回注意書きしているように、記事はドラマの制作順ではなく、鑑賞順なので4649。
※ネタバレしている可能性がありますので未鑑賞の方はご注意ください

最初にご紹介するのは「悪鬼(原題:악귀 2023年)」。
タイトルからしてホラーって分かるよね。
数年前、ホラー映画好きのROCKHURRAHと共に様々なホラー物を連続して鑑賞していた時、悪夢にうなされていたSNAKEPIPEなので、そこまで得意なジャンルではないみたい。
それでも観たいと思ったのは、主演がキム・テリだからなんだよね。
「二十五、二十一(2022年)」の翌年、「ジョンニョン: スター誕生(2024年)」の前に出演していたドラマなので、気になっていたよ。
ポスターの左に写っているのは、名バイプレーヤーのオ・ジョンセ!
今回は脇役ではないみたいだね。

亡くなった父親の遺品を受け取って、悪鬼に取り憑かれた貧しい生まれのク・サニョン。
鬼と神を見ることができる民俗学者ヨム・ヘサンと出会い、悪鬼に関する真実を追いながら、自分が知っていた世界とは全く違う世界と向き合う。
(ディズニープラスより)

トレイラーはこちら。

オ・ジョンセは民俗学者で、とても真面目な役だったよ。
「智異山~君へのシグナル」に引き続き、真っ当な人物を演じていた。
SNAKEPIPEが一番最初にオ・ジョンセを知ったのは「椿の花咲く頃」だったので、あの時のイメージが頭にあるんだろうね。
あらすじにもあるように、父親の遺品を受け取った後、悪鬼に取り憑かれてしまったキム・テリとオ・ジョンセが悪鬼退治をする話だけれど、悪鬼本体は実像として登場しないんだよね。
取り憑かれたキム・テリが悪鬼を演じているんだけど、顔が違うところがさすが。
上のポスターは悪鬼になっているキム・テリなので、笑っているけど怖いよね!
キム・テリの父親役に「エクストリーム・ジョブ」や「悪の心を読む者たち」のチン・ソンギュが出演していた。
チン・ソンギュもSNAKEPIPEが持っているイメージとは違う役が続いている気がするよ。
「悪鬼」は、オカルト的な恐ろしさがあったけれど、キム・テリ目当ての人にはお勧めかな。

次もディズニープラスで配信されている「パイン ならず者たち(原題:파인: 촌뜨기들 2025年)」だよ。
大ファンのリュ・スンリョンが主演と聞いたら見ずにいられない!(笑)
ドラマの概要を調べると、ヨム・ジョンアとキム・ヘス主演の「密輸 1970(原題:밀수 2023年)」に似た感じかもしれないな。
原作はウェブトゥーンで、ユン・テホの「パイン(巴人)」だって。
ユン・テホは「ミセン」の原作者なんだね!
ウェブトゥーンも読んでみたいけれど、日本語版はあるのかな。
では、ドラマ「パイン ならず者たち」のあらすじを書いてみようか。

誰もが貪欲に幸せを追い求めた1970年代の韓国。
とある漁師が海底に、世代を超えて眠り続ける財宝を載せた元王朝の貿易船が沈んでいるのを発見する。
その一部を自宅に持ち帰った所あっという間に沈没船の噂は広がり、勇気ある者だけが危険を冒せば手に入れられると財宝を狙う者が続々と現れる。
その頃、憂鬱な生活から一発逆転を夢見るオ・ヒドンも叔父のオ・グァンソクと手を組み、いち早く財宝を手に入れようと計画するが…。
(Filmarksより)

一攫千金を狙う「ならず者たち」の話なんだね!
トレイラーも観てみよう。

「騙して、奪って、生き残れ」だもんね。
海底に沈む財宝を盗掘するのは至難の業だけど、「ならず者たち」は金になるなら体張って頑張る。
人間の欲望を描いているドラマだったよ。
今回のドラマではリュ・スンリョンの本領発揮とまではいかなかった感じ。
一番印象的だったのはポスター中央にいる、イム・スジョン演じる会長の奥様!
SNAKEPIPEは、この人が一番の「ならず者」だと思ったけどどうだろう?

続いてはNetflixの「おつかれさま(原題:폭싹 속았수다 2025年)」だよ。
このドラマは世界中で人気があり、かなり話題になっていたんだよね。
お気に入り登録したまま、忘れそうになっていたので、ようやくROCKHURRAH RECORDSでも鑑賞することにした。
「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」で好演した「国民の妹」IUと、「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」に出演していた「国民の彼氏」パク・ボゴムが主演なんだよね。
「国民の〜」と呼ばれる2人がダブル主演だもん、ヒット間違いなしじゃない?

済州島に生きる気丈な少女と誠実な少年。
挫折と成功を繰り返し生きていくふたりの人生の物語は、世代を超えても続いていく力が愛にはあると教えてくれる。
(Netflixより)

ジャンルはヒューマン・ドラマなんだけど、あらすじは随分あっさりしてるよね。
トレイラーも観てみようか。

IUとパク・ボゴムが演じる時代と、二人が中年になって俳優が変わる時代が交差してドラマが進行する。
他の俳優はメイクなどで歳を重ねていく様子を同じ人が演じていたのに、主役2人だけは俳優がチェンジする。
子供時代と若い頃のエピソードが良かったね!
パク・ボゴム演じる一途で純真なグァンシクの愛情にびっくりだよ。
世の中の男性が自分より奥さんや子供優先の人ばかりなら、家庭円満だろうね?
パク・ボゴムは「恋のスケッチ」でも純真な役だったっけ。
「GO!」の掛け声を合図にして、子作りに励むシーンに笑ってしまった。(笑)
笑いあり涙ありの、まさしくヒューマン・ドラマで、高評価なのも納得だね!

最後はディズニープラスの「ナインパズル(原題:나인 퍼즐 2025年)」。
今回は4本特集して、そのうちの3本がディズニーだったんだね。
ROCKHURRAH RECORDSの環境なのかもしれないけど、ディズニーは字幕がズレたり消えたりするのが難点だよ。
皆様はストレスなく鑑賞できているのかな?
ドラマに話を戻すと「ナインパズル」は、「梨泰院クラス」のキム・ダミと「私の解放日誌」や「カジノ」のソン・ソックが主演のサスペンス。
他にも有名な俳優が大勢出演していて豪華なキャスティングだよ!

ある日、男が殺害され、現場にはパズルのピースが残されていた。
第一発見者は姪のユン・イナ。
事件を担当した刑事キム・ハンセムは、イナを容疑者として追っていたが、真相はわからぬまま未解決事件となる。
そして10年後、イナはその並外れた観察力で犯人の心理的動機を暴く天才プロファイラーへと成長していた。
それでもなおハンセムが疑念を捨てられない中、イナの元にある日郵便が届く。
中に入っていたのは、10年前の殺害現場に残されたパズルのピースと完全に一致する、”新たなピース”。
それを合図に連続殺人が始まり、イナとハンセムは再び事件の謎へと引きずり込まれていく――。
(ディズニープラスより)

タイトル通り9つのパズルで話が展開するだろうと予想できるよね。
トレイラーはこちら。

キム・ダミは、またしても裕福な家に生まれた天才的な頭脳を持つ役なんだよね。
プロファイラーになったせいか、殺人現場に足を運んでも全く動揺せず表情を変えない。
少女時代に殺人現場の第一発見者になってしまったため、感覚が鈍麻したという設定なのかもしれないけど、どんな時でもへっちゃらな顔をしているキム・ダミに違和感があったよ。
大物俳優がチョイ役で登場していて、もったいない感じ。
この人たちの出演料だけで莫大だったんじゃなかろうか?(笑)
気になったのはキーになっている不気味な絵のパズル。
調べてみると1995年生まれの연여인(Yeon Yeoin)というビジュアル・アーティストの手によるものらしい。
本人のサイトで、シュールでダークな作品を観ることができるよ!
とても好きなタイプのアーティストを知ることができて嬉しい。(笑)
狂気を孕んでいた犯人の部屋のデザインも연여인(Yeon Yeoin)が手掛けたのかなあ。
ドラマ全体はイマイチだったけれど、パズルの絵と犯人の部屋が気に入ったSNAKEPIPEだよ!

今回はホラー、アクション・クライム、ヒューマン・ドラマ、サスペンスとジャンルが違う4本のドラマを紹介したよ。
一番お勧めなのは「おつかれさま」かな。
キム・テリやリュ・スンリョンは、次回作に期待だね!